「朝日新聞」2010年11月7日(日)付の読書欄に、ドアノー『
不完全なレンズで』の書評記事「視線ひきつける写真家の反骨精神」が掲載されました。評者は写真家・作家の石川直樹さんです。「彼の頑迷さや反骨精神を随所に感じ、その不完全さこそ彼の目指すところだったのかもしれないと気づかされる」と評していただきました。
「毎日新聞」2010年10月27日(水)付夕刊の文化欄「文芸時評10月」にも同書の書評が掲載されました。歌人・作家の東直子さんの記事「人間を俯瞰するまなざし」の、3点の推薦本のうちの1冊として挙げられています。「撮影の逸話や写真を撮ることに対する矜持を詩的要素も交えて語る」と評していただきました。
「週刊文春」2010年11月4日号のリレー連載「私の読書日記」でも同書が取り上げられました。フランス文学者の鹿島茂さんが担当された「フランクリン、ナポレオンの妹、ロベール・ドアノー」という記事において、「ドアノーの写真の「意味」や背景を知りたいと思う向きには貴重な資料である。とくに、写真では庶民はと思われているドアノーが、文章では意外やシュルレアリストに近いことが注目を引く」と評していただきました。
「KINOKUNIYA BOOKLOG 書評空間」では、大竹昭子さんが11月5日の記事「
写真家とはこういう者である」においても、同書を書評して下さいました。「煎じ詰めるとドアノーがこの本で語っているのはたったひとつのこと、「写真家とはなにものか」ということのように思える。さまざまなエピソードがすべてこの一点に収斂し、語られているように感じられる。もちろん、詩人ジャック・プレヴェールやブレーズ・サンドラールなど、彼を支えた仲間のことや、ピカソやブランクーシを撮影にいったときのことなど貴重なエピソードも多いが、70を過ぎた彼が編集者のくどきに応じてこの場に出てきたのは、写真家というのはこういうものだ、それを自分は50年やってきた、ということを言うためだったのではないだろうか」と評してくださいました。
書評者の先生方に深く御礼申し上げます。
なお、ドアノーの写真集を御所望の方もおいでになるようなので、一筆書き添えますと、ロベール・ドアノーの写真集はリブロポートやトレヴィル(旧社)などから刊行されていましたがいずれも絶版で、現在入手可能なのは、岩波書店から刊行された2点、『
パリ』(2009年)と『
芸術家たちの肖像』(2010年)、そしてタッシェン・ジャパンから刊行されている『
ロベール・ドアノー』(2003年)です。このほかタッシェンではドアノーの写真をあしらったダイアリーやカレンダーを発売しています。
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