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2013年 05月 27日

明日開催:ヤン・ミェズコウスキー講演「近代戦争の五つのテーゼ」

弊社出版物の著者、訳者の皆様の最近のご活躍をご紹介いたします。

★宮﨑裕助さん(共訳書:ポール・ド・マン『盲目と洞察』)
ヴェルナー・ハーマッハーさん(弊社刊『他自律』)の弟子筋で、デリダ論やド・マン論をお書きになられているヤン・ミェズコウスキー教授の来日講演で、司会とコメンテーターをおつとめになります。開催はいよいよ明日です。

◎ヤン・ミェズコウスキー(リード大学教授)講演「近代戦争の五つのテーゼ

日時:2013年5月28日(火)17:00-19:00
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム3
講演者:Prof. Jan Mieszkowski (Professor of German & Humanities, Reed College)
演題:"Five Theses on Modern War" (based on his book Watching War, Stanford University Press, 2012)
司会・コメンテーター:宮﨑裕助(新潟大学)
コメンテーター:星野太(UTCP)
主催:東京大学大学院総合文化研究科付属「共生のための国際哲学研究センター(UTCP)」上廣共生哲学寄付研究部門
使用言語:英語
※入場無料、事前登録不要

要旨:In this lecture, Prof. Mieszkowski will ask what it means to be a spectator to war today, in an era when the boundaries between witnessing and perpetrating violence have become profoundly blurred. Showing that the battlefield was a virtual phenomenon long before the invention of photography, film, or the Internet, He will propose that the unique character of modern conflicts has been a product of imaginary as much as material forces. He will also argue that spectacles of war have tended to disappoint their audiences as much as shock them, in part because there is little agreement about what we can hope to learn by viewing battles.

★近藤和敬さん(著書:『構造と生成I カヴァイエス研究』)
★江川隆男さん(訳書:エミール・ブレイエ『初期ストア哲学における非物体的なものの理論』
『現代思想』2013年6月号(特集=フェリックス・ガタリ)において、杉村昌昭さんと村澤真保呂とともに近藤和敬さんが討議「ガタリ化する世界――いくつもの逃走線を繋いで」(32-51頁)に参加されています。もう一つの討議「分裂分析的哲学――ガタリは何を解放したか」(86-105頁)は江川隆男さんと千葉雅也さんによるものです。

同誌初となるこのガタリ単独特集号では、ガタリの没後に発見され、「リベラシオン」紙2009年7月24日付に掲載された「エコロジーの倫理的争点」(村澤真保呂訳、30-31頁)のほか、ガタリとの共著『光速と禅炎――agencement '85』(週刊本35、朝日出版社、1985年5月)がある世界的ダンサーの田中泯(1945-)さんへのインタヴュー「時代と添い寝しないカラダ」(106-112頁)や、マウリツィオ・「ラッツァラートさんの「現在の「経済危機」とは何か――フェリックス・ガタリの「主観性の生産」という概念から考える」(杉村昌昭訳、65-73頁)や、村澤真保呂さんとステファン・ナドーさんの共著「生き方=倫理としてのエコゾフィー」(142-149頁)など、多彩なテクストが収録されています。目次詳細は特集名のリンク先をご覧ください。『現代思想』次号(2013年7月号)の特集は「ネグリ+ハート」で、ネグリ+ハート+デヴィッド・ハーヴェイによる「コモンウェルスをめぐる対話」などが掲載予定だそうです。

また現在、ジュンク堂書店難波店の福島聡店長による名物コーナー「店長本気の一押し!」では「生きることは、問い続けること」と題して、近藤和敬さんの『数学的経験の哲学――エピステモロジーの冒険』(青土社、2013年3月)をめぐるミニフェアが今月21日(火)から始まっています。リンク先で福島さんによる書評を読むことができます。

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さて、弊社社員二名の「出身版元」である作品社の現編集長でいらっしゃる内田眞人さんは、ネグリやハーヴェイなどの訳書やも手掛けておられる編集者さんですが、ランズマン『ショアー』や一連の『~の文化史』など、硬軟幅広い視野をお持ちであることは皆さん御承知の通りです。そんな内田さんが来月中旬にジュンク堂書店池袋本店で行われる以下のユニークな出演されますので、ご紹介します。

◎トークイベント「編集というお仕事――本はこうして生まれるのだ

日時:2013年06月13日(木)19:30 ~
場所:ジュンク堂書店 池袋本店 4F喫茶コーナー
出演:内田眞人(作品社)+関戸詳子(勁草書房)+濱崎誉史朗(社会評論社)
料金:1000円(ワンドリング付)、会場にて精算
定員:40名、お電話又はご来店にてお申し込み先着順
申込:池袋本店1Fサービスカウンター(電話:03-5956-6111)
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

内容:日本出版者協議会(出版協/旧・流対協)がお送りする「編集者が語るいトークイベント」。「あの話題の書籍はどうやって生まれたのか!?」 いつも本を読んでいても、その本がどうやって作られたのかは意外と知られていないもの。同じ編集者同士でも、人がどうやって本をつくっているかは未知の世界。10人の編集者がいれば、10通りの本づくりがあるといっても過言ではない。そう、「本づくりに定石はない!」のです。今回のトークイベントでは、3人の編集者のそれぞれの本づくりを大公開。涙あり笑いありの編集秘話を、包み隠さずお話します!

by urag | 2013-05-27 12:27 | Comments(0)


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