某A書店にお勤めだったKさんから先日お手紙をいただき、今年2月8日に千駄ヶ谷で開店したブックカフェ「
Bibliothèque」のご案内をいただきました。
ご案内によれば、「このスペースは、1975年に創立したデザイン事務所:株式会社スーパースタジオが長年にわたり蒐集した蔵書を一般の方々に開放し、自由に閲覧していただくために開設しました。名前は Bibliothèque(ビブリオテック:図書室)。Bruce Weber、Avedon、Penn、Herb Rittsなどの写真集や、Warhol、Damien Hirstなどのアートブック、歌舞伎や陶芸、浮世絵などの日本文化、そして70年代、80年代のVOGUEやELLEなどのファッション雑誌や、映画本、料理本などなど、今では手に入らない初版本、絶版本もたくさんあります。どうぞ、ごゆっくりご覧ください。オールドビーンズで深煎りした薫り豊かなコーヒーをお出しします。紅茶をご希望の方はお申し付けください。ご利用料は、お一人様500円です」とのこと。
Kさんからいただいた、通りから見たBibliothèqueの写真。

そしてもっと接近するとこんな感じです。店内の写真も。雰囲気いいなあ。



営業時間は、火曜日から土曜日の12:00から21:00まで。A書店出身のスタッフが3名もいらっしゃると聞いてびっくりしました。Bibliothèqueを主宰するスーパースタジオは出版社「
スーパーエディション」も経営。内容、装丁ともに魅力的で素敵な本を刊行しておられます。
Bibliothèqueの地下には60名ほど収容可能なイベントスペースがあり、今週土曜日には以下のトークイベントが行われます。これはBibliothèqueが「文明講座」と題しておくる催事の記念すべき第1回目で、今後、こうしたイベント企画が充実していくようです。
◎第1回Bibliothèque文明講座:上島春彦×吉田広明「黒澤を映画の現在に奪還するために」
日時:2010年5月15日(土)16:00-18:00(15:30受付開始)
会場:
Bibliothèque(渋谷区千駄ヶ谷3-54-2:東京メトロ副都心線「北参道」駅下車徒歩7分)
入場料:1,000円(当日精算)
予約制:電話03-3408-9482または店頭にて受付。定員60名。
このトークイベントは以下の本の刊行を記念して行われるものです。
血の玉座――黒澤明と三船敏郎の映画世界
上島春彦(1959-)著
作品社 10年4月 本体2,600円 四六判上製カバー装336頁 ISBN978-4-86182-255-1
◆帯文より:黒澤映画における、三船敏郎の存在理由とはいかなるものか。その映像の中で、分身/門/拠り代とは何を意味しているのか。画面の精緻な読解から、作品の新たな読みを提示する本格評論。黒澤明生誕100年、三船敏郎生誕90年記念出版!