2010年9月25日(土)増床オープン
ジュンク堂書店芦屋店:300坪
兵庫県芦屋市オ小原町9-1-304 ラポルテ東館 3F
JR芦屋駅前、駅直結の「
ラポルテ」3Fで現在144坪で営業中の芦屋店が、300坪に増床されてオープンします。取次は
T。出版社への出品依頼書に付されたジュンク堂さんの挨拶文は、岡充孝社長(1949-)のお名前で書かれています。先代の工藤さんが「丸善書店」の社長になり、ジュンク堂の次期社長の人事が注目されていましたが、順当にジュンク堂社内から、専務取締役営業本部長の岡さんが昇進されたかたちになります。CHIグループ内におけるジュンク堂と丸善の人材交流によって、それぞれが発展的に「解体」されるのだろうか、と心配しましたが、少なくともジュンク堂はアイデンティティを保っているように見えます。岡社長の挨拶文によれば、今回の芦屋店の増床は「専門書・コミック部門の大幅な品揃えを計画」したものだそうです。
2010年10月15日(金)
ジュンク堂書店吉祥寺店:1100坪
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-5 コピス吉祥寺 6F・7F
今年3月14日に閉店した伊勢丹吉祥寺店が入居していたF&Fビルが改装されて今秋「コピス吉祥寺」に生まれ変わります。入居する108店の中で最大規模のテナントがジュンク堂書店吉祥寺店。取次は
O。吉祥寺では、JRの駅ビル「アトレ」2Fにブックファーストアトレ吉祥寺店がありますし、ジュンク堂の出店する北口には駅前のパルコの地下2Fにリブロ吉祥寺店、サンロード内には個性派書店のブックス・ルーエ、東急百貨店の8Fに紀伊國屋書店吉祥寺東急店があり、さらにヴィレッジヴァンガードが2軒(パルコ6Fの「オンザコーナー」とアイビルB1Fの「吉祥寺店」)、絵本専門店「トムズボックス」「おばあちゃんの玉手箱」、古書店「百年」があり、本屋さんを探すのに困らない場所です。
そこへ最大規模の書店として参入するということで、まずジュンク堂に期待されるのは、リブロやブックファースト、紀伊國屋書店、啓文堂(南口)などのチェーン書店では限界があった専門書の充実だろうと思います。本屋の少ない南口側のマルイに入居したらよかったのにとシロウト判断では思うものの、吉祥寺で1000坪以上の売場を確保するのはたいへんなことですから、伊勢丹撤退の機会を見逃さなかったジュンク堂の気合いには「本気」を感じます。これをきっかけに、上記のような総合書店で撤退を決める既存店が出てきてもおかしくないほどで、今後のサバイバル戦が注目されるところです。
このところのジュンク堂およびCHIグループの出店攻勢を見ていると、先日も書いたとおり、真剣に国内チェーン店ナンバーワンを目指し、他チェーンとの対決姿勢を強めているという印象があります。さらに言えば、CHIグループ内の丸善が主に取引している取次の日販にしてみれば、同グループ内のジュンク堂やMARUZEN&ジュンク堂の進展はトーハンと大阪屋の進展でもあるわけで、勢力が拡大していくのを警戒しているでしょう。トーハンは同じくCHIグループのTRCが日販に帳合変更したことで、TRCを提訴しています。いったいこの複雑な力関係はこの先どう変容していくのでしょうか。
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