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2010年 09月 27日

白水社×在庫僅少本フェア@紀伊國屋書店新宿本店5F人文書

◎白水社×在庫僅少本フェア(今こそ!人文書宣言第15弾)

場所:紀伊國屋書店新宿本店5階 人文書売場A階段横壁棚
会期:2010年9月23日(水)~11月中旬
お問合せ:紀伊國屋書店新宿本店 03-3354-0131

内容:今年で創業95周年を迎える白水社の売上良好本、僅少本、サイン本を集めたフェアです。人文系書籍はもちろん、海外文学、演劇・戯曲関係、紀行・極地探検ものなど、同社が誇るラインナップを多数揃えました。今回特別に“編集者の机”写真展示や、“クラブ白水社”オリジナルフリーペーパー「かんたんサンヤツ講座」および「白水社カレー部・激辛カウントダウン!」など、社内の様子がうかがえる展示も用意しております。是非この機会にお立ち寄りのうえ「白水社ワールド」をご堪能下さいませ。

※白水社ウェブサイト「耳より情報」での詳報はこちら

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★また現在、上記フェアと並行して5Fでは「好きか嫌いか、べつにして、いま、もう一度、マルクスと「共産主義」をまじめに考えてみる。」(今こそ!人文書宣言第14弾)が開催されています。人文系版元編集者や、新聞社学芸部記者らによって構成される、『2010年代を考える』制作委員会によって選書されています。そしてそのフェアの隣には、上野千鶴子さん選書による、「女嫌いニッポン!」(今こそ!人文書宣言第14弾、10月6日配本予定『女ぎらい――ニッポンのミソジニー』〔紀伊國屋書店〕刊行記念)フェアも併催されています。

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by urag | 2010-09-27 20:18 | イベント告知 | Trackback | Comments(0)
2010年 09月 26日

80年代の現代思想の現実的背景を知りたい方はぜひ:永江朗さんと今泉正光さんの新刊

いわゆる「セゾン文化」は日本の高度経済成長期以後の、バブル期を頂点とする75-95年代における人文知の都市型の沸騰にかんしてひとつの象徴的な文化的役割を果たしました。そしてその書物文化の中枢にあった書店が「リブロ池袋店」でした。これら二つ――セゾン文化とリブロ――について、今月は重要な証言集が二冊も出ました。業界内部の証言というのは外部の人間に伝わる形ではほとんど表に出ませんから、とても歓迎すべきことです。

こうした証言をリアルなものと感じることのできる読者は、同時代を生きた70年代前半生まれまでの人々だろうと思います。その世代はこの本を様々な思い出や感慨とともに読むでしょう。あるいは直接的な関係者の皆さんは読みたくないかもしれません。生々しい記憶を持つ人にとっては、記憶を掘り返したり、万が一自身の体験と異なる記述を発見したりすることは、時として耐えがたいでしょうから。しかし、同時代的に経験していない若い世代にとっては、こうした証言や資料を通じてしか、かつて存在したことに近づきようがありません。

以下の二冊について語るべきことは山ほどあるのですが、まずはこの二冊がこの先、さらなる詳細な証言集や資料集が出るまでは、基礎的文献になることは間違いありません。ニューアカデミズムの経済的文化的下部構造を知りたい方には特にお薦めします。

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セゾン文化は何を夢みた
永江朗(1958-)著
朝日新聞出版 2010年9月 本体2300円 四六判並製304頁 ISBN978-4-02-250538-5 

◆帯文より:二十代の日々をセゾングループの一員として過ごした著者による“あの時代”のカルチャークロニクル。私たちは、何を得て、何を失ったのか。

◆本文(帯裏に引用)より:構想から執筆まで、十三年――。セゾン文化とはなんだったのか、いまもって私にはよくわからない。スタッフやクリエイター、芸術家、批評家、観衆、そして消費者、すべてが《セゾン文化》の名のもとで、少しずつ違った夢を見ていたのではないか。そして誰もが自分こそがほんとうのセゾン文化を知っている、と思っている。私も例外ではない。

◆目次
セゾン系にはじまる―一九八一年春に私が経験したこと
Ⅰ アール・ヴィヴァン――芦野公昭に訊いて思い出したこと
Ⅱ リブロ――中村文孝を訪ねて気づいたこと
Ⅲ セゾン美術館――難波英夫に聞いて知ったこと
Ⅳ 無印良品――小池一子と会って思ったこと
Ⅴ セゾンの子として――小沼純一と話して感じたこと
Ⅵ 西武百貨店文化事業部――紀国憲一を取材して見つけたこと
Ⅶ セゾン文化とは何だったのか――堤清二と軽井沢で再会して分かったこと
時代精神の根據地として(堤清二)
あとがき
セゾン文化の活動チャート
セゾン文化を追体験するためのブックガイド
キーワード・インデックス


「今泉棚」とリブロの時代 (シリーズ「出版人に聞く」1)
今泉正光(1946-)著
論創社 2010年9月 本体1600円 四六判並製182頁 ISBN978-4-8460-0878-9

◆帯文より:80年代、池袋に“リブロ”という文化が出現し、「新しい知のパラダイム」を求めて多くの読書人が集った。「今泉棚」はその中心にあり、今日では伝説になっている。伝説の「今泉棚」、誕生から消滅までを語る。本を売ることもひとつの思想である。

◆本文(帯裏に引用)より:
〔聞き手:小田光雄〕――なくなってしまうとよくわかるけれど、リブロのような書店群は本と文化の共同体、つまり「想像の共同体」を体現しようとしていた。
今泉――アンダーソンの『想像の共同体』も、まさにリブロポートから出された一冊でしたね。それこそがラヴジョイの『存在の大いなる連鎖』をも支えているものだから、リブロの時代のそれらの表象でもあったと考えれば、何とも幸福な気分になることも確かだ。

◆目次
第Ⅰ部
 1 前口上
 2 本との出会い
 3 今泉版「影絵の時代」
 4 様々なアンソロジーとの出会い
 5 予備校時代
 6 埴谷雄高のこと
 7 長編小説を読む
 8 『現代人の思想』
 9 大学時代
 10 スタイナー『脱領域の知性』
 11 キディランド入社
 12 組合と書店の仕事
 13 「今泉棚」の始まりと学参
 14 キディランド書店人脈
第Ⅱ部
 15 キディランド、リブロ、古本屋
 16 書店員の移動
 17 低正味買切制への移行の可能性
 18 八〇年代の出版業界の構造
 19 小川道明が語る「今泉棚」
 20 キディランドから西友へ
 21 西友前橋店へ
 22 前橋での文化運動と古本屋
 23 街頭のアカデミー
 24 様々なイベント企画、読書会
 25 池袋店異動とその背景
 26 リブロ前史
 27 地方・小出版流通センターとのタイアップ
 28 リトルマガジンの時代
第Ⅲ部
 29 ニューアカデミズムの到来
 30 浅田彰『構造と力』
 31 五千部売った『現代思想・入門』
 32 フーコー『言葉と物』
 33 中沢新一『チベットのモーツァルト』
 34 「今泉棚」の原型
 35 『ゲーデル、エッシャー、バッハ』と『アンチ・オイディプス』の売れ行き
 36 「流行と不易」のバランスと日常の仕事
 37 堤清二人脈との交流
 38 スタッフ養成と勉強会
第Ⅳ部
 39 大手出版社との関係
 40 出版業界の階級構造
 41 出版社の倉庫に仕入れにいく
 42 鈴木書店との取引開始
 43 吉本隆明のこと
 44 「書物の磁場」としてのリブロ
 45 「-POST」について
 46 「CONCORDIA」について
 47 様々なブックフェア
 48 「日本精神史の深層」フェア
 49 『悪魔の詩』の販売
第Ⅴ部
 50 リブロ池袋の売上と入荷量
 51 百貨店と書店の関係
 52 万引問題「棚不足」検討会
 53 セゾングループと「大きな物語」の終焉
 54 リブロの消滅
 55 「今泉棚」の可能性
あとがき
【参考資料】『全集・現代文学の発見』(学芸書林、全16巻・別巻1、1967-1969年)概要/『現代人の思想』(平凡社、全22巻、1967-1969年)概要/『戦後日本思想大系』(筑摩書房、全16巻、1968-1974年)
「現代知の海図」目録(巻末折り込み)
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by urag | 2010-09-26 23:55 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2010年 09月 21日

10月3日まで:ブックフェア「ゼロ年代の出版社たち」@ジュンク堂京都BAL店

ジュンク堂書店京都BAL店7F人文書売場にて好評開催中のブックフェア「ゼロ年代の出版社たち――インスクリプト・月曜社・洛北出版」ですが、おかげさまで三社の本はまんべんなく売れているようです。まことにありがとうございます。

三社の編集者が推薦した他社本の中でいちばんたくさん売れているのは、インスクリプト・丸山さんが「影響を受けた本」で挙げた中上健次『紀州』 (角川文庫)と、弊社(月曜社)・神林が「影響を受けた本」で挙げた大島弓子『ロストハウス』(白泉社文庫)です。続いて洛北出版・竹中さんが「2000年以降のオススメの本」で挙げたよしながふみ『きのう何食べた?』(モーニングKC/講談社)、弊社神林が「影響を受けた本」で挙げた村上春樹『1973年のピンボール』(講談社文庫)、インスクリプト・丸山さんが「影響を受けた本」で挙げた江藤淳『成熟と喪失』(講談社文芸文庫)と柄谷行人『マルクス その可能性の中心』(講談社学術文庫)でした。三社四名の推薦本のうち、一番累計冊数が多いのは誰で、金額順では誰が一番か、を見るのも興味深いと思うのですが、それはフェア終了後に見てみたいと思います。

弊社が出品している品切・絶版本ですが、これまでは来店されたお客様への販売を優先するために、ジュンク堂さんのウェブサイト上では「店頭在庫」にヒットしないよう設定されていました。品切・絶版本のうち、森山大道『新宿』が、先週来店されたお客様にお買上いただいたとのことです。フェアも後半戦に突入したので、先週後半からウェブサイト上でも在庫が確認できるようになりました。店頭写真でご確認いただけるかもしれませんが、フェア棚の右端の一番上に森山大道『NOVEMBRE』(1500部限定)、川田喜久治『地図』(初版1000部)、やなぎみわ『WHITE CASKET』(250部限定)、隣の棚の上から3段目にモーリス・ブランショ『書物の不在』(初版朱色本800部)があります。京都BAL店にご来店いただけない方でも、ウェブで在庫をご確認のうえ、お店に電話(075-253-6460)でお問い合わせいただければ、在庫がある場合は「代金着払い」で購入することができます。

フリーペーパー「スピリトゥス」が店頭で無料配布されていることは先日お伝えしたとおりですが、二度重版して累計で300部刷ったそうです。フェアの会期は来月(2010年10月)3日までです。ご来店をお待ちしております。

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by urag | 2010-09-21 14:03 | イベント告知 | Trackback | Comments(0)
2010年 09月 20日

市田良彦『アルチュセール ある連結の哲学』平凡社より発売

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アルチュセール ある連結の哲学
市田良彦(1957-)著
平凡社 2010年9月 本体3,400円 四六判上製カバー装336頁 ISBN978-4-582-70289-7

◆帯文より:哲学者は何をどこまで思考したのか。歴史の構造ではなく〈状況の理論〉をこそ追求しつづけた曲折の全域を探査し、歴史の特異点に向けて、〈はじまり〉のために空虚をこじ開け、理論と実践、哲学と政治の連結と差異を消尽点にまで追いつめ、マルクス主義の境まで越えてなお、〈現時点〉に理論的に介入する、その思考の振舞いをこそ手に入れる。第一人者による待望のアルチュセール論!

◆目次:
はじめに
第1章 状況conjonctureの理論
 1967年
 ある誤解と失敗――モンテスキューとマキァヴェッリ
 構造〈としての〉状況、〈今〉という〈はじまり〉
 状況を〈読む〉、あるいはヘーゲルの亡霊
第2章 主体の論理
 なにが不在であるのか?
 イデオロギーのほうへ
 批判的主体の時間性
 遠方から
第3章 政治とはなにか、哲学とはなにか
 哲学の〈対象〉としての状況/政治
 連結から二重化へ――「哲学的治療」の技術
 二重化の〈凝固〉、マキァヴェッリ、主体化の政治
第4章 最後の〈切断〉
 状況の理論としての出会いの唯物論
 哲学においてマルクス主義であること
 すべての人間である哲学者
おわりに

★『闘争の思考』(平凡社、1993年6月)、『ランシエール――新〈音楽の哲学〉』(白水社、2007年8月)に続く、市田良彦さんの単独著第3弾です。市田さんは「1990年代の前半、IMECのアルチュセール文庫に入り浸って」(「あとがき」326頁)、刊行された著書だけでなく手稿とも丹念に向き合い、その後、こんにちに至るまで主にフランス語で論文を発表し続けてこられました。そうした成果は「生涯の諸事実を端法するいわゆる伝記ではなく、〔中略〕思想的変遷を辿る個人的思想史」でもない「理論的な伝記を目指す」ものとして本書に結実します(「はじめに」7頁)。

★「「マルクス主義」まで無効にすることにより、彼〔アルチュセール〕はマルクス主義を守った〔中略〕。結果として残るマルクス主義は、この逆説のなかに宙吊りにされ続けるほかなく、あまり意味がない。それは「ある」とも「ない」とも言えるものでしかないだろう」(「あとがき」326頁)。「本書がアルチュセールの「諸矛盾」に「果敢に取り組んだ」というのは本書の正確な要約であるが、そのことは本書についても、なにも教えない。捉〔つか〕まえがたいものを捉まえることは「諦める」ことから、本書ははじまっている。アルチュセールにとってマルクス主義が「あり」かつ「ない」のと同じように、本書がアルチュセール論で「あり」かつ「ない」ことを、私は最初から望んでいた」(「あとがき」333-334頁)。

★思えば、書き下ろしの前作『ランシエール』も、哲学者の思想をまとめた「論」としては破格でした。なにせ70年代ロックの文化と政治がこの本の裏テーマとも読めるわけですから。私の貧しい表現力ではどうにも形容できませんが、市田さんの「知的不良」ぶりは読む者を挑発し、ゆさぶります。その熱い「市田節」は実に魅力的です。『アルチュセール ある連結の哲学』は、「個体であろうと社会であろうと現実的なものはすべて出会いによって発生するという〈超-普遍〉」(265頁)を見出したアルチュセール晩年の《出会いの唯物論》への長い註釈とも言えるかもしれません。本書をアルチュセールの1982年の論考「出会いの唯物論の地下水脈」(所収:ルイ・アルチュセール『哲学・政治著作集(I)』市田良彦・福井和美訳、藤原書店、99年6月)とともに読み直したいと思います。

++++

今月の平凡社さんの新刊はいずれも粒ぞろいです。『加藤周一著作集(18)近代日本の文学者の型』は著作集全24巻の最終配本であり、これによって第Ⅰ期(1978-80年、全15巻)に続いて、第Ⅱ期(1996-2010年、全9巻)が完結したことになります。第Ⅰ期開始から数えて30年以上、第Ⅱ期から数えても15年近い年月です。その持続力に頭が下がります。ブログ「今日の平凡社」の記事「予告『加藤周一著作集』全24巻完結」によれば、最終回配本の刊行にあわせて、品切だった既刊23巻も復刊。各巻分売のほか、全24巻セットも9月末頃から出荷開始とのことです。

また、マイケル・ハミルトン・モーガン『失われた歴史――イスラームの科学・思想・芸術が近代文明をつくった』(北沢方邦訳)や、W・G・ウォルシュ『清国作法指南――外国人のための中国生活案内』(田口一郎訳、東洋文庫799)も刊行されました。前者は、中世において世界でもっとも科学的・思想的に進んでいたのがイスラーム世界であり※、彼らの文化的遺産がいかに西欧近代に深い影響を与えたかを明らかにした研究書です。後者は「イギリス人宣教師が記した清朝末期の風俗習慣の記録」(帯文より)で、外国人が守るべきマナーコードについて丁寧に解説しています。昨今の世界状況の中では、日本は中国やイスラーム世界の歴史について真摯に学ぶより、自国および同盟国の利益と彼らがどう「政治的に」対立しているかに視線が向きがちな気がします。そんなご時世なだけに、こうした本の出版は実に喜ぶべきことだと歓迎したいです。

※たとえば、地動説は16世紀ポーランドのコペルニクスに先んじること数百年、13世紀の中近東においてムハンマド・イブン・アル=ハッサン・アル=トゥシー(1201-1274;トゥス~バグダッド~アゼルバイジャン)の計算が明らかにしていました。コペルニクスは彼の成果に学んだのではないかという説があるそうです。

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by urag | 2010-09-20 21:28 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2010年 09月 17日

書影公開:ドアノー随筆集/堀江敏幸訳『不完全なレンズで』

ロベール・ドアノー『不完全なレンズで――回想と肖像』(堀江敏幸訳、本体2,200円)の書影を公開します。取次搬入は来週金曜日24日、本屋さんの店頭に並び始めるのは27日(月)以降かと思います。一部の大書店では25日(土)には並んでいるかもしれません。主に芸術書売場に置いてあると思いますが、フランス文学に分類されている本屋さんもあると思います。皆さんのお目にとまるといいのですが。どうぞよろしくお願いいたします。

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by urag | 2010-09-17 18:28 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2010年 09月 13日

新規開店情報:月曜社の本を置いてくださる予定の本屋さん

2010年10月29日(金)
ジュンク堂書店郡山店:図書730坪
福島県郡山市中町13-1 うすい百貨店 9F

今月(2010年9月)23日(木・祝)で八重洲ブックセンター郡山うすい店が閉店、その後に、売場面積が3・5倍になってジュンク堂書店が開店します。取次はO。立地はJR東北本線駅前の百貨店内。弊社刊行物のほぼ全点のご発注がありました。ジュンク堂さんのこのところの出店ラッシュには目を見張るものがあります。直近の動きを以下にまとめてみます。

2010年9月2日(木)オープン済・MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店 1100坪 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 東急百貨店本店 7F (T)
2010年9月25日(土)増床オープン・ジュンク堂書店芦屋店:300坪 兵庫県芦屋市オ小原町9-1-304 ラポルテ東館 3F (T)
2010年10月9日(土)MARUZEN&ジュンク堂書店広島店:1200坪 広島県広島市中区胡町5-22 天満屋広島八丁堀店 7F・8F (O)
2010年10月15日(金)ジュンク堂書店吉祥寺店:1100坪 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-5 コピス吉祥寺 6F・7F (O)
2010年10月29日(金)ジュンク堂書店郡山店:図書730坪 福島県郡山市中町13-1 うすい百貨店 9F (O)

また、業界紙「新文化」の9月7日付ニュースフラッシュ「ジュンク堂書店、大阪・茶屋町に同社最大店を出店」によれば、12月下旬に大阪市北区の「チャスカ茶屋町」に7フロア2060坪を出店するとのことです。すごいというか何というか。「チャスカ茶屋町」は安藤忠雄さんの設計による23階建ての複合ビルで、低層階にはジュンク堂書店(1~7F)、中層階は賃貸マンションとホテル、高層階は結婚式場とチャペル、という構成になるようです。自宅の下が国内最大の巨大書店! 今週、ちょうど紀伊國屋書店梅田本店が改装オープンしますが、今回のリニューアルはジュンク堂の新店対策だとも聞きます。「紀伊國屋書店VSジュンク堂書店」は、テレビの報道番組で特集されてもおかしくないくらいの厳しい戦いです。

上記の「新文化」の記事で気になるのは、「茶屋町への出店により、同一商圏にある大阪・北区の梅田ヒルトンプラザ店については、ワンフロアに縮小して丸善の看板で運営することも検討している」というくだり。売場を縮小して「ジュンク堂」の看板を下ろし、「丸善」にする? 大規模書店は「ジュンク堂」ブランド、大規模書店+文具売場は「MARUZEN&ジュンク堂」、中規模書店で周囲にジュンク堂の旗艦店がある場合は「丸善」にスイッチしていくということなのでしょうか。これでは書店としての「丸善」は、丸の内本店などの超大型店を除いて、実質的に形骸化していってしまうのではないでしょうか。


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by urag | 2010-09-13 12:44 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)
2010年 09月 10日

大竹昭子連載「森山大道のOn the Road」第十九回公開

大竹昭子さんのウェブ連載「森山大道のOn the Road」の第十九回を公開開始いたしました。前半部の連載はこれで最終回です。2011年より後半部の連載を開始予定です。

■何かへの旅 (5)

目の前にある現実を離れて内的イメージに接近した、黒かったり白く飛んだりして像のはっきりしない写真や、ボケたり粒子の荒い写真が増えていく。自分の内部に蠢く不安、屈折、憂鬱などを風景に置き換えて見ているのに等しく、一種の自家中毒状態に陥るのだ。

・・・つづきはこちら
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by urag | 2010-09-10 21:15 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2010年 09月 09日

弊社出版物の著者や訳者の方々の最近の御活躍

★中山元さん(ブランショ『書物の不在』訳者)
光文社古典新訳文庫よりカント『純粋理性批判』第3巻を出版されました。

純粋理性批判 3
カント著 中山元訳 光文社古典新訳文庫 10年9月 本体1,048円 文庫判541頁 ISBN978-4-334-75213-2

カバー裏紹介文より:3巻の「図式論」と「原則論」では、カテゴリーの根拠づけが対象にたいしてどのように機能するのか、それと時間がどのように関係するのかが解明される。イギリス経験論(ヒューム)を根本的に批判し、認識の主体と対象の相互の関係を論じた観念論も批判する。

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◎純粋理性批判 カント著 中山元訳 光文社古典新訳文庫 全7巻

1 10年1月 本体895円 422頁 ISBN978-4-334-75198-2【序論/第一部:超越論的な原理論〔第一部門:超越論的な感性論〕/序文】 
2 10年5月 本体895円 423頁 ISBN978-4-334-75204-0【第一部:超越論的な原理論〔第二部門:超越論的な論理学|第二部門の第一部:超越論的な分析論|第一篇:概念の分析論〕/補遺:[初版の]純粋知性概念の根拠づけ[=演繹]】
3 10年9月 本体1,048円 541頁 ISBN978-4-334-75213-2【第一部:超越論的な原理論〔第二部門:超越論的な論理学|第二部門の第一部:超越論的な分析論|第二篇:原則の分析論/補遺:初版の異稿】

※このまま4カ月に1巻ずつ刊行していくとすれば、再来年上半期には全7巻が完結することになります。堅実な進行具合を拝見していると、完結のその先にさらに『実践理性批判』『判断力批判』と続いていく予感もします。

※光文社古典新訳文庫は創刊4周年になるそうでおめでたいことです。今月(2010年9月)の新刊は上記の『純粋理性批判 3』のほか、『失われた時を求めて(1)第一篇:スワン家のほうへ I』(プルースト/高遠弘美訳)、『悪霊(1)』(ドストエフスキー/亀山郁夫訳)でした。豪華なラインナップですね。来月(2010年10月)の配本予定は13日。書目は以下の通りです。ジュネ/中条省平・訳『花のノートルダム』、シェリー/小林章夫・訳『フランケンシュタイン』、 魯迅/藤井省三・訳『酒楼にて/非攻』。


★今福龍太さん(『ブラジルのホモ・ルーデンス』著者)

紀伊國屋書店新宿本店5Fの人文書売場で長年展開されている連続ブックフェア「じんぶんや」の第64講の選者として、今福さんが「砂漠と書物」というテーマで選書され、今週からフェアが展開されています。またフェアを記念したトークイベント「砂漠から書物の未来へ」も行われます。これは今後定期的に行われる予定のトークイベントシリーズ「〈書物的実在論(リアリズム)〉に向かって」の第一回講演でもあります。このシリーズは今福さんと紀伊國屋書店の共同企画であり、今後は今福さんと様々な識者の対談も計画されていると聞いています。電子書籍ブームが到来しつつある昨今、モノとしての書物のリアリズムに迫る本質的な議論が生まれていくに違いありません。

◎じんぶんや第64講・今福龍太選「砂漠と書物

場所:紀伊國屋書店新宿本店 5Fカウンター前
会期:2010年9月6日(月)~10月12日(火)
お問合せ:紀伊國屋書店新宿本店 03-3354-0131
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砂漠から書物の未来へ――連続トークイベント「〈書物的実在論(リアリズム)〉に向かって #1」(じんぶんや第64講 今福龍太選「砂漠と書物」開催記念)

講演者コメント(今福龍太):砂漠――それは人類文化の発祥の地である。無機的に見える砂の堆積のなかに、人類の無限の叡知が宿っている。だから砂漠は、本が生まれた母胎でもあり、本が行き着く最果ての地でもある。本の生誕の秘密も、来たるべき書物のヴィジョンも、「砂漠なるもの」のなかに隠されているのだ。マルコ・ポーロ、ランボー、ヘディン、T・E・ロレンス、チャトウィン……。人は本能的に砂漠へと惹かれ、その虜となった。彼らの冒険から新たに本が生まれていった。砂漠という出生地、砂漠という黙示録の地。この二つの砂漠のあいだで展開されてきた書物の歴史的生命をめぐって考えること。電子の本がけっしてたどり着くことのない、荒れ果てた、豊饒な砂と風の大地に想像力をはたらかせ、書物の未来について問いかけてみたい。砂漠への、知の冒険行のために!

日時:2010年9月18日(土)16:00~18:00(予定)/開場15:30
出演:今福龍太(文化人類学者・批評家。東京外国語大学教授)
会場:紀伊國屋書店新宿本店 9階特設会場

定員:30名(お申し込み先着順。定員になり次第受付終了)
参加方法:整理券などは発行しません。事前お申し込みの上、会場まで直接お越しください。
入場料:500円(前払い不可。当日会場にて、現金にて承ります。)
お申し込み先:紀伊國屋書店新宿本店5階人文書カウンター、またはお電話でお申し込み下さい。
お問い合わせ:代表03-3354-0131(10:00~21:00)
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by urag | 2010-09-09 15:56 | イベント告知 | Trackback | Comments(0)
2010年 09月 07日

トークイベント「電子書籍時代の同人誌~文フリ評論系の場合~」@阿佐ヶ谷ロフトA

J堂新宿店のカリスマ店員Sさんが参加されている「ハードコア・インディペンデント批評誌」『アラザル』や、新宿のミニコミ書店・模索舎などの主宰で以下のイベントが行われます。

◎模索舎presents:アラザル×未来回路共同企画「電子書籍時代の同人誌~文フリ評論系の場合~」
日時:2010年9月12日(日)OPEN18:00/START19:00
場所:阿佐ヶ谷ロフトA(東京都杉並区阿佐谷南1-36-16-B1/JR中央線阿佐谷駅パールセンター街徒歩2分/電話03-5929-3445)
前売:1,500円/当日1,600円(共に飲食代別)
※前売チケットはローソンチケット【L:31494】、ロフトA模索舎の店頭でも発売

内容:電子書籍時代、ついに到来!今後、出版業界の産業構造が大きく変化することが予想される。そんな激動の時代の中で「同人誌」はその存在意義を問われることとなるだろう。何が変わり、何が変わらないのか!?当事者たちの立場から日本における電子書籍シーンの未来予想図と示しつつ、紙媒体であることの意味やコミュニティとしての同人誌文化について考察する!!電子書籍製作の実演も行います!!

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第一部:出版業界の現状と未来予想図

【出演】
仲俣暁生
清野雄太(「若手編集者同士のネットワーク」発案者)
江口晋太郎(「84ism」副編集長)
米光一成(ゲーム作家、立命館大学映像学部教授、電書部部長)
小林央(電書部部員)
dhmo(漫画編集者)
阪根正行(アラザル)

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第二部:同人誌のコミュニティとアイデンティティ

【出演】
西田亮介(.review)
武田俊(KAI-YOU)
峰尾俊彦(5M)
梅田径(左隣のラスプーチン)
鹿島絵理子(模索舎店員)
羽田恭一郎(マジレス!)
西田博至(アラザル)
畑中宇惟(アラザル)
中川康雄(未来回路制作所)
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by urag | 2010-09-07 09:50 | イベント告知 | Trackback | Comments(0)
2010年 09月 06日

プリーペーパー「スピリトゥス」@ジュンク堂書店京都BAL店人文書

ジュンク堂書店京都BAL店7F人文書売場で10月3日まで開催中のブックフェア「ゼロ年代の出版社たち――インスクリプト・月曜社・洛北出版」で、フリーペーパー「スピリトゥス」が配布されています。写真を洛北出版の竹中さんからいただきましたので、以下に掲載します。

A3判8つ折×2枚構成で、まず1枚目が、三社の編集者計5名(インスクリプト=丸山、中村;月曜社=神林、小林;洛北出版=竹中)が「影響を受けた本/2000年以降のオススメ本」を各自で挙げたブックリストを掲載し、裏は「ゼロ年代の出版社に聞く」と題して、BAL店のスタッフIさんらから投げかけられた9つの質問への回答が掲載されています。オマケは「月曜社十周年」と題した私・小林のコメントです。

つぎに2枚目は、表が三社の出版物全リストで、裏がBAL店のスタッフの方々が書かれた三社の出版物の書評です。インスクリプトの『HIROSHIMA 1958』『愛の小さな歴史』、月曜社の『自分自身を説明すること』『初期ストア哲学における非物体的なものの理論』、洛北出版の『シネキャピタル』が取り上げられています。いずれも力作書評で、そもそも書評が掲載されると事前には聞いていなかったものですから、現物を拝見して感激しました。2枚目にはフリーペーパーの編集を担当されたIYさんの「編集後記」と、フェアを紹介するIRさんの挨拶文も掲載されています。

店頭での配布物なので、ご来店いただいてお持ちいただけたら幸いです。京都まで行けないお客様にも配布する方法がないか、模索してみたいと思います。

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by urag | 2010-09-06 16:26 | イベント告知 | Trackback | Comments(0)