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2005年 05月 21日

ポール・リクールが老衰で死去、92歳

5月20日金曜日、フランスの哲学者ポール・リクール氏(1913年、ヴァランス生まれ)が、パリ西部のシャトネ-マラブリの自宅にて、92歳で死去した。老衰により、睡眠中に息を引き取ったと、子息のマルク氏が明かしている。敬虔なプロテスタントの家庭に生まれた彼は、第一次世界大戦で父親をなくし、第二次大戦では5年間、ドイツの捕虜収容所で過ごした。戦後はフランスを代表する哲学者として欧米各地で教鞭を執り、現象学や解釈学の分野でさまざまな著書を残した。日本語訳されている主著には、『時間と物語』(全三巻、新曜社)、『意志的なものと非意志的なもの』(全三巻、紀伊國屋書店)、『記憶・歴史・忘却』(全二巻、新曜社)などがある。徹底した反戦主義者だったリクールの死を悼んで、シラク大統領は、対話の必要性と他者への敬愛を主張し続けた人物だったと讃えた。冥福を祈りたい。

「[本]のメルマガ」5月25日配信214号トピックス記事として寄稿。(H)

by urag | 2005-05-21 22:34 | 雑談 | Trackback | Comments(0)
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