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2018年 08月 24日

月曜社10月上旬新刊:AYUO(高橋鮎生)『OUTSIDE SOCIETY(アウトサイド・ソサエティ)』

2018年9月18日→10月1日取次搬入予定 *芸術/音楽

OUTSIDE SOCIETY(ヨミ:アウトサイド・ソサエティ)――あるサイケデリック・ボーイの音楽遍歴
AYUO(高橋鮎生)著
月曜社 2018年9月 本体2,000円 46判[天地190mm×左右130mm×束14mm]並製264頁 
ISBN:978-4-86503-064-8 C0073 重量:300g 装幀:軸原ヨウスケ

アマゾン・ジャパンで予約受付中

横尾忠則氏推薦!「60年~70年代、ニューヨークに滞在中、この年少の友人とよくロックコンサートに行った。まだ小学生の低学年だったが、その知識は専門家顔負け。AYUO君の才能に恐いものを感じていたぼくは、狂人にならないかと心配したが、彼の理性が彼を天才音楽家に変身させた」。熱かったLate 60’sのニューヨークで少年期をすごし、80年代の東京でデビューして以来たゆみなく先進的に活動し、ニッポンという社会の外側(OUTSIDE SOCIETY)で葛藤しつづけるミュージシャンの「失われた時を求めて」。

主な登場人物:テリー・ライリー/ジョン・ケージ/マルセル・デュシャン/ホーレス・シルヴァー/横尾忠則/寺山修司/勅使河原宏/篠山紀信/高橋睦郎/小澤征爾/三島由紀夫/ピーター・ヤロー/マイルス・ディヴィス/アンディ・ウォーホル/高橋悠治/小杉武久/スティーヴ・レイシー/間章/坂本龍一/灰野敬二/モーガン・フィッシャー/ムーンライダーズ/ジョン・ゾーン/デヴィッド・ロード/ピーター・ハミル/沢井一恵/太田裕美/EPO/スズキコージ/ジョン・ケール⋯⋯

Ayuo(高橋鮎生[アユオ:たかはし・あゆお]):1960年生まれ。ミュージシャン(作詞・作曲家、ヴォーカル、ギター、ブズーキなど撥弦楽器奏者)。3歳からヨーロッパ各国、6歳から15歳までニューヨークで生活し、数多くの音楽家や文化人と交流する。1960年代のサイケデリック文化に触れ、70年代末に東京で本格的に音楽活動を開始。1984年にエピック・ソニーよりレコードデビューする。ピーター・ハミルやジョン・ゾーンなど数多くのミュージシャンと共演する。実父は、音楽家の高橋悠治氏。

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目次:

1:一番最初の記憶/ 3 歳、ベルリン行きの飛行機/ケネディー暗殺/ニューヨークへ
2:ビートルズ/リズムとサウンド
3:1960年代後半のニューヨーク/母の芸術家の友人たち(横尾忠則、寺山修司、勅使河原宏、篠山紀信、高橋睦郎など)/フィルモア・イースト/エレクトリック・サーカス/テリー・ライリー/ジョン・ケージとマルセル・デュシャン/リヴィング・シアター/ホーレス・シルヴァー/ジョアン・ジルベルト/セロニアス・モンク/マディー・ウォーターズ
4:ギターを習い始める/ 1968年=変動の年/両親の離婚/サイケデリック・ロック/詩を書き始める/オープン・チューニング・ギター
5:母の再婚/ジェスロ・タル/テン・イヤーズ・アフター/アリス・クーパー/エマーソン・レイク・アンド・パーマー/ピンク・フロイド/フェアポート・コンヴェンション/アース・ウインド・アンド・ファイアー/スティリー・ダン/ザ・フーなど
6:中学生になる/小説を書き朗読する/ジェネシスのピーター・ゲイブリエル/役者のデヴィッド/実験映画祭/ストローブス
7:僕が通った中学校/中世ヨーロッパ史の勉強/生徒自身で考えさせる教育方法/近所のイタリア系学校
8:家庭生活の崩壊/ 1975年、ニューヨークを去る
9:東京に到着/父、高橋悠治/義母カレン/横浜インターナショナル・スクール入学
10:父のレコーディング/小杉武久/スティーヴ・レイシー/間章/坂本龍一との出会い/ヨーロッパ中世音楽/スティーライ・スパン
11:高校生活/友人たち/大麻/LSD/ジェネシス『The Lamb Lies Down On Broadway』
12:1978年、父との別居/高校中退/ 70年代末の音楽活動/灰野敬二/吉祥寺マイナー/京大西部講堂でのライブ/アーント・サリー
13:80年代はじめの河原淳一、向井千恵、鈴木健雄、西村拓也たちとの演奏活動/関西ツアー
14:1983年、レコード・デビューが決まる/アルバム『カルミナ』/コミュニケーションが成立しない取材/モーガン・フィッシャー/ムーンライダーズ
15:1984年、MIDIレコードとの契約
16:アルバム『サイレント・フィルム』/誤解だらけのプロモーション/アルバム『メモリー・シアター』
17:1986年夏、イギリスでの録音に出発/ニューヨークに立ち寄る/ジョン・ゾーン/ルー・リード/ロンドン到着/ AMM /デヴィッド・ロード/フェアポート・コンヴェンションのライブ/写真家リチャード・ホートン/スティーライ・スパンとルネッサンスのコンサート/クレサント・スタジオでの録音/デイヴ・マタックス/マディー・プライアー/ピーター・ナイト
18:ピーター・ハミルとの出会い/ハミル宅訪問/ピーター・ハミルへのインタビュー
19:アルバム『Nova Carmine』完成/スティーヴ・マリオットのライブ
20:様々なトラブル/ノイローゼ状態での多産な創作
21:1987年、沢井一恵のアルバム『目と目』のプロデュース/デヴィッド・ロード再び/太田裕美/ピーター・ハミル、ガイ・エヴァンスとサラ・ジェーン・モリス/ジェームス・ワレン
22:1990年代から現在まで


1970年前後に見たロック・コンサート
キンクス
ホークウィンド
YES
1950年代~60年代前半の東京と僕の母
勅使河原宏とアンディ・ウォーホル 小学校5年生のころの思い出
僕が通っていたニューヨークの学校
1983年の冬
End of Earth


サイケデリックとは何か?
三島由紀夫
横尾忠則とサイケデリズム
ジョン・ケールとのインタビュー2001年
タジマハ-ル旅行団
ジョニ・ミッチェル
イラン古典音楽と僕の義父のマンスール
カール・ユング
フォーク・ソサイエティー
音楽と神話
時空を超えて
リズムについて
話す言葉のリズムがそれを話す人のリズム感に影響を与えている 英語詞と日本語詞の違い
横尾忠則とデヴィッド・リンチ 故郷は創造の源泉


Outside Society(国を持たない人々)
Acknowledgments
Discography
月曜社10月上旬新刊:AYUO(高橋鮎生)『OUTSIDE SOCIETY(アウトサイド・ソサエティ)』_a0018105_15314926.jpg

同書は9月18日取次搬入の予定でしたが、日本出版取次協会・書籍進行委員会の主導による業量平準化の影響により、10月1日に取次搬入となりました。書店さんでの店頭発売は、10月3日より順次開始となる見込みです。どうぞよろしくお願いいたします。
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by urag | 2018-08-24 11:41 | 近刊情報 | Comments(0)


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