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2006年 04月 28日

『野に住みて』販売店情報を更新しました

風邪をひいて二日ほど寝込んでおりました。突然の悪寒発熱のあと、頭痛、眼底痛、全身の関節痛が襲い、投薬後しばらくして快方に向かっていっても咽喉がやられたままなので、食事をおいしく食べることができないという嫌なタイプの風邪です。よしこのままダイエットだ。

『野に住みて』の販売店情報を更新しましたので、ご報告いたします。bk1では「24時間」以内に送料無料で発送となっております。ぜひご利用くださいませ。
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by urag | 2006-04-28 21:34 | 文芸書既刊 | Trackback | Comments(0)
2006年 04月 25日

営業マンはツンデレ

独立開業してからというもの、私のことを何かと心配してくれる同世代の業界仲間や諸先輩がいてくれるのは、私にとってとても心強いことです。私は営業経験が長いので、心配してくれる人々の多くが営業マンなのですが、さいきんふと気づいたことがあります。

営業マンは編集者と違って、競合他社同士でもよく一緒に飲んだりします。一人の著者をめぐって編集者が取り合ってはいても、本屋さんの棚では隣同士に本が並ぶのです。自社本だけで本屋さんが成立しているわけではない。色んな出版社の刊行物が集まる「書物の海」で営業マンは仕事をするのです。

だから、例えば××書店の○○さんを囲む会をやる、という時には営業マン同士で声を掛け合って懇親会に集まるのです。むろん編集者も△△先生を囲む会、のようなものをやったりするわけですが、営業マン同士の語らいは特に互いをけん制する必要もないので、その点は編集者同士の緊張関係とは違う雰囲気があると思います。

さて気づいたことというのは、次のようなことです。営業マン同士というのは酒席ではお互いに軽口や憎まれ口を叩き合っているものですが、ふと二人きりになったりすると、急に互いの内情を気遣って親密な話を始めることが多い、というものです。

それってなんだかツンデレだよな。

と気づいた次第。・・・まあそんなのどうでもいい話ですな。どこにでもあるビジネスマンの風景でしょう。失敬失敬。
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by urag | 2006-04-25 20:20 | 雑談 | Trackback | Comments(0)
2006年 04月 25日

『野に住みて』、本日取次搬入いたしました

野に住みて』の店頭販売分および客注分を本日取次各社に搬入しました。早ければゴールデン・ウィークの中日になる5月1日、2日以降に着店するものと思います。都下の店舗の場合はゴールデン・ウィーク前に着くかもしれません。
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by urag | 2006-04-25 19:26 | 文芸書既刊 | Trackback | Comments(0)
2006年 04月 24日

〈書物復権〉は共同復刊と言ってるけど共同作業がまだ足りないのでは?

今年で第10回を迎える人文書版元8+4社による〈書物復権〉2006の復刊候補書目が発表されて、リクエストを受付中です。言いたいことはそれなりにありますが、強いて2点だけに絞って言いますと、

1)みすず書房がクリステラーの『イタリア・ルネサンスの哲学者』を復刊候補に挙げているのは好ましいけれど、この本よりもっと入手しづらいのが東大出版会から出ていた同著者の『ルネサンスの思想』。しかしこの書目は一覧にはありません。つまり、復刊候補というのは各社がめいめいの判断で選出しているに留まっているのではないでしょうか。

共同復刊を謳うのならば、他社がどんな書目を候補に挙げているかを発表前に交換しあって、自社ではこの本を復刊してもいいと思っているけれども、関連する他社本も一緒にどうか、とか、そうした「連係プレイ」が見たいところです。社内だけで話し合うのではなく、編集者や営業マンが一堂に会して意見交換をしたらいいと思います。せめてメーリング・リストを立ち上げるとか。

よしんばそういう話し合いの過程があったとして、その過程が読者に見えてこないのが残念。読者は「なぜこの書目が選択されたのか」を知りたいはずなんです。あれこれ記念イベントをやるのも結構ですが、読者との意見交換の場をもったほうが復刊事業にはよっぽどいいんじゃないでしょうか。エラい先生方の話はもういりませんから、出版人は舞台裏から出てきて読者と交流して欲しいです。東京国際ブックフェア(7月6日~7月9日)での書物復権共同ブースがそうした場になるといいですね・・・。 (以上、生意気を承知で直言します。)

2)ブランショの『来るべき書物』(筑摩書房)が復刊候補に挙がっていますが、高額単行本の復刊じゃなくて、文庫化してくださいよ~。来年はブランショ生誕百周年。『踏みはずし』と『来るべき書物』は文庫化希望です。
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by urag | 2006-04-24 00:23 | 雑談 | Trackback | Comments(3)
2006年 04月 23日

今週の注目新刊(第48回:06年4月23日)

世界共和国へ――資本=ネーション=国家を超えて
柄谷行人(1941-)
岩波新書(岩波書店) 06年4月刊 777円 新書判236頁 ISBN4-00-431001-6
●装いを一新した岩波新書ですが、カバーがぺらっとした紙で何となく安っぽい感じがしてしまうのが残念。柄谷さんのこの本は『トランスクリティーク』で述べた事を一般読者向けに平易に書き直したもの。全体的に分かりやすくなっているとはいえ、多少の教養や予備知識がなおも必要であることは確かです。分からない用語を気にしすぎているとかえって読みにくいかも。
●まず結論部分である第IV部第4節の「世界共和国へ」を読んでみて、それから「序」にかえります(逆でも可)。著者の言いたいことをつかんでおいてから、次には第I部から読んでもいいし、第III部第4章「アソシエーショニズム」へ飛ぶのもいいと思います。
●結論としては、新しい交換様式に基づくグローバル・コミュニティをつくること、そして各国の軍事的主権を国連に譲渡すること、これが「戦争」「環境破壊」「経済的格差」を解決する方途だと、本書は述べています。
●新書ではありますが、この春までに刊行された人文書の中で特筆すべき一冊であることは間違いありません。この本以上の「分かりやすさ」と「分析」と「理念」の提示を目指せるかどうかというのが、これからの若い書き手の課題になるのではないでしょうか。

愛と暴力の現代思想
矢部史郎+山の手緑著
青土社 06年4月刊 1,890円 46判252頁 ISBN:4-7917-6263-0
●この本は素晴らしい。しかし矢部氏の書いた路上喫煙論は私には全くいただけない。

a0018105_1818081.jpg芸術と生政治――現代思想の問題圏
岡田温司(1954-)著
平凡社 06年4月刊 3990円 A5判298頁 ISBN:4-582-70261-9
■帯文より:フーコーの提起からアガンベンやエスポジトの議論まで、「生政治」の閾を「芸術」の側面から鮮やかに照射する。私たちを取り巻く問題圏をその近代的な根源にまで遡る。生殺与奪の権を握られ、生を剥き出しにされた現代。生命はだれのものか。
■目次より:
プロローグ
I ミュージアムとパノプティコン
II 絵画の「衛生学」――保存・修復をめぐる「生政治」
III 芸術の身体、生政治の身体
IV 芸術作品は有機体か?
V 鑑定と鑑識――芸術的同一性と司法的同一性
VI 生政治/死政治の彼岸へ

あとがき
事項索引・人名索引

建築 触媒 身体
矢萩喜従郎(1952-)著
エクスナレッジ 06年4月刊 2,730円 A5判332頁 ISBN:4-7678-0523-6
●『平面 空間 身体』(誠文堂新光社、2000年)、『多中心の思考』(誠文堂新光社、2001年)、『空間 建築 身体』(エクスナレッジ、2004年)などに続く、最新著。本屋さんでたいていは建築書か芸術書に置いてあるのだろうけれど、この著者の多彩な才能と越境的思考を評価すると、日本の現代思想の棚にもあったほうがいいかもしれない。

グラフィックデザイナーのブックデザイン――モダニズムの時代にさっそうと出現した日本のデザインコンシャスなグラフィカルブック
小柳帝著
ピエ・ブックス 06年4月刊 A5判194頁 ISBN:4-89444-515-8
■目次より:
はじめに
巻頭特集 日本民話グラフィック
第1章 人物編
 先駆者の時代 (亀倉雄策/河野鷹思/橋本正/原弘)
 パイオニアの時代 (杉浦康平/粟津潔/田中一光/細谷巌/福田繁雄)
 イラストレーションの時代 (久里洋二/真鍋博/柵原良平/灘本唯人/堀内誠一/葵・フーバー・河野)
第2章 雑誌編
 グラフィックデザイン/リビングデザイン/デザイン+デコラ/奥様手帖/新宿プレイマップ
第3章 出版社(団体)編
 草月アートセンター/美術出版社
書名索引
●眺めているだけでうっとりできる数々の秀作本を一堂に会しています。掉尾を飾る「美術出版社の黄金時代」のページは、まだ版元が存続しているだけに物寂しい感じです。3ページしかないので、掲載されている本はわずかですが、これ以外にも確かに数々の名作があります。

ノアの方舟
シュペルヴィエル(1884-1960)作 三野博司訳
論創社 06年4月刊 1,575円 46判158頁 ISBN:4-8460-0446-5
●表題作のほか「エジプトへの逃避」など6篇を収録とのこと。『海の上の少女――シュペルヴィエル短篇選』(綱島寿秀訳、みすず書房、2004年)でも 「ノアの方舟」は読めます。ハヤカワ文庫版『ノアの方舟』(嶋岡晨訳)は品切の様子。
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by urag | 2006-04-23 19:17 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2006年 04月 22日

『野に住みて』より(3)

『翡翠』大正5年刊より

ゆめもなく寝ざめ寂しきあかつきを魔よしのび来て我に物いへ

月の夜や何とはなしに眺むればわがたましひの羽の音する

つばめ来ぬ山の若葉に埋もれ住む遠方人のゆめ使かも
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by urag | 2006-04-22 22:05 | 文芸書既刊 | Trackback | Comments(0)
2006年 04月 21日

『野に住みて』より(2)

「祈願」九首より、「秋も冬も」昭和24-27年作、『野に住みて』昭和29年刊所収。

稲びかりわが庭の上をとびしとき夜目に見たるはかやつり草か

光見えず心まどへば他人(ひと)の子の四つになる子をいだきて話す

希望もつことも恐れて臆病は世捨人らしい表情をする
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by urag | 2006-04-21 22:38 | 文芸書既刊 | Trackback | Comments(0)
2006年 04月 20日

『野に住みて』より(1)

「騒音」十首より、「野に住みて」昭和19-22年作、『野に住みて』昭和29年刊所収。

すぎし世の古りたる物は捨てもせむ吾みづからをわれは負ひつつ

わざはひの空より降りし日は遠く人らが群がりぎんざを歩く

信号の笛鳴りひびきすきや橋の人波うごく過ぎし日のごと
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by urag | 2006-04-20 21:00 | 文芸書既刊 | Trackback | Comments(0)
2006年 04月 19日

『野に住みて』販売店情報

片山廣子/松村みね子『野に住みて 短歌集+資料集』の販売店情報です。

発売中:
神保町 東京堂書店神田本店 電話03-3291-5181

入荷予定あり:

京都中京区 三月書房 電話075-231-1924
東京中央区 丸善丸の内本店 2F文芸書 電話03-5288-8881(代表)
福岡中央区 丸善福岡ビル店 電話:092-731-9000
オンライン書店 bk1

販売してくださる書店様を現在募集中です。返品条件付注文で出荷可能です。

***

追加情報(4月20日)

入荷予定あり:

小樽市 喜久屋書店小樽店 電話0134-31-7077
金沢市 いまじん大桑店 電話076-226-1171
東京新宿区 芳林堂書店高田馬場店 電話03-3208-0241
大阪阿倍野区 喜久屋書店阿倍野店 電話06-6634-8606
熊本市 喜久屋書店熊本店 電話096-319-8581

※上記5店舗はいずれも1冊のみの入荷です。店頭に並ぶのは4月25日以降です。品切の際はご容赦ください。

***

追加情報(4月20日)

入荷予定あり:

東京豊島区 リブロ池袋店・文芸書 電話03-5949-2910(代表)

***

追加情報(4月25日)

『野に住みて』の店頭販売分および客注分を本日取次各社に搬入しました。早ければゴールデン・ウィークの中日になる5月1日、2日以降に着店するものと思います。都下の店舗の場合はゴールデン・ウィーク前に着くかもしれません。

***

追加情報(4月28日)

発売中:

オンライン書店bk1 ※ただいま「24時間以内」に送料無料で発送可能のようです。
オンライン書店Yahoo!ブックス ※「1~3週間で発送(送料無料)」。
※ヤフーブックスはセブンアンドワイと提携しているはずなのですが、本隊の「セブンアンドワイ」ではデータがアップすらされていません。興味深い「差」ですね。
オンライン書店「boople」 ※「取寄せ、通常1~2週間で出荷」です。
オンライン書店「本やタウン」 ※「取寄せ」扱いです。
オンライン書店「楽天ブックス」 ※「取寄せ」扱いです。
オンライン書店「紀伊國屋書店BookWeb」 ※「取寄せ」扱いです。

※アマゾン・ジャパンでは現在データがアップされていないので、販売開始はまだ先の話になると思います。

予約受付中:

オンライン書店「ブックサービス

入荷予定あり:

東京渋谷区 青山ブックセンター本店 電話03-5485-5511

***

追加情報(5月1日)

発売中:

オンライン書店「セブンアンドワイ」 ※「取寄せ、1~3週間で発送、送料無料」です。

※オンライン書店「アマゾン・ジャパン」では当該商品が、「現在、在庫切れです」となっていますが、これはアマゾンが在庫をしていないという意味で、「版元品切」ではありません。

入荷予定あり:

東京新宿区 紀伊國屋書店新宿本店 5F 短歌俳句書売場 電話03-3354-0131(代表)
群馬県北軽井沢 本の六四館 電話0279-84-6460

***

追加情報(5月11日)

発売中:

オンライン書店「アマゾン・ジャパン」 ※「通常1~2週間以内に発送、送料無料」です。

入荷予定あり:

東京新宿区 ジュンク堂書店新宿店 電話03-5363-1300 


以上です。
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by urag | 2006-04-19 20:51 | 文芸書既刊 | Trackback | Comments(0)
2006年 04月 18日

『野に住みて 短歌集+資料編』は本日より順次発売開始

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片山廣子/松村みね子『野に住みて 短歌集+資料編』は、本日より書店店頭で順次発売開始になります。神保町の東京堂書店神田本店では本日から発売になりました。小部数発行の書籍のため、非常に限られた数の書店でしか扱われません。扱ってくださる書店様の名前は順次お知らせして参ります。上記写真ではカバーの紙の風合いが伝わらないと思いますが、とても手触りの良い、和風な雰囲気の紙です。もしも店頭でお目に留まるようなことがありましたら、ぜひお手にとってください。

野に住みて 短歌集+資料編
著者:片山廣子/松村みね子 (かたやまひろこ/まつむらみねこ)
ISBN:4-901477-23-4 C0092 本体価格:6,400―
判型:46判上製カバー装672頁 サイズ:タテ195mm×ヨコ140mm×ツカ38mm

内容:短歌集『野に住みて』『翡翠』『砂漠』ほかを収録するとともに、詳細な年譜、同時代の証言などを収録。解説=佐佐木幸綱

***

既刊:『燈火節(とうかせつ) 随筆+小説集』片山廣子/松村みね子=著、2004年11月刊行、初版1,300部、本体5,800円、46判並製筒箱入816頁、ISBN:4-901477-13-7

内容:芥川龍之介が惹かれ、堀辰雄が慕った……。歌人、アイルランド文学の徒、随筆家として、二つの名のあいだを翔け、日本とアイルランド、生活と想像世界を自在に越境した作家(1878-1957)、初の集成。 長く入手困難だった1953年刊『燈火節』全編をはじめ、初期から晩年までの随筆・小説を網羅。

紹介記事と書評: 
無記名氏紹介記事(「東京新聞」2004年12月5日付朝刊)
高原英理氏短評(「読売新聞」2005年1月19日付夕刊「本よみうり堂 トレンド館」欄「評判記」)
東雅夫氏書評(「小説推理」2005年3月号「今月のこの一冊 幻想と怪奇」)
大竹昭子氏短評(「みすず」2005年1・2月合併号「二〇〇四年読書アンケート」)
大竹昭子氏書評(「文學界」2005年3月号「味読・愛読 文學界図書室」)
無記名氏書評 (「図書新聞 」2005年2月19日号 「これは奇跡の書である」 )
坪内祐三氏書評(「週刊ポスト」2005年2月25日号「ブックワンダーランド この人に訊け!」 )
無記名氏紹介記事(「彷書月刊」2005年3月号「ホンの情報〈今月の単行本〉」)
貞奴氏書評(「ハイファッション」2005年4月号「BOOK:Talking and Thinking」)
梨木香歩氏短評(「読売新聞」2005年5月22日号「本よみうり堂」欄「愛書日記」)
湯川豊氏書評(「毎日新聞」2005年6月26日付読書欄 )
東雅夫氏短評(「ダ・ヴィンチ」2006年1月号「今年の三冊」)
柿沼瑛子氏短評(「本の雑誌」2006年1月号「2005年度ベスト10」特集「私の3冊」)
森まゆみ氏記事(「婦人公論」06年4月7日号「『婦人公論』にみる昭和文芸史」第六回)
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by urag | 2006-04-18 23:02 | 文芸書既刊 | Trackback | Comments(0)