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2018年 03月 16日

4月末発売予定新刊:『表象12:展示空間のシアトリカリティ』

2018年4月23日取次搬入 *人文/芸術/現代思想

表象12:展示空間のシアトリカリティ
表象文化論学会=発行 月曜社=発売
本体:2,000円、A5判並製304頁 ISBN978-4-86503-062-4

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

近年の映像技術やメディア環境の発展に伴い、ダンスやパフォーマンスの身体表現をどのように作品として収蔵し展示するかという問題意識がますます高まってきている。特集では、美術館における身体表現のアーカイブ化、新たな観客の身体経験の登場といった、美術と舞台芸術を横断する諸問題の検討を通して、パフォーマンスと展示の現在をめぐって多角的に論じる。また、亀山郁夫、東浩紀らの白熱するドストエフスキー座談会を特別掲載。

目次:
◆巻頭言「二一世紀の文学部」佐藤良明
◆特集「展示空間のシアトリカリティ」
共同討議「越境するパフォーマンス──美術館と劇場の狭間で」加治屋健司+門林岳史+中島那奈子+三輪健仁+星野太
「ブラストセオリー──都市と記憶を斜めに横断する」住友文彦
「演劇性の拡張──演劇と現代アートの交錯をめぐって」相馬千秋
「インスタレーションの政治学」ボリス・グロイス|星野太+石川達紘訳
◆特別掲載
座談会「ドストエフスキーの現在をめぐって──テロル、キャラクター、家族の哲学」東浩紀+亀山郁夫+乗松亨平+番場俊
◆論文
「近代運動」のパリンプセスト──《トッレ・ヴェラスカ》とエルネスト・ロジャースの建築論」鯖江秀樹
「水晶とカテドラル──ヴィオレ゠ル゠デュクの構造概念」後藤武
「演奏する映画/歌い終えるオペラ──一九一〇~二〇年代のシェーンベルクの舞台作品と映画との関係」白井史人
「環境芸術以後の日本美術における音響技術──一九七〇年代前半の美共闘世代を中心に」金子智太郎
「梶井基次郎の歩行──「路上」における空漠の美と抵抗」坂口周
「のらくろは口笛を吹かない?──昭和戦前・戦中期の子供向け物語漫画における口の表現」宮本大人
「グランド・ナラティヴの誘惑──人新世、新たなエポックへの批判的介入に向けて」飯田麻結
◆書評
「修辞学的崇高の新しい地平──星野太『崇高の修辞学』書評」谷川渥
「ユートピア建築家の夢と革命都市──小澤京子『ユートピア都市の書法──クロード゠ニコラ・ルドゥの建築思想』書評」大橋完太郎
「過去に触れる、身振りをなぞる──田中純『歴史の地震計──アビ・ヴァールブルク『ムネモシュネ・アトラス』論』書評」岡本源太
「「これは比喩ではない」──高村峰生『触れることのモダニティ──ロレンス、スティーグリッツ、ベンヤミン、メルロ=ポンティ』書評」三原芳秋
「「文化史」への挑戦──井戸美里『戦国期風俗図の文化史──吉川・毛利氏と「月次風俗図屏風』書評」斉藤研一
「モダニズム美術の危うさ──利根川由奈『ルネ・マグリット──国家を背負わされた画家』書評」香川檀
「網膜と表象──増田展大『科学者の網膜──身体をめぐる映像技術論 一八八〇―一九一〇』書評」大久保遼
「変貌するペルソナ──北村匡平『スター女優の文化社会学──戦後日本が欲望した聖女と魔女』書評」河野真理江
「特攻隊表象を「食い破る」ものたちのために──中村秀之『特攻隊映画の系譜学──敗戦日本の哀悼劇』書評」田中純
「その子はいかにして救われたのか──岡田温司『映画とキリスト』書評」森元庸介
「アニメーション表現の「向こう側」を志向する実践の書──土居伸彰『個人的なハーモニー──ノルシュテインと現代アニメーション論』書評」石岡良治
「〈プレイ〉と〈パフォーマンス〉のあいだで──大久保美紀『Exposition de soi à l'époque mobile/liquide(可動的/流動的時代の自己表象)』書評」熊谷謙介



by urag | 2018-03-16 16:12 | 表象文化論学会 | Comments(0)


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