弊社出版物の著者や訳者の方々の最近の御活躍の一端をお知らせします。
★ジョルジョ・アガンベンさん(『
アウシュヴィッツの残りのもの』『
バートルビー』『
涜神』『
思考の潜勢力』著者)
みすず書房さんから著書『イタリア的カテゴリー』が出版されました。
イタリア的カテゴリー
ジョルジョ・アガンベン著
岡田温司監訳 橋本勝雄・多賀健太郎・前木由紀訳
みすず書房 2010年4月 本体4,000円 四六判上製カバー装368頁 ISBN978-4-622-07510-3
*帯文より:イタリア文学を支える諸カテゴリーを明るみにし、〈言語活動の経験〉としての作品へ深く潜り込んでゆく。アガンベンにおける詩的なるものの思考の源泉=詩学。
*目次
増補版へのはしがき
序文
第1章 喜劇
第2章 コルン――解剖学から詩学へ
第3章 言語の夢
第4章 パスコリと声の思考
第5章 詩の口述
第6章 脱‐我有化されたマニエラ
第7章 アンドレア・ザンゾットの「到来する(エルコメノス)」ロゴス
第8章 紋章学と政治学
第9章 オルフェウスに寄せる詩のトルソ
第10章 パロディ
第11章 隠された財宝の祝祭
第12章 詩の結句
[補遺]
バスクの少女の謎
言葉狩り
中間休止における間投詞
都市と詩
義人たちは光によって養われない
助修士/共‐詩行のロンダ
悲劇の/との別れ
原註
訳註
初出
詩と哲学のあいだで――訳者あとがきに代えて
人名索引
*下部の写真は左から96年マルシリオ社版原書、10年みすず書房版訳書、10年ラテルツァ版原書増補版です。96年版と10年版の書名や目次を対照すると以下のようになります。米印(※)を付したエッセイが、10年版で増補されたテクストになります。
Categorie italiane: Studi di poetica, 1996, Venezia, Marsilio.
Categolie italiane: Studi di poetica e di letteratura, 2010, Roma-Bari, Laterza.
Avvertenza alla presente edizione ※
Premessa
Comedia
Corn. Dall'anatomia alla poetica
Il sogno della lingua
Pascoli e il pensiero della voce
Il dettato della poesia
Disappropriata maniera
Il logos erchomenos di Andrea Zanzotto ※
Araldica e politica ※
Il torso orfico della poesia ※
Parodia ※
La festa del tesoro nascosto
La fine del poema
Appendice
Un enigma della Basca
La caccia della lingua
Interiezione in cesura ※
La citta e la poesia ※
I giusti non si nutrono di luce
Ronda dei con-versi ※
L'antiellegia di Patrizia Cavalli ※
Il congredo della tragedia
Nota ai testi
Postfazione di Andrea Cortellesa. Profanare il dispositivo ※
*「パロディ Parodia」はもともと弊社刊『
涜神』に収録されていたテクストですが、今回新訳で『イタリア的カテゴリー』に収められています。
★
増山麗奈さん(澤田サンダー『
幼なじみのバッキー』挿絵作者)
白澤社(はくたくしゃ)さんから著書『いかす!アート』を刊行されました。
いかす!アート――No Warそしてエロ&エコの麗奈的アートエッセー
増山麗奈著
白澤社(現代書館発売) 2010年4月 本体1,700円 四六判並製カバー装174頁 ISBN978-4-768479-33-9
*帯文より:カワイイ系反戦アート集団『桃色ゲリラ』主宰、映画「桃色ジャンヌ・ダルク」主演、『ロストジェネ』誌編集委員、そして二児の母、暴走系画家パフォーマー……増山麗奈が愛を込めて、ゲイジュツについて語ります。誰もソレを止められないの!!