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URGT-B(ウラゲツブログ)

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2005年 09月 24日

「無の変奏」より

暗がりであの手が砂時計をさぐった、
そして、砂の粒とともに、流れ落ちてゆく無の影
静かに、いまや聞こえてくる唯一のもの、
聞こえてきて、闇のなかを立ち去らぬもの。


ジュゼッペ・ウンガレッティ「無の変奏」、『ウンガレッティ詩集』所収、河島英昭編訳、小沢書店、1993年刊、143頁。

by urag | 2005-09-24 11:54 | 雑談 | Comments(0)


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