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2011年 12月 31日

ブックフェア「《情況を読む@新宿VOL.41》」@紀伊國屋書店新宿本店

◎《情況を読む@新宿VOL.41》「いろんな人がいろんな事を言っていて、でも、結局、自分で考えるしかないんだろうなと思った。

場所:紀伊國屋書店新宿本店3F震災関連書特設コーナー(棚番号A-71、72)
会期:開催中~2012年1/15(日)(予定)
お問合せ:紀伊國屋書店新宿本店 03-3354-0131

内容:日々うつりゆく「情況=いま」を、ある視点(テーマ)で切り取って、「今だからこそ読みたい」本をあつめる紀伊國屋書店新宿本店の常設ブックフェア「情況を読む」。今回は「公」「近代」「実存と他者」「資本制」「水俣病」「オウム」「主権者と社会」といった問題領域ごとに、セレクト。

★選書人は本店仕入課の大籔宏一さん。人文社会書業界で知らぬ者はいないカリスマ書店員さんです。問題領域「実存と他者」で、弊社の書籍3点(ジュディス・バトラー『自分自身を説明すること――倫理的暴力の批判』、ヘント・デ・ヴリース『暴力と証し――キルケゴール的省察』、エンツォ・パーチ『関係主義的現象学への道』)が選ばれています。特にご注目いただいているパーチの本については「人間主義から関係主義へ――この着想はあらゆる視座において有効であるだろう」との選書コメントをいただきました。

★また、新宿本店5Fの哲学思想フェア台では「美学から政治へ――アガンベンとイタリア現代思想」が本日まで開催。アガンベン、カッチャーリ、エスポジト、ネグリ、フランコ・ベラルディ、マラッツィ、ヴィルノ、ラッツァラート、マリアローザ・ダラ・コスタ、ラブリオラ、クローチェ、グラムシ、ボッビオ、パーチ、エーコ、ヴァッティモ、ペルニオーラ、ガリンベルティ、ギンズブルグ、トラヴェルソ、プラーツ、などの本が、弊社刊行書籍も含め一堂に会しています。選書人は人文書担当の藤本浩介さん。もともとは雑誌売場で活躍されていた方ですが、人文書売場に異動されてからも続々と啓発的なブックフェアを企画されています。5~6月「現代思想ビギナーズvol.1 文庫・新書・選書で学ぶ『現代思想』」 、6~7月「現代思想ビギナーズvol.2 文庫・新書・選書で学ぶ『古代・中世・近代哲学』~ソクラテスからヘーゲルまで~」、8~9月「現代思想ビギナーズvol.3 文庫・新書・選書で学ぶ『言語・論理・科学哲学』~ソシュールからドーキンスまで~」 、9~10月「思想のニュー・ジェネレーション――73~85年生まれ/現代思想の牽引者たち」など。最近、哲学思想書担当から教育書担当に異動されましたが、きっと今後も素晴らしいフェアを企画し続けてくださることでしょう。

★今年も一年間、多くの書店さんにお世話になりました。本当にありがとうございました。写真左は、ブックファースト新宿店の人文書担当Tさんよりいただいた「2012年卓上カレンダー」。使い終わった月は左端を切り取って栞として使えるというもの。今月初旬に、店頭で2000円以上お買い上げのお客様にプレゼントされていました。写真右は、東京堂書店神田本店の3F人文書担当・三浦亮太さんが不定期発行しておられるフリーペーパー「三階 sanguaï」第四号です。手の平サイズの紙袋に、毎号両面にびっしりと細かい字で硬派な評論が印刷された紙片が入っており、今回は「ノート1(丹生谷貴志「鏡の魔、或いは砂浜の上の痕跡 en mode sans fin...」のための)」と「ノート2(大友真志写真集『GRACE ISLANDS』をめぐって)」が掲載されています。三浦さんは都内の人文書担当でトップレベルの筆力を持った目利きです。

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★最後の写真は、紀伊國屋書店梅田本店の3課担当Tさんが新刊のご発注の際にFAXにそえて下さった「ウラゲツ」マーク。あまりに嬉しかったので、Tさんにお願いして転載を許していただきました。Tさん、ありがとうございます。

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by urag | 2011-12-31 18:46 | Comments(0)


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