★中井亜佐子さん(共訳:ロイル『デリダと文学』) 一橋大学言語社会研究科の大学院生と教員が中心となって共通のテーマのもと寄稿する(教員による査読付)という、英文の年刊ジャーナル「Correspondence: Hitotsubashi Journal of Arts and Literature」(ISSN2423-9100)が創刊されました。2016年2月刊行の「issue #01」は、「Reconsidering the Nation」特集。編集長・執筆者代表の橋本智弘さんによる「Introduction」に始まり、橋本さんご自身を含む6名の論考が掲載されています。その中のひとつが中井さんによる「The Future of the National University, or the Doglife of Literature」(99-112頁)です。クッツェーの『恥辱』からの引用に始まる本論考は、デリダの『条件なき大学』や「新自由主義時代における〈国立〉大学」を論じつつ、いま文学研究ができることについて問いかけておられます。
また、同号にはChristian Høgsbjergさんの論考「Beyond the Boundary of the Black Atlantic?: C.L.R. James in Imperial Britain」(113-140頁)も掲載されています。HøgsbjergさんはUCL(ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン)のInstitute of the Americasでカリブ史のティーチング・フェローをおつとめで、『大英帝国におけるC・L・R・ジェームズ』(デューク大学出版、2014年、未訳)などの著書があります。