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2010年 12月 12日

紀伊國屋じんぶん大賞2010――読者がえらぶ人文書ベストブック

現在、紀伊國屋書店新宿本店5F人文書売場では、ロールズ『正義論 改訂版』刊行記念ブックフェア「これまでの正義、これからの正義」(選書:川本隆史+仲正昌樹+中森明夫)が好評開催中ですが、それと並行して、「河出ブックス・河出文庫・河出書房新社謝恩本フェア」が開催されています。謝恩本は20%オフなので、この機会に高額本(ブルトン『魔術的芸術』やシャーマ『風景と記憶』など)を狙うのがお得だと思います。さらに、河出フェアの隣では「2010年紀伊國屋書店人文書ベストブック」が展開されています。今年刊行された本で何が売れたのか、これで一目瞭然です。読み忘れ、買い忘れがないか、チェックするのに便利。

紀伊國屋じんぶん大賞2010――読者がえらぶ人文書ベストブック_a0018105_22385632.jpg

写真をご覧になるとお分かりになると思いますが、「ベストブック」フェアの真ん中にはなにやら箱が設置されています。これにもう少し寄ってみると・・・

紀伊國屋じんぶん大賞2010――読者がえらぶ人文書ベストブック_a0018105_22393017.jpg

これは何かと言いますと、来月中旬スタートのフェア「紀伊國屋じんぶん大賞2010――読者がえらぶ人文書ベストブック」のための読者アンケート募集の箱なのですね。詳細はリンク先でお読みいただくとして、要するに読者の皆さんにウェブ上ないし店頭で投票していただいて、一番得票数が多かった本に大賞を贈るというものです。ちょうどブックファースト新宿店さんでは著名人・業界人が選ぶ「名著百選」フェアが1月16日まで開催されていることを当ブログでご紹介しましたけれど、このフェアの直後に紀伊國屋書店のが始まるといったところですね。私も、少しばかり紀伊國屋さんのお手伝いをすることになっています(千葉雅也さんとの「文藝」対談の続き、とか)。フェアの企画者は、「朝日新聞」2010年11月8日夕刊「凄腕つとめにん」欄の記事「アイデア企画で売った人文書23000冊以上」に登場されていた人文書MDのY係長さんです。

読者アンケートというのはなかなか大胆な発想です。自薦は不可、となっていますが、著者や出版社が自著自社本を推しだしたらキリがないですから、やむをえません。当ブログをご覧の皆さまもどうぞふるってご参加ください。

by urag | 2010-12-12 22:41 | Comments(0)


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