2012年7月20日(金)オープン
B&B(ビーアンドビー):25坪(うち図書20坪)
東京都世田谷区北沢2-12-4 第二マツヤビル 2F
帳合は
T。弊社へのご発注は人文書、文芸書の主力商品と芸術書を少々。代表者はnumabooksの内沼晋太郎さん。博報堂ケトルの代表取締役社長、嶋浩一郎さんとの共同事業だそうです。B&BというのはBOOK & BEERなのですね。現在、「WEB本の雑誌」で、内沼さんが「
内沼晋太郎の本屋開業奮闘記」を連載中です。嶋さんは「日経トレンディネット」の、ビビる大木さんによる連載インタビュー「ビビる大木の業界おじゃまみ~す☆<Web版>」2012年6月21日記事「
買った本は読まなくていい――クリエイティブディレクターの企画発想力」で次のように言及されています。
嶋:僕は毎日、本屋さんに行きますね。
ビ:毎日! じゃ、今日も行ったんですか?
嶋:これから行きます(笑)。本屋さんって、いつ行っても同じだと思っている人が多いんですけど、毎日ちょっとずつ変化しているんですよね。ガウディの建築のように。
ビ:へぇ。毎日、違うんですか。
嶋:いい本屋さんは、毎日お客さんが買っていくので、毎日、商品が補充されて、どんどん変わっていくんですよ。
ビ:あぁ、そうか。
嶋:神保町の東京堂書店の平積み台なんかは3日後に行くとガラッと変わっていたりする。本屋の平積み台って、マーケティングのいい情報源になりますね。
ビ:あぁ、そうなんですか。
嶋:丸の内の丸善はビジネスマンがたくさんくる、表参道の青山ブックセンターは業界人が多い、といった傾向があるので、平積み台を見ることで、そこへくるタイプの人たちの欲しい情報を知ることができるわけです。
ビ:じゃ、世間の流れを知るために本屋さんに行くんですね。
嶋:そうですね。ネットで検索するのと本屋さんをブラブラするのって、ぜんぜん違う行動なんですよね。検索は、検索している時点でその言葉に価値があるってわかっているから検索している。でも本屋さんは、それまで意識してなかった言葉に強制的に出会わされる場所。塩麹の本もあれば、ドストエフスキーもあれば、宇宙工学の本も…。
ビ:プロ野球の選手名鑑もありますよ。
嶋:そうですね(笑)。自分が欲しくなくても、見させられてしまう。欲しくなかったものでも、もしかしたら欲しかったかも…と思ってしまう。
ビ:本屋さんには偶然の出会いがありますもんね。
嶋:そうそう。それで今、下北沢に本屋さんをつくろうと思っているんですよ。
ビ:へぇ! そうなんですか。本屋さんを経営するっていうことですか?
嶋:ブックコーディネーターの内沼晋太郎くんと共同事業として本屋を開きます。
ビ:いつ頃できるんですか。
嶋:夏ぐらいですかね。
ビ:店に置く本は嶋さんが選ぶんですか。
嶋:内沼くんと僕が選びます。
ビ:楽しみですねー。
とても興味深いインタビューなので、ぜひ全編お読みください。なお、内沼さんがプロデューサーをやっていらっしゃいます、ディスクユニオンさんの読書用品ブランド「
BIBLIOPHILIC」が今般、ドイツの「ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター」が主催する「レッドドットデザイン賞」(2012年度
コミュニケーションデザイン部門)を受賞されました。43カ国6823点の出品の中から選出されたそうで、すごいことですね。
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一方、閉店情報です。書原本郷店が4月25日に閉店、あおい書店南浦和店が6月30日に閉店されました。どちらもB&Bと同じ
T帳合。開店があれば閉店もある、と。書店さんに関する情報だけではないのですが、開店閉店情報は「
開店閉店」さんが詳しいです。当たり前ですけれど、全国規模で見るとものすごい量のお店が生まれては消えていっているのですね。
さらに新たな閉店情報。
ふたば書房京都タワー店が7月31日で閉店するとのことです。こちらは
N帳合。残念です。
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