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2009年 07月 25日

近刊チェック《知の近未来》:09年7月25日

猛烈に忙しくてブログをなかなか更新できません。公開できる自社ネタが少ないという理由もありますが。今月は恒例の業界再編ウォッチはやめておきます。近刊チェックから漏れていた新刊をまず取り上げます。

今月(09年7月)の新刊で特に注目したいのは、『劇場のイデア』(ジュリオ・カミッロ/足達薫訳、ありな書房)と、『技術と時間(1)エピメテウスの過失』(ベルナール・スティグレール/石田英敬監修/西兼志訳、法政大学出版局)です。前者は言うまでもなく、イタリア・ルネサンス期の記憶術の古典。生きているうちに日本語訳を読めるなんて、鳥肌ものです。後者は原著が第三部まで刊行された、スティグレールの主著。こちらも、訳書が読めるようになるのはずっと先だろうと思っていたので、思いがけない収穫です。

このほか、印象深かった単行本は、『タイガを通って――極東シホテ・アリニ山脈横断記』(アルセーニエフ/田村俊介訳、東洋文庫〔平凡社〕)、『世界の聖地』(マーティン・グレイ/池田裕訳、東洋書林)です。前者は名著『デルスウ・ウザーラ』の著者による晩年の遠征記です。ネイチャーライティングの古典。未踏の原生林をゆく過酷な探索に自分自身も随行しているかのような、味わい深い読書を楽しめます。後者は聖地の写真集です。大きなサイズの本で写真に迫力があり、自宅に居ながらの巡礼をたっぷり堪能できます。寺院は崩れかけているものすらも美しく、聖なる山とされる場所は例外なく荘厳です。神経が逆立つような日々のふとした瞬間に深呼吸して開きたい本です。

雑誌では、『VOL LEXICON』(白石嘉治+矢部史郎責任編集、以文社)、『別冊情況 68年のスピノザ』(市田良彦責任編集)に注目しました。『VOL LEXICON』は、キーワード集です。表紙には「資本主義とは別の世界を構想し、無数の行動と思考を作り出すために」と謳われています。「アウトノミア」から「ワークフェア」まで、全82項目。併売をお勧めしたい新刊は、『民衆にとって政治とは何か』(和田伸一郎、人文書院)と『フリーター労組の生存ハンドブック』(清水直子+園良太編著、大月書店)です。特に後者は具体的な実践ガイドなので、「労組」に興味があってもなくてもぜひ手にとって見ていただきたいです。

『別冊情況』は特集の副題が「アントニオ・ネグリ『野生のアノマリー』の世界」となっています。力作論考揃いで読みごたえがあります。責任編集の市田さんと対談している小泉義之さんは今月『デカルトの哲学』(人文書院)を刊行されました。この本の冒頭論考「デカルトの赤色存在論」はネグリのデカルト論『政治的デカルト』を取り上げていて、『別冊情況』にもこの論考は掲載されています。『政治的デカルト』は1970年にフェルトゥリネッリから刊行された本で、一昨年(07年)に新版がマニフェストリブリから出版されました。風聞によると、某社から訳書が出る予定とか。ちなみにイタリア語でのネグリの最新刊は、先月(09年6月)にオンブレ・コルテから出た『憲法における労働』です。これはもともと70年代のネグリの主著『国家形態』(77年、フェルトゥリネッリ)の第2章であり、日本語訳ではハートとの共著『ディオニュソスの労働』の第3章として読むことができます。今回のオンブレ・コルテ版では、巻末には22頁にわたって、補遺としてアデリノ・ザニーニとの対話「労働の構成」が収録されています。

弊社関連の著者が寄稿している単行本や雑誌では、以下のものがありました。

まず『黒い大西洋と知識人の現在』(市田良彦+ポール・ギルロイ+本橋哲也/小笠原博毅編、松籟社)では、ギルロイさんの来日講演「文明主義に抗う」をはじめ、市田、本橋、両氏の発表や、ギルロイさんを交えた鼎談、そして小笠原さんの解説などが読めます。弊社刊『ブラック・アトランティック』を読まれた読者の皆さんにお勧めしたい、啓発的な記録集です。

続いて『現代思想 09年7月号 人間/動物の分割線』では、デリダ、ロゴザンスキー、マンチェフ、レステル、小泉義之、市野川容孝、澤野雅樹、の各氏をはじめ、弊社がお世話になっている郷原佳以、宮崎裕助、千葉雅也、の各氏による論考が目に留まります。ロゴザンスキーとマンチェフの翻訳を担当されているのも、弊社がお世話になっている西山雄二、馬場智一、の両氏です。

『ロスジェネ』第3号は、「エロスジェネ」と銘打って、弊社刊『幼なじみのバッキー』の画家、増山麗奈さんが責任編集を担当されています。性と生をテーマにした、ストレートな特集号です。エロスとアクティヴィズム――すなわち、とかく立て分けられがちな「性と運動」をともに俎上に載せた、得難い一冊。上野千鶴子さんが力強い推薦文を寄せておられます。刊行記念トークセッションが以下の通り行われます。

◎「近代100年の問い――文学とアートの過去・現在・未来」

日時:09年8月10日(日)19:00開演
場所:紀伊國屋サザンシアター(紀伊國屋書店新宿南店7F)
料金:1000円(税込、全席自由)
登壇者:浅尾大輔/大澤信亮/増山麗奈(以上『ロスジェネ』編集委員)/小森陽一(東京大学)/合田誠(美術家)
電話予約・問い合わせ:03-5361-3321(紀伊國屋サザンシアター)

さてそれでは、そろそろ来月の近刊について書くことにします。来月(09年8月)の注目近刊は以下の通りです。

09年08月
04日『澁澤龍彦日本芸術論集成』澁澤龍彦 河出文庫 1470円
05日『創造するアジア都市』橋爪紳也 NTT出版 1785円
06日『母アンナの子連れ従軍記』ブレヒト/谷川道子訳 光文社古典新訳文庫 価格未詳   
07日『靖国 YASUKUNI』李纓 朝日新聞出版 1575円
07日『性風俗史年表 大正・昭和[戦前]編 1912-1945』下川耿史編 河出書房新社 4725円
10日『古典植物辞典』松田修 講談社学術文庫 1260円
10日『世界史的考察』ブルクハルト ちくま学芸文庫 1575円
10日『音楽機械論』吉本隆明+坂本龍一 ちくま学芸文庫 1260円
10日『通信の数学的理論』シャノン+ウィーバー ちくま学芸文庫 1260円  
10日『妄想力』茂木健一郎+関根勤 宝島社新書 680円
10日『モンス・デジデリオ画集』谷川渥:解説 エディシオン・トレヴィル/河出書房新社 3990円
12日『バンギャル ア ゴーゴー(1)~(3)』雨宮処凛 講談社文庫 各730円
12日『子どものための哲学対話』永井均/内田かずひろ絵 講談社文庫 400円
18日『真昼の暗黒』アーサー・ケストラー 岩波文庫 945円
19日『モナリザの微笑みの謎』布施英利 PHP新書 756円
20日『量子テレポーテーション』古澤明 講談社ブルーバックス 価格未定
21日『ナラティヴの権利』ホミ・バーバ/磯前順一ほか訳 みすず書房 3360円
22日『難解人間VS躁鬱人間』埴谷雄高+北杜夫 中公文庫 800円  
22日『預言者』カリール・ジブラン/船井幸雄監訳 成甲書房 1470円
24日『ドゥルーズとガタリ 交差的評伝』フランソワ・ドス/杉村昌昭訳 河出書房新社 4725円
25日『セドナへのスピリチュアルな旅』銀色夏生 角川文庫 630円
31日『図説・宗教と事件 日本を震撼させた疑惑の事件の数々』米本和広+藤倉善郎+豊嶋泰國 学習研究社 1365円

反骨の劇作家ブレヒトは高名な割にはあまり文庫化されていません。『三文オペラ』『肝っ玉おっ母とその子どもたち』『ガリレイの生涯』(いずれも岩淵達治訳で岩波文庫より。『三文オペラ』はかつて千田是也訳でした)の3点のみ。今回の谷川訳は、『肝っ玉おっ母とその子どもたち』の新訳なのでしょうね。

バーバ『ナラティヴの権利』は日本語版オリジナル編集と聞いています。ポストコロニアル研究においてサイードやスピヴァクに並び称されるバーバ自身の単独著は、原著も訳書も『文化の場所』(本橋哲也ほか訳、法政大学出版局、05年2月)しかありませんでしたが、むろん彼はほかにも論文を書いているわけで、こうして独自編集で日本語訳が読めるようになるのはうれしいことです。

ジブランの詩作品『預言者』はこれまでに何度も訳されてきましたし、今なお複数の訳書が入手可能です。佐久間彪訳『預言者〔ポケット版〕』(至光社)、神谷美恵子訳『ハリール・ジブラーンの詩』(角川文庫)、有枝春訳『預言者のことば』(サンマーク出版)など。そこにさらなる新訳が。ジブラン(1883-1931)自身は極東の島国で後世に自分の詩が人生訓としてこんなにも読み継がれることになるとは思いもよらなかったかもしれませんね。

刊行日は未詳ですが、来月の新刊には以下のものもあります。

『アフロ・ディズニー エイゼンシュテインから「オタク=黒人」まで』菊地成孔+大谷能生 文藝春秋 1470円
『脳の饗宴 茂木健一郎対談集』青土社 2310円
『ウィキペディア・レボリューション』アンドリュー・リー ハヤカワ新書juice 1470円
『魔法と錬金術の百科事典』ロウズマリー・エレン・グィリー 柊風舎 15750円
『ムナーリのことば』ブルーノ・ムナーリ 平凡社 1575円
『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史(上下)』ハワード・ジン:著/レベッカ・ステフォフ:編著/鳥見真生:訳 あすなろ書房 各1575円
『金融危機後の世界』ジャック・アタリ/林昌宏:訳 作品社 2200円

まず『アフロ・ディズニー』は、別の仮題では『慶應大学のエイゼンシュテイン 講義編 音楽と映像の二十世紀』とも告知されていて、どちらが最終決定になるのかは私は知りません。文藝春秋では、両氏の講義録『東京大学のアルバート・アイラー』が今春に文庫化されたばかりです。

ジン『学校では~』は、版元の説明によれば「世界的な国際政治学者の名著『民衆のアメリカ史』をわかりやすく編集」とのことです。『民衆のアメリカ史』というのは、猿谷要監修の上下巻が明石書店から05年1月に刊行されています。各8400円で各巻ともに700頁近い大冊です。明石書店版は原著増補版の日本語訳で、その前の版は、82年にTBSブリタニカから訳書が刊行されていました。今回の新刊は頁数がぐっと少ないですから、この大著を縮約したものでしょう。ハワード・ジン(1922-)はチョムスキーほど日本では知られていないかもしれませんが、アメリカの自由主義史の表と裏を知悉している反体制知識人です。上記以外の訳書には、『反権力の世代』(武藤一羊訳、合同出版、67年)、『ベトナム=撤退の論理』(相原文夫訳、合同出版、68年)、『甦れ独立宣言――アメリカ理想主義の検証』(飯野正子ほか訳、人文書院、93年)、『アメリカ同時代史』(田中和恵ほか訳、明石書店、97年)、『ソーホーのマルクス――マルクスの現代アメリカ批評』(岩淵達治監修/竹内真澄訳、こぶし書房、02年)、『テロリズムと戦争』(田中利幸訳、大月書店、03年)などがあります。

アタリ『金融危機後の世界』は、売行好調の『21世紀の歴史』(作品社)に続く力作で、昨年に原著が刊行されたばかりです。なお、アタリは再来月(09年9月)に来日し、以下の通り講演する予定と聞きます。

◎ジャック・アタリ講演会 「金融危機後の世界」

日時:09年09月16日(水) 17時00分
場所:早稲田大学、早稲田キャンパス14号館101教室
料金:入場無料、事前登録制
内容:著書『金融危機後の世界』の中で、ジャック・アタリは現在の経済現象に自由で明確な視点を提示しています。如何にして順調に見えた世界がほんの数週間で深刻な経済危機に陥ってしまったのか? 同著で、また今回の講演会で、ジャック・アタリは、危機の再発防止に関する質問に答えると同時に、この危機が世界的な政治の混乱に引きずられないためのカギを提示します。
http://www.institut.jp/agenda/evenement.php?evt_id=1547

最後に、再来月刊行予定の注目近刊を列記します。

09年09月
10日『書くこと、ロラン・バルトについて』スーザン・ソンタグ/富山太佳夫訳 みすず書房 3360円
11日『脳は名曲を喜ぶ』養老孟司+久石譲 角川oneテーマ21 740円
13日『子どもたちに語るヨーロッパ/子どもたちに語る中世』ジャック・ル・ゴフ/前田耕作監訳/川崎万里訳 ちくま学芸文庫 1260円
13日『幾何学入門(上下)』H・S・M・コセクター/銀林浩訳 ちくま学芸文庫 1575円/1470円
17日『ローマ建国史(上)』リーウィウス/北村良和訳 PHP研究所 945円
20日『アトムの命題』大塚英志 角川文庫 580円
20日『寿命とは何か』池田清彦 PHPサイエンス・ワールド新書 840円
下旬『国家の貧困――格差社会を粉砕せよ!』森田実+雨宮処凛 日本文芸社 1470円
未詳『幸福論』ジグムント・バウマン/高橋良輔ほか訳 作品社 2310円
未詳『ビジュアル 科学大事典』マティアス・デルブリュックほか 日経BP出版センター 9800円

北村訳『ローマ建国史』は、もともと私家版全6巻で刊行されたものですが(ティトゥス・リヴィウス『ローマ史』全6分冊、2002‐2007年)、今回はその一部を抄訳として刊行するようです。その版元PHPですが、9月からPHPサイエンス・ワールド新書を創刊。業界紙「新文化」09年7月9日号での紹介記事によれば、「『私』から始まる科学の世界へ」をコンセプトに、身近な科学のテーマを取り上げる、とのことで、「文系、理系の枠を超えた幅広いテーマが対象。執筆者の考えや主張を前面に出して問題提起を行い、ヒューマンドラマや真偽を巡る論争・競争も盛り込む。2色・4色刷などで、図版やイラスト、写真を多用し、中・高生にもわかりやすい内容とする」そうです。池田さん以外の創刊ラインアップには、茂木健一郎『あなたにもわかる相対性理論』、日高敏隆『なぜ飼い犬に手をかまれるのか――動物たちの言い分』、佐藤文隆『対称性の破れ』、鎌田浩毅+岸本利久『わが子を有名中学に入れる最強の理科教室』がエントリーされています。
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by urag | 2009-07-25 23:55 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(2)
2009年 07月 07日

森山大道写真展&ブックフェア「光と影」@アセンス心斎橋

アート書に強い大阪心斎橋の本屋さん「アセンス」さんのギャラリー「アセンス美術」で森山大道さんの写真展が以下の通り開催されています。同店では写真展に合わせてブックフェアも開催中。弊社の森山本もここでお買い求めになれますし、あのメチャメチャデカい傑作写真集「北海道」(RAT HOLE GALLERY/Hysteric Glamour発行、08年12月刊、限定1500部)も店頭で買うことができます(同店のウェブサイトでも)。一般書店にはこの写真集はほとんど置いてありませんから、ぜひこの機会にお求めください。

森山大道写真展 『光と影』
会期:09年7月11日(土)~ 8月2日(日) 会期中無休
時間: 昼12時~午後7時 (最終日 午後5時まで)
入場料:無料
会場:ギャラリー・アセンス美術 心斎橋アセンス 5階 (大阪市中央区心斎橋筋1-6-10)
問合せTEL:06-6253-0185 心斎橋アセンス

この写真展は写真集『光と影』(82年、冬樹社)が四半世紀以上経った今年、新書サイズの『Light&Shadow~光と影~』として講談社から再刊されたことを受けて開催されるものです。写真展もさることながら、見逃さないでいただきたいのはブックフェアで店頭販売されている写真集「北海道」です。こちらは70年代後半に撮影されたものを初単行本化。280×364mmという特大サイズで、664頁の大冊です。重さは5キロを超えます。立ち読みできません! 膝の上に乗せても重くてめくるのがたいへん! 足にでも落とそうものなら骨折必至! このサイズとこの分量でこそ見えてくる森山さんの写真の迫力というものがあります。古い時代の写真ですが、とにかくメチャメチャかっこいいです。2万円という値段にも納得(というか、このボリュームでこの値段はむしろ安いくらいで驚きます)。お宝間違いなし!サンプル画像を、RAT HOLE GALLERYのウェブサイトのpublicationのコーナーで見ることができます。ぜひご覧ください。
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写真で見ると小さいように見えるかもしれませんが実際は本当にデカい写真集です。森山さん関連の最新情報は、森山大道オフィシャルサイトをご覧ください。
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by urag | 2009-07-07 01:17 | 森山大道 | Trackback | Comments(0)
2009年 07月 06日

新規開店情報:月曜社の本を置いてくださる予定の本屋さん

これから開店する本屋さんで、弊社の本を扱ってくださる予定のお店を順次ご紹介しております。お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りください。

09年8月14日(金)
ジュンク堂書店名古屋ロフト店:600坪
愛知県名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク内 ロフト名古屋 B1F
かつてロフト名古屋には6Fに紀伊國屋書店名古屋店が96年から06年まで入店していました。約3年ぶりに、今度は地下1Fにジュンク堂が入ります。率直に言って、6F時代よりずっと集客力が高まるのではないでしょうか。周辺には丸善名古屋栄店や、あおい書店名古屋本店、リブロ名古屋店など強豪がひしめきます。ジュンク堂チェーンとしても、名古屋駅周辺に「名古屋店」をすでに構えており、三省堂書店名古屋髙島屋店同名古屋テルミナ店と競争しています。若干オーバーストア気味な気がしますが、新規出店の際に弊社の商品をジャンルを問わず全点近く発注して揃えてくださるのはほぼジュンク堂さんのみなので、零細出版社としてはありがたい存在なのです。
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by urag | 2009-07-06 23:58 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)
2009年 07月 03日

ブックフェア「カリフォルニア思想とアメリカニズムの終わり」@ジュンク堂藤沢店

◎ブックフェア「カリフォルニア思想とアメリカニズムの終わり」

会期:09年6月28日~8月中旬予定
場所:ジュンク堂書店藤沢店(藤沢駅前ビックカメラ7・8階)、7階下りエスカレーター前、柱周り平台
電話:0466-52-1211

担当者のコメント:カリフォルニア思想は、新自由主義に飲み込まれてしまったといわれています。けれど60年代のカウンター・カルチャーには、まだ魅力や可能性があるような気がします。このフェアは、アメリカの新自由主義者が敗北して荒野になった世界で、夢のかけらを探す試みです。

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藤沢店人文書担当Kさんによる入魂のフェアです。上の世代のお客様には懐かしい本が揃い、若い世代にとっては「こんな文化があったのか」と新しい発見があると思います。店頭の写真を何枚かご紹介します。ぜひお越しいただけたら幸いです。a0018105_13555999.jpga0018105_13561561.jpg
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【書店員の皆様へ】

当ブログでは、弊社の出版物を活用してくださっているブックフェアの積極的な告知を心がけております。未紹介のフェアはまだまだたくさんあると思います。よろしければフェアの開催情報をEメール(アドレスは弊社ウェブサイトに明記してあります)でお知らせ下さい。フェア名、実施期間、売場名、フェアの趣旨説明などは必ず書き添えてください。売場の写真を添えていただけるとフェアの様子が分かってたいへん嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

また、ブックフェアでなくても、売場自体を宣伝したい、開店したので宣伝したい、という場合の告知でも構いません。条件は「弊社の本を扱っていること」ですが、弊社の本が置いていない場合でも、当方が「これは面白い」と判断したお店の紹介はできます。新刊書店だけでなく、古書店さんや図書館さんでも紹介します。

個人の方からの「こんな面白いフェアがありますよ」という投稿も歓迎しますが、店内を撮影する場合は、撮影とウェブ公開の了解をお店からきちんと得てくださいね。よろしくお願いします。
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by urag | 2009-07-03 13:58 | イベント告知 | Trackback | Comments(0)
2009年 07月 03日

TOWER

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けやき坂から望む赤い鉄塔。まるで蝋燭の炎のように見えました。

「塔は、まさに生と死の、天と地の相克の表現ではないのか。…限りなく上昇しようとする強い生への意志と、それにもかかわらず、人間を根源的に支配する死の意識が、すべての塔の中で、はげしく戦っているのである。…そこで生が死にいかに勝ち、あるいは死がいかに生を制し、あるいは、生がいかに死と親しんでいるか…」(梅原猛『塔』上巻、集英社文庫、1985年、37‐38頁)。
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by urag | 2009-07-03 02:29 | 雑談 | Trackback | Comments(0)