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2010年 04月 09日

ジェイムズ・クリフォード初来日記念後援会

◎ジェイムズ・クリフォード 初来日記念プログラム

滞日期間:2010年6月20日~7月4日

◆牛場記念フェローシップ公開講演/第13回アイハウス・アカデミー

「複数の伝統的未来:グローバル化時代における先住民運動の新たな展開と歴史叙述をめぐる問い」

講師:ジェイムズ・クリフォード
カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校特任教授・牛場記念フェローシップ招聘フェロー
司会:太田好信/九州大学大学院比較社会文化研究院教授
日時:2010年6月23日(水)7:00 pm
会場:国際文化会館岩崎小彌太記念ホール
会費:1,000円 (学生:500円、会員:無料)
用語:英語/日本語(同時通訳付き)
申し込みは⇒こちら

内容:クリフォード教授は、現代世界における“先住民”の新たな台頭に関する比較研究に現在携わっています。本講演は、トランス・ナショナルな勢力とローカルな文化的政治の弁証法を探求し、先住民たちの残存と変貌が、いかにわたしたちに対してグローバルな歴史の定説化されてきた考え方を再考するように迫るかという考察を行います。わたしたちはみな、一緒にそして個別に、この21世紀において、どこへ向かっているのでしょうか。この疑問は、新たな喫緊性と、そして不確実性をともない、わたしたちの前に立ち現われています。


◆国立民族学博物館・財団法人 国際文化会館共催 講演会

「文化遺産の返還とその後:アラスカ州コディアク島の仮面をめぐって」

日時:2010年6月26日(土)2:00-4:15 pm
会場:国立民族学博物館講堂(大阪府吹田市)
会費:無料
用語:英語/日本語(同時通訳付き)
お問い合わせ先:国立民族学博物館(国際協力係)
Tel: 06-6878-8235
E-mail:clifford.min*idc.minpaku.ac.jp (*を@に代えて下さい)

***
ジェイムズ・クリフォード:人類学の領域で自明とされてきたさまざまな概念や方法論を疑問視してきた文化批評家であり、「ポスト・モダン」の旗手として世界的に知られています。ハーバード大学にて博士号(Ph.D.)(歴史学)を取得し、1978年よりカリフォルニア大学サンタ・クルーズ校「意識の歴史プログラム(History of Consciousness)」における学際プログラムにて教鞭をとる。ロンドン大学およびイエール大学においても人類学の客員教授を歴任。主著に、『人類学の周縁から』 (人文書院2004)、『文化の窮状:二十世紀の民族誌、文学、芸術』 (人文書院2003)、『ルーツ:20世紀後期の旅と翻訳』 (月曜社2002)、『文化を書く』(ジョージ・マーカス共編、紀伊國屋書店1996)など。数多くの著書が外国語に翻訳され、芸術や文化研究などの幅広い分野で多大な知的影響を及ぼしています。

by urag | 2010-04-09 14:13 | Comments(0)


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