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2013年 06月 10日

7月上旬発売予定:竹田賢一の初評論集『地表に蠢く音楽ども』

2013年7月8日取次搬入予定 【音楽評論】

地表に蠢く音楽ども
竹田賢一著
月曜社 2013年7月 本体3,800円 四六判(タテ190mm×ヨコ130mm)上製504頁 ISBN978-4-86503-003-7

内容:アンダーグラウンド音楽シーンに絶大な影響を与えてきた稀有なイデオローグ/オルガナイザー、待望の初評論集! 巻末に書誌(年代順発表テクスト一覧)、人名および事項索引を完備。解説:細川周平「1Q68の長い長い余波」。別刷8頁付録栞:坂本龍一「竹田賢一」(再録)、佐々木敦「困難と悦び」、高橋悠治「死んだ歴史、ではなかった」、土取利行「ケンちゃんの耳は」、中原昌也「再び生きる喜びを」、町田康「とてもとても大切な本」。

帯文より:「音が鳴って、音を聞いて、音を書いて、音を呼んで、そして音を知る! 竹田賢一の鼓膜は、前衛銀河の鼓動に共鳴している!」(宇川直宏)。

別刷付録栞より:
「評論家というにはあまりに思想家だし、思想家というにはあまりに実践家」(坂本龍一)。
「学究とはアカデミズムの謂ではないということ、批評とは実践の敵でも奴でもなく、双児でありえるのだということを、私は竹田の文章に教えられた」(佐々木敦)。
「現在では正気の沙汰では語れないポジティブなメッセージに向き合うことこそが、この時代には必要なのだと感じさせてくれるに十分なエッセンスが、この本には詰まっている」(中原昌也)。
「私たちが音楽とかかわりながら生きるにあたって避けて通ることのできない重要なことが書いてある」(町田康)。

主な目次:Ⅰ 立ち止まらないサウンドの彼方に/自律性から解き放たれた音楽/民族音楽の栄養分析/〈学習団〉1・20総括◆Ⅱ 「ジャズの十月革命」を吹き抜ける大雑把な十一小節/錬音術の用語索引――フュージョン・ミュージックの分析/「ロフト・ジャズ」の測量教程/ブラック・コンテンポラリー・ミュージックの栄光と悲惨◆Ⅲ~Ⅳ ディスク批評[世界的蓄音盤ほか]◆Ⅴ 〝内容〟と〝形式〟を兼ね備えた真の前衛――ヘンリー・カウ/実験室的な模索を続けるライヴハウスの周辺――〈マイナー〉を中心にしたフリーな活動/ビフォー・アンド・アフター・イーノロジー――ブライアン・イーノの本質と役割/ドゥルッティ部隊は死なず/〈現−瞬間〉として ケージと音楽パフォーマンス/パンク以後/パンク前後

竹田賢一(たけだ・けんいち)1948年、東京生まれ。坂本龍一と「学習団」、カテゴリーを越境した即興演奏集団、反ポップ・バンド「A-Musik」などを結成し、実践活動に入る。一方、1975年、間章のすすめで、『ジャズ批評』『ジャズ』誌で音楽批評を開始。以降、ライナーノーツ、雑誌での執筆活動は多岐にわたる。広い視野での実践活動、批評などで、ミュージシャン、オーディエンスに影響を与えてきた。共訳著に『インプロヴィゼーション――即興演奏の彼方へ』(デレク・ベイリー著、工作舎、1981年)、『サウンドの力――若者・余暇・ロックの政治学』(サイモン・フリス著、晶文社、1991年)がある。

カバー写真(デザイン:河原淳一)

7月上旬発売予定:竹田賢一の初評論集『地表に蠢く音楽ども』_a0018105_13224116.jpg


by urag | 2013-06-10 13:24 | 近刊情報 | Comments(1)
Commented at 2013-06-11 01:16 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


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