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月刊誌『情況』12月号に、パオロ・ヴィルノさんのインタビュー記事「超個体、技術的活動、物象化」が掲載されています。これは小社より刊行した彼の著書『マルチチュードの文法』を翻訳した廣瀬純さん(龍谷大学)によるオリジナル・インタビューで、ヴィルノさんがたびたび言及しているフランスの科学哲学者ジルベール・シモンドンから得た示唆について語っておられます。
廣瀬純さんは同誌1+2月合併号でも「ラテンアメリカにおける《オルター・グローバリゼーション》と《運動》」と題されたインタビューを翻訳されています。これは、サンドロ・メッザドラ(ボローニャ大学)による、アルゼンチンの活動家集団
コレクティボ・シトゥアシオネスへのインタビューで、このコレクティボ・シトゥアシオネスの思想的布置については、小社より刊行予定の『アルゼンチン、社会の実験室』でほかならぬ廣瀬さんが彼らとともに明らかにしてくださることになるでしょう。
コレクティボ・シトゥアシオネスの名前は、小社の『マルチチュードの文法』巻末に所収の、彼らによるヴィルノさんへのインタビューを呼んだことのある読者の皆様にはおなじみです。インタビュワーは二人のメンバー、ベロニカ・ガゴさんとディエゴ・ストゥルバルクさんでした。このストゥルバルクさんが、ミゲル・ベナサジャクさんと書いた『反権力』という本が、松本潤一郎さんの訳で某社から翻訳出版されるそうです。