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2017年 03月 28日
弊社出版物でお世話になっている著訳者の皆様のご活躍をご紹介します。 ★星野太さん(著書:『崇高の修辞学』) ★岡本源太さん(著書:『ジョルダーノ・ブルーノの哲学』) 京都の書店「MEDIA SHOP」さんと「Art Critique」誌の櫻井拓さんのご企画により、お二人の対談イベントが実現の運びとなりました。 ◎星野太×岡本源太「ロゴスとアイステーシス――美と崇高の系譜学」 出演:星野太(美学・表象文化論、金沢美術工芸大学講師) 岡本源太(美学、岡山大学准教授) 日時:2017年5月20日(土) 18:30―20:30(開場は18:00) 会場:MEDIA SHOP|gallery(京都市中京区河原町三条下る一筋目東入る大黒町44 VOXビル1F ) 料金:一般1,300円/学生1,000円/メディアショップにて『崇高の修辞学』(3,888円[税込])をご購入のお客様は一律、入場料500円とさせていただきます。 定員:50名、要予約。お申込みはメールにて受け付けております。担当齋藤 mediashop@media-shop.co.jp 企画:MEDIA SHOP/櫻井拓 内容:言葉と感性はどの地点で交差し、或いは訣別するのか。崇高と滑稽、技を隠す技と自然の模倣、系譜と古典、イメージと情念。『崇高の修辞学』の内容を入口に、幾つかのキーワードを切り口として、言葉と感性をめぐる問いを、理論的かつ歴史的な視点から議論していただきます。星野太さん『崇高の修辞学』(月曜社)刊行記念トークイベント。 +++ ★郷原佳以さん(共訳:『ブランショ政治論集』) ★門間広明さん(訳書:ブランショ『謎の男トマ』) 「20世紀文学の読み替え」を目指す論集『〈前衛〉とは何か? 〈後衛〉とは何か?――文学史の虚構と近代性の時間』(塚本昌則・鈴木雅雄編、平凡社、2010年)、『写真と文学――何がイメージの価値を決めるのか』(塚本昌則編、平凡社、2013年)に続く完結篇が刊行されました。郷原さん、門間さんが参加されています。 声と文学――拡張する身体の誘惑 塚本昌則・鈴木雅雄編 平凡社 2017年3月 本体6,200円 A5判上製590頁 ISBN978-4-582-33327-5 目次: 序 あなたはレコード、私は蓄音機――20世紀フランス文学の声の「回帰」|鈴木雅雄 Ⅰ それは誰の声か――語り、身体、沈黙 貸し出される身体――話すことと読むことをめぐって|伊藤亜紗 消えゆく声――ロラン・バルト|桑田光平 セイレーンたちの歌と「語りの声」――ブランショ、カフカ、三人称|郷原佳以 〈操る声〉と〈声の借用〉――ジャリにおける蓄音機、催眠術、テレパシー|合田陽祐 文学――他処から来た声?:ホメロスからヴァレリーへ|ウィリアム・マルクス/内藤真奈訳 Ⅱ 声の不在と現前――歌、証言、フィクション 〈第四の声〉――ヴァレリーの声に関する考察|塚本昌則 シャルロット・デルボ――アウシュヴィッツを「聴く」証人|谷口亜沙子 W島を描写する〈声〉は誰のものか――ペレック『Wあるいは子供の頃の思い出』における証言の問題|塩塚秀一郎 想像し、想像させる声――ベケットとデュラス?|たけだはるか 声は石になった――アンドレ・ブルトン『A音』精読|前之園望 歌声と回想――ルソー、シャトーブリアン、ネルヴァル|野崎歓 Ⅲ 声から立ちあがるもの――叫び、リズム、ささやき 叙情に抗う声――オカール、アルトー、ハイツィックにおける音声的言表主体|熊木淳 例外性の発明――ギー・ドゥボールの声について|門間広明 目で聴く――マラルメと古典人文学の変容|立花史 主体なき口頭性――アンリ・ミショーにおけるリズム|梶田裕 ささやきとしての声〔ヴォワ〕、動詞の形としての態〔ヴォワ〕|ジャクリーヌ・シェニウー=ジャンドロン/中田健太郎訳 Ⅳ 声の創造――霊媒、テレパシー、人工音声 声は聞き逃されねばならない――シュルレアリスムとノイズの潜勢力|鈴木雅雄 心霊主義における声と身元確認――「作家なき作品」の制作の場としての交霊会|橋本一径 人工の声をめぐる幻想――ヴェルヌ、ルーセル、初音ミク|新島進 オートマティスムの声は誰のもの?――ブルトン、幽霊、初音ミク|中田健太郎 フランスにみる録音技術の黎明期――来るべき「音声技術と文学」のために|福田裕大 跋 〈本物〉とは何か|塚本昌則 年表 音響技術と文学|福田裕大編 索引 ![]() +++ ★柿並良佑さん(共訳:サラ-モランス『ソドム』) ★渡名喜庸哲さん(共訳:サラ-モランス『ソドム』) 来月下旬に慶応大学三田キャンパスで行われるバタイユ生誕120年記念国際シンポジウムでご講演されます。 ◎ジョルジュ・バタイユ生誕120年記念国際シンポジウム「神話・共同体・虚構——ジョルジュ・バタイユからジャン=リュック・ナンシーへ」 Le colloque international pour le cent vingtième anniversaire de la naissance de Georges Bataille « Le mythe, la communauté et la fiction : De Georges Bataille à Jean-Luc Nancy » 内容:バタイユ生誕120周年、ナンシーとともに。バタイユの衝撃——生誕120年を迎える今日、バタイユの思想は人文科学、社会科学などの領域でなおも反響してやむことがない。バタイユは二度の大戦、民族殲滅、原爆投下、東西冷戦など20世紀の数々の暴力・災厄の歴史を生きながら、人と人、人と世界の共生に賭けた。ナンシーが『無為の共同体』(1986)によってこの思想を照らし出してから30年が経過するが、人種差別主義、ナショナリズムが新たに猛威を振るう現在、共同体についての問いはその重要性を増すばかりである。神話・共同体・虚構。これらのテーマに果敢に取り組むナンシーとともに、バタイユの思想の新たな意義を考えたい。*なお、ジャン=リュック・ナンシー氏の招聘は平成29年度スーパー・グローバル大学創成支援によるものです。 日時:2017年4月22‐23日 場所:慶應義塾大学・三田キャンパス南校舎ホール ※入場無料、事前予約不要 ※フランス語・日本語(通訳あり) 主催:慶應義塾大学文学部仏文学専攻 共催:慶應義塾大学・藝文学会 お問い合わせ:colloque.bataillenancy@gmail.com 日程: 4月22日(土) 10h 開会の辞 10h30-11h15 大池惣太郎(東京大学 IHS特任助教)「「内的経験」における他者の場所」 11h15-12h 井岡詩子(日本学術振興会 特別研究員)「だれが「虚構」を悦ぶのか?——もうひとつの「アンフォルム」のために」 休憩 14h-14h45 石川学(東京大学 IHS 特任助教)「神話の不在、文学の不在——ジョルジュ・バタイユと消滅の力をめぐって」 14h45-15h30 中川真知子(慶應義塾大学経済学部 専任講師)「ジョルジュ・バタイユの『死者』について——キリスト教・愛・物語」 休憩 15h45-16h30 松本鉄平(慶應義塾大学文学研究科 博士課程)「「個人」をめぐる1940年代のキリスト教思想——J.-L. ナンシーの脱キリスト教的視点から」 16h30-17h30 討議 4月23日(日) 10h-10h45 柿並良佑(山形大学人文社会科学部 専任講師)「人間(オム)なきオマージュ——バタイユとナンシー、思考の身振りと力」 10h45-11h30 福島勲(北九州市立大学文学部 准教授)「「恋人たちの共同体」再考——バタイユの物語作品とナンシーの思考から」 11h30-12h15 渡名喜庸哲(慶應義塾大学商学部 准教授)「エロス、文学、災厄——バタイユ、レヴィナス、ナンシー」 休憩 13h45-14h30 市川崇(慶應義塾大学文学部 教授)「時間、エクリチュール、政治——ジョルジュ・バタイユとジャン=リュック・ナンシー」 14h30-15h15 酒井健(法政大学文学部 教授)「バタイユとナンシーにおけるニーチェの可能性と不可能性——神話の問題系を中心に」 休憩 15h30-17h ジャン=リュック・ナンシー(ストラスブール大学 名誉教授)「心からバタイユを」 17h-18h ラウンドテーブル 18h 閉会の辞 +++
by urag
| 2017-03-28 16:09
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