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2005年 02月 04日

竹内てるよさん五回忌です

今日、2月4日は、詩人竹内てるよさんの五回忌です。

大地は静まりて 風おだやかに
やがて地上に ひかり立ちぬ

近づく黎明に 何をもってこたえん
ただ人間の愛と誠実とを

小社刊行の詩文集『静かなる夜明け』の掉尾を飾るこの短詩は、昭和21年(1946年)4月に、当時の神田区駿河台に所在した目黒書店から初版3000部で刊行された自選詩集、『いのち新し』に掲げられていた「序」でした。

長く苦しかった戦争が終わり、暗黒から黎明へ、新しい時代が幕を開けようとしていました。戦後60周年のこんにち、時代はいつのまにかまた暗黒へ、今度は白昼の「皆既日食」へと近づいている気配です。

日食の時代に生きる私たちは、翳りの大地に立ち、吹き荒れる風のなかで、愛と誠実とを取り戻せるでしょうか。私たちはどこへいくのでしょうか。「人は悲哀あるとき、もっとも立派に生きていかねばならない」――これが竹内てるよさんの人生観の要諦にあるものです。この言葉を噛み締めながら、出版人としてできることを今年も掘り下げていきたいと思います。(H)
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by urag | 2005-02-04 23:10 | 文芸書既刊 | Trackback | Comments(0)
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