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2023年 12月 31日
◎2022年5月中旬発売予定:長崎浩『国体と天皇の二つの身体』本体3,000円。 ◎2022年5月中旬発売予定:鈴木創士『芸術破綻論』本体3,000円。 ◆最新刊(書籍の発売日は、取次への搬入日であり、書店店頭発売日ではありません) ◎2022年4月13日発売:シャルロット・デルボー『誰も戻らない』本体2,400円。 ◎2022年4月1日発売:ダヴィッド・ラプジャード『ちいさな生存の美学』本体2,400円。◎2022年3月25日発売:渡部直己『子規的病牀批評序説』本体2,700円。 ◎2022年3月25日発売:樋笠勝士編『フィクションの哲学』本体4,500円、シリーズ・古典転生第26回配本(本巻25) ◎2022年3月3発売:ステファヌ・マラルメ『賽の一振り』本体2,200円、叢書エクリチュールの冒険、第20回配本 ◎2022年2月28日発売:ジョルジョ・アガンベン『散文のイデア』本体2,800円、叢書エクリチュールの冒険、第19回配本 ◎2022年2月18日発売:レイモンド・ウィリアムズ『オーウェル』本体3,200円 ◎2022年1月28日発売:鈴木創士編『連合赤軍』本体2,700円 小杉亮子氏書評「世界の変革とそのための運動とは――現在の問いとしての連合赤軍」(「週刊読書人」2022年4月15日付) ◎2021年12月16日発売:アンドレアス・マルム『パイプライン爆破法――燃える地球でいかに闘うか』本体2,400円 栗原康氏書評「燃える地球 止めるにはもはや」(「信濃毎日新聞」2022年4月9日付) ◎2021年12月13日発売:『多様体4:書物/後世』本体2,500円 ◎2021年12月2日発売:青柳いづみこ『花を聴く 花を読む』本体1,800円 ◎2021年11月17日発売:永山則夫『法廷調書』本体2,500円 ◎2021年10月6日発売:佐藤泰志『光る道――佐藤泰志拾遺』本体3,400円 外岡秀俊氏書評「死後も伸び続ける樹――早熟の作家が目指した「生命そのものの書物」」(「週刊読書人」2021年11月19日号) 小田島本有氏書評「佐藤泰志ファンにとって必携の書――いまだに佐藤泰志ブームは継続中だ」(「図書新聞」2022年1月15日号) 青来有一氏書評「もがき続けた才能の足跡」(「東京新聞」2022年1月15日) ◎2021年9月28日発売:長崎浩『叛乱を解放する――体験と普遍史』本体3,200円 古賀暹氏書評「「叛乱」と政治的なるもの――その思想的個人史」(「週刊読書人」2021年12月10日付) 高橋順一氏書評「叛乱から政治へ――長崎浩は語の真の意味で〈1968年〉の思想家である」(「図書新聞」2022年2月5日付) ◎2021年9月22日発売:谷川渥『孤独な窃視者の夢想――日本近代文学のぞきからくり』本体2,600円 志賀信夫氏書評「美学と文学と変態と――陰からちらりと覗き見する異端的文学」(「週刊読書人」2021年11月5日号) 福田宏樹氏書評「妖しき近代文学、美学者が凝視」(「朝日新聞」2021年11月6日付) 林浩平氏書評「心憎いまでの目配り――日本の近代文学の精髄には、どこか猟奇的で倒錯的、犯罪的な要素が生きている」(「図書新聞」2021年11月20日号) ◎2021年9月21日発売:ロドルフ・ガシェ『読むことのワイルド・カード――ポール・ド・マンについて』本体5,400円、シリーズ・古典転生第25回配本(本巻24) 遠藤不比人氏書評「ポール・ド・マンの批評を的確に形容する「ワイルド・カード」――ラディカルに厳格で執拗なド・マンの批評を同様の厳格さと執拗さで精読する」(「図書新聞」3月19日号) ◎2021年8月27日発売:江川隆男『残酷と無能力』本体3200円。 ◎2021年8月12日発売:森山大道写真集『Nへの手紙』本体2500円。 ◎2021年7月5日発売:小泉義之『災厄と性愛――小泉義之政治論集成Ⅰ』『闘争と統治――小泉義之政治論集成Ⅱ』本体各2600円。 大野光明氏書評「腐朽のなかで闘争の現在地を探りあてる――次に動くのは「私たち」の番だ」(「週刊読書人」2021年11月12日号)◎2021年6月1日発売:アルベール・ロトマン『数理哲学論集』本体4,500円、シリーズ・古典転生第24回配本(本巻23)。 ◎2021年5月7日発売:『表象15:配信の政治――ライヴとライフのメディア』本体2,000円。 ◎重版出来: 2022年04月19日:甲斐義明編訳『写真の理論』3刷 ◎主要品切書目:『舞台芸術05』『舞台芸術08』『表象01』『表象02』『表象03』『表象04』『表象05』『表象07』『表象08』『表象09』『表象12』、毛利嘉孝『文化=政治』、クリフォード『ルーツ』、スピヴァク『ポストコロニアル理性批判』、ギルロイ『ブラック・アトランティック』、ハーマッハー『他自律』、ブレイエ『初期ストア哲学における非物体的なものの理論』、平井浩編『ミクロコスモス 第1集』、バトラー『自分自身を説明すること』、ユンガー『パリ日記』、ブランショ『書物の不在 初版朱色本』『書物の不在 第二版鉄色本』『謎の男トマ 初版本』、片山廣子『燈火節:随筆小説集成』『新編燈火節』、竹内てるよ『静かなる夜明け』、高柳昌行『汎音楽論集』、大里俊晴『マイナー音楽のために』『ガセネタの荒野』、大竹伸朗『ネオンと絵具箱』、森山大道写真集『新宿』『新宿+』『大阪+』『オン・ザ・ロード』『にっぽん劇場』『何かへの旅』『モノクローム』、森山大道フォトボックス『NOVEMBRE』、中平卓馬『都市 風景 図鑑』、やなぎみわ作品集『WHITE CASKET』、川田喜久治写真集『地図』、遠藤水城編『曽根裕|Perfect Moment』、佐野方美写真集『SLASH』。※書店からの返品で在庫がまれに生じる場合があります。直接、弊社までお電話かメールなどでお尋ね下さい。 ◆出版=書店業界情報:リンクまとめ ◎業界紙系:「新文化 ニュースフラッシュ」「文化通信」 ◎一般紙系:Yahoo!ニュース「出版業界」「電子書籍」「アマゾン」 ◎話題系:フレッシュアイニュース「出版不況」「電子書籍」「書店経営」 ◎新刊書店系:日書連 全国書店新聞 ◎雑談&裏話:5ちゃんねる 一般書籍 ※このブログの最新記事は当エントリーより下段をご覧ください。 ※このブログについてネット上でつぶやかれていることをご覧になりたい方はYahoo!のリアルタイム検索をご覧ください。 ※このブログがWWWにおいてどのような地位にあるのかについてはこちらをご覧ください。 ※月曜社について一般的につぶやかれている様子はYahoo!リアルタイム検索からもご覧になれます。月曜社が公式に発信しているものではありませんので、未確定・未確認情報が含まれていることにご注意下さい。ちなみに月曜社はtwitterのアカウントを取得する予定はありませんが、当ブログ関連のアカウントはあります #
by urag
| 2023-12-31 23:59
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2022年 04月 24日
★まずは先月刊行された、待望の新訳書から。 『インテンション――行為と実践知の哲学』G・E・M・アンスコム著、柏端達也訳、岩波書店、2022年3月、本体3,400円、四六判上製292頁、ISBN978-4-00-061527-3 ★英国の哲学者でウィトゲンシュタインの弟子、ガートルード・エリザベス・マーガレット・アンスコム(Gertrude Elizabeth Margaret Anscombe, 1919-2001)の代表作『Intention』(Oxford: Blackwell, 1957; 2nd edition, 1963)の全訳。既訳『インテンション――実践知の考察』(菅豊彦訳、産業図書、1984年)から約40年ぶりの新訳です。アンスコムの単独著の訳書はこの『インテンション』のみ。今回の新訳では、同時期に執筆された2論文「トルーマン氏の学位」(1956年)、「生の事実について」(1958年)が特別に併録されています。帯文の文言を借りると前者は「原爆投下を命じたトルーマン大統領への名誉学位授与に抗議する」論考、後者は「わずか数ページの長さで哲学的制度論の最重要古典となった」論考です。 ★「トルーマン氏の学位」から引きます。「罪のない人を死に至らしめることを、自らの目的のための手段として選択することは、例外なく虐殺である」(228頁)。「無力な者による抗議は時間の無駄だ。原子爆弾に対して「抗議のジェスチャー」を示す機会を私は得られなかった。それでも私は、トルーマン氏に名誉を授けるというこのわれわれの一連の行ないには断固として反対したい。というのも、人は、悪行を弁護することによってだけでなく、悪行に対し賞賛と追従を口にすることによっても、その罪に加担しうるからである」(239頁)。 ★このほか最近では以下の新刊との出会いがありました。 『陰謀論入門――誰が、なぜ信じるのか?』ジョゼフ・E・ユージンスキ著、北村京子訳、作品社、2022年4月、本体2,400円、四六判並製256頁、ISBN978-4-86182-894-2 『橋川文三とその浪曼』杉田俊介著、河出書房新社、2022年4月、本体3,900円、46変形判上製504頁、ISBN978-4-309-23115-0 『運河の家 人殺し』ジョルジュ・シムノン著、森井良訳、瀬名秀明解説、幻戯書房、2022年4月、本体3,200円、四六変上製416頁、ISBN978-4-86488-246-0 『ポエジーへの応答――詩と批評の戦いでは、抵抗主体に支援せよ』宗近真一郎著、幻戯書房、2022年4月、本体3,000円、四六判上製264頁、ISBN978-4-86488-243-9 ★『陰謀論入門』は、マイアミ大学教養学部政治学教授で陰謀論研究の専門家ジョゼフ・E・ユージンスキ(Joseph E. Uscinski)さんの近著『Conspiracy Theories: A Primer』(Rowan & Littlefield, 2020)の全訳。「本書では主要な用語と概念を解説し、陰謀論にまつわる神話の一部を解き明かしていく。〔…〕本書では真実と権力という、意見の相違を引き起こしがちなふたつのトピックに言及する」(序文、12頁)。「たくさんの人たちがわたしに、陰謀論によってどんなふうに人間関係が破壊されつつあるかを訴えてくる。〔…〕魔法の弾丸や解毒剤となる答えを差し出せたならよかった。しかしそれは叶わぬ願いだ」(12~13頁)。昨今の報道で耳目にするようになった通り、陰謀論は日本でも浸透しつつあります。今や陰謀論の理解は現代人のリテラシーのひとつでもあり、国内でも類書はどんどん増えています。目次は以下の通りです。 日本語版への序文 序文 第一章 なぜ陰謀論を学ぶのか 第二章 陰謀論とは何か 第三章 陰謀・特異なものへの信念の支持 第四章 陰謀論の心理学と社会学 第五章 陰謀論の政治学 第六章 トランプ大統領、インターネット、陰謀、陰謀論 訳者あとがき 参考文献 注 人名索引・事項索引 ★『橋川文三とその浪曼』は、まもなく発売。批評家の杉田俊介 (すぎた・しゅんすけ, 1975-)さんが集英社の月刊文芸誌「すばる」で全21回(2019年6月号~2021年3月号、1回休載)にわたり連載した「橋川文三とその浪曼」を加筆修正して書籍化したものです。「保田與重郎、丸山眞男、柳田国男、三島由紀夫、西郷隆盛、北一輝……。橋川とそれらの人々の具体的対決の断面と諸相から、何を学び取れるのか。橋川はどんな文体で書かねばならず、あるいは書いてしまうことを自らに禁じたのか。橋川にとってカウンター・ユートピアとは何か。日本的な革命のロマンとは。その思想的かつ文体論的な軌跡を、私は本書の中で可能な限り追っていきたい」(序章、28頁)。目次は以下の通り。 序章 橋川文三にとって歴史意識とは何か 第一章 保田與重郎と日本的ロマン主義 第二章 丸山眞男と日本ファシズム 第三章 柳田国男と日本ナショナリズム 第四章 三島由紀夫と美的革命 あとがきにかえて 参考文献一覧 人名索引 ★『運河の家 人殺し』は、〈ルリユール叢書〉第22回配本(30冊目)。帯文に曰く「シムノン初期の、「純文学」志向の〈硬い小説〉の傑作2篇がついに本邦初訳で登場! シムノン研究家の顔をもつ小説家・瀬名秀明による、決定版シムノン「解説」を収録」。「La Maison du canal」(1933年)、「L’Assassin」(1937年)の2篇は、瀬名さんの評価では「「初期後半」の時代に書かれた2作で、シムノンのキャリアを俯瞰する上で絶対に見逃すことのできない重大な転換期にあたっている」(374頁)と。「「初期」時代のシムノン作品は、あまりにも人の心が“見えすぎる”青年によって書かれた、他のどんな作家にも真似することのできない孤高の青春小説であった」(395頁)。 ★『ポエジーへの応答』は、批評家で詩人の宗近真一郎(むねちか・しんいちろう, 1955-)さんによる、「2020年以降に公表された論攷、書評、対談(宇野邦一さんとは2018年5月)から編まれた1冊」(巻末「覚書」より)。「つまり、大半が、新型コロナ・パンデミックongoingのタイムラインの言説である」(同)と。時評集「Status Quo」、対談集「Dialogues」、評論集「Critiques」、書評集「Reviews」の4部構成。対談相手は、野村喜和夫、藤原安紀子、宇野邦一さんの3氏。「パンデミックはファシズムへのショートカットである。仕掛けられた因果の連鎖に回収されてはならない」(帯文より)。
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by urag
| 2022-04-24 20:19
| ENCOUNTER(本のコンシェルジュ)
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2022年 04月 19日
◎2021年4月16日発売:『森山大道写真集成(5)1960-1982 東京工芸大学 写大ギャラリー アーカイヴ』本体16,000円。 ◎2021年4月5日発売:柿木伸之『断絶からの歴史』本体3,600円。 高橋順一氏書評「歴史の闇のなかにまどろむ死者たちを目覚めさせよ――ベンヤミンの歴史哲学の根源」(「図書新聞」2021年7月31日付) ◎2021年3月19日発売:ロドルフ・ガシェ『地理哲学』本体3,000円、叢書エクリチュールの冒険、第18回配本。 小林卓也氏書評「「地理哲学が開く「哲学とは何か」という問いの必要性――ギリシア古典研究から、古代ギリシアの歴史的・政治的状況を詳述し、これによって地理哲学のなかに、アナール学派の歴史地理学の転用以上の含意を読み込む」(「図書新聞」2021年9月18日付3面「学術・思想」欄)◎2021年3月5日発売:吉田裕『持たざる者たちの文学史』本体4,500円。 溝口昭子氏書評「「彼ら」「われわれ」を語る「わたし」を問う――植民地の群衆が炙り出す近代」(「図書新聞」2021年8月14日付) ◎2021年3月5日発売:カトリーヌ・マラブー『真ん中の部屋』本体3,400円、シリーズ〈哲学への扉〉、第8回配本。 高橋一行氏書評「徹底した偶然性と否定的な可塑性――マラブーの全著作のエッセンスが凝縮されて詰め込まれた書」(「図書新聞」2021年8月7日付5面「学術・思想」欄特集「哲学と思想史の新たな焦点を読む」) 門林岳史氏書評「その仕事の全体像を概略的につかむために――哲学者マラブーの方法そのものを提示」(「週刊読書人」2021年9月3日付) ◎2021年3月3日発売:ロザリンド・E・クラウス『アヴァンギャルドのオリジナリティ』本体4,500円。 大岩雄典氏書評「さらば、全てのアヴァン……」(「美術手帖」2021年6月号「BOOK」欄) 谷川渥×小西信之×林道郎鼎談「批評とは何か――「モダニズムの神話」を扱ったロザリンド・クラウスの古典的な重要書の新訳」(「図書新聞」2021年6月5日付) ◎2020年12月9日発売:桑原甲子雄『物語昭和写真史』本体2,400円。 ◎2020年11月12日発売:『多様体3 特集:詩作/思索』本体3,000円。 ◎2020年11月6日発売:アルフォンス・ド・ヴァーレンス『マルティン・ハイデガーの哲学』本体4,500円、シリーズ・古典転生第23回配本(本巻22)。 森一郎氏書評「フランスにおけるハイデガー受容史上の道標」(「週刊読書人」2021年2月19日号)黒岡佳柾氏書評「『存在と時間』の読解とフランス哲学界とハイデガー哲学との対話から、現代にも通じる独自の「ハイデガー論」が開陳される良書」(図書新聞4月10日号「特集:哲学と思想の波打際」) ◎2020年10月29日発売:ジェイソン・ワイス編『スティーヴ・レイシーとの対話』本体3,500円。 塚原立志氏書評(「ミュージック・マガジン」2021年1月号「BOOK」欄)松尾史朗氏書評「自発的な求道者がゆむぐ驚異的に破綻のない言葉たち」(「レコード・コレクターズ」2021年2月号「INFO.STATION BOOKS」欄) ◎2020年10月2日発売:『多様体2 総特集:ジャン=リュック・ナンシー』本体3,200円。 ◎重版出来: 2021年02月15日:ビショップ『ラディカル・ミュゼオロジー』2刷 2021年02月17日:久保明教『ブルーノ・ラトゥールの取説』4刷 2021年03月29日:クラウス『視覚的無意識』3刷 2021年05月19日:ボワ/クラウス『アンフォルム』4刷 2021年06月07日:ブルワー=リットン『来るべき種族』2刷 2021年08月16日:森山大道『K』2刷 2021年08月16日:森山大道『ニュー新宿』3刷 2021年09月27日:クラウス『アヴァンギャルドのオリジナリティ』2刷 2021年10月12日:ユンガー『労働者』2刷 2021年10月14日:ドアノー『不完全なレンズで』4刷
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by urag
| 2022-04-19 16:16
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2022年 04月 19日
甲斐義明編訳『写真の理論』(月曜社、2017年)、3刷ができあがりました。ジョン・シャーカフスキー、アラン・セクーラ、ロザリンド・クラウス、ジェフ・ウォール、ジェフリー・バッチェンらの論考を収録。解説とブックガイド付き。 #
by urag
| 2022-04-19 16:08
| 販売情報
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2022年 04月 17日
★まもなく発売となる注目近刊3点を掲出します。 『吉本隆明全集28[1994-1997]』吉本隆明著、晶文社、2022年4月、本体6,800円、A5判変型上製664頁、ISBN978-4-7949-7128-9 『満洲からシベリア抑留へ――女性たちの日ソ戦争』生田美智子著、人文書院、2022年4月、本体4,200円、4-6判上製410頁、ISBN978-4-409-52086-4 『親密なる帝国――朝鮮と日本の協力、そして植民地近代性〔コロニアル・モダニティ〕』ナヨン・エィミー・クォン著、永岡崇監訳、人文書院、2022年4月、本体4,500円、4-6判上製400頁、ISBN978-4-409-04119-2 ★『吉本隆明全集28[1994-1997]』は、第29回配本。単行本未収録53篇を収録。既刊中、最多の未収録数ではないかと思います。1996年8月に西伊豆の海水浴場で溺れた事故について書いた、「溺体始末記」や「内省記――溺体事故始末」をはじめ、谷川雁や埴谷雄高ら旧知の人々への追悼文、さらに阪神大震災やオウム事件など現代人にとっても忘れ難い出来事に対して論じた文章も収録。今なお吉本さんが生きているかのような錯覚を覚えさせます。目次詳細は書名のリンク先で確認できます。 ★また、予想以上に長文の野茂英雄論、ざっくばらんな荒木経惟論、そして村上春樹、ドゥルーズ/ガタリ、ビートたけし、宮崎駿、松本人志らの著書に対する書評など、同時代と旺盛に向き合ってきた足跡を確認できます。伊丹十三/岸田秀『哺育器の中の大人』(朝日出版社、1978年;青土社、1992年;文春文庫、1995年;ちくま文庫、2011年)に対する解説文(文春文庫版に初出)を読むと、岸田さんへの賛辞やその思想のまとめ方に吉本さんの共感がにじみ出ていて、吉本さんの『心的現象論』と岸田さんの『唯幻論大全』を併読することの意義を予感させます。 ★投げ込みの「月報29」は、辺見庸「単独者の貌」、道浦母都子「最後の贈り物」、ハルノ宵子「ハルノ宵子への良い質問・悪い質問」を収録。次回配本となる第29巻は8月刊行予定。 ★今年百周年を迎えた人文書院さんの4月新刊より2点。『満洲からシベリア抑留へ』は、4月20日取次搬入予定。2016年から2020年に掛けて各媒体に発表してきた論考を大幅に加筆し書き直して1冊にまとめたもの。女性たちのシベリア抑留の凄惨な実態を「満州やソ連での現地調査と最近発見したソ連の公式文書とを交錯させることで、その生の軌跡をたどっ」(はじめに、12頁)たもの。著者の生田美智子(いくた・みちこ, 1946-)さんは大阪大学名誉教授。ご専門は日露日ソ交流史で、単独著に『大黒屋光太夫の接吻――異文化コミュニケーションと身体』(平凡社選書、1997年)や『外交儀礼から見た幕末日露文化交流史――描かれた相互イメージ・表象』(ミネルヴァ書房、2008年)などがあります。 ★『親密なる帝国』は、4月26日取次搬入予定。デューク大学アジア中東研究学部准教授で、同大アジア系アメリカ人とディアスポラ研究プログラムディレクターを務めるナヨン・エィミー・クォン(Nayoung Aimee Kwon)さんの著書、『Intimate Empire: Collaboration and Colonial Modernity in Korea and Japan』(Duke University Press, 2015)の全訳。「日本語版への序文」が加えられています。目次詳細は書名のリンク先でご確認いただけます。帯文に曰く「「協力vs抵抗」では捉えきれない朝鮮人作家たちの微細な情動に目を凝らす。日本と朝鮮半島に共有された植民地近代という複雑な体験がもたらす難問に挑」む、と。 ★なお、人文書院さんは非売品で「人文書院100周年記念冊子(人文書院1000年のあゆみ/人文書院全刊行書目一覧)」(B6判48頁)を作製されました。この冊子は今月から岩手、東京、京都、奈良、大阪などで順次開催されている「人文書院100周年フェア」で配布中とのことです。 ★続いて注目既刊書について列記します。 『新装版 法哲学講義』G・W・F・ヘーゲル著、長谷川宏訳、作品社、2022年3月、本体7,800円、A5判上製712頁、ISBN978-4-86182-884-3 『諜報の技術――CIA長官回顧録』アレン・ダレス著、鹿島守之助訳、中公文庫、2022年3月、本体1,300円、文庫判464頁、ISBN978-4-12-207195-7 『全文現代語訳 維摩経・勝鬘経』大角修訳・解説、角川ソフィア文庫、2022年3月、本体1,160円、文庫判416頁、ISBN978-4-04-400699-0 『三酔人経綸問答』中江兆民著、先崎彰容訳・解説、角川ソフィア文庫、2021年12月、本体1,000円、文庫判272頁、ISBN978-4-04-400669-3 『吾妻鏡』西田友広編、角川ソフィア文庫、2021年11月、本体1,580円、文庫判784頁、ISBN978-4-04-400407-1 『風土記』橋本雅之編、角川ソフィア文庫、2021年11月、本体920円、文庫判272頁、ISBN978-4-04-400623-5 『鬼むかし――昔話の世界』五来重著、角川ソフィア文庫、2021年10月、本体1,120円、文庫判304頁、ISBN978-4-04-400675-4 ★『新装版 法哲学講義』は、2000年4月に初版が刊行されその後も版を重ねてきたロングセラーの新装版。1820年に上梓した『法哲学要綱』に基づいて1824~5年にヘーゲルがベルリン大学で行なった講義の記録です。講義だけでなく、要綱の訳も講義の後に併録されています。巻末には訳者の長谷川さんによる「新装版あとがき」が加えられています。訳文改訂については特筆されていないので、大きな変更はなかったということかと思います。長谷川さんは「法をめぐってこれほど広く粘り強く思考を重ねた書物はめったにあるものではない。200年も前の講義だが、社会と国家の本質にせまろうとする人がいまなお対決すべき重要な書物だ」と記しておられます。 ★中公文庫3月新刊から1点、『諜報の技術』は、1965年に鹿島研究所出版会(のちの鹿島出版会)より刊行された単行本の文庫化。原著は訳書刊行の2年前にハーパー&ロウより刊行された『The Craft of Intelligence』で、著者のアレン・ダレス(Allen Welsh Dulles, 1893-1969)の回顧録です。ダレスはアイゼンハワーとケネディ政権時に第5代CIA長官を務め、兄の国務長官ジョン・ダレスとともに「冷戦外交を主導」(カバー表4紹介文より)した人物で、対日終戦工作を画策したのも彼だと言います。巻末解説は早稲田大学教授の有馬哲夫さん。訳者の鹿島守之助(かじま・もりのすけ, 1896-1975)さんは鹿島建設中興の祖であり、第1次岸内閣では国務大臣を務めました。彼の遺志を継いで死後に設立されたのがかの八重洲ブックセンターであることは周知の通りです。 ★ダレスは本書をこう締めくくっています。「核ミサイル時代の軍事的挑戦はよく理解されており、それに立ち向かうために数十億ドルを費やすのは正しい。同時にわれわれは見えざる戦争のあらゆる面、クレムリン製の解放戦争、いろいろの看板や出先を有し、スパイ行為によって支持され、ソ連共産党に指導される、破壊活動の脅威にも対処しなければならない。今日、絶対にしてはならぬこと、それは、わが国の情報活動を鎖につなぐことである。情報活動が国防と情報収集とにおいて果たす役割は、無類の危険が絶えず存在する時代においては、不可欠なのである」(438~439頁)。 ★角川ソフィア文庫の昨年10月から今年3月までの既刊書より5点。「ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」からは、鎌倉幕府の百年誌『吾妻鏡』と、日本各地の動植物や地名の由来、伝承などを集めた『風土記』。「ビギナーズ 日本の思想」からは中江兆民による政治論『三酔人経綸問答』。シリーズ名はないものの一連の現代語訳仏典の最新作として『全文現代語訳 維摩経・勝鬘経』。カバー表4紹介文に曰く「二経典の全文および〔聖徳太子による注釈書〕「三経義流」の抜粋を読み下し文とわかりやすい口語訳で収録。また経典が与えた影響を多彩なコラムで紹介。文庫オリジナルの本格入門」。最後に無印(シリーズ外)では、民俗学者の五来重さんの『鬼むかし』。これは91年に角川選書の1冊として刊行されたものの文庫化で、巻末解説は小松和彦さんが寄せておられます。 #
by urag
| 2022-04-17 22:20
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