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2012年 01月 18日
![]() ◆中山元さん(ブランショ『書物の不在』訳者) カント『純粋理性批判』の新訳を全7巻で完結されました。すごいですね! 現在中山さんはマルクス『資本論』第一巻第四版の新訳(日経BPクラシックス、全4分冊)を刊行中ですので、当面はカントの次なる新訳は読めないのかもしれませんが、やっぱり『実践理性批判』『判断力批判』の新訳は読みたいですよね。 純粋理性批判 7 カント著 中山元訳 光文社古典新訳文庫 2012年1月 361頁 ISBN978-4-334-75243-9 帯文より:カント哲学の最高峰を踏破。全7巻ついに完結!『純粋理性批判』の課題であった存在の領域、「あるもの」の認識からはなれて、当為の領域、「あるべし」の認識へ。最高善と「恩寵の王国」の思想をもとに、カントは理性の道徳的な使用へと考察を向ける。 カバー紹介文より:「わたしたちは神が命じたから、道徳的に行動する義務があると考えるべきではない。わたしたちは、道徳的に行為すべきことを、みずから〈内的な〉義務として考えるからこそ、こうした法則が神の命令とみなされるようになったのである。」最難関の書物をついに完全読解する! ◆廣瀬純さん(『闘争のアサンブレア』共著者、ヴィルノ『マルチチュードの文法』訳者、ネグリ『芸術とマルチチュード』共訳者) 「週刊金曜日」での連載が単行本になって河出書房新社さんより発売されます。本日取次搬入と聞きますので、明日以降順次店頭発売開始かと。また、千駄ヶ谷の「ビブリオテック」にて、刊行記念のトークイベントが行われます。 蜂起とともに愛がはじまる――思想/政治のための32章 廣瀬純著 河出書房新社 2012年1月 本体1,800円 46判並製216頁 ISBN 978-4-309-24574-4 帯文より:世界を破壊する思想入門。大地と民衆がふるえあがる現在に最もラディカルな思想と実践と表現の交点から「叛乱の叛乱」を招き寄せる俊英の疾走する思考。ドゥルーズ、フーコー、バディウ、アガンベン、ネグリ、ゴダール、イーストウッド、ベンヤミン、ベルイマン、ヴィルノ、ペソア……。 ◎廣瀬純連続講座「Ainsi s'insurgent les amoureux(こうして恋人たちは蜂起する)」 日時:第1回=2012年2月11日(土、祝)/第2回=2012年3月3日(土)15:00~17:00(14:30開場)※各トークショー単独予約も可能 会場:Bibliothèque(ビブリオテック、東京都渋谷区千駄ヶ谷3-54-2) 参加費:1,500円(当日精算・各1回につき) 予約制:電話(03-3408-9482、火~土曜12:00~20:00/日、祝日12:00~19:00)または、メール(biblio@superedition.co.jp)にて、メール受付の場合は、件名「2/11、3/3(どちらかまたは両日)廣瀬氏講義希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。50名様になり次第締切り。 「ある国が長い衰退期を経て昏睡あるいは崩壊状態に陥った場合、その救済をやむなく何らかの革命運動に見出すということはあり得ぬことではない。しかしそうした運動はそれ自体で直接、救済となるわけではない。特定の理念や傾向を担うものという資格で救済となるわけではないのだ。革命運動に救済的な何かがあるとすれば、それはまさに最もそう思えないもの、すなわち、それがもたらすアナーキー、それが生み出す暴力的混乱なのだ」(フェルナンド・ペソア「革命的偏見」1919年)。 第1回「Insurrection et cinema(蜂起と映画)」――映画作家ジャン=リュック・ゴダール曰く「今日もなお、作る権利のある映画を作ることのほうが、生きる権利のある生を生きることよりも、幾分かは容易であるように思われる。」 健康で文化的な最低限度の生活を営む権利が問題なのではもちろんない。革命への権利、革命を生きる権利が問題なのでもない。蜂起への権利、蜂起を生きる権利が問題なのであり、文学者モーリス・ブランショが「文学と死ぬ権利」を語った際の、その「死ぬ権利」、すなわち、死を生きる権利が問題なのだ。「私は死を恐れていません。死を直視するときに引き起こされる感覚はアナキストのそれであり、既存の社会のあり方を脅かすものなのです」(ヴェルナー・シュレーター)。 第2回「Zeichen unter uns...(徴〔しるし〕は至る所に......)」――ミシェル・フーコー『監獄の誕生』からフリッツ・ラング『M』、オーソン・ウェルズ『オセロ』を経て、マノエル・デ・オリヴェイラ『メフィストの誘い』へ。すなわち、「顔をもたない敵」を日常生活のただなかに書き込む企てから、イアーゴの囁き、聖書配布人の知らせ(シャルル=フェルディナン・ラミュ)を経て、「説明不在の光のなかいっぱいに広がる記号の横溢」へ。要するに、「三面記事」がいかにして蜂起を準備するまでに至るのか。「世界が作られたのは、我々がそれについて考えを巡らすためではなく、共感をもってそれを見るためだ。愛することは永遠の無垢であるが、唯一の無垢とは思考しないということなのだ」(ペソア)。 ◆渡邊未帆さん(大里俊晴『マイナー音楽のために』『ガセネタの荒野』企画者) TOKYO MXテレビの平日夕方の番組「5時に夢中」のコーナー「装丁ジャンケン」(2012年1月12日放送)に出演され、『ガセネタの荒野』についてアピールしてくださいました。ジャンケンのお相手は、神保町の古書店「ブック・ダイバー」さんでした。なお念のため申し上げますと、渡邊さんは「弊社の編集者」ではありません。弊社のむさくるしい編集者に代わって御出演いただけたのでした。渡邊さん、ありがとうございました!
by urag
| 2012-01-18 17:05
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