★西山雄二さん(訳書:デリダ『条件なき大学』、共訳:『ブランショ政治論集』) ★宮﨑裕助さん(訳書:ド・マン『盲目と洞察』) 2014年5月28日~31日に、ニューヨークのフォーダム大学にて開催された国際カンファレンス「Derrida Today」第4回の様子を、参加された四名の研究者の皆さんが報告されています。西山雄二(首都大学東京)、宮﨑裕助(新潟大学)、亀井大輔(立命館大学)、吉松覚(京都大学大学院・日本学術振興会)の四氏がそれぞれリポートを書かれており、脱構築研究会のウェブサイトで公開されています。西山さんと宮崎さんはカンファレンスの掉尾を飾る講演、ドゥポール大学(De Paul University)の哲学教授マイケル・ナース(Michael Naas)さんによる「デリダ最盛期(Derrida Floruit)」が素晴らしかったと特記されています。ナースは周知の通りデリダの著書の数々の英訳やデリダ論などで国際的に知られている研究者ですが、日本ではまだ訳書はありません。デリダが死去した10月8日の一週間後に最新著『The End of the World and Other Teachable Moments: Jacques Derrida's Final Seminar』がフォーダム大学出版から刊行される予定です。