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トークセッション「情動と暴力、そして文化」
日時:2013年6月15日(土)19:00-20:30
場所:東京芸術大学千住キャンパス第1講義室(足立区千住1-25-1)
地図
報告者:水嶋一憲(大阪産業大学教授)、毛利嘉孝(東京芸術大学准教授)
応答者:伊藤 守(早稲田大学教授)、清水知子(筑波大学専任講師)
お問い合わせ:東京芸術大学毛利嘉孝研究室mouri(a)ms.geidai.ac.jp
((a)を@に変えて送信下さい)
趣旨:今年五月に伊藤守『情動の権力――メディアと共振する身体』(せりか書房)、清水知子『文化と暴力――揺曵するユニオンジャック』(月曜社)とメディア研究、文化研究にとって新しい地平を切り開く二冊の本が出版されました。『情動の権力』は、メディア研究に「アフェクティヴ・ターン(情動的転回)」とでも呼ぶべき新しい視座を導入しようという意欲的な試みであり、一方『文化と暴力』はサッチャリズムと文化との関係を今日的視点からあらためて問い直すというタイムリーな著作です。
それぞれ異なったテーマを扱いながらも、2010年代のメディアや文化を取り巻く状況を理解する上で共通するさまざまなフレームワークを提供しているという点で、この二冊は併せて読まれるべき書物でしょう。本企画では、二人の著者をお招きし、その新著を読み解きながら、「情動」や「暴力」、「文化」をめぐる現在を議論したいと思います。