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2015年 02月 19日

3月末発売予定:阿部将伸『存在とロゴス』

2015年3月27日取次搬入予定 *人文・哲学

存在とロゴス――初期ハイデガーにおけるアリストテレス解釈
阿部将伸:著
月曜社 2015年3月 本体3,700円 A5判上製404頁 ISBN978-4-86503-023-5

※ただいまアマゾン・ジャパンで予約受付中※

内容:20世紀後半の西欧哲学と人文諸科学に大きなインパクトを残したハイデガーの〈現前性批判〉とはいかなる思索の格闘であったか。アリストテレス哲学をめぐるハイデガーの大胆かつ緻密な〈現象学的解体〉を丹念に分析し、その知的射程を浮き彫りにする新鋭の挑戦。ギガントマキア(巨人の闘い)をめぐる終わりなき対話と対決! シリーズ「古典転生」第11回配本(本巻10)

目次:
序論 「存在とロゴス」という問題
本論 存在論の解体から構築へ
第一章 「アリストテレスの現象学的解体」とは何か
第二章 日常用語としてのウーシアーの意味射程
第三章 ソピアーとキーネーシスの根源的探究
第四章 「形式的告示」としての根本概念ウーシアー
第五章 「限界画定」から存在論の構築
結論
あとがき
参考文献
事項索引

本文より:たしかにハイデガーは、伝統的存在論が「現前性」や「被制作性」に導かれてきたことを批判する。しかしそれは、そのようなレッテルを貼って斥ければ伝統から逃れられるなどという単純な話ではない。その批判をたえず自ら自身へと向けなければならないことをハイデガー自身が痛烈に自覚していたからである。だからこそ、ハイデガー自身の存在論の背後にはつねにアリストテレス哲学を透かし見ることができる。伝統から逃れられるのは、伝統との対話と対決をそのつど行いつつ、各自が自らの実存を賭して存在論を遂行している合間だけなのである。

著者:阿部将伸(あべ・まさのぶ)1979年生まれ。2002年中央大学法学部法律学科卒業。2013年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。現在、佛教大学などで非常勤講師を勤める。共著書に『哲学をはじめよう』(ナカニシヤ出版、2014年)、『ハイデガー読本』(法政大学出版局、2014年)がある。

by urag | 2015-02-19 12:03 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
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