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2010年 06月 09日

弊社出版物の著者や訳者の方々の最近の御活躍

弊社出版物の著者や訳者の方々の最近の御活躍の一端をお知らせします。

★森山大道さん(写真集『新宿+』『大阪+』『ハワイ』『にっぽん劇場』『何かへの旅』)
今週金曜日より札幌宮の森美術館にて写真展「北海道‐第二章/展開」が開催されます。

◎森山大道写真展「北海道-第2章/展開

会期 : 2010年6月11日(金) - 2010年9月20日(月)
1期 : 2010年6月11日(金) - 2010年8月2日(月)
2期 : 2010年8月5日(木) - 2010年9月20日(月)
会場 : 札幌宮の森美術館
開館時間 : 11:00-19:00 
休館日 : 火曜日(8月4日(水)一部展示入れ替えのため休館)
観覧料 : 一般500(400)円 高大生400(300)円 中学生以下無料 

※ 観覧料()内はリピーター割引、10名様以上の団体割引あり。
※ 展覧会タイトル、内容は予告無く変更となる場合があります。
※ お問い合わせ 森山大道写真展「北海道」事務局 TEL011-612-3562

30年以上の時を経てついに公開された森山大道の北海道。大部の写真集に加え、道内各地を会場ごとに異なる構成で巡る本展は大きな反響を呼んでいます。序章に続き、札幌宮の森美術館で開催される第2章では、デジタル・カメラによる最新のカラー作品もまじえ、約220点を展示いたします。

また、同写真展は会場ごとに異なる構成で道内各地を巡回します。

2010年7月31日(土)- 2010年8月22日(日): 小樽運河プラザ
2010年8月3日(火)- 2010年8月29日(日): 市立小樽文学館
8月下旬-9月中旬予定: 札幌パルコ本館

◆同美術館で並行して開催される催事

◎「NORTHERN2」発売記念・森山大道氏サイン会

日時 : 6月20日(日)15:00-
会場 : 札幌宮の森美術館
※サイン会のご参加は、当日ミュージアムショップにて書籍をご購入いただいた方に限ります。
※森山大道『NORTHERN 2/北方写真師たちへの追想』図書新聞、6月11日刊行予定、税込3,150円。

◎展覧会ディレクター長澤章生氏によるフロアーレクチャー

日時 : 8月1日(日)11:30、15:00
※本展覧会の半券(当日有効)をお持ち下さい。

◎森山大道 映像上映会

上映スケジュール
6月11日(金)~18日(金)『森山大道 in PARIS』
6月19日(土)~25日(金)『森山大道 北海道 旭川・東川町』
6月26日(土)~7月2日(金)『森山大道 北海道』
7月3日(土)~9日(金)『光と影』

◆今週末まで開催中の写真展

◎森山大道新作写真展「NAGISA」

会期:2010年4月16日(金)~6月13日(日)11:00~19:00会期中無休
会場:BLD GALLERY(東京都中央区銀座2-4-9SPP銀座ビル8F)TEL-03-5524-3903

※展覧会に併せ、森山大道写真集『NAGISA』がAkio Nagasawa Pubulishingより4月に刊行されました。税込6,300円。


★ジェイムズ・クリフォードさん(『ルーツ』著者)
今月下旬来日され、東京と大阪で講演を行います。

◎「複数の伝統的未来:グローバル化時代における先住民運動の新たな展開と歴史叙述をめぐる問い」Traditional Futures: New Indigenous Politics and the Question of Global History

日時:2010年6月23日(水)19:00 ~20:30
場所:国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
会費:1,000円(学生:500円、国際文化会館会員:無料)
【定員に達したため、お申し込みを締め切りました。ご理解のほどお願い申し上げます】
用語:英語/日本語(同時通訳付き)

お問い合わせ: 財団法人国際文化会館企画部(東京都港区六本木5-11-16)Tel: 03-3470-3211

クリフォード教授は、現代世界における“先住民”の新たな台頭に関する比較研究に現在携わっています。本講演は、トランス・ナショナルな勢力とローカルな文化的政治の弁証法を探求し、先住民たちの残存と変貌が、いかにわたしたちに対してグローバルな歴史の定説化されてきた考え方を再考するように迫るかという考察を行います。わたしたちはみな、一緒にそして個別に、この21世紀において、どこへ向かっているのでしょうか。この疑問は、新たな喫緊性と、そして不確実性をともない、わたしたちの前に立ち現われています。牛場記念フェローシップ公開講演、第13回アイハウス・アカデミー。司会:太田好信(九州大学大学院比較社会文化研究院教授)。


◎「文化遺産の返還とその再生――アラスカ州コディアク島の仮面をめぐって」Repatriation and the Second Life of Heritage: Return of the Masks in Kodiak, Alaska

日時:2010年6月26日(土)14:00~16:15
場所:国立民族学博物館講堂(大阪府吹田市千里万博公園10-1)
定員:450名(申し込み先着順)
参加費:無料
使用言語:英語/日本語(同時通訳付き)

参加申込方法:お名前、ご所属、連絡先(E-mail/Tel/Fax)を明記し、電子メール、電話、FAXのいずれかの方法でお申し込みください。
E-mail:clifford.min@idc.minpaku.ac.jp
TEL:06-6878-8235 (国際協力係、International Cooperation Unit)
FAX:06-6878-8479

この講演はアラスカ州コディアク島のアルティーク博物館・考古学資料館で最近おこなった調査にもとづくものである。同博物館は先住民が運営する文化センターであり、文化遺産の再活用をめざしたさまざまなプログラムを実践している。2008年、コディアク地域の儀礼用仮面のコレクション―このコレクションは1870年に若いフランスの言語学者が取得し、それ以来、フランスのある地方博物館に収蔵されていたものである―がアルティーク博物館に貸し出しのかたちで返還された。このきわめて稀少な仮面コレクションは、ロシアやアメリカによる植民地化のために荒廃させられた文化にとって、計り知れない象徴的価値をもつものであり、「文化遺産」の再生のうえで新たな役割を果たすものである。

今回の講演では、スライドも交えながら、仮面の返還について語り、いまや主役となった返還資料のその後について追究する。そこでは文化遺産をめぐるポリティクスと先住民文化の再生についての一般的な諸問題について検討することになろう。たとえば真正性と歴史性についての観点のちがい、植民地の遺産と先住民の未来、資本主義とポスト・モダンなアイデンティティ形成との関係などである。今日における仮面の意味、仮面が体現する断絶と持続は、曖昧であると同時に生産的でもあり、けして尽きることのないものであることを論じたい。

プログラム
14:00~14:10 挨拶:須藤健一(国立民族学博物館長)、講師紹介
14:10~15:10 講演:ジェイムズ・クリフォード
15:10~15:20 休憩(質問用紙の回収)
15:20~16:15 パネル・ディススカッション

講演者:ジェイムズ・クリフォード(カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校特別功労教授)
司会:吉田憲司(国立民族学博物館文化資源センター教授)
パネリスト:岸上伸啓(国立民族学博物館先端人類科学研究部教授)
パネリスト:太田好信(九州大学大学院比較社会文化研究院教授)

by urag | 2010-06-09 18:43 | Comments(0)


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