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URGT-B(ウラゲツブログ)

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2004年 12月 10日

新規店と閉店

「文化通信」速報版によれば、「10月の新規書店は32店(8281坪)、閉店は82店(5369坪・74店計)。~アルメディア調べ~」とのこと。

私の地元の駅周辺では、ここ2~3年ほどで古本屋が2軒つぶれ、新刊書店が1件つぶれ、来月には某大手取次系の比較的に大きめな書店も閉店してしまいます。24区内ですが、新規店なんて、地域じゃ見たことがありません。

都内で今なお新規店が増えていると聞きますが、実感がまるで沸きません。地元では満足に文庫本も買えません。買えないというのは、岩波文庫、講談社学術文庫、ちくま学芸文庫、平凡社ライブラリー等のことです。地元の本屋さんの話によると、新刊が売れずに返品してしまうと、次回からは配本がない、と。厳しいですね。

もちろんそうした事情も、一業界人としては分からないではありませんが、残念なことです。結局、買物はオンライン書店か、ターミナル駅の大書店になります。・・・小さな出版社の生き残る道はたぶんあります。特異性を伸ばすことです。しかし、小さな書店の生き残る道があるのかどうか、私にはよくわかりません。(H)

by urag | 2004-12-10 21:21 | 雑談 | Comments(0)


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