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2017年 04月 20日

ご清聴ありがとうございました:東京外国語大学「世界と出版文化」リレー講義

昨日4月19日に、東京外国語大学出版会企画のリレー講義「世界と出版文化」にて「人文系零細出版社の理想と現実」と題して発表させていただきました。御清聴ありがとうございました。聴講生の皆さんのレスポンスシートはすべて拝読させていただきました。ご質問を書いていただいた方にはただいま回答を準備中です。近くお渡しできるのではないかと思います。またどこかで皆さんとお目に掛かれることを楽しみにしております。

2010年7月07日「出版社のつくりかた――月曜社の10年」
2011年6月15日「人文書出版における編集の役割」
2012年6月06日「人文書出版における編集の役割」
2013年5月15日「知の編集――現代の思想空間をめぐって」
2014年7月09日「編集とは何か」
2015年6月06日「編集とは何か――その一時代の終わりと始まり」
2016年5月25日「編集と独立」
2017年4月19日「人文系零細出版社の理想と現実」

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# by urag | 2017-04-20 23:17 | ご挨拶 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 19日

上尾真道さん選書のブックツリー「心のケアを問う哲学。精神医療とフランス現代思想」

ラカン 真理のパトス』を人文書院より先月上梓された上尾真道(うえお・まさみち:1979-)さんの選書によるブックツリー「心のケアを問う哲学。精神医療とフランス現代思想」がオンライン書店honto内の「哲学読書室」にて公開開始となりました。

◎哲学読書室

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# by urag | 2017-04-19 21:30 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 18日

5月中旬発売予定新刊:金澤忠信『ソシュールの政治的言説』

2017年5月15日取次搬入予定【ジャンル:人文・現代思想・言語学】

ソシュールの政治的言説
金澤忠信著
月曜社 2017年5月 本体3,000円 A5判上製160頁 ISBN978-4-86503-044-0

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

20世紀末に発見された新たな文書群を駆使し、ボーア戦争、アルメニア人虐殺、ドレフュス事件に際してのソシュールの知られざる政治的立場を読み解く。19世紀末の歴史的事件に向き合う一人のスイス人、一人の知識人としての姿を浮き彫りにする、かつてない労作。ソシュール研究の新局面。シリーズ・古典転生第14回配本第14巻。

目次:
まえがき
序章 差し挟まれたテクスト
第I章 イギリス批判
第II章 アルメニア人虐殺事件
第III章 ドレフュス事件
終章 ヴュフラン城にて
参考文献
あとがき

金澤忠信(かなざわ・ただのぶ):1970年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。現在、香川大学准教授。訳書に、ジャン・スタロバンスキー『ソシュールのアナグラム』(水声社、2006年)、フェルディナン・ド・ソシュール『伝説・神話研究』(月曜社、近刊)などがある。

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# by urag | 2017-04-18 14:19 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 18日

5月中旬発売予定:俳人と写真家の合作『鉄砲百合の射程距離』

2017年5月12日取次搬入予定【ジャンル:芸術書、写真集、俳句】


鉄砲百合の射程距離
内田美紗[句]、森山大道[写真]、大竹昭子[編]

月曜社 2017年5月 本体2,500円 A4判(縦297mm×横210mm×束6mm)並製84頁(モノクローム写真45点/ダブルトーン印刷)、ISBN:978-4-86503-046-4


アマゾン・ジャパンにて予約受付中


俳人内田美沙の俳句と、写真家森山大道の写真の絶妙なコラボレーション!「境涯を描く言葉の重いポップさが余人の追随を許さない。こんなに凄い日本語使いがいることも、それが今日まで知られずにいたこともどちらも奇跡です」(いとうせいこう)、「どのページも黙って眺めたい。物語が湧く」(坪内稔典)。しりあがり寿、長嶋有、東直子、平田俊子、藤野可織、文月悠光、古川日出男、穂村弘、各氏推薦。「言葉が写真に、あるいはその反対に写真が言葉に寄りかかることなく、互いが独立していながら刺激しあい、新たな地平を切り開くことは果たして可能か、本書はそれへの一つの答えである」(大竹昭子)。


◆内田美紗(うちだ・みさ)1936年、兵庫県西宮市生まれ。大阪在住。坪内稔典氏の著作に触発され、作句をはじめる。その句法は「演じる俳句(…)俳句の言葉にどのように演じさせるか」(坪内稔典)と評される。句集に『浦島草』(ふらんす堂、1993年)、『誕生日』(ふらんす堂、1999年)、『魚眼石』(富士見書房、2004年)、『内田美紗句集 現代俳句文庫58』(ふらんす堂、2006年)など。


◆森山大道(もりやま・だいどう)1938年、大阪府池田市生まれ。最近の作品集などに、『絶対平面都市』(鈴木一誌との対話集、月曜社、2016年)、『記録 33号』(Akio Nagasawa Publishing、2017年)など。


◆大竹昭子(おおたけ・あきこ)1950年、東京都生まれ。トークと朗読のイベント「カタリココ」を継続的に開催。主な著書に『彼らが写真を手にした切実さを』(写真評論、2011年、平凡社)、『図鑑少年』(小説、中公文庫、2010年)、『日和下駄とスニーカー』(エッセイ、洋泉社、2012年)、『出来事と写真』(畠山直哉氏との対話集、赤々舎、2016年)など。


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◎『鉄砲百合の射程距離』刊行記念・森山大道写真展

日時:4月25日(火)~5月7日(日)
場所:森岡書店銀座店(東京都中央区銀座1‐28‐15 鈴木ビル1階)
電話:03-3535-5020

◎大竹昭子トークショウ「カタリココ2017」

ゲスト:内田美紗(俳人)+森山大道(写真家)
日時:4月27日(木)19時開場/19時30分開演
定員:35名(4月18日(火)13時より電話予約)
会場:森岡書店銀座店(東京都中央区銀座1‐28‐15 鈴木ビル1階)
電話:03-3535-5020

内容:「ミック・ジャガーの小さなおしり竜の玉」「秋の暮通天閣に跨がれて」「セーターにけもののにほひやがて雨」など、内田美紗さんの俳句は映像的で、ポップで、ダイナミックで、かつ気配が濃厚です。内田さんとは森山大道さんの取材でお会いしたのが始まりですが、森山さんの写真と内田さんの句で句写真集『鉄砲百合の射程距離』(月曜社)を私の編纂により出版いたします。トークではその中の句をご紹介しつつ、破天荒ぶりの根っこを探ります。(大竹)

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# by urag | 2017-04-18 14:15 | 森山大道 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 18日

「美術手帖」に星野太『崇高の修辞学』の書評

「美術手帖」2017年5月号の「BOOK」欄に弊社2月刊、星野太『崇高の修辞学』の書評が掲載されました。評者は中島水緒さんです。「美学、哲学、芸術論といった諸領域に思考の補助線を引く渾身作」と評していただきました。

『崇高の修辞学』は東京大学生協駒場書籍部の2017年3月度売上ランキングで、ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』(上下巻、河出書房新社、2016年9月)に次ぐ第2位を獲得しています。『崇高の修辞学』刊行記念トークイベントが各地で行われている最中ですが、以下のイベントではまだ予約が可能なようです。

2017年4月23日(日)18:30-20:30(開場 18:00)、NADiff愛知(愛知芸術文化センターB2F)、入場料:500円
NADiff愛知では現在、星野さん選書によるブックフェアが行われています。イベントのご来場者には「選書コメント+αを配布予定」とのことです。

2017年5月20日(土)18:30-20:30(開場 18:00)、MEDIA SHOP gallery(京都市中京区河原町三条下る一筋目東入る大黒町44 VOXビル1F)、入場料:一般1,300円/学生1,000円

また、『崇高の修辞学』をめぐる星野さん自身の選書による関連書ブックリスト「崇高が分かれば西洋が分かる」が、オンライン書店「honto」の「哲学読書室」で絶賛公開中です。

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ちなみに星野さんは『表象11:ポスト精神分析的主体の表象』で、カトリーヌ・マラブーの論考「ただひとつの生――生物学的抵抗、政治的抵抗」の翻訳を担当されています。また、『文學界』2017年5月号(第71巻第5号、文藝春秋)ではエッセイ「中庸の人――北村太郎」(282-283頁)を寄稿されています。

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# by urag | 2017-04-18 09:48 | 広告・書評 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 17日

『表象11』取次搬入日について

『表象11:ポスト精神分析的主体の表象』の取次搬入日は、日販および大阪屋栗田が4月14日(金)、トーハンが本日17日(月)です。週末をまたいでの搬入なりますので、書店さんへの着店日に差が出ておりますこと、ご報告申し上げます。
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# by urag | 2017-04-17 13:26 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 16日

注目新刊:鈴木祐丞訳『死に至る病』講談社学術文庫、ほか

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死に至る病』セーレン・キェルケゴール著、鈴木祐丞訳、講談社学術文庫、2017年4月、本体1,000円、A6判並製296頁、ISBN978-4-06-292409-2
人類の未来――AI、経済、民主主義』ノーム・チョムスキー/レイ・カーツワイル/ マーティン・ウルフ/ビャルケ・インゲルス/フリーマン・ダイソン著、吉成真由美インタビュー・編、NHK出版新書、2017年4月、本体940円、新書判並製320頁、ISBN978-4-14-088513-0
デカメロン(中)』ボッカッチョ著、平川祐弘訳、河出文庫、2017年4月、本体1,000円、文庫判並製560頁、ISBN978-4-309-46439-8

★鈴木祐丞訳『死に至る病』は版元紹介文に曰く「気鋭の研究者が最新の校訂版全集に基づいてデンマーク語原典から訳出するとともに、簡にして要を得た訳注を加えた、新時代の決定版と呼ぶにふさわしい新訳」と。創言社より1990年に刊行された『原典訳記念版キェルケゴール著作全集』第12巻所収の、山下秀智訳「死に至る病」(その後、2007年に同版元から単行本として刊行)以来の新訳です。現在も入手が可能な文庫では斎藤信治訳『死に至る病』(岩波文庫、1939年;改版1957年;著者名表記は「キェルケゴール」)や、桝田啓三郎訳『死にいたる病』(ちくま学芸文庫、1996年;元版は筑摩書房版『キルケゴール全集』第24巻所収、1963年;著者名表記は「キルケゴール」)がありますが、そろそろ新訳が望まれるところではあっただけに、今回の刊行はたいへん嬉しいものではないでしょうか。

★『人類の未来』は、NHK出版新書での吉成真由美さんによるインタビュー本2点、『知の逆転』(ジャレド・ダイアモンド/ノーム・チョムスキー/オリバー・サックス/マービン・ミンスキー/トム・レイトン/ジェームズ・ワトソン著、吉成真由美インタビュー・編、NHK出版新書、2012年12月、本体860円、ISBN978-4-14-088395-2)、『知の英断』(ジミー・カーター/フェルナンド・カルドーゾ/グロ・ハーレム・ブルントラント/メアリー・ロビンソン/マルッティ・アハティサーリ/リチャード・ブランソン著、吉成真由美インタビュー・編、NHK出版新書、2014年4月、本体780円、ISBN978-4-14-088432-4)に続く第3弾です。目次詳細は書名のリンク先をご覧ください。個人的にはカーツワイルのインタビューに一番惹かれますが、それは科学技術の進歩によって人間が被る変化の近未来が、出版や読書に対しても影響を及ぼすためで、業界人として無関心ではいられないためです。帯文によれば約5年前の第1弾『知の逆転』は20万部を突破しているのだとか。今後の続刊にも期待したいです。

★『デカメロン(中)』では第四日から第七日までを収録。平川さんの解説は第三章「ボッカッチョの生涯とその革新思想」、第四章「ダンテを意識するボッカッチョ」、第五章「寛容という主張」が収められています。第五日第八話はかのボッティチェルリの連作絵画全四作の元ネタとなった、ナスタージョ・デリ・オネスティ(Nastagio degli Onesti)の物語です。呪いによる永劫の繰り返しは、主人公が迎えたハッピーエンドよりも古今の読者に衝撃を与えたことでしょう。下巻の発売予定日は5月8日とのことです。

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★このほか最近では以下の新刊との出会いがありました。

心を操る寄生生物――感情から文化・社会まで』キャスリン・マコーリフ著、西田美緒子訳、インターシフト発行、合同出版発売、2017年4月、本体2,300円、四六判上製328頁、ISBN978-4-7726-9555-8
ほどける』エドウィージ・ダンティカ著、佐川愛子訳、作品社、2017年4月、本体2,400円、四六判上製303頁、ISBN978-4-86182-627-6
啓蒙と神話――アドルノにおける人間性の形象』藤井俊之著、航思社、2017年4月、本体3,800円、A5判上製368頁、ISBN978-4-906738-22-9
和歌のアルバム――藤原俊成 詠む・編む・変える』小山順子著、平凡社:ブックレット〈書物をひらく〉4、2017年4月、本体1,000円、A5判並製112頁、ISBN978-4-582-36444-6
異界へいざなう女――絵巻・奈良絵本をひもとく』恋田知子著、平凡社:ブックレット〈書物をひらく〉5、2017年4月、本体1,000円、A5判並製112頁、ISBN978-4-582-36445-3
陳独秀文集3 政治論集2 1930-1942』陳独秀著、江田憲治/長堀祐造編訳、平凡社:東洋文庫881、2017年4月、B6変型判上製函入504頁、ISBN978-4-582-80881-0

★特記したいのは『心を操る寄生生物』です。ネコを飼っている読者が衝撃を受けるかもしれない一冊。トキソプラズマの話でしょ、という賢明な読者にもお薦めします。それだけの話では終わらないからです。原書は『This Is Your Brain on Parasites: How Tiny Creatures Manipulate Our Behavior and Shape Society』(Eamon Dolan/Houghton Mifflin Harcourt, 2016)。ブレイザー『失われてゆく、我々の内なる細菌』(みすず書房、2015年7月)、コリン『あなたの体は9割が細菌――微生物の生態系が崩れはじめた』(河出書房新社、2016年8月)、モントゴメリー&ビグレー『土と内臓――微生物がつくる世界』(築地書館、2016年11月)、デサール&パーキンズ『マイクロバイオームの世界――あなたの中と表面と周りにいる何兆もの微生物たち』(紀伊國屋書店、2016年12月)など、ここ最近増えているマイクロバイオーム関連の既刊書を堪能した読者は、きっと本書の神経寄生生物学(neuroparasitology:ニューロパラサイトロジー/ニューロパラシトロジーとも)に興味を持たれるだろうと思います。「私たちはこれまで寄生生物の政治的な影響力を過小評価してきた。〔・・・〕たぶん地政学は寄生生物の観点から教えるべきものだ」(268頁)とも著者が書いている通り、文系の研究にも侵食しうる議論があります。類書に小澤祥司『ゾンビ・パラサイト――ホストを操る寄生生物たち』(岩波書店:岩波科学ライブラリー、2016年12月)があります。ちなみに著者のマコーリフさんはカール・ジンマー『パラサイト・レックス――生命進化のカギは寄生生物が握っていた』(光文社、2001年)を本書執筆の出発点として言及しています。

★『ほどける』の原書は『Untwine』(Scholastic Press, 2015)。訳者はあとがきで本書を「さまざまの形の愛と葛藤」を描いた作品と説明しつつ、次のような一節を引いています。「たぶんわたしたちはあまりに多くを持ちすぎ、他の人たちはあまりに持たなすぎる。他の人たちが絶えず苦しみのなかで生きているのに、わたしたちには喜びを味わう資格があると、いったい誰がいうのだろう? 毎日を死とともに過ごす人たちがいるのにわたしたちはいい人生を送らなければならないと、誰が言うのだろう?」(248頁)。

★『啓蒙と神話』は京都大学人文科学研究所助教の藤井俊之(ふじい・としゆき:1979-)さんの博士論文を改稿したものです。目次詳細は書名のリンク先をご覧ください。「過ぎた昔を懐かしむのでもなく、まだ見ぬ明日の世界を希望的観測のもとに眺めるのでもなく、この現在において過去となり、また未来として現れもする時間の様相を、いまここから地続きに果てしなく続く地獄として冷徹に見据えるところから、アドルノの歴史哲学は構想されている。/地獄としての現在というアドルノの認識は、本書もまた共有するところである」(292-293頁)。本書のあとがきによれば藤井さんは岡田暁生さんとの共訳でアドルノの音楽論集『幻想曲風に』の翻訳作業を進めておられ、法政大学出版局から刊行される予定なのだそうです。

★『陳独秀文集3』はまもなく発売。全3巻の完結編です。帯文に曰く「近代中国の大先導者でありながら不等にその存在意義を貶められてきた思想家の主要論説を編訳。第3巻はトロツキズム転向後から晩年まで。生涯にわたる反対派の真面目」と。次回配本は5月刊、揖斐高訳注『柏木如亭詩集1』とのことです。

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★最後にナカニシヤ出版さんの最近の新刊の一部を列記します。

モダン京都――〈遊楽〉の空間文化誌』加藤政洋編、ナカニシヤ出版、2017年4月、本体2,200円、4-6判上製244頁、ISBN978-4-7795-1166-0
リバタリアニズムを問い直す――右派/左派対立の先へ』福原明雄著、ナカニシヤ出版、2017年4月、本体3,500円、4-6判上製280頁、ISBN978-4-7795-1156-1
ヒューム哲学の方法論――印象と人間本性をめぐる問題系』豊川祥隆著、ナカニシヤ出版、2017年3月、本体3,500円、4-6判上製228頁、ISBN978-4-7795-1126-4
交錯と共生の人類学――オセアニアにおけるマイノリティと主流社会』風間計博編、ナカニシヤ出版、2017年3月、本体5,200円、A5判上製320頁、ISBN978-4-7795-1144-8
響応する身体――スリランカの老人施設ヴァディヒティ・ニヴァーサの民族誌』中村沙絵著、ナカニシヤ出版、2017年3月、本体5,600円、A5判上製404頁、ISBN978-4-7795-1019-9
国際関係論の生成と展開――日本の先達との対話』初瀬龍平/戸田真紀子/松田哲/市川ひろみ編、ナカニシヤ出版、2017年3月、本体4,200円、A5判上製402頁、ISBN978-4-7795-1147-9
社会運動と若者――日常と出来事を往還する政治』富永京子著、2017年3月、本体2,800円、4-6判上製280頁、ISBN978-4-7795-1164-6
代表制民主主義を再考する――選挙をめぐる三つの問い』糠塚康江編、ナカニシヤ出版、2017年3月、本体4,600円、A5判上製348頁、ISBN978-4-7795-1145-5
交錯する多文化社会――異文化コミュニケーションを捉え直す』河合優子編、ナカニシヤ出版、2016年12月、本体2,600円、4-6判並製234頁、ISBN978-4-7795-1114-1

★特記したいのは加藤政洋編『モダン京都』と、富永京子『社会運動と若者』。前者は「文学作品、地図・絵図、そして古写真などを材料にして、モダン京都における〈遊楽〉の風景を探訪しながら、都市空間の随所に埋もれた場所の意味と系譜を掘り起こす試み」(序章、7頁)。目次詳細は書名のリンク先をご覧ください。4月15日に放映されたNHK「ブラタモリ」の第70回「京都・祇園――日本一の花街・祇園はどうできた?」を楽しまれた方は本書でいっそう興味深い歴史の細部が学べます。『社会運動と若者』は、立命館大学准教授の富永京子(とみなが・きょうこ:1986-)さんによる、博士論文の書籍化である『社会運動のサブカルチャー化――G8サミット抗議行動の経験分析』(せりか書房、1986年)に続く単独著第2作。「「世代」や「学生」であることに基づく運動の特質があるという論じ方ももはや有効ではなく、ネガティブな批判にせよ、ポジティブな持て囃しにせよ、年長者が自らのものさしで若者を論じているだけなのではとも感じている。私たち年長者は自分たちが思うほど若くないし、若者たちは思った以上に年長者とは異なる体験を生きている。だからこそ、彼らの意味世界を汲み尽くす試みからまずは始める必要があるのではないか」(ii-iii頁)と富永さんは巻頭の「はじめに」で読者に問いかけておられます。

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# by urag | 2017-04-16 18:37 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)