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2004年 08月 31日

丸善丸の内本店

ちょっとした用事があって、来月(2004年9月)14日に東京駅丸の内北口前に開店する、丸善丸の内本店に行ってきました。まさに駅前で便利ですね。日本橋本店とは客層が違うだろうと思います。

什器は背が高くて、台がないと男性でも一番上の棚の本を取るのは辛いかも。もちろん、特製の踏み台を準備中でいらっしゃいます。この背の高い棚のせいでしょうか、とてもたくさん本があるように感じますが、現場の方はこれでも足りないと感じておられるようです。

通路が広々としていて、明るい店内。いい感じですね。レジはフロアごとにありますが、一角に集中させてます。いまどきの、横長のレジです。

「新宿頂上決戦」と同様、この秋勃発する大書店戦争のひとつ「東京駅前対決」の火ぶたが、いよいよ切って落とされます。対決、とはつまり、八重洲BC本店と丸善丸の内本店のこと。この界隈ではほかに、三省堂書店大丸店や、紀伊國屋書店大手町店などがあり、隣接する銀座には、中規模クラスで旭屋書店、教文館、近藤書店、福屋書店などがありますが、主役はこの二店です。

私の個人的なインプレッションから言えば、丸善丸の内本店は確かに八重洲BC本店にとって脅威になるだろうと思います。丸の内界隈のサラリーマン層が丸善に出向くようになるのは間違いないように感じるからです。

一方で、出版社の一営業マンとして見れば、八重洲BCはキャリアに信頼が置ける店員さんが丸善より多いように感じます。つまり、立地的には互角ですが、スタッフ的には、日本橋店より数倍多い書籍を扱ってきただけに、専門的知識の蓄積があり、なおかつこの界隈の客を知っているという意味で、八重洲BCに一日の長があります。

ポイントになるのは、丸善がいつ、駅前の客層の嗜好傾向を実感でき、それを品揃えに反映させていけるかだと思います。もちろん出店前に色々机上で分析はしたでしょうが、現実はどうなのか。開店後は、八重洲BCの売上は一時的に下がると予想されます。年末あたりには、それがどう変化しているか、注目されます。

ハコが良くても、中身が伴っていかなければ、丸善とて生き残れやしません。19世紀から続く老舗書店の真価が問われることになる、丸の内本店です。
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by urag | 2004-08-31 22:47 | 雑談 | Trackback | Comments(0)
2004年 08月 30日

マルチチュードってなんだ?

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近年の思想書では抜群に売れた、ネグリとハートの共著『〈帝国〉』の続編『マルチチュード』が今月初旬にペンギンから刊行されたのは皆さんご存知の通りです。ところで、マルチチュードって何?という方は、ぜひ小社刊行のパオロ・ヴィルノ著『マルチチュードの文法』をご参照くださいませ。

発売されたばかりのNTT出版の季刊雑誌『インターコミュニケーション』50号には、訳者の廣瀬純さんがヴィルノさんの自宅で今年二月に行ったインタビュー「〈診断=状況分析〉から〈予後=見通し〉へ」が掲載されています。これは以前、ほんの一部分を「[本]のメルマガ」で紹介しましたが、今回は全文を掲載しています。

ちなみに『インコミ』はこの号からリニューアル。東浩紀さんと同い年の、気鋭の社会学者である北田暁大さんや、ヴィルノの本に対する非常に豊かな長文論評を「図書新聞」に寄稿された若手社会学者の渋谷望さん、大御所の蓮実重彦さんや渡邊守章さん、それにスーザン・ソンタグさんらの連載がはじまりました。豪華ですね。
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by urag | 2004-08-30 17:49 | 人文書既刊 | Trackback | Comments(0)
2004年 08月 30日

青山BC再生支援フェアが本日より六本木店でスタート

洋書の割引販売や直取引版元の和書を中心にフェアが本当に始まりましたね。9月1日には、サプライズもあるようですよ。
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by urag | 2004-08-30 17:18 | 雑談 | Trackback | Comments(0)
2004年 08月 30日

夏休み終了:今日から青山BC再生支援フェアがスタート?

1ヶ月ほどブログをお休みさせていただいておりました。そのあいだに、『UK77』を朝日新聞の書評で都築響一さんに絶賛していただきまして、よく売れています。感謝感激です。

ところで例の青山BCの件は進展しましたね。洋書輸入卸販売大手の洋販(日本洋書販売)の株式買収により破産確定の危機を脱し、本格的に再建されることになりました。9月29日午前10時に青山本店が、同日午後2時には六本木店が再オープンすることに。取次は大阪屋です。品揃えは従来通りで、社員さんたちも以前のままです。洋販系列の東京ランダムウォークが、青山BCの再開準備を大阪屋とともにサポートしています。

洋販は青山BCの社員を動員して、本日30日から来月9月11日まで、六本木店で「青山BC再生支援フェア」を実施する予定でしたが、実際はどうなるのでしょう。洋書の割引セールが中心だと報道されていました。

ちなみに他支店ですが、新宿店とルミネ2店は、8月1日より阪急ブックファーストが引き継いでいます。取次はやはり大阪屋。9月24日より自由が丘店を引き継ぐのもブックファーストです。広尾店は9月11日に洋販系列の流水書房の支店としてリニューアル。帳合は青山BC時代と同じくトーハンです。橋本店は、完全な閉店のようですね。その昔、天王洲アイル店というのもありましたが、ここは、今回の騒動の前に撤退していました。

再スタートを切る青山BC、はたして売上がどう推移していくのか、注目されます。

以前投稿した書店論について、コメントやトラックバックをしてくださった皆様、あらためて感謝申し上げます。
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by urag | 2004-08-30 02:12 | ご挨拶 | Trackback | Comments(2)