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URGT-B(ウラゲツブログ)

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2013年 05月 15日

ご静聴ありがとうございました

今日は東京外国語大学のリレー講義「日本の出版文化」で、「知の編集――現代の思想空間をめぐって」というお題を頂戴し、学生の皆さんにお話をさせていただきました。現代の知の領野を「天使的領域」と「諜報的領域」に分け、前者における「公的共有」(開放圏)の文化と、後者における「私的所有」(防衛圏)の諸問題についてざっくりと印象を述べさせていただきました。ご静聴まことにありがとうございました。出版社への就職に興味があると仰る方々に出会えて率直に嬉しかったです。

◆今回のテーマの図式化

現代世界>社会>知(intelligence)>思想
  |    |   |
  神    公   |― 知性/精神・・・天使的領域(における編集→知的創造/闘争)
  / 境界 /   |
  人    私   |― 情報/物質・・・諜報的領域(における編集→情報操作/戦争)

※ここで言う神とは「神の領域」という場合で表現されるような「人知を超えるもの一般」の総称。

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◎「日本の出版文化」参加履歴
2010年7月7日「出版社のつくりかた――月曜社の10年」
2011年6月15日「人文書出版における編集の役割(編集=革命の諸レヴェル)」
2012年6月6日「人文書出版における編集の役割(汎編集論)」
2013年5月15日「知の編集――現代の思想空間をめぐって」

by urag | 2013-05-15 18:23 | ご挨拶 | Comments(0)


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