◎二宮隆洋さん追悼フェア(編集に携わった書籍と蔵書)
会期:2013年4月9日~5月下旬頃
会場:
ジュンク堂書店京都店 1F入口左手フェアコーナー
※カラー冊子は税込6,000円以上お買い上げの方に差し上げます。備え付けの配布券をレジまでお持ち下さい。無くなり次第終了とさせていただきます。
去年2012年4月15日に、享年60歳でお亡くなりになったフリー編集者二宮隆洋さんの追悼フェアです。二宮さんがこれまでに手掛けられた書籍(で現在まだ在庫があるもの)や、ご本人の蔵書にあった本などを集めて展開しています。二宮さんは平凡社で『西洋思想大事典』(叢書「ヒストリー・オヴ・アイデアズ」)や、「エラノス叢書」、「ヴァールブルク・コレクション」、『中世思想原典集成』などを手掛けた編集者であり、人文書業界で知らぬ者はいません。近年では中央公論新社の『哲学の歴史』の編集にも協力されました。最近、慶應義塾大学出版会より発売されたエヴァンズ『バロックの帝国』も、二宮さんの置き土産の一つで、今後も版元各社から「二宮本」が当分の間刊行され続けることでしょう。
昨年8月から9月にかけて、ブックファースト青葉台店で追悼フェア「
親密なる秘義――編集者二宮隆洋の仕事 1977-2012」が開催され、好評を博しました。そして、一周忌を迎えるこの時期に、ジュンク堂書店京都店で追悼フェアがスタートしました。昨夏に催された「偲ぶ会」で特別に配布された、二宮さんの業績や発言をまとめたカラー小冊子「親密なる秘儀」(二宮さんと親しい編集者で詩人の、中村鐵太郎さんが作成されたもの)が、昨年のフェアに続いて今回も配布されます。おそらくこのフェアが、貴重なカラー小冊子の実物を入手する最後の機会になるかもしれません。どうかたくさんの読者の方々との出会いがありますように。
1F入口から入ると右手にフェア棚があります。