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2007年 12月 29日

尾崎大輔写真集の生写真を展示@

a0018105_2002619.jpgリブロ渋谷店の写真集売場で、来年(08年)1月末まで、尾崎大輔写真集『写真は私たちの記憶を記録できるのですか』と『無』の貴重な生写真が展示されています。皆様のご高覧を賜れれば幸いです。
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by urag | 2007-12-29 20:01 | PLACE M | Trackback | Comments(0)
2007年 12月 27日

田中純『都市の詩学--場所の記憶と徴候』に森山大道「新宿」論

a0018105_1531493.jpg「10+1」誌への寄稿論文をまとめた田中純さんの著書『都市の詩学--場所の記憶と徴候』が東京大学出版会さんより前月刊行され、売行好調と聞いています。A5判上製478頁、税込3,990円。

本書の第10章「犬の街――境界の叙事詩、森山大道『新宿』」では、弊社刊行の写真集『新宿』が取り上げられています。

「森山の写真集『新宿』には、すでにして膨大な写真の集積である新宿という「森」のあらゆる表情を、「タタミイワシのように」平面化して複写しようとする、写真家の陶酔感が横溢している。それがこの写真集を見る者にも伝染する。分析的なまなざしをそこに凝らせば、類似したパターンやアングルの反復とそれが創り出すリズムが容易に見つけ出せるだろう。しかし、むしろそんな凝視によっては失われてしまう速度、写真家のそれと同じく、横目でちらっと一瞥するだけで移動してゆく速度を、この写真集は要求しているのではないか。前後にページをせわしなくめくりながら、読者はそうやって森山の新宿を通過してゆく」(258-259頁)。

02年の大判写真集『新宿』は残念ながら現在品切ですが、昨年末に刊行した文庫サイズの増補版『新宿+』はいまなお好評発売中です。
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by urag | 2007-12-27 01:53 | 森山大道 | Trackback | Comments(0)
2007年 12月 26日

北里義之『サウンド・アナトミア--高柳昌行の探究と音響の起源』が青土社より

a0018105_1195157.jpg音楽批評家の北里義之さん(1955-)の著書『サウンド・アナトミア--高柳昌行の探究と音響の起源』が青土社さんより刊行されました。46判上製286頁、税込2,520円。内容は、「まえがき」と「あとがき」を除き、

第1章「高柳昌行の即興精神史――〈汎音楽〉と投射音楽の間」
第2章「ケージではなく、何が――音響の解剖学」
第3章「高柳昌行の音響宇宙――アクション・ダイレクトの彼方へ」

の全三章は、もともとmixi内の「日刊音場舎通信」の記事として書かれたものとのことです。弊社刊『汎音楽論集』への応答として書かれた07年7~8月のエントリー「汎音楽論集ノート」や、大谷能生氏の「ジョン・ケージは関係ない」(弊社刊『貧しい音楽』所収)に応答した07年3・6月のエントリー「ケージではなく、何が」が該当するようです。

なお、全国大学生協連が発行する季刊誌「読書のいずみ」の07年冬号に掲載された以文社さんの広告によれば、大谷能生さんと門松宏明さんの共著『大谷能生のフランス革命』が近日発売予定とのことです。【追記:07年12月31日――『現代思想』1月号の広告によれば、『大谷能生のフランス革命』は1月末の発売予定で、内容は「計15名の若手クリエイターと交わした対話のドキュメント」とのことです。予価2200円。】
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by urag | 2007-12-26 00:43 | 芸術書既刊 | Trackback | Comments(0)
2007年 12月 25日

スパムコメントにご注意ください

「でるべん」の勉強会についてご紹介した記事に、三連休中にコメントスパム「たまらん」が投稿されました。名前欄「たまらん」のリンクをクリックすると、特定のサイトにジャンプし、そこには「トロイの木馬」型のウィルスが仕込まれています。当該コメントはすでに削除してあります。コメントがたどたどしい日本語(意見交換、日記は更新する、非常に!!助言する! )だったので、用心された方がほとんどかと思います。アンチウィルスソフトを使用されている方はブロック機能が作動すると思いますが、どうかくれぐれも、不審なコメントのリンク先はクリックされませんよう、お気をつけ下さい。

追記:連休明けの今日もコメントスパム「竜迅」「紫壇」などが同じくでるべんのエントリーに連続して投稿されています。順次削除しておりますが、しばらく攻撃が続くかもしれませんので、読者の皆様におかれましてもご注意ください。

追記2:リンク先のURLを変えてなおもコメントスパムが年明けに投稿されています。どうぞご注意下さい。
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by urag | 2007-12-25 15:16 | ご挨拶 | Trackback | Comments(0)
2007年 12月 21日

ブックフェア「中野幹隆という未来」@ジュンク堂京都BAL店、来月7日まで

先月(07年11月)から開催されている、ジュンク堂書店京都BAL店7F人文書フェアコーナー(エスカレーター上がって右手)でのブックフェア「中野幹隆という未来――編集者が拓いた時代の切鋒(きっさき)」が好評です。当初は年内までの開催予定でしたが、年明けの1月7日(月)までになりました。

売れ筋は、哲学書房のものでは北里柴三郎+中村桂子:著『破傷風菌論』、養老猛司:編『脳と生命と心』。朝日出版社では渡辺守章:著『空間の神話学』、佐藤文隆:著『アインシュタインのたまご』、リン・ホフマン:著『家族療法の基礎理論』、養老猛司+島田雅彦:著『ネコのヒゲは脳である』などが順調のようです。レア雑誌の『エピステーメー』と『セーマ』は残り僅かとのこと。終了まであと二週間、ぜひお立ち寄り下さい。
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by urag | 2007-12-21 12:52 | イベント告知 | Trackback | Comments(0)
2007年 12月 20日

明日21日発売、田崎英明『無能な者たちの共同体』、未来社より

a0018105_13194919.jpg96年から01年にかけてPR誌「未来」で連載されていた、田崎英明さんの「無能な者たちの共同体」がついに、ついに、ついに単行本化されました。明日12月21日より発売開始です。

無能な者たちの共同体
田崎英明(1960- 立教大学現代心理学部教授):著
未来社 07年12月 本体2,400円 四六判上製254頁 ISBN978-4-624-01177-2

内容:政治的なものの理論へ向けて──。構築と(再)生産と帰属を要求する「社会」ではなく、そこから脱落した「無能な者たち」による「共同体」の条件とはなにか。可能性と潜在性が枯渇したところから始まる、政治の思考と生の形式とはなにか。ハイデガー、アーレント、ベンヤミン、フーコーらを参照しつつ、大胆な視点と飛躍を恐れぬ文体で問題の核心に切り込む。『未来』誌上にて1996年から2001年まで、世紀を越えて掲載された同題の連載に、新章を加筆。さらに文献案内も附録に。

連載は全22回でしたが、巻末の注記によれば、「内容上の重複などの理由から、以下の四回分は割愛した。「自己の詩学――ハイデガーとフーコー」(99年5月号)、「ことばではないものの場所 1――感覚的確信」(同8月号)、「語る存在、そして、意味の方へ――ことばではないものの場所 2」(同11月号)、「自我、テクノロジー、共同体――精神分析を讃えて」(01年5月号)」とのことです。追加された新章は、07年11月に書き下ろされた、「生は語ることができるか――生-政治の次元における抵抗」です。

巻末の文献案内は情報満載で、学生さんや哲学思想書売場担当の書店員さんにはたいへん有益だと思います。ぜひご覧になってください。

なお、年明けには本書の出版記念に以下のイベントが行われます。

情動と共同体──あるいは、精神分析と政治的なものの理論
田崎英明×十川幸司

日時:08年1月17日(木)19:00~
場所:ジュンク堂書店池袋本店・4Fカフェ
入場料:1,000円(1ドリンクつき)・定員40名・要予約
予約受付:ジュンク堂書店池袋本店1Fサービスカウンター(電話: 03-5956-6111)

内容:言語と生と政治をめぐって、ランシエールやアガンベンと同時代の思考を展開する『無能な者たちの共同体』の刊行を記念し、さらに問いを推し進めるべく、精神分析との対話を試みます。ラカン派からシステム論へと場を移動し精神分析の可能性を探る十川幸司氏と、著者・田崎英明氏とによる、初対談。
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by urag | 2007-12-20 13:20 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2007年 12月 20日

紀伊國屋書店主導の文庫復刊「読ミガエル名作」

紀伊國屋書店が創業80年記念に、品切絶版文庫の復刊を主導しました。「もう一度読み返したい」「店頭で販売をしたい」1冊を全スタッフに募ったそうです。出版社に打診したところ、40タイトルもの復刊が実現したとのこと。すごいですね。

数えてみたところ、角川文庫とハヤカワ文庫がそれぞれ12点、講談社文庫が6点、集英社文庫と中公文庫が各3点、ちくま文庫が2点。ハヤカワ文庫で、カート・ヴォネガットの文庫が4点もまとめて復刊されているのはGJですね。『タイムクエイク』『ジェイルバード』『青ひげ』『チャンピオンたちの朝食』。ちょっと残念なのは、小説・エッセイ・ノンフィクションなどの文芸系の著者が大半で、学術系の著者が少ないこと。講談社文庫の今西錦司『生物の世界』くらいですかね。

紀伊國屋書店のアンケート結果で復刊、ということは、もちろん紀伊國屋書店に重点的に配本されるわけで、こういう「差別化」は大型チェーン店はどんどんやってもいいのではないかと思うのですけれどもどうなんでしょうか。たとえば、現在改訳中と聞くロールズの『正義論』はよく書店員さんから再刊を望む声を耳にしますが、改訳までのつなぎとして、復刊要請を正式に店売および外商の皆さんが出せば、同じグループ内の会社なのだから、なんとかなるのじゃないかと、外部の人間としては空想したりするわけです。20部~100部を紀伊國屋書店さんの主要店舗で責任販売するならば、1000部重版も可能なのでは。まあ口で言うのは簡単すぎますね。

版元側としては「重版できない理由」というのは様々あるわけですが、すべての品切絶版本が、著作権や版権のやんごとなき理由で再刊できないわけではないでしょう。重版可能な部数分の注文が入るならば、復刊できる可能性はぐっと高まるでしょう。そういう「書店主導型」専売復刊は文庫の場合先例があります。実際のところそうしたことを考えている現場の書店員さんは数多くいらっしゃっているのですが、あとは要は本部側の戦略的な部数のとりまとめが重要なのではないかと思います。人文書の単行本だって、大手チェーンさんが数をまとめてくださるならば、重版可能です。

一読者としても、紀伊国屋書店さんにはぜひ次回は学術系単行本のリクエスト復刊に挑戦していただきたいと期待しています。
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by urag | 2007-12-20 12:15 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2007年 12月 20日

SBCメルマガ「週刊ビジスタニュース」に寄稿しました

ソフトバンク・クリエイティブの学芸書籍編集部さんが発行しているメールマガジン「週刊ビジスタニュース」に半年振りに寄稿しました。編集部のKさんからいただいたお題は「翻訳出版の理想と現実」。ごく短い文章ですので、言い尽くせていない、言葉足らずの箇所が多いですが、また機会があれば補足していきたいと思います。「週刊ビジスタニュース」は、「一歩先を行くビジネスパーソンにぴったりの、全く新しいメールマガジン」と銘打たれています。 多彩な執筆陣による様々な話題は、ビジネスパーソンでなくても楽しめると思います。購読料は無料です。月4回毎週水曜発行、携帯メールには未対応。ぜひ購読してみてください。
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by urag | 2007-12-20 11:03 | 雑談 | Trackback | Comments(0)
2007年 12月 19日

「論座」08年1月号「2007年の収穫本」

朝日新聞社の月刊誌「論座」08年1月号の「読書空間」欄に、「私が選んだ3冊・2007年の収穫本」として、27人の方が寄稿されています。その中で、劇作家の宮沢章夫さんが、3冊のうちに弊社の『芸術とマルチチュード』を挙げてくださいました。宮沢さん、ありがとうございます。このほか、雨宮処凛、荒川洋治、池内紀、大澤真幸、春日武彦、立岩真也、島田裕巳、清水良典、杉田敦、田口久美子、中条省平、野田努、ほかの各氏が寄稿されています。

ちなみにこの1月号には、北大准教授の中島岳志(1975-)さんによる「大川周明・幻の原稿」が掲載されています。原稿発見までの過程が明かされていて興味深いです。当の「幻の原稿」は、大川が第二次世界大戦の終戦間際に執筆していたもので、このたび春風社さんから『頭山満と近代日本』として出版されました。中島さんによる解説付き。
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by urag | 2007-12-19 19:11 | 人文書既刊 | Trackback | Comments(0)
2007年 12月 18日

哲学・思想書販売研究会:現代思想の新しい展開と棚の編集術

「哲学・思想書販売研究会」という、首都圏の書店員さんの有志で構成されている自主的勉強会があります。そちらの会合で来週お話をすることになりました。

◎哲学・思想書販売研究会勉強会

テーマ:現代思想の新しい展開と棚の編集術
講師:月曜社取締役 小林浩
日時:07年12月26日(水)7時から
場所:神保町区民館(神田神保町2-40 電話03-3263-0741 JR・都営三田線水道橋駅から徒歩10分、東京メトロ半蔵門線・都営三田線・都営新宿線神保町駅から徒歩5分)
参加費:約300円(会場費) 要予約

たいそうなテーマが掲げられていて、自分事ながら若干びびっています。自主勉強会にいままで参加されたことのない現役書店員の方で、今回参加されたい方がいらっしゃいましたら、メールにて小林までお知らせ下さい。研究会へご紹介します。book[アットマーク]getsuyosha.jp

会場の都合で先着順となります。恐れ入りますが満席の場合はご容赦ください。
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by urag | 2007-12-18 15:37 | イベント告知 | Trackback | Comments(0)