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2011年 08月 06日
2011年10月5日(水) MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店:675坪 静岡県静岡市葵区鷹匠1-1-1 新静岡セノバ 5F 取次はO。静岡鉄道「新静岡」駅直結の複合施設「新静岡セノバ」の5階に新規開店。5階は「ダイニング&カルチャー」と銘打たれ、レストラン街「セノバ・ザ・ダイニング」を併設。階上の6~8階は約560台を収容可能な駐車場、9階は10スクリーンを擁するシネコン「シネシティ・ザート」。さらに階下のキーテナントには4階に家電専門店「ノジマ」、3階に静岡初出店の「東急ハンズ」(同じく3階にはフードコート「セノバ・キッチン」もあり)が入店。1~2階はファッション、地下階(BF)は食料品売場など。 ダブルネーム「M&J」としては5店舗目の出店。周知の通り、一年前に丸善新静岡店が同区御幸町4-6から撤退。谷島屋、江崎書店、吉見書店など古参の地元勢力に対して再度挑戦するかたち。弊社への発注は人文書を中心にほぼ全点の発注。なお、10月中旬にジュンク堂書店甲府店がO帳合で開店予定だそうです。 2011年11月中旬 TSUTAYA代官山店:図書300坪、レンタル500坪、セル150坪、その他250坪 東京都渋谷区猿楽町31番・31番2・34番1 取次はN。東急東横線「代官山」駅より徒歩5分、旧山手通り沿いにカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)による「代官山プロジェクト」の一環で出店。CCCのCEOである増田宗昭(1951-)さんがプロジェクトについて綴った『代官山オトナTSUTAYA計画』という本が5月に復刊ドットコムから刊行されています。なぜ復刊ドットコムなのかというと、現在復刊ドットコムはCCCの子会社だから。本書の第一部は上記の書名リンク先にてPDFで無料公開中。3,630坪もの敷地に「代官山に緑と新しい文化生まれる空間、大人も楽しめる文化の森を創る」というのがプロジェクトのコンセプト。この場合の大人というのは、増田CEOが「プレミアムエイジ」と呼ぶ50歳以上の世代を指しています。 昨年10月には『11 ARTS――代官山プロジェクトをめぐる、11建築家の提案』という本も復刊ドットコムから刊行されています。11の建築家というのは、アーキテクトファイブ、architecture WORKSHOP、アトリエ・ワン、隈研吾建築都市設計事務所、クライン・ダイサム・アーキテクツ、窪田建築都市研究所、みかんぐみ、内藤廣建築設計事務所、ナスカ一級建築士事務所、NIIZEKI STUDIO、乾久美子建築設計事務所。最終的にはクライン・ダイサム・アーキテクツとアール・アイ・エー(RIA)との設計共同体による基本設計および実施設計となり、施工は鹿島建設が請け負うとのこと。端的に言って、11通りの可能性があった建築の相貌がこの1冊に再現されているわけです。 「真のIT時代」に必要とされるリアル店舗とは何か、という問いに対する増田CEOの答えが「代官山プロジェクト」であるとのことなので、言うまでもありませんが、かなり気合が入っています。代官山店の工事中の外観写真はこちら。TSUTAYA TOKYO ROPPONGIやSHIBUYA TSUTAYAなどの試みで、次世代型書店を模索してきたCCCがもっとも力を注いでいるのが代官山店である、ということがそのプロモーション体制から分かる気がします。プロジェクトの概要に「「若者」に向けた新しい生活スタイルの情報を提供する拠点としてTSUTAYAを展開してきましたが、今回は、新しい文化やスタイルを築いていく「大人」たちに向けた生活提案に取り組んでいきます」と書かれてある通りです。また、遡ること一昨年の増田CEOのインタビュー記事「プレミアムエイジを成長エンジンに」もご参照ください。「代官山店につくって欲しいものを調査したところ一番多かったのがカフェでした。続いて本。そこで図書館と大人のカフェをつくろうと思っています。その図書館にはカークラブマガジンの創刊号から最新号までが全部揃う。2階は音楽のフロアで、ビートルズが使っていた本物の楽譜を飾るなんてことも考えています。アミューズの大里洋吉さんや、水野誠一さんにアドバイザーとして入ってもらっています」等と明かされています。 代官山店の所在地が三つに分かれているのは、3棟に分かれているからでしょう。店内構成はアート、建築、人文、車、料理、という5つの専門分野を強化ポイントとし、さらに雑誌(マガジン・ストリート)にも力を入れて、先述のプレミアムエイジをターゲットに品揃えをするとのことです。いずれも1階部分が書籍雑誌売場。その他250坪というのはカフェのようです。取次Nの出品依頼書ではプレミアムエイジが「55歳以上で時間的余裕のある方」と、より具体的に説明されており、さらに、代官山店について「流行やトレンドの情報発信地であり、文化へのリスペクトと次世代への継承を具体化する書物の森」を目指す、と書かれています。弊社へのご発注は写真集の主要商品と人文書が少々。 東日本大震災の影響によりオープンが夏予定だった当初より遅れていたようですが、版元に発注書が届いているということは完成も間近であると見ていいでしょう。進行状況については同プロジェクトのtwitterアカウントをフォローしておくのが便利なようです。ふたたびプロジェクト概要から引用すると、「「森の中の図書館」をイメージして作られる次世代のTSUTAYAには、本・音楽・映画を中心に、懐かしの作品やビンテージの貴重な作品をまるでライブラリーのように取り揃えるほか、商業施設内には食事や語らいを楽しめるようなカフェ、レストラン、買い物を楽しめる複数のテナントなどを展開していく予定」とのことなので、まあ率直に言うと「アンダープレミアムエイジ」な下町の貧乏人である私めにはほとんどご縁のなさそうなハイクラスなお店になるのでしょうけれど、そんな私にとっても「本のある街づくりの試み」としてはどんな仕上がりになるのか非常に楽しみです。
by urag
| 2011-08-06 13:34
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