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2011年 05月 10日

書評情報:中平、ジュネ、ドアノー

中平卓馬写真集『都市 風景 図鑑』の書評が、2011年4月21日発売の季刊誌『嗜み』10号(Spring 2011、文藝春秋)のCross Cultural Review欄に掲載されました。評者は、大竹昭子さんと小沼純一さんです。「人間の謎に迫るこんな写真家はほかにいない」(大竹)、「〔本書について何かを述べることの困難さという〕中途半端な状態が、この「ドキュメント」とつきあうことなのかもしれない」(小沼)と評していただきました。

ジャン・ジュネ『公然たる敵』の書評が、2011年5月8日(日)付の「東京新聞」読書欄「BOOKナビ 人文・社会」に掲載されました。評者は佐々木敦さんです。「時に激烈で、時に優雅なジュネの「詩的な政治性」に触れることができる」と評していただきました。佐々木さんの記事では本書のほかにスピヴァク『ナショナリズムと想像力』(青土社)や、ローザ・ルクセンブルク『獄中からの手紙』(みすず書房)も取り上げられています。

ロベール・ドアノー『不完全なレンズで』の書評「ドアノーと歩く世界」が、2011年5月21日発売の月刊誌『婦人之友』6月号の「わたしの本棚」欄に掲載されました。評者は清水眞砂子さんです。「『不完全なレンズ』を読みおえて、今、至福の中にいる。ドアノーの目を通して世界を見、人間を見ていると、じわっとうれしくなってくる。〔…〕ドアノーを愛する訳者の解説も絶品」と評していただきました。

書評者の先生方に深く御礼申し上げます。

by urag | 2011-05-10 17:57 | 広告・書評 | Comments(0)


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