先月末に講談社より刊行された、文芸評論家の川村湊さんの最新著『物語の娘―宗瑛を探して』(ISBN4062129582)では、片山廣子さんと芥川龍之介の交流のエピソードが取り上げられ、参考文献に小社刊『燈火節』も記載されています。
本の内容は以下のように紹介されています――「芥川龍之介と松村みね子(片山廣子)、堀辰雄と宗瑛(片山總子)。師と弟子、母と娘との2代にわたる“文学的”な「軽井沢の恋」のゆくえは……。日本の近代、現代文学史において特異な閨秀作家の「謎」を探る知的冒険」。
小社刊『燈火節』はおかげさまで、高価な書籍にもかかわらず、ロングセラーになっています。短歌と資料を修正した、片山本第二弾である 『野に住みて』は、本年晩秋に刊行予定です。詳細は決定次第、当ブログか月曜社公式ウェブサイト「
近刊」コーナーでご紹介します。(H)