業界紙「
新文化」によれば、4月1日から9月30日までの中間決算で、経常利益額において日販が創業以来初めてトーハンを上回ったとのことです。人文系出版社にとって売上高が大きいのは、ここ十年ほどの推移の中で見ると、トーハンではなく日販です。なぜかと言いますと、トーハンより日販のほうが、人文書を置くような大型書店との取引を拡大してきたからです。
近年では、ジュンク堂やブックファーストの伸張の賜物でしょうか、出版社によっては月次で、第三勢力である大阪屋がトーハンを売上で追い抜くこともしばしばです。ヴィレッジヴァンガードや青山BCも大阪屋に帳合変更した口ですし、新規店開発ということでは、大阪屋の成長率が大きい印象があります。
人文書業界では日販VSトーハンは、今後も日販に軍配が上がり続けるのではないかと思われます。今注目なのは、トーハンVS大阪屋がどういう展開になるかということです。新刊配本数では、すでに大阪屋がトーハンを追い抜いている出版社もあるようですから。