古本屋の新規開店のニュースが、
ヤフーのトップページのトピックスにお目見えというのは、ひょっとしたら史上初じゃないでしょうか。曰く「
日本一狭い古本屋? 那覇に」。クリックすると、「
琉球新報」発の
6月11日の記事が読めます。
「日本一狭い古本屋出現? 牧志公設市場前に」と題された記事によれば、この「とくふく堂」さんは、間口が75センチで奥行きが180センチ、高さが275センチの空間に本棚を備え、横歩きをしないと移動できない狭さ」だそうで。
「小説や旅行本、写真集など常時約250冊の本が並べられており、毎日20冊から40冊を入れ替えている」とのこと。東京出身の徳沢達哉さん(34才)が店長兼営業で、那覇市内の自宅兼倉庫に約2500冊を在庫しているという。本の管理は5才年上の奥さんが担当。
おふたりが沖縄に引っ越したのは2004年の7月だそうだ。暑い盛りに大量の本も移動させたのだろうか。もともとは「海の見えるブックカフェ」をやりたかったらしいのですが、今はこの極狭古書店で、観光客や地元客を相手に商売をしているそうです。あまりに狭いので、「ギネスブックへの申請も準備中」だとか。
オープンは2005年の4月23日。クチコミで噂が広がって、「琉球新報」の記者の耳まで届いたのだろう。おお、「
沖縄タイムス」でも
記事になってる。「新報」よりこっちのほうが先の記事なのかな? なになに、「漬物屋と衣料品店に挟まれた店内は、大人三人も入ればぎゅうぎゅうだ。開店は午後一時」。店長さんは「広い店先での客とのおしゃべりを大事にし」、「本好き」の奥さんが「手書きの解説文を付けるなど、営業に精を出す」と。
おお、グーグルで検索してみたら、「[N@N] -NetWalker@なるぱら」さんの
6月8日のエントリーで、
とくふく堂の公式サイトが紹介されているではありませんか。なるほど、夜は11時頃まで営業、と。この「~時頃」というアバウトさ(臨機応変ってことですね)がいい。オリジナルTシャツも作っているあたり、楽しんでますね。
自己紹介によれば店長さんは「広告営業モドキ。新聞記者モドキ。再び、広告営業モドキ。その間に、なんちゃって世界一周。なんちゃって日本一周」……などをしてきた方。
たしかにここしばらく「ブックカフェ」や「古書店」の開業が若い世代で人気上昇しているらしいことは、私も業界人のはしくれですからしばしば耳にしまたり記事を見たりしますし、実際そうした若手(たとえば
こんなナイスガイとか)を何人か知っているのですが、そういう流行はさておき、こうしたほのぼのするニュースがヤフーのトップに上がるというのは、思わず頬が緩む慶事だと思うのです。
頑張れ! とくふく堂さん! (H)