川田喜久治写真集
『地図』サイン本(限定100部)は予約受付中です。公式サイトで告知しているだけですが、2月11日に受注開始以来、かなり埋まってきました。今月中に売り切れる可能性がありますので、迷っておいでの方はこの機会にぜひ。
雑誌『
スタジオボイス』4月号(352号:特集「写真中毒のススメ」)では、特集記事冒頭の「写真集中毒者たちによる必見本案内・海外版」コーナーの一番目に、写真家マーティン・パーさんの愛蔵書が紹介されているのですが、親しみをこめて言えばこのパーさん、相当『地図』初版本(美術出版社、1965)がお好きらしく、しょっぱなから本にキスしたり、満足そうな顔で中を開いていたり、さも自慢げな顔で胸元に抱えていたりと、何度も初版本の写真が出てきます。
記事に曰く――「「戦後の写真集のなかでも希少な一冊」と言いながら、宝物を扱うように見せてくれた・・・中略・・・やっとのことでオークションで入手したとか」。また、インタビューに答えてこうもコメントされています、「川田喜久治の『地図』も、これ以上に精巧に作られたものはないんじゃないかと思うくらい素晴らしいですね」。
パーさんは世界トップレベルの写真集コレクターとして、その筋では有名人と聞いています。
うしろのほうのページでは、神保町界隈(正確には小川町)のアート系有名古書店「
源喜堂」さんの扱い商品ということで、『地図』初版本が紹介されていました。残念ながら、すでにオンラインで公開されている店頭在庫目録には掲載されていませんので、売れてしまったのだと思われます。
さて、小社よりまもなく発売される『地図』新版ですが、連休明けの22日から、まず
PGI(フォト・ギャラリー・インターナショナル)さんの店頭で販売が開始される予定です。サイン本の準備は着々と進んでいますが、予約済みのお客様には今週末に、お届けの日取りについてご連絡を差し上げることができると思います。どうぞよろしくお願いいたします。
なお、一般の書店さんで発売開始になるのは、あるいは4月1日以降になるかもしれません。事情がありまして、ひとつには、製本が難しいので一気に初版1000冊全部を製作できないという理由と、もうひとつは、取次経由の流通ラインの準備に少し時間がかかりそうだという理由です。ご発注をいただいている書店様から優先的に納品開始をしますので、よろしくお願いいたします。(H)