紀伊國屋じんぶん大賞2015の結果が発表されました。東浩紀さんの『弱いつながり――検索ワードを探す旅』(幻冬舎)が大賞を受賞され、2位は石岡良治さんの『視覚文化「超」講義』(フィルムアート社)、3位は加藤直樹さんの『九月、東京の路上で――1923年関東大震災 ジェノサイドの残響』(ころから)でした。現在、紀伊國屋書店さんの47店舗(上記リンクで詳細をご確認いただけます)で、ブックフェア「紀伊國屋じんぶん大賞 2015────読者と選ぶ人文書ベスト30」が行われています(3月上旬まで)。フェアでは「読者と選んだ人文書ベスト30作品」が並べられ、記念小冊子が無料配布されています。
記念小冊子は、東浩紀さんの大賞受賞コメントと、ベスト30作品の読者推薦コメント、さらに、大澤聡さんと大澤真幸さんの特別対談 「人文と批評の再起動へ────『全体性』と『参照軸』が喪われた時代に」が掲載されています。東さんのコメントとベスト30の読者コメントは上記リンク先でも読めますが、W大澤の対談は小冊子でしか読めませんので、ぜひ入手されてみてください。
また、新宿本店3階では、特別対談を記念した、大澤聡さんと大澤真幸さんによる選書フェア 「『全体性』と『参照軸』が喪われた時代に────2014年の人文書を振り返る」と、東大院生有志による、「現代(いま)と戯れるための人文書」選書フェア「
『現代(いま)』を動かす人文書────東大・研究者のタマゴが選ぶ50冊」が同時開催中とのことです。