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2012年 05月 16日

6月下旬刊行予定:バトラー『権力の心的な生』

2012年6月22日取次搬入予定 *現代思想/哲学

権力の心的な生――主体化=服従化に関する諸理論 〔暴力論叢書6〕
ジュディス・バトラー著 佐藤嘉幸・清水知子訳
46判(タテ190ミリ×ヨコ130ミリ)並製280頁、税込定価2,940円(本体価格2,800円) ISBN:978-4-901477-95-6

ひとはなぜ、権力への服従を欲望するのか?私たちの主体形成の過程において、社会的統制の暴力は、外側から一方的に行使されるのではなく、良心/自己叱責といった心的なもののうちに機能する。subjectionという語の二重の意味(主体化=服従化)を徹底的に考察し、そこにおける抵抗の契機を模索する。暴力論叢書第六弾。

ジュディス・バトラー(Judith Butler, 1956-):カリフォルニア大学バークレー校修辞学・比較文学科教授。主な著書に、『ジェンダー・トラブル』(竹村和子訳、青土社、1999年)、『アンティゴネーの主張』(竹村和子訳、青土社、2002年)、『触発する言葉』(竹村和子訳、岩波書店、2004年)、『生のあやうさ』(本橋哲也訳、以文社、2007年)、『自分自身を説明すること』(佐藤嘉幸+清水知子訳、月曜社、2008年)、『戦争の枠組』(清水晶子訳、筑摩書房、2012年)がある。また、主な共著書に、『偶発性・ヘゲモニー・普遍性』(エルネスト・ラクラウ、スラヴォイ・ジジェクとの共著、竹村和子+村山敏勝訳、青土社、2002年)、『国家を歌うのは誰か』(ガヤトリ・C・スピヴァクとの共著、竹村和子訳、岩波書店、2008年)がある。

佐藤嘉幸(さとう・よしゆき):筑波大学大学院人文社会科学研究科専任講師。著書に『権力と抵抗:フーコー、ドゥルーズ、デリダ、アルチュセール』(人文書院、2008 年)、『新自由主義と権力:フーコーから現在性の哲学へ』(人文書院、2009 年)。
清水知子(しみず・ともこ):筑波大学大学院人文社会科学研究科専任講師。共著に『ドゥルーズ/ガタリの現在』(平凡社、2008 年)、『よくわかるメディア・スタディーズ』(ミネルヴァ書房、2009 年)。

by urag | 2012-05-16 00:06 | 近刊情報 | Comments(0)


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