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2006年 08月 31日

人文系&芸術系ブックフェアのお知らせ

明日9月1日(金)より9月30日までの一ヶ月間、リブロ青山店のアートスペースにて、報道写真フェア「フォトドキュメントの記憶」が、開催されます。同フェアでは、弊社発売の『ある日、』の写真家である菱田雄介さんの新刊写真集『ベスラン』(新風舎)の写真パネルがイベントスペースの窓を埋め尽くすように展示されるそうです。また、菱田さんの記事が掲載されている雑誌のバックナンバー(「スタジオボイス」「アサヒカメラ」)も販売。もちろんデビュー作『ある日、』も販売されます。

一方、ジュンク堂書店京都BAL店の6階社会書売場では、9月上旬よりブックフェア「9・11以後の世界」が展開されます。弊社刊行のサミュエル・ウェーバー『破壊と拡散』も陳列されます。お立ち寄りいただけたら幸いです。

***

なお、先般告知させていただいていた川田喜久治写真集『地図』サイン本の第二次販売の準備がまもなく整います。来週中には公式ウェブサイトにて販売を開始する予定です。本書についてはおそらくこれが最後のサイン本販売となるかと思います。
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by urag | 2006-08-31 14:57 | イベント告知 | Trackback(1) | Comments(0)
2006年 08月 30日

『野に住みて』が毎日新聞等で紹介されました

片山廣子短歌集+資料編『野に住みて』が、「毎日新聞」8月28日(月)付の夕刊4面文化欄で紹介されました。『野に住みて』の解説を執筆してくださった佐々木幸綱さんによる記事で、「本音の〈われ〉うたった歌人――堀辰雄『聖家族』モデル・片山廣子の全歌集刊行」という見出しになっています。

また、さる8月16日(水)付「朝日新聞」朝刊1面の、大岡信さんの「折々のうた」欄で、片山廣子さんの短歌が紹介されています。「まつすぐに素朴にいつも生きて来し 吾をみじめと思ふことあり」。

本書は超大型書店さんでも置いていない場合があるため、読者の皆様にはご不便なことで申し訳ございません。オンライン書店のアマゾン・ジャパンでは通常二日以内の発送となっていて、送料は無料です。
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by urag | 2006-08-30 14:53 | 文芸書既刊 | Trackback | Comments(0)
2006年 08月 29日

『ブラック・アトランティック』の帯付書影と目次詳細を公開

9月下旬発売予定のポール・ギルロイ『ブラック・アトランティック』の帯付書影と目次詳細を公開いたします。
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◎目次

序文

1章 近代性の対抗文化としてのブラック・アトランティック

2章 主人、女主人、奴隷、そして近代のアンチノミー

3章 「奴隷の時代からのたからもの」--ブラック・ミュージックと真正性の政治学

4章 「疲れた旅人を励まそう」--W・E・B・デュボイス、ドイツ、そして(非)位置取り/(転)地の政治学

5章 「お慰みの涙なしに」--リチャード・ライト、フランス、そしてコミュニティの両義性

6章 「伝えられるような話ではなかった」--生きた記憶と奴隷の崇高

訳者解説

原註

謝辞

索引


オンライン書店bk1で『ブラック・アトランティック』の予約を受付中!!
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by urag | 2006-08-29 15:32 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2006年 08月 28日

bk1で『ブラック・アトランティック』の予約を受付中【再告知】

念のため、もう一回宣伝させていただきます、
ただいま、bk1で『ブラック・アトランティック』の予約を受付中です。

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by urag | 2006-08-28 01:15 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2006年 08月 27日

今週の注目新刊(第65回:06年8月27日)

■注目の文芸書新刊

ランボー全集
平井啓之+湯浅博雄+中地義和+川那部保明=訳
青土社 12,600円 A5判上製函入1200頁 ISBN:4-7917-9168-1
●1994年に同版元から刊行されていた『ランボー全詩集』をさらにアップグレードした一冊。
●版元の紹介によれば、本書の主な特徴は「ランボーの草稿を再検討した新しいテクストによる翻訳」「ランボー表現の核心に迫る註解」「80年代から急速に進展したランボー研究の成果を集大成」「デッサン、写真、草稿などランボー関係の図版約300点」「文学放棄後を含む全書簡を、詩作品とともに1巻に収録」とのこと。
●詩人としてのランボーも、断筆して砂漠に彷徨い出たランボーも、すべてがこの一冊の中にあるというわけです。
●加納光於さんの挿画をあしらった高麗隆彦さんによる装幀も素晴らしい。
●本体価格一万円以内に押さえていたらもっと素晴らしかったのですが、これはやむを得ません。
●ただ、学生やサラリーマンのためには将来的に普及版も必要かも。本書は愛蔵版の風格。
●どうしても手が出せないという方は、宇佐美斉訳『ランボー全詩集』(ちくま文庫、1996年)をお勧めします。ほぼ全ての詩作品と主要な手紙が収められています。税込1,155円也。

ボードレール パリの憂鬱
シャルル・ボードレール=著 渡辺邦彦(1936-)=訳
みすず書房 2,730円 46判294頁 ISBN:4-622-08069-9
●シリーズ《大人の本棚》 からの一冊。「パリの憂鬱」は現在文庫でも二種類の翻訳を読むことができますが、新訳が出るのは嬉しい限りです。阿部良雄さんによる個人訳全集訳以来だすれば、17年ぶりですか。
●阿部良雄訳「パリの憂鬱」、『ボードレール全詩集(II)』所収、ちくま文庫、1998年。
●三好達治訳『巴里の憂鬱』、新潮文庫、1951年。
●ちなみに主著の『悪の華』の場合、文庫では現在4種類もの翻訳が入手できます。阿部良雄訳(『ボードレール全詩集(I)』所収、ちくま文庫、98年)、安藤元雄訳(集英社文庫、91年)、鈴木信太郎訳(岩波文庫、61年)、堀口大學訳(新潮文庫、53年)。すごいですよね。

美酒と革嚢--第一書房・長谷川巳之吉
長谷川郁夫(1947-)=著
河出書房新社 A5判464頁 6,090円 ISBN:4-309-01773-8
●中学卒業後に上京、23歳で第一書房を興し、数々の美しい本を世に送り出しながら、第二次世界大戦末期に自ら廃業した伝説の出版人長谷川巳之吉(1893-1973)の評伝決定版です。著者はかの小沢書店の社主だった方です。「図書新聞」の連載をまとめたものですね。

埴谷雄高--新たなる黙示
河出書房新社 1,575円 A5判192頁 ISBN:4-309-74013-8
●2007年で没後10年ですか。あっという間のような気もします。生前の埴谷さんに何度かお目にかかったことがあります。私にとっては忘れえぬ思い出です。


■注目の人文社会書新刊

特に注目したいのは『知られざる東京権力の謎』。都政を動かす隠れた行政権力としての「(財)特別区協議会」の実像に迫るという本。著者は二人。安達氏は、特定医療法人財団健和会の医療福祉調査室室長。鈴木氏は、地域ケア総合評価機構の介護保険公共事業調査員。

人文学と批評の使命--デモクラシーのために
E・W・サイード=著 村山敏勝+三宅敦子=訳
岩波書店 1,995円 46判上製200頁 ISBN:4-00-023423-4

学者たちへの論駁(2)論理学者たちへの論駁
セクストス・エンペイリコス=著 金山弥平+金山万里子=訳
西洋古典叢書:京都大学学術出版会 4,620円 46判494+43頁 ISBN:4-87698-165-5

アインシュタインは語る 〔増補新版〕
アリス・カラプリス編 林一+林大=訳
大月書店 3,675円 46判488頁 ISBN:4-272-43068-8

テレポーテーション--瞬間移動の夢
デヴィッド・ダーリング(1953-)=著 林大=訳
光文社 1,890円 46判294頁 ISBN:4-334-96192-4

知られざる東京権力の謎--中間的自治体の発見
安達智則+鈴木優子=著
花伝社 2,100円 46判244頁 ISBN:4-7634-0473-3

アメリカにおける白人意識の構築--労働者階級の形成と人種
デイヴィッド・R・ローディガー=著 小原豊志+竹中興慈+井川真砂+落合明子訳
明石書店 4,725円 46判380頁 ISBN:4-7503-2386-1

所有と国家のゆくえ
稲葉振一郎(1963-)+立岩真也(1960-)=著
NHKブックス:NHK出版 1,176円 B6判301頁 ISBN:4-14-091064-X

反空爆の思想
吉田敏浩(1957-)=著
NHKブックス:NHK出版 1,218円 B6判308頁 ISBN:4-14-091065-8


■注目の芸術書新刊

高名なトランペッターの日野さんの描く絵はなかなかカラフルでパワフル。ゼロ次元は60年代後半から数年間のあいだ活動した、伝説のパフォーマンス集団。「トニオちゃん」は第一弾が文芸社から刊行されていて、ずいぶん楽しませてもらいました。今度の第二弾もぶっとんでます。

日野皓正ドローイング作品集 2 GANBO
日野皓正(1942-)=著 浅井博司=監修
近代映画社 3,150円 B5変形112頁 ISBN:4-7648-2102-8

ゼロ次元--加藤好弘と六十年代
平田実=著
河出書房新社 2,520円 A5判128頁 ISBN:4-309-26914-1

みんなのトニオちゃんRETURNS
菅原そうた(1979-)=著
ゴマブックス 2,520円 A4判144頁 ISBN:4-7771-0472-9


■偶然でもいいから・・・

かつて『ねこぢる純粋理性批判』という本がありましたが、どんなきっかけでもいいんです、今回の新刊文庫の脇にカント自身の『純粋理性批判』を置いてみるという本屋さんがいらっしゃったら拍手喝采です。ちなみにかつて角川文庫で刊行されたことのあるカント自身の著書は『実践理性批判』(豊川昇=訳)のみでしたっけね。古き良き時代の角川文庫・・・。

純粋理性批判殺人事件 上・下
マイケル・グレゴリオ=著 羽田詩津子=訳
角川文庫 740円/700円 327頁/302頁 ISBN : 4-04-296301-3/4-04-296302-1
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by urag | 2006-08-27 01:01 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2006年 08月 26日

bk1で『ブラック・アトランティック』の予約を受付中

ただいま、bk1で『ブラック・アトランティック』の予約を受付中です。
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by urag | 2006-08-26 23:12 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2006年 08月 25日

今秋から来春にかけての、注目書店の開店&閉店

本日配信の「[本]のメルマガ」8月25日号のトピックス欄で紹介した記事を再録します。

■まだまだ続く? 書店の開店&閉店の波

栄枯盛衰は世の常とはいえ、移り変わっていく書店地図を前に一抹の寂しさとか、不安とか。いつの間にかなくなってた、とかいうこともたまにあります。見届けましょう、開店も、閉店も。

【オープン】8月10日リニューアル:宮脇書店総本店(香川県高松市)
※売場面積2000坪。屋上に観覧車を設置した「本のテーマパーク」が完成。

【オープン】9月1日リニューアル:旭屋書店なんばCITY店(大阪市中央区)
※同フロアに旭屋系の雑貨&インテリア&書籍売場「マネッジオ」も22坪で新規開店。

【クローズ】9月10日:新栄堂書店池袋本店(東京都豊島区)
※創業1946年1月。ビルを取り壊し、現在地からは完全撤退。

【クローズ】10月初旬:紀伊國屋書店ロフト名古屋店(名古屋市中区)
※不採算店につき。府中店も8月撤退。チェーンの新規開店予定は10月に豊洲、12月に高松と佐賀、07年3月に名古屋駅前「名鉄メルサ」5階に250坪。

【オープン】11月中旬:オリオン書房ミュー店(東京都武蔵村山市)
※現在建設中のイオン系ショッピングセンター「DAIMOND CITY mu」3階にワンフロア500坪。

【オープン】07年3月:コーチャンフォー新川通り店(札幌市北区)
※日本最大規模の2480坪のカフェレストラン複合店。書籍売場は1200坪超。

【オープン】07年4月:くまざわ書店港北ニュータウン店(横浜市港北区)
※来春オープンの港北ニュータウンセンター北ショッピングセンター3階に700坪。
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by urag | 2006-08-25 15:16 | 雑談 | Trackback | Comments(0)
2006年 08月 23日

9月19日発売予定:ポール・ギルロイ『ブラック・アトランティック』

●06年9月19日取次搬入予定新刊 【人文社会/現代思想/カルチュラル・スタディーズ】

書名:ブラック・アトランティック
副題:近代性と二重意識
著者:ポール・ギルロイ
訳者:上野俊哉+毛利嘉孝+鈴木慎一郎
本体:3,200円 版型:46判並製カバー装544頁 ISBN:4-901477-26-9

内容:西洋の中にありながら西洋そのものではないという〈二重意識〉として存在する近代の黒人たち――彼ら/彼女らが行き交い続ける、間文化的でトランスナショナルな時空間である〈ブラック・アトランティック〉。この時空間における、黒人音楽(フィスク・ジュビリー・シンガーズ、ジャズ、J・ヘンドリックス、ヒップホップなど)の流通や、黒人思想家たち(F・ダグラス、W・E・B・デュボイス、R・ライトら)によるヘーゲル、ニーチェ、フロイトなどの西洋批判理論との対峙の軌跡を辿り、奴隷制以降の黒人の抵抗と自立の歴史をナショナリズム的なパラダイムを超えた視点から考察する。

著者:ポール・ギルロイ(Paul Gilroy)1956年生まれ。現在、ロンドン・スクール・オヴ・エコノミクス&ポリティカル・サイエンス(LSE)の社会学部教授。文化研究(カルチュラル・スタディーズ)及びポストコロニアル理論の代表的な思想家。10代でジミ・ヘンドリックスを始めとするブルーズ・ギタリストたちに触発されてギターを手にする。その後、音楽ジャーナリストとして活動する一方、スチュアート・ホールが所長だったバーミンガム大学現代文化研究センター(CCCS)で博士号を取得、サウスバンク大学、エセックス大学、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジなどを経てエール大学の社会学部及びアフリカン・アメリカン研究学部の教授を歴任。著書に『スモール・アクツ』(月曜社近刊)などがある。

訳者:上野俊哉(うえの・としや)和光大学教授。『カルチュラル・スタディーズ入門』(毛利嘉孝との共著、ちくま新書)、『ディアスポラの思考』(筑摩書房)、『アーバン・トライバル・スタディーズ』(月曜社)ほか。

訳者:毛利嘉孝(もうり・よしたか)東京芸術大学助教授。『実践カルチュラル・スタディーズ』(上野俊哉の共著、ちくま新書)、『文化=政治』(月曜社)ほか。

訳者:鈴木慎一郎(すずき・しんいちろう)信州大学助教授。『レゲエ・トレイン』(青土社)ほか。

以上です。目次詳細と書影は近日中に公開いたします。
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by urag | 2006-08-23 20:34 | 近刊情報 | Trackback(1) | Comments(2)
2006年 08月 20日

今週の注目新刊(第64回:06年8月20日)

◎注目の新刊単行本
a0018105_11293967.jpgコント=スポンヴィルの秀逸な哲学的エッセイは毎回楽しみにしています。本書111頁で著者は「市場が宗教になってしまったら、それは万人にとって最悪の事態」であり、それは「富の圧制」であると書いています。著者は控えめに言っていますが、おそらくこんにちすでに「富の圧制」が始まっていることを鋭く呵責したくだりかと思います。著者はそれを「もっとも滑稽なもの」と呼んでいます。まさにその通り、私たちは滑稽な社会に生きています。

黒人に変装したアメリカの白人の体験記『私のように黒い夜』は1967年に至誠堂から刊行されたものの全面改訳。こんにち日本でもいよいよ深刻化しつつある「差別」社会を考える上ではずせない、第一級の参考文献。同じくアメリカ人のマシアスの新刊は異文化間における「交通」や「翻訳」をめぐる一般的諸問題を考察するための、一つの「症例」を提供してくれるものかもしれない。

資本主義に徳はあるか / アンドレ・コント=スポンヴィル著 / 小須田健+C・カンタン訳 / 紀伊國屋書店 / ¥2,000
世界を変えた、ちょっと難しい20の哲学 / フランソワ・ダゴニェ著 / 宇波彰訳 / PHP研究所 / ¥1,470
オタク・イン・USA--愛と誤解のAnime輸入史 / パトリック・マシアス(1972-)著 / 町山智浩編訳 / 太田出版 / ¥1,554
私のように黒い夜 / J・H・グリフィン著 / 平井イサク訳 / ブルース・インターアクションズ / ¥2,200
ハンナ・アーレント--〈生〉は一つのナラティヴである / ジュリア・クリステヴァ著 / 松葉祥一+椎名亮輔+勝賀瀬恵子訳 / 作品社 / ¥3,990

◎注目の新書・文庫
a0018105_1013484.jpg『生命理論』(哲学書房)や『原生計算と存在論的観測』(東京大学出版会)などの著書で、哲学界に新風を巻き起こしている郡司さんの待望の新書。単行本/新書という売場の違いを超えて併売して欲しい一冊です。単行本の売場に新書や文庫を置かないというのは本の外見にこだわりすぎて「中味」を評価できていないことと同じ。

新刊の洪水の中でロングセラーの存在が脅かされている昨今、「スロー・リーディング」の思想がいよいよ立ち上がりつつあるようです。たとえば吉祥寺の古本屋「よみた屋」さんが、ウェブサイトで「スローリーディング宣言」という文章を公開しています。「話題に乗り遅れないために焦って流し読みする消化不良の読書にNONを言おう」と。大いに共感します。芥川賞受賞時に京大生だった平野さんの新刊は、まずは出版人や書店人が読んでおかねばならないのかもしれません。

生きていることの科学--生命・意識のマテリアル / 郡司ペギオ-幸夫著 / 講談社現代新書 / ¥760
本の読み方--スロー・リーディングの実践 / 平野啓一郎著 / PHP新書 / ¥756
黄金伝説 3 / ヤコブス・デ・ウォラギネ著 / 前田敬作+西井武訳 / 平凡社ライブラリー / ¥1,995
小説の認識 / 伊藤整著 / 岩波文庫 / ¥735
曖昧の七つの型 下 / ウィリアム・エンプソン著 / 岩崎宗治訳 / 岩波文庫 / ¥903
津田左右吉歴史論集 / 津田左右吉著 / 岩波書店 / ¥945
孤独な散歩者の夢想 改版/ ルソー著 / 青柳瑞穂訳 / 新潮文庫 / ¥420
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by urag | 2006-08-20 10:22 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2006年 08月 14日

8月以降刊行の岩波書店の注目近刊

岩波書店のPR誌「図書」06年8月号を見ていて、気になった近刊書をピックアップします。

ゲーデルが文庫で読めるというのはとてもいいですね。イリイチは『ジェンダー』や『ABC』など、岩波で出していた単行本も文庫化してほしいと思います。何と言っても楽しみなのは『フロイト全集』。相当な大仕事で、中小版元ではほとんど無理な仕事であるだけに、岩波の頑張りに注目したいところ。「全集」と銘打ったからには網羅的であって欲しいです(カント全集には若干肩透かしを食らった感があったので)。

■8月23日発売・単行本

人文学と批評の使命――デモクラシーのために
エドワード・W・サイード著 村山敏勝+三宅敦子訳
46判上製カバー装200頁 税込1995円 ISBN4-00-023423-4

■9月15日発売・文庫

ゲーデル不完全性定理
林晋訳 岩波文庫 200頁

シャドウ・ワーク
I・イリイチ著 玉野井芳郎+栗原彬訳 岩波現代文庫 340頁

■9月21日発売・単行本 「思考のフロンティアII」シリーズ・3点

アジア/日本
米谷匡史著 B6判並製カバー装120頁

レイシズム
小森陽一著 B6判並製カバー装120頁

社会
市野川容孝著 B6判並製カバー装120頁

■9月28日発売・単行本

対象関係(上)
ジャック・ラカン著 ジャック=アラン・ミレール編 小出浩之ほか訳
A5判上製カバー装304頁

■10月刊・単行本

ポートレイト 内なる静寂
アンリ・カルティエ=ブレッソン【写真】 ジャン=リュック・ナンシーほか【テクスト】

■11月刊行開始

フロイト全集 全22巻・別巻1
新宮一成+鷲田清一+道籏泰三+高田珠樹+須藤訓任【編集】
※版元紹介文:「精神分析」誕生から百年、フロイトが現代思想に与えた影響は余りに大きい。全面的に見直された訳語、正確な訳文、過去の研究を集約した注解により、21世紀のフロイト像を提示する本邦初の全集。

坂部恵集 全5巻
※「テーマ別に集成した自選集」だそうです。
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by urag | 2006-08-14 23:23 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)