星野太さんの『
崇高の修辞学』の3刷ができあがりました。シリーズ「古典転生」で3刷に達したのは本書が初めてです。学術書の初版部数や重版部数が年々少なくなるなか、こうして売れていくことはたいへんありがたいことです。なお3刷にあたって新たな修正はありません。また、
代官山蔦屋書店さんでは特別小冊子付の同書の在庫がまだ残っているそうなので、どうぞご利用ください。
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なお同書をめぐっては朝日カルチャーセンターで9月末に、星野さん自身による講義が行われます。リンク先でお申し込みが可能です。
講師:星野 太(金沢美術工芸大学講師)
講座内容:私たちは、「崇高」と聞いてどのようなものを思い浮かべるだろうか。素朴に考えれば、それは私たちの心を厳粛な畏怖によって満たす感情、あるいはそれを引き起こす対象のことだ、とさしあたりは言えるかもしれない。だが、そもそもこの「崇高」という概念は、遡れば古代の修辞家ロンギノスの『崇高論』という書物において論じられ、後に近代の哲学者カントの手により、美学の中心的な概念のひとつとして練り上げられたものである。本講座では、修辞学と美学という二つの分野にまたがるこの概念の歴史的変遷を、理論的な側面も含めて概説していくことにしたい。(講師・記)
日程:2017年9月30日(土)13:30-16:45 9/30 1回
場所:朝日カルチャーセンター新宿教室
受講料(税込):9月(1回) 会員6,048円 一般7,344円
注意事項:途中15分休憩あり。教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
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