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2007年 03月 31日

大竹伸朗「全景」展カタログ出来予定は3月末→6月初旬

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グラムブックス(マトリックスジャパン株式会社※)さんから封書が今日届きました。中には両面印刷の大竹伸朗さんからの自筆メッセージが一枚と、グラムブックス代表の大西利勝さんのお名前で「お詫びとお知らせ」が入っていました。「全景」展カタログの刊行が、3月末からさらに2ヶ月間遅くなり、商品の出荷が6月初旬になるとのことです。編集作業がたいへんな規模であろうことは想像に難くありませんし、発売遅延を一番残念に思っているのはほかならぬ製作に関わっている皆さんでしょう。発行元にとって刊行延期は非常につらいものです。私は気長に待ちます。写真は大竹さんの自筆メッセージですが、この裏面は全景の完成を目前にした一大スペクタクルが描かれております。さすがにこちらは予約者の特権的楽しみと呼ぶべきものでしょうから、ここではお見せできませんが。

※マトリックスジャパン株式会社はベイスギャラリーを運営している会社。同社の出版部門がグラムブックスで、ギャラリー部門がベイスギャラリー。
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by urag | 2007-03-31 22:33 | 雑談 | Trackback | Comments(0)
2007年 03月 27日

07年4月新刊:『吠えない犬』『表象01』

a0018105_1755354.jpg来月発売予定の新刊2点をご案内します。

■07年4月9日発売【写真集1点】

書名:吠えない犬
読み仮名:ホエナイイヌ
著者:熊木裕高
読み仮名:クマキ・ヒロタカ
ISBN:978-4-901477-32-1 C0072 本体価格:2,800-
判型:B5変型判並製カバー装 サイズ:タテ243mm×ヨコ183mm×ツカ30mm
頁数:312頁 重量:1070g 発行部数:350部
発行:PLACE M
読み仮名:プレイス・エム
発売:月曜社

■07年4月23日発売【思想1点】

書名:表象 01
読み仮名:ヒョウショウ・ゼロイチ
編者:表象文化論学会
読み仮名:ヒョウショウブンカロンガッカイ
ISBN:978-4-901477-61-1 C0010 本体価格:1,600-
判型:A5判並製 サイズ:タテ210mm×ヨコ148mm×ツカ11mm
頁数:200頁 発行部数:1200部
発行:表象文化論学会
読み仮名:ヒョウショウブンカロンガッカイ
発売:月曜社
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by urag | 2007-03-27 17:57 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2007年 03月 25日

今週の注目新刊(第91回:07年3月25日)

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アルトー後期集成(1)
アントナン・アルトー(1896-1948):著 宇野邦一+岡本健:訳
河出書房新社 07年3月 4,410円 46判上製390頁 ISBN978-4-309-70531-6
■帯文より:20世紀、もっとも激烈に世界と闘い、いまだ来るべき巨星でありつづけるアルトー。その思考を爆発させた奇跡的な後期テクスト群をはじめて集成。メキシコのタラウマラ族との出会いを通じた極限的な実験の記録にして代表作のひとつ「タラウマラ」、身体の地獄めぐりのような試練をしるす「アルトー・ル・モモ」をはじめ、「アンリ・パリゾーへのロデーズからの手紙」など重要テクストを集成。「この『後期集成』によって、私たちは初めてアルトーの思考=生殖の過程を目撃することになる」(宇野邦一)。

ソシュール 一般言語学講義――コンスタンタンのノート
フェルディナン・ド・ソシュール:著 影浦峡+田中久美子:訳
東京大学出版会 07年3月 3,150円 A5判上製228頁 ISBN978-4-13-080250-5
●ソシュールが1910年から1911年にかけてジュネーヴ大学で行った一般言語学をめぐる第三回目の講義を、聴講生エミール・コンスタンタンの原ノートから起稿し訳出。原ノート全10冊のうち、第1冊から第3冊目の途中まで、さらに、第7冊から第10冊目までを翻訳。解題は、石
田英敬「新しい世紀のソシュール」。

ニーチェ詩集
フリードリヒ・ニーチェ(1844-1900):著 河内信弘:訳
書肆山田 07年3月 3,990円 A5判314頁 ISBN978-4-87995-700-9
■帯文より:トリノの広場で鞭打たれる馬に駆け寄って狂気の闇に落ちていったニーチェ。自分の中を嵐になってさまようものを追い求め、自ら駆り立てる。その彼が抱く静謐な言葉。

スピノザ エチカ抄
ベネディクトゥス・デ・スピノザ:著 佐藤一郎:編訳
みすず書房 07年3月 2,940円 46判310頁
●ちょうど中公クラシックスでも工藤喜作訳「エティカ」が新書化されたばかり。

外注される戦争--民間軍事会社の正体
菅原出(1969-):著
草思社 07年3月 1,680円 46判261頁
●まさに儲かっている産業なわけで。

菜根譚 決定版
洪自誠:著 守屋洋:訳著
PHP研究所 07年4月 1,680円 46判369頁
●「菜根譚」は私にとって座右の書のひとつ。岩波文庫版と講談社学術文庫版を就寝前によく併読しています。ちょうどもう一冊、また別の角度から新しく読みたかったところでした。遠くない将来、文庫化されるかもしれませんが、それはそれで歓迎です。

若い読者のためのメルヘン
ヴィンフリート・フロイント:著 木下康光:訳
中央公論美術出版 07年3月 3,780円 A5判244頁
●民話や神話の原基としてのメルヘン。

世界の神話文化図鑑
セルジウス・ゴロウィン+ミルチャ・エリアーデ+ジョゼフ・キャンベル:著 上田浩二+渡辺真理:訳
東洋書林 07年3月 15,750円 A4変形判上製304頁 ISBN978-4-88721-709-6
■版元紹介文より:宇宙の創造、文化の起源――想像力を刺激する神話の旅へ。神話は、民族の世界観を映す、豊かなイメージの宝庫。神話研究の第一人者たちのガイドで、各地の神話をテーマごとに紹介。豊富な図版とともに全世界の神話を俯瞰する1冊。

シークレット・ミュージアム--猥褻と検閲の近代
ウォルター・ケンドリック(1947-1998):著 大浦康介:監修 大浦庸介+河田学:訳
平凡社 07年3月 4,830円 A5判上製420頁 ISBN978-4-582-47347-6
■帯文より:「何を」ではなく、「誰に」見せてはいけないのか? ポルノグラフィーを政治文化のひとつとして捉え、その思考構造の歴史をはじめて浮き彫りにした、画期的な文学・思想・歴史研究。近代のポルノグラフィーの歴史を主に検閲の観点からたどった名著。

キルケゴール教会闘争の研究
大谷愛人:著
勁草書房 07年3月 15,750円 A5判1169+8頁 ISBN978-4-326-10170-2

京都の平熱--哲学者の都市案内
鷲田清一:著 鈴木理策:写真
講談社 07年3月 1,785円 46判254頁

バルタザール・グラシアンの賢人の知恵
バルタザール・グラシアン(1601-1658):著 斎藤慎子:訳
ディスカヴァー・トゥエンティワン 06年12月 1,785円 ISBN4-88759-516-6
●これも刊行当時は見逃していた本。この、17世紀スペインのイエズス会士はなぜか、英語圏で自己啓発系著者として人気で、日本でも90年代に立て続けに3冊邦訳されたことがありました。92年12月『バルタザールの悪の自分学』(三笠書房)、93年6月『賢者の教え--せち辛い人生をいかに生きぬくか』(経済界)、94年5月『バルタサル・グラシアンの成功の哲学--人生を磨く永遠の知恵』(ダイヤモンド社)。
●自己啓発系の訳され方や売られ方とは異なるグラシアンを読みたい方は、筑摩書房の『澁澤龍彦文学館(2)バロックの箱』所収の、桑名一博訳「神託必携・処世知の技(抄)」をどうぞ。

***

◎注目の新書・文庫

何も起こりはしなかった--劇の言葉、政治の言葉
ハロルド・ピンター(1930-):著 喜志哲雄(1935-):編訳
集英社新書 07年3月 840円 新書判222頁 ISBN978-4-08-720384-4
●著者は周知の通りイギリスの劇作家で、05年度にノーベル賞を受賞している。彼のアメリカ批判は激烈だ。活字から怒りのエネルギーがにじみ出てくるのを感じる。

ウェブ人間論
梅田望夫(1960-)+平野啓一郎(1975-):著
新潮新書 06年12月 714円 新書判203頁 ISBN4-10-610193-9
●図らずも見過ごしてしまっていた本。やはり本はリアル書店の店頭で探すに限りますね。

新古今和歌集 (上下)
久保田淳:訳注
角川ソフィア文庫 07年3月 各980円 文庫判488頁/474頁
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by urag | 2007-03-25 23:52 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2007年 03月 25日

尊敬する書店員Aさんのこと。絶望にどこまでも抵抗する、勇気の人。

本日25日配信の「[本]のメルマガ」280号に寄稿した拙文を転載します。

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■「ユートピアの探求」/ 五月
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「一万円以上のお買い上げですので、宅配が無料でご利用いただけますが、いかがでしょうか」。いつもはすぐにでも読みたいからどんなに重くても持ち帰るのだけれど、その日の買い物に急ぎのものはなかったので、宅配してもらうことにした。レジの脇のサービスカウンターに座り、伝票に住所を書く。その時までまったく気づかなかったのだけれど、いつもお世話になっている当該書店の店員Aさんが私のすぐ隣の席で接客をしていた。

Aさんは男性客の購入した自由価格本の値札シールを丁寧に剥がして、カバーに消しゴムをかけているところだった。男性客の世間話を立ったまま聞きながら、Aさんはにこやかに消しゴムをかけている。自由価格本はセール品であり、そもそも綺麗な状態のものを期待するような商品ではない。値札を剥がしたり消しゴムをかけるのは購入者自身が持ち帰った後に自分の望むようにやればいい。それを書店員がやっているということは、恐らく何かしらの要望を訴えられたのだろう。

終始穏やかに対応しているAさんに、私は半ば胸を打たれる気がした。一人の購入者に尽くすというそのホスピタリティ。本当は分刻みで忙しい人だということを私は良く知ってる。なのにそのそぶりも見せない。一メートルと離れていない場所に座っていた私はその物静かな光景を前に感銘を噛み締め、ついに一言の挨拶もできないままその場を離れた。

Aさんから教えられたことは他にもある。「書店員は学者ではないから、学問について深く知らないのは仕方がない」という人が業界にはいる。これが一種の開き直りやエクスキューズに用いられる場合があって、それを言われて困らない版元営業マンはいないだろうと思う。会話がそこで途切れてしまうのが常なのだけれど、Aさんはその先の言葉を持っていた。

書店員は学者ではないから、学問について深く知らないのは仕方がない、しかし、書店員は「だから知らないままでいい」のではなくて、「知らないことを誰に聞けばいいか、何で調べればわかるのか、押さえておく」ことが重要なのだ。それがAさんの主張だった。私もまったく同感だった。「書店員」という言葉を「出版人」に置き換えても、この主張は真である。

Aさんは接客も書棚作りも一流だった。なによりも書店という場を熱愛する人だった。大学で哲学を学んだ自称ヘーゲリアンのAさんはキャリアを積むごとに、書棚をいじる仕事から引き離され、売場を統括する管理職になっていった。本好きの書店員にとって、棚に手を掛けられないのはとても辛いことだ。けれどもAさんはただの本好きではなく、書店という空間を愛していたから、管理職の仕事を黙々とこなし、なおかつバックヤードではなく接客の第一線にその身を晒していた。

毎日何千人という客が相手ではおそらく精神的にへとへとになるに違いない。それでもAさんはやはりレジに立っている。しかもこのレジがすごい。大書店はたいていフロアごとにレジがあるけれど、Aさんの勤める書店は、地下一階から九階までの全フロア分のレジを一階にのみ集中させているのだ。日本一広い書店の、日本一広いレジカウンターである。

普通の人だったら、そんな現場の責任者にはなりたくないだろうけれど、任命されたAさんの反応は逆だった。Aさんは当時を振り返ってこう述べている。

「二〇〇〇年末、ジュンク堂池袋本店の一階集中レジの完成を目の当たりにした時、「すごい舞台を与えてもらった」と、若かりし日に役者として臨んだ初日の舞台と同趣の感動を、ぼくは覚えました」(福嶋聡『希望の書店論』人文書院刊、217頁)。

なんという度量だろう。昨日、Aさん――福嶋聡さんはジュンク堂書店池袋本店副店長としての職務を終えた。来月からは大阪本店の店長として赴任するのだ。新著『希望の書店論』の刊行記念パーティを兼ねた、東京での壮行会では、多くの出版人が集った。

『希望の書店論』というタイトルは非常に象徴的だ。なぜならば福嶋さんは業界に垂れ込める絶望の暗雲と常に果敢に戦ってきた、戦おうとしてきた人だから。福嶋さんはこう書いている。

「今、〔書店業界が〕厳しい状況であることは、誰でも知っている。でも、「駄目だ、駄目だ」と言っていたって埒は開かんでしょう。出版物を扱うというのは、とても魅力的な仕事なのだから、なんとかいい方向に持っていこうよ、そのためには、「もう駄目だ」と言っちゃおしまいでしょうが」(同書、185頁)。

壮行会で福嶋さんは私の求めた同書に、こんな献辞を書いてくださった。

「哲学思想は永遠に不滅です」。

どこか冗談めいていて、どこか真剣で、どこか泣かせる。やれやれ、いくら書いても書き足りない。書こうとしてもすべてのことを明かせるわけでもない。あとは酒の席で話しますから、福嶋さん本人にでも、私にでも、今度声を掛けてください。
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by urag | 2007-03-25 23:13 | 雑談 | Trackback(1) | Comments(0)
2007年 03月 18日

今週の注目新刊(第90回:07年3月18日)

◎注目の文庫・新書・ライブラリー

カジノ資本主義
スーザン・ストレンジ(1923-1998):著 小林襄治:訳
岩波現代文庫 07年3月 1,260円 文庫判334+22頁 ISBN978-4-00-600172-8
●「西側世界の金融システムは急速に巨大なカジノ以外の何物でもなくなりつつある」という一文で始まる本書は、原著が86年に刊行されたものですが、最初の数頁を読むだけでも、自分たちが生きている世界を皮肉なまでに正確に描いていて、まったく古びていないことが分かります。本当に怖い本です。
●訳者先生が文庫版へのあとがきの末尾に「本書は時論であるが、政治経済学と歴史を学ぶ古典でもある」と書かれていますが、まさに現代の古典です。本書をきっかけに、岩波で刊行された『国家の退場』や『マッド・マネー』なども続けて文庫化してもらいたいですね。

深き淵よりの嘆息--『阿片常用者の告白』続篇
ド・クインシー:作 野島秀勝:訳
岩波文庫 07年3月 630円 文庫判259頁 ISBN:978-4-00-322672-8
■カバー紹介文より:その夢の記述はフロイトに先駆け、脳髄を羊皮紙にたとえた一章はデリダの文体論を先取りしている。
●先月に引き続き、野島訳の第二弾。第一弾『阿片常用者の告白』はかつて岩波文庫では田部重治訳が1937年に刊行され、90年代まで復刊されていたりしました。

フロイト=ユンク往復書簡(上)
W・マクガイアー+W・ザウアーレンダー:編 金森誠也:訳
講談社学術文庫 07年3月 1,008円 文庫判285頁 ISBN978-4-06-159812-6
●1906年4月11日付のフロイト書簡に始まる、7年間全360通の文通の記録。上巻では06~09年の書簡を収録。
●既訳に平田武靖訳『フロイト/ユング往復書簡集』上下巻(ウィリアム・マグァイア:編、誠信書房、1979-1987年)があります。 

倫理学 (3)
和辻哲郎:著
岩波文庫 07年3月 987円 文庫判468頁 ISBN978-4-00-381102-3

国語学原論 (上)
時枝誠記(1900-1967):著 07年3月 735円 文庫判300頁 ISBN978-4-00-381501-4
●先駆的なソシュール批判の書がついに文庫化。全2巻。

テロリスト群像 (上下)
サヴィンコフ:著 川崎浹:訳
岩波現代文庫 07年3月 1,050円/1,155円 ISBN978-4-00-603149-7/ISBN978-4-00-603150-3
●ロープシン名義の『蒼ざめた馬』も昨年11月、岩波現代文庫に収録されています。サヴィンコフは本名。

ブレーメンの音楽師 改版
グリム:著 植田敏郎:訳
新潮文庫 07年2月 500円 文庫判305頁

あらしのよるに (2)
きむらゆういち:著 あべ弘士:絵
講談社文庫 07年3月 500円 文庫判94頁
●第1巻は05年12月に刊行されています。

バール、コーヒー、イタリア人--グローバル化もなんのその
島村菜津(1963-):著
光文社新書 07年3月 756円 新書判234頁
■版元紹介文より:バールは単にお酒を提供するカウンター形式の店でもないし、喫茶店とも少し違う。気軽に入れる立食中心の店で、時にケーキ屋やジェラート屋、タバコ屋、トトカルチョ屋、コンビニにも化ける。そんなバールが、人口五八〇〇万の国に、個人経営の店を中心に一五万五六〇九軒も存在する(二〇〇六年)。イタリアの象徴、そして、スタバ化、マクドナルド化に抗う最後の砦としてのバールの魅力を、書き尽くす!

ゲーム的リアリズムの誕生--動物化するポストモダン(2)
東浩紀(1971-):著
講談社現代新書 07年3月 840円 新書判339頁 ISBN978-4-06-149883-9
●5年半ぶりの姉妹編。東さんは現在、東京工業大学世界文明センター特任教授。今月は対談集『コンテンツの思想』(青土社)も刊行されています。略歴によれば、来月より講談社BOXから評論集3巻本を刊行する予定だそうです。

「生きている」を見つめる医療--ゲノムでよみとく生命誌講座
中村桂子(1936-)+山岸敦(1972-):著
講談社現代新書 07年3月 798円 新書判270頁

もうひとつのルネサンス
岡田温司(1954-):著
平凡社ライブラリー 07年3月 1,680円 文庫変形判438頁

***

◎注目の単行本新刊

生きさせろ!――難民化する若者たち
雨宮処凛:著
太田出版 07年3月 1,365円 B6判284頁
●大注目!

フェアトレード@Life--お買い物でイイことしよう
藤原千尋:著
春秋社 07年3月 1,785円 新書判219+13頁

ナノフューチャー--21世紀の産業革命
J・ストーズ・ホール:著 斉藤隆央:訳
紀伊国屋書店 07年3月 2,520円 46判428頁

2027--ボヤボヤしてたら、すぐやってくる。2027年のお話。
古屋蔵人+小田島等:物語 黒川知希:挿画 古屋蔵人:編集
ブルース・インターアクションズ 07年4月 1,995円 46判253頁
●売り文句は「ライターやデザイナー、ミュージシャンなどが科学的な考証や学術的な統計を無視した20年後の世界を予測」とのこと。無視しているのがいい。

リービヒ『化学の農業および生理学への応用』
J・v・リービヒ(1803-1873):著 吉田武彦:訳・解題
北海道大学出版会 07年2月 11,550円  A5判409頁

死を考える事典
ハワース+リーマン:編 荒木正純:監訳 幸野良夫+武井摩利:訳
東洋書林 07年3月 16800円 A4変型判上製函入688頁 ISBN978-4-88721-714-0
■版元紹介文より:百名を超える専門家が「死」を総括した“読む事典”。医学・政治・宗教・民間伝承・芸術・映画・哲学・社会問題など広範囲の領域から五百項目を精選。避けられない死と、生への執着の末に、人間が死の探求者になった経緯が見てとれる。山折哲雄推薦――死とは何か? その見分けがつかない危機的な時代、本書は死に関する万華鏡を提示しつつ縦横無尽にその謎解きをする。

ル・コルビュジエ事典
ジャック・リュカン:監修 加藤邦男:監訳
中央公論美術出版 07年2月 57,750円 A4変形判646頁
●高すぎて買えない? 気にするな、図書館にリクエストだ!

遠くの都市
ジャン=リュック・ナンシー(1940-)+ジャン=クリストフ・バイイ(1949-):著 小倉正史:訳
青弓社 07年3月 2,100円 46判121頁

来たるべきデリダ--連続講演「追悼デリダ」の記録
コスタス・ドゥージナス:編 アラン・バディウ+スラヴォイ・ジジェク+ジャック・ランシエール+エティエンヌ・バリバール+ジャン=リュック・ナンシー+G・C・スピヴァク+ドゥルシラ・コーネル+J・ヒリス・ミラー:著 藤本一勇:監訳 澤里岳史+茂野玲:訳
明石書店 07年3月 2,940円 46判350頁 ISBN978-4-7503-2492-0
●原著に先行して日本語訳が刊行。すごいですね。

セガレン著作集 (7) 絵画/想像のものたち
ヴィクトル・セガレン:著
水声社 07年3月 8,400円 A5判638頁
■未完の短編小説集「想像のものたち」、幻想文学論「〈神秘的なもの〉に関する試論」などを収録。

物語 嘘の歴史--オデュッセウスからピノッキオまで
マリーア・ベッテッティーニ:著 谷口伊兵衛+G・ピアッザ:訳
而立書房 07年3月 2,625円 A5判141頁

フェアリーテール--老少女綺譚
やなぎみわ:著 セス・ヤーデン:英訳
青幻舎 07年2月 4,410円 A4変形判92頁

世界ノ夜景
丸々もとお(1965-):文 丸田あつし(1968-):写真
ダイヤモンド・ビッグ社 07年3月 2,625円 21×24cm / 143p

白系ロシア人と日本文化
沢田和彦(1953-)著
成文社 07年2月 3,990円 A5判390頁

江戸の出版事情
内田啓一(1960-):著
青幻舎 07年3月 1,890円 B5判119頁

私のとっておきの本棚--クルマとバイクの本屋のつぶやき
藤井孝雄(1946-):著
二玄社 07年3月 1,365円 B6判198頁
●著者は書店「リンドバーグ」社長。
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by urag | 2007-03-18 19:28 | 本のコンシェルジュ | Trackback(1) | Comments(0)
2007年 03月 15日

体力ノ低下デショウカ

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前ノ風邪カラ一週間デマタ別ノ風邪ヲヒクトイウノハ、生マレテ初メテノヨウナ気ガシマス・・・皆様モドウゾゴ自愛クダサイ・・・
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by urag | 2007-03-15 20:06 | 雑談 | Trackback | Comments(2)
2007年 03月 13日

舞台芸術第二期は角川学芸出版より今月創刊

京都造形芸術大学舞台芸術研究センター発行/月曜社発売でお届けして参りました『舞台芸術』第一期全十巻に続き、第二期は角川学芸出版の発行発売で、今月末に刊行開始となります。

『舞台芸術』第二期・概要

企画・編集=京都造形芸術大学舞台芸術研究センター
発行=角川学芸出版
発売元=角川グループパブリッシング
刊行サイクル=年2回
定価=2,000円+税
判型=A5版

第二期第一巻
特集名=ジュネ/べケット/フォアマン
店頭発売日=3月30日

弊社で管理していた版元定期分のご発注はすべて角川学芸出版さんに引き継いでおります。第一期全十巻は引き続き弊社より発売しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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by urag | 2007-03-13 15:18 | 舞台芸術 | Trackback | Comments(0)
2007年 03月 12日

ネグリ『芸術とマルチチュード』刊行遅延のお詫び

2月末発売と予告しておりましたトニ・ネグリの『芸術とマルチチュード』の刊行が遅れております。皆様に深くお詫びいたします。続報をいましばらくお待ちいただけたら幸いです。
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by urag | 2007-03-12 10:28 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2007年 03月 11日

今週の注目新刊(第89回:07年3月11日)

書店ほどたのしい商売はない
上村卓夫(1939-):著
日本エディタースクール出版部 1,575円 46判203頁
●著者は中堅チェーン「書原」の創業社長。

編集デザインの教科書 改訂版
工藤強勝:監修・エディトリアルデザイン 日経デザイン:編
日経BP社 07年3月 2,730円 A5判175頁

日本ナショナリズムの解読
子安宣邦(1933-):著
白沢社 07年3月 2,520円 46判229頁
●アソシエ21学術思想講座「日本ナショナリズムの解読」全10回の講義録。

イスラエル擁護論批判--反ユダヤ主義の悪用と歴史の冒涜
ノーマン・G・フィンケルスタイン:著 立木勝:訳
三交社 07年3月 2,625円 46判478頁

ベンヤミンの迷宮都市--都市のモダニティと陶酔経験
近森高明(1974-):著
世界思想社 07年3月 2,940円 46判275頁
●著者は日本女子大学人間社会学部講師。専攻は文化社会学。

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◎注目の新書・文庫

ベンヤミン・コレクション (4) 批評の瞬間
ヴァルター・ベンヤミン:著 浅井健二郎:編訳
ちくま学芸文庫 07年3月 1,575円 文庫判670頁 ISBN978-4-480-09025-6
●実に十年ぶりの続刊です。すごいですね。
●訳者解説によれば、この第4巻から第2期全3巻がスタートするそうです。第2期が収録するのは「いくつかの例外を除いて比較的短い批評作品――そのうちの少なからぬ作品が「書評」という範疇に属している――や断片稿が収録される」とのこと。第5巻は『思考のスペクトル』、第6巻は『断片の力』となるそうです。「いまはまだ夢でしかない『ベンヤミン全集』への一里塚である」という大きな計画が明かされています。

ノヴァーリス作品集 (3) 夜の讃歌・断章・日記
ノヴァーリス:著 今泉文子:訳
ちくま文庫 07年3月 1,365円 文庫判424頁

スペイン旅行記 (カレル・チャペック旅行記コレクション)
カレル・チャペック:著 飯島周:編訳
ちくま文庫 07年3月 777円 文庫判255頁

季節と詩心
堀口大学:著
講談社文芸文庫 07年3月 1,470円 文庫判347頁

民主主義--古代と現代
M・I・フィンリー:著 柴田平三郎:訳
講談社学術文庫 07年3月 1,008円 文庫判275頁

レーニン
レフ・トロツキー(1879-1940):著 森田成也(1965-):訳
光文社古典新訳文庫 07年3月 880円 文庫判533頁 ISBN978-4-334-75125-8
■中沢新一氏による推薦帯文:「文学者トロツキーによって生き生きと描き出されたレーニンは、子犬のように転げ回って笑い、獅子のように怒りに燃えて咆哮する。」。
●ロシア語原典からの初訳です。原著は1924年刊。付録として5本の論考が追加で訳されています。「マルクスとレーニン」「レーニンについての本当と嘘」「小さな人々と大きな人」「過剰な熱意」「二人のトーリー党員による革命家論」。

歴史としての戦後史学--ある歴史家の証言
網野善彦(1928-2004):著
MC新書:洋泉社 07年3月 1,785円 新書判349頁
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by urag | 2007-03-11 18:00 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2007年 03月 10日

インフルエンザが流行っていますね

a0018105_201825.jpgこんにちは。メトロン星人です。今週はブログの更新がありませんでしたね。来週はブログ主も復帰すると思います。まあ立ち話も何ですから、どうぞ一寸お上がりになって一杯お茶でも飲んでいってください。世界平和について私と話しませんか。よかったら出前で寿司でも取りましょうか? 今ラジオをつけますね、ちょうど「こんにちは地球人」の時間だから。今日のゲストは・・・
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by urag | 2007-03-10 20:01 | 雑談 | Trackback | Comments(3)