月刊『
みすず』の年始恒例の読書アンケート(1/2月号、No.524)で、作家の大竹昭子さんが、小社刊行『燈火節』への惜しみない賞賛を述べておられます。
「この本を開いてみたいという気分のときが、一年のうちになんどもありそうな気がする。秋口のちょっと日の薄い午後とか。八〇〇ページを超える厚み。こういう本をだす出版社(月曜社)をすごいと思う」。
大竹さんは、今週発売された『
文學界』の「味読・愛読 文學界図書室」でも『燈火節』に長文の批評をお寄せくださっています。温かい激励の言葉を本当にありがとうございます!
また、評論家の
東雅夫さんには、『
小説推理』3月号の「今月のベスト・ブック」で、『燈火節』をたいへん好意的にご紹介してくださいました。
「八百頁を超える大冊だが、最近ではめったにお目にかからない華奢な筒函に、アンカットのフランス装風本体が軽やかな印象を与える美しい造本だ。唯一のアクセントである冬木立の装画は、芥川との邂逅の地・軽井沢を暗示しているのだろうか」。
東さんは「
幻妖ブックブログ」でも『燈火節』を刊行前からたびたび取り上げてくださいました。『小説推理』で言及しきれなかった分も、こちらでコメントしていただいています。
「さて、今月の時評は、ほとんどの紙面をついやして『燈火節』のことを書いた。年始休みのひととき、ぬくぬくと毛布にくるまって徒然なるまま頁を繰るのにふさわしい本だろうと思っていたら、まさにそのとおりで微笑がこみあげてきた」。
オンライン書店
bk1さんでは予約販売も行っていただきました。ありがとうございます!
また、読者の皆様からのご好評もたいへんうれしく拝読しております。たとえば、アマゾンに投稿されている
スギヤマ・アツシさんの評価で「本書の刊行により片山広子は帰還したのかもしれない」と書いていただいたのはとても光栄なことでした。
続刊予定の「短歌集+資料編」の題名は、最晩年の歌集『野に住みて』から借りて、『野に住みて』となります。表題作のほか、『翡翠』『砂漠』などを収録するとともに、詳細な年譜、同時代の証言などを収録します。解説は佐佐木幸綱さんと辺見じゅんさんの予定です。刊行時期は、夏頃に延びそうです。詳細は決まり次第、また皆様にご報告いたします。(H)