イギリスのマルクス主義歴史学者アイザック・ドイッチャー(Isaac Deutscher, 1907-1967)とその伴侶タマラ(Tamara Deutscher, 1913-1990)を記念し、英語圏で出版されたマルクスおよびマルクス主義をめぐる革新的な研究に対して毎年贈られる「
ドイッチャー賞(the Deutscher Memorial Prize) 」の受賞作(1969-2017)の訳書をまとめてみました。記載のない年は訳書がないか受賞なしの場合です。研究者の名前だけ記載しているのは、受賞作が翻訳されていないものの、他の著作や編書の訳書がある場合です。2018年はマルクス生誕200周年ですので、ブックフェアやコーナーづくりのご参考になれば幸いです。
2015年 タマシ・クラウス
2013年 グローバル資本主義の形成と現在:いかにアメリカは、世界的覇権を構築してきたか レオ・パニッチ/サム・ギンディン著、長原豊監訳、芳賀健一/沖公祐訳、作品社、2018年
2010年 資本の「謎」:世界金融恐慌と21世紀資本主義 デヴィッド・ハーヴェイ著、森田成也ほか訳、作品社、2012年
2009年
ベン・ファイン
2003年 近代国家体系の形成:ウェストファリアの神話 ベンノ・テシィケ著、君塚直隆訳、桜井書店、2008年
1999年 カール・マルクスの生涯 フランシス・ウィーン著、田口俊樹訳、朝日新聞社、2002年
1997年 ロビン・ブラックバーン
1996年 ドナルド・サスーン
1995年 20世紀の歴史:極端な時代(上下) エリック・ホブズボーム著、河合秀和訳、三省堂、1996年
20世紀の歴史:両極端の時代(上) エリック・ホブズボーム著、大井由紀訳、ちくま学芸文庫、2018年6月7日発売予定
1994年 市民社会の帝国 : 近代世界システムの解明 J・ローゼンバーグ著、渡辺雅男/渡辺景子訳、桜井書店、2008年
1993年 ハーヴェイ・J・ケイ
1992年 必要の理論 L・ドイヨル/I・ゴフ著、遠藤環/神島裕子訳、勁草書房、2014年
1991年 要塞都市LA マイク・デイヴィス著、村山敏勝/日比野啓訳、青土社、2001年;増補新版2008年
1990年
A・J・メイア
1989年 美のイデオロギー テリー・イーグルトン著、鈴木聡ほか訳、紀伊國屋書店、1996年
1988年 ボリス・カガルリツキー
1986年 エレン・メイクシンス・ウッド
1985年 所有と進歩:ブレナー論争 ロバート・ブレナー著、山家歩/田崎愼吾/沖公祐訳、日本経済評論社、2013年
1984年 失われた美学:マルクスとアヴァンギャルド マーガレット・A・ローズ著、長田謙一ほか訳、法政大学出版局、1992年
1980年 現代資本主義の論理:対立抗争とインフレーション ボブ・ローソン著、藤川昌弘ほか訳、新地書房、1983年
1979年 G・A・コーエン
1977年 S・S・プロウアー
1976年 社会化と政治体制:東欧社会主義のダイナミズム W・ブルス著、大津定美訳、新評論、1982年
1975年 M・リーブマン
1974年 イスラームと資本主義 M・ロダンソン著、山内昶訳、岩波現代選書、1978年;岩波現代選書特装版、1998年
1972年 A・ギャンブル/P・ウォルトン
1970年 マルクスの疎外理論 I・メサーロシュ(イシュトヴァン・メーサロシュとも)著、三階徹/湯川新訳、啓隆閣、 1972年;再版1975年
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