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カテゴリ:近刊情報( 219 )


2017年 06月 26日

8月新刊案内:ギルロイ『ユニオンジャックに黒はない』月曜社

2017年8月4日取次搬入予定|ジャンル:現代思想・文化研究

ユニオンジャックに黒はない̶人種と国民をめぐる文化政治
ポール・ギルロイ著 田中東子+山本敦久+井上弘貴訳
月曜社 2017年8月 本体予価3,800円 四六判(縦188mm×横128mm×束30mm) 上製576頁 ISBN978-4-86503-049-5

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

内容:〈人種差別〉と〈ポピュリズム〉の結託に抗する闘いと思考――ギルロイのデビュー作、ついに邦訳なる。警察による過剰な取り締まりと暴動、レゲエやパンクなどの抵抗的音楽をつうじて戦後英国における人種差別の系譜を批判的に辿りながら、法と秩序、そして愛国心のもとで神話化された〈国民〉というヴェールを引き剝がす。

目次:

日本語版への序文
謝辞
序章 人種は月並みなものである
第1章 「人種」、階級、行為体
 対自的な人種と即自的な階級

 階級の編制

 人種の編制
第2章 「囁きが起き、戦慄が走る」――「人種」、国民、エスニック絶対主義
 「人種」、国民、秩序のレトリック

 平時と戦時における国民共同体

 国家と家族のなかの文化とアイデンティティ

 結論
第3章 無法な異邦人たち
 第二次世界大戦後の英国における黒人と犯罪

 量から質へ――パウエリズム、黒人の子どもたち、病理学

 1981年から1985年にかけての路上犯罪と象徴的な場所

 結論
第4章 反人種差別のふたつの側面
 1970年代の反人種差別

 反ナチズム、あるいは反人種差別?

 地方自治体の反人種差別

 新しい反人種差別に向けて
第5章 ディアスポラ、ユートピア、資本主義批判
 ダンスフロアの黒と白

 「立ちあがり、闘い、そしてかかわりあえ」―─ソウル、公民権、ブラック・パワー

 足止めされたラスタファーライの前進

 ファンクの裏切り者とコックニー解釈

 ドレッド文化、ワイルド・スタイル、資本主義批判

 言語の限界

 「人種」、エスニシティ、習合主義、近代性
第6章 結論――都市の社会運動、「人種」、コミュニティ
 破壊的な抵抗とコミュニティの象徴化

 終わりに
第6章への補遺
 1、報道発表

 2、コミュニティの声明

訳者あとがき
参考文献
索引


著者:ポール・ギルロイ(Paul Girloy)1956年生まれ。ロンドン大学キングス・カレッジ教授。英米文学、文化研究。大西洋岸に四散した黒人たちの歴史および音楽の研究者であり、英国の人種・民族政策についての発言などでも知られる。訳書に、ポール・ギルロイ『ブラック・アトランティックーー近代性と二重意識』(上野俊哉・毛利嘉孝・鈴木慎一郎訳、月曜社、初版2006年/新版近刊予定)。


訳者:田中東子(たなか・とうこ)1972年生まれ、大妻女子大学准教授。著書:『メディア文化とジェンダーの政治学――第三波フェミニズムの視点から』(世界思想社、2012年)。
訳者:山本敦久(やまもと・あつひさ)1973年生まれ、成城大学准教授。編著書:『身体と教養――身体と向き合うアクティブ・ラーニングの探求』(ナカニシヤ出版、2016 年)、『反東京オリンピック宣言』(共編、航思社、2016年)。
訳者:井上弘貴(いのうえ・ひろたか)1973年生まれ、神戸大学准教授。著書:『ジョン・デューイとアメリカの責任』(木鐸社、2008 年)。

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by urag | 2017-06-26 14:27 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 14日

7月上旬新刊:ロゴザンスキー『我と肉』

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2017年7月6日取次搬入予定 *人文・現代思想

我と肉――自我分析への序論
ジャコブ・ロゴザンスキー著 松葉祥一/村瀬鋼/本間義啓訳
月曜社 本体4,800円 A5判上製480頁 ISBN978-4-86503-047-1

アマゾン・ジャパンで予約受付中

私とは何か――。その問いは今もなお古びてなどいない。ハイデガーの存在論とラカンの精神分析を批判的に乗りこえ、より根源的な自我の思想へとまっすぐに錨を下ろす、ラディカルな哲学。シリーズ・古典転生、第16回配本、本巻15。

目次:序論/第一部 自我殺しに抗して/第二部 デカルトへの回帰/第三部 自我分析への序論/文献一覧/事項・人名索引

ジャコブ・ロゴザンスキー(Jacob Rogozinski):1953年生。フランスの哲学者。ストラスブール大学哲学科教授。邦訳論文が複数あるが、著書は本書が本邦初訳。このほかカント、デリダ、ドゥボール、アルトーらに関する著書(いずれも未訳)がある。

松葉祥一(まつば・しょういち):1955年生。同志社大学嘱託講師。専門は哲学、倫理学。著書に『哲学的なものと政治的なもの』(青土社、2010年)ほか。
村瀬鋼(むらせ・こう):1965年生。成城大学文芸学部教授。専門は哲学、倫理学。
本間義啓(ほんま・よしひろ):1978年生。成城大学非常勤講師。専門は哲学。

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by urag | 2017-06-14 22:28 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 09日

5月末新刊:ソシュール『伝説・神話研究』

2017年5月31日取次搬入予定 *人文・現代思想・言語学

伝説・神話研究
フェルディナン・ド・ソシュール著 金澤忠信訳
月曜社 2017年5月 本体3,400円 A5判上製248頁 ISBN978-4-86503-043-3

アマゾン・ジャパンにて予約受付中!

北欧伝説の変遷やルクレーティウスの詩を分析する神話学者としてのソシュール。草稿群に加えて、大学生時代のドイツ留学期の書簡や、さらに遡る17歳の折にイラストを添えて描いた空想冒険譚を初訳する。言語学者と並走する「もう一人のソシュール」が明らかになる。シリーズ・古典転生、第15回配本、本巻13。

目次:
北欧の伝説と説話――ジークフリートからトリスタンまで
身体の始原空〔カオス〕、語の場〔コーラ〕――愛の幻惑をめぐるルクレーティウスの11詩行
ライプツィヒからの手紙(1876‒1880年)
ポリティキュスの冒険

フェルディナン・ド・ソシュール(Ferdinand de Saussure, 1857-1913):スイスの言語学者。近代言語学の父と呼ばれる。生前は印欧歴史比較言語学の大家として知られる。死後出版の『一般言語学講義』(1916年)が20世紀後半の記号論および構造主義の理論的基盤となり、言語学だけでなく隣接諸科学にも多大な影響を与えた。

金澤忠信(かなざわ・ただのぶ):1970年生まれ。香川大学准教授。著書に『ソシュールの政治的言説』(月曜社、2017年)、訳書にジャン・スタロバンスキー『ソシュールのアナグラム』(水声社、2006年)などがある。

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by urag | 2017-05-09 22:57 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 09日

6月上旬新刊:荒木経惟『私情写真論』

2017年6月2日取次搬入予定 *芸術/写真評論

私情写真論
荒木経惟著
月曜社 2017年6月 本体1,500円 46判[天地190mm×左右125mm]並製256頁 ISBN:978-4-86503-048-8

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

アラーキー写真観のエッセンス、写真論の大部分! 1964年太陽賞受賞(「さっちん」)の感想、1971年の写真家宣言「センチメンタルな旅 まえがき」からはじまる、45篇。装幀:町口覚

東京都写真美術館と東京オペラシティアートギャラリーで大規模展覧会開催
*東京都写真美術館「センチメンタルな旅 1971-2017」[2017.7.25—9.24]弊社刊行『東京は、秋』出品
*東京オペラシティアートギャラリー「写狂老人A」[2017.7.8-9.3]

荒木経惟(あらき・のぶよし):1940 年東京・三ノ輪生まれ。最近の主な刊行物に、『さっちん:オリジナル版』(2017年、河出書房新社)、『センチメンタルな旅』(2016年、河出書房新社)、『東京は、秋』(2016年、月曜社)、『写真ノ説明』(2016年、光文社新書)などがある。

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by urag | 2017-05-09 00:31 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 18日

5月中旬発売予定新刊:金澤忠信『ソシュールの政治的言説』

2017年5月15日取次搬入予定【ジャンル:人文・現代思想・言語学】

ソシュールの政治的言説
金澤忠信著
月曜社 2017年5月 本体3,000円 A5判上製160頁 ISBN978-4-86503-044-0

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

20世紀末に発見された新たな文書群を駆使し、ボーア戦争、アルメニア人虐殺、ドレフュス事件に際してのソシュールの知られざる政治的立場を読み解く。19世紀末の歴史的事件に向き合う一人のスイス人、一人の知識人としての姿を浮き彫りにする、かつてない労作。ソシュール研究の新局面。シリーズ・古典転生第14回配本第14巻。

目次:
まえがき
序章 差し挟まれたテクスト
第I章 イギリス批判
第II章 アルメニア人虐殺事件
第III章 ドレフュス事件
終章 ヴュフラン城にて
参考文献
あとがき

金澤忠信(かなざわ・ただのぶ):1970年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。現在、香川大学准教授。訳書に、ジャン・スタロバンスキー『ソシュールのアナグラム』(水声社、2006年)、フェルディナン・ド・ソシュール『伝説・神話研究』(月曜社、近刊)などがある。

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by urag | 2017-04-18 14:19 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 03月 15日

4月下旬発売予定新刊:『表象11:ポスト精神分析的主体の表象』

2017年4月18日取次搬入予定 *人文・思想

表象11:ポスト精神分析的主体の表象
表象文化論学会=編【表象文化論学会=発行、月曜社=発売】
本体予価2,000円 A5判並製312頁 ISBN978-4-86503-045-7

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

人工知能の爆発的発展、ビッグデータによる管理の遍在化、アルゴリズムを介した行動予測──人間が「内面」や「無意識」といった深みなしに捉え返されつつあるいま、「自己」や「心」はどこにあるのか? それはいかなる「主体」なのだろうか? 本特集では、ラカンの精神分析(ミレール派)と認知科学の自然主義との交錯、自閉症の前景化といった現象に着目しながら「ポスト精神分析的主体」の光景をめぐって討議する。特別掲載として、シェイクスピアのソネットを翻訳したツェランについてのペーター・ソンディの未邦訳批評を紹介。

目次:
◆巻頭言「表象からのこの不気味な撤退は何を意味しているのだろう?」佐藤良明
◆特集「ポスト精神分析的主体の表象」
 共同討議「精神分析的人間の後で──脚立的超越性とイディオたちの革命」千葉雅也+松本卓也+小泉義之+柵瀨宏平
 「因果的決定論から悲劇的行為へ──精神分析的主体をめぐって」柵瀨宏平
 「個の認知から相互行為的認知へ──行為のマイクロ分析から」細馬宏通
 「自己・再帰性・異種混交性──手帳術本の再分析を中心に」牧野智和
 「無意識と語る身体」ジャック゠アラン・ミレール|山﨑雅広+松山航平訳
 「ただひとつの生──生物学的抵抗、政治的抵抗」カトリーヌ・マラブー|星野太訳
◆特別掲載「シェイクスピア没後400年」
 「Poetry of Constancy/変わらなさの詩法──シェイクスピアのソネット105番のツェランによる翻訳について」ペーター・ソンディ|清水一浩訳
◆論文
 「合生的形象──ピカソ他《ラ・ガループの海水浴場》における物体的思考プロセス」平倉圭
 「理性の使用価値──ジョルジュ・バタイユのサド論について」井岡詩子
 「保存修復とX線の「暴力性」──キャサリン・ジルジュ《スザンナと長老達:修復後》(1998)をてがかりに」田口かおり
 「モデルに倣う──ファッションにおけるパターンの出現」平芳裕子
 「二重記述へのステップ──デヴィッド・ダンの《樹の中の光の音》における科学的視座の役割」岡崎峻
 「映像化される『雁』の世界──戦後日本映画における女性表象の生成過程をめぐって」北村匡平
◆書評
 「貧しさについて――池野絢子『アルテ・ポーヴェラ』書評」松浦寿夫
 「〈絶滅の文化〉としての演劇、その未来のために――内野儀『「J演劇」の場所』書評」小澤英実
 「身体で読む身体の喜悦――沖本幸子『乱舞の中世』書評」武藤大祐
 「古典的ハリウッド映画の継承/異化――小野智恵『ロバート・アルトマン 即興性のパラドクス』書評」山本祐輝
 「苛烈な闘争の記録――木下千花『溝口健二論』書評」蓮實重彦
 「〈原子力〉に対して哲学は何をなしうるか――佐藤嘉幸・田口卓臣『脱原発の哲学』書評」渡名喜庸哲
 「「不実なる忠実さ」の系譜――竹峰義和『〈救済〉のメーディウム』書評」海老根剛
 「「ポスト真実」時代のアートヒストリー――田中純『過去に触れる』書評」高山宏
 「「過剰」の効用――長木誠司『オペラの二〇世紀』書評」広瀬大介
 「ポピュラー音楽とメディエーション:グローバル化したアメリカ音楽と日本(そして韓国)――東谷護『マス・メディア時代のポピュラー音楽を読み解く』書評」佐藤守弘
 「ロシア現代思想というブルーオーシャン――乗松亨平『ロシアあるいは対立の亡霊』書評」東浩紀
 「〈無国籍者〉の映画論――御園生涼子『映画の声』書評」中村秀之

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by urag | 2017-03-15 22:16 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 03月 06日

3月末発売予定新刊:上野俊哉『[増補新版]アーバン・トライバル・スタディーズ』

2017年3月27日取次搬入予定|ジャンル=現代思想・文化研究

[増補新版]アーバン・トライバル・スタディーズ――パーティ、クラブ文化の社会学
上野俊哉著
月曜社 2017年3月 本体3,000円 四六判変型(130mm×190mm) 並製448頁 ISBN978-4-86503-042-6

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

どうして、どのように、人々は集まって踊るようになったのか? 2005年の初版刊行から12年を経て、パーティやクラブなど「都市の部族(アーバン・トライブ)」の集う現場につねに身を置きながら根源的に思考/記述した類書なきエスノグラフィ、待望の増補新版刊行。100頁超の長大な「増補新版への序章 蝕のコスモ・ポリティクス――そしてまた野外で踊る」と次なる書物への誘い「ブックガイド 都市の部族(アーバン・トライブ)について継続して考えるために」を附した決定版。

上野俊哉(うえの・としや):1962年生まれ。和光大学表現学部総合文化学科教授。社会思想史、文化研究、メディア論。近年の主な著書に『思想家の自伝を読む』(平凡社新書、2010年)、『思想の不良たち――1950 年代 もう一つの精神史』(岩波書店、2013年)、『荒野のおおかみ――押井守論』(青弓社、2015年)、『四つのエコロジー――フェリックス・ガタリの思考』(河出書房新社、2016年)など。主な訳書に、ポール・D・ミラー『リズム・サイエンス』(今西玲子との共訳、青土社、2008 年)、イアン・コンドリー『日本のヒップホップ――文化グローバリゼーションの〈現場〉』(監訳、田中東子・山本敦久訳、NTT出版、2009年)、スティーヴン・シャヴィロ『モノたちの宇宙――思弁的実在論とは何か』(河出書房新社、2016年)など。

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by urag | 2017-03-06 17:22 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 01月 17日

月曜社2017年2月新刊:人文書1点、写真集2点

弊社2017年2月中旬刊行予定の新刊3点をご紹介します。

【人文・哲学思想】

崇高の修辞学 アマゾン予約
星野太=著
月曜社 2017年2月 本体3,600円 A5判[タテ216mm×ヨコ147mm×ツカ21mm]上製288頁 ISBN978-4-86503-041-9

われわれが用いる言葉のうち、およそ修辞的でない言葉など存在しない。美学的崇高の背後にある修辞学的崇高の系譜を、ロンギノス『崇高論』からボワローらによる変奏を経て、ドゥギー、ラクー=ラバルト、ド・マンらによるこんにちの議論までを渉猟しつつ炙り出す。古代から現代へと通底する、言語一般に潜む根源的なパラドクスに迫る力作。シリーズ「古典転生」第13回配本、本巻第12巻。

目次:序論|第Ⅰ部 『崇高論』と古代【第一章 真理を媒介する技術――「ピュシス」と「テクネー」|第二章 情念に媒介されるイメージ――「パンタシアー」と「パトス」|第三章 瞬間と永遠を媒介するもの――「カイロス」と「アイオーン」】|第Ⅱ部 変奏される『崇高論』――近代におけるロンギノス【第四章 崇高論の「発明」――ボワロー『崇高論』翻訳と新旧論争|第五章 言葉と情念――バーク『崇高と美の観念の起源』と言語の使命|第六章 「美学的崇高」の裏箔――カント『判断力批判』における修辞学】|第Ⅲ部 崇高なるパラドクス――二〇世紀における「崇高」の脱構築【第七章 放物線状の超越――ミシェル・ドゥギーと「崇高」の詩学|第八章 光のフィギュール――フィリップ・ラクー=ラバルトと誇張の哲学|第九章 読むことの破綻――ポール・ド・マンにおける「崇高」と「アイロニー」】|結論|あとがき|参考文献|索引

星野 太(ほしの・ふとし):1983年生まれ。専攻は美学、表象文化論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、金沢美術工芸大学講師。共編著にThe Sublime and the Uncanny(UTCP、2016年)、共著に『コンテンポラリー・アート・セオリー』(イオスアートブックス、2013年)、共訳書にカンタン・メイヤスー『有限性の後で』(千葉雅也・大橋完太郎との共訳、人文書院、2016年)などがある。『崇高の修辞学』は著者の単独著デビュー作である。

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【芸術・写真】

SLASH【スラッシュ】 アマゾン予約
佐野方美写真集
月曜社 2017年2月 本体4,000円 A4変形(タテ280mm×ヨコ210mm×ツカ155mm)、ハードカバー上製120頁(作品点数176点、オール4C印刷) ISBN:978-4-86503-039-6

コマーシャルフォト界で活躍を続ける佐野方美、初の撮り下ろし写真集。
情景やモノ、コトの断片、街角のポスター、アスファルトや路上の車など、彼女が無意識下で惹きつけられた裸形のものが淡々と映し撮られる。巨大なパズルを組み立てるように、あらゆる境界線を取り払い、目に映るものすべてをパーツとして納めた一冊。いつでも同じテンションで撮り続けること。ただシャッターを押し続けること。純粋な行為が果てしなく重なり合い、反復そのものの間隙が露出する。

佐野方美(さの・まさみ):神奈川県生まれ。2000年、東京ビジュアルアーツ専門学校写真学科卒業。2000年「写真新世紀」優秀賞。ファッション誌やブランド・カタログ、CDジャケットなどの広告撮影を中心に活動。写真集に、玉城ティナフォトブック『Tina』 (講談社、2015年)、水原希子フォトブック『KIKO』(講談社、2010年)、加藤ミリヤ写真集『MILIYAH 300 STYLES』(講談社、2010年)など。


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【芸術・写真】

Hashima【ハシマ】 アマゾン予約 復刊ドットコム予約
松江泰治写真集
月曜社 2017年2月 本体3,600円 A5変形(タテ146mm×ヨコ225mm×ツカ12mm) ソフトカバー168頁(作品点数160点、ダブルトーン印刷) ISBN:978-4-86503-040-2

廃坑-無人島となって9年後、1983年に軍艦島=端島(Hashima)の廃墟をとらえた未発表作品集。作家本人がフィルム原板から精緻にデジタルデータ化・リマスタリングした究極の廃墟作品集。

松江泰治(まつえ・たいじ):1963年東京生まれ。東京大学理学部地理学科卒業。1996年、第12回東川賞国内作家賞受賞。2002年、第27回木村伊兵衛写真賞。2012年、第28回東川賞国内作家賞受賞。写真集に、『LIM』(青幻舎、2015年)、『JP-01 SPK』(赤々舎、2014年)、『TYO-WTC』(赤々舎、2013年)、『jp0205』(青幻舎、2013年)、『世界・表層・時間』(NOHARA、2013年)、『cell』(赤々舎、2008年)、『JP-22』(大和ラヂエーター製作所、2006年)、『CC』(大和ラヂエーター製作所、2005年)、『Gazetteer』(大和ラヂエーター製作所、2005年)、『Taiji Matsue』(うげやん、2004年)、『Hysteric 松江泰治』(ヒステリックグラマー、2001年)。

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by urag | 2017-01-17 16:06 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2016年 12月 20日

取次搬入日確定:カッチャーリ『抑止する力――政治神学論』

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抑止する力――政治神学論
マッシモ・カッチャーリ=著 上村忠男=訳
月曜社 2016年12月 本体2,700円 46判並製272頁 ISBN978-4-86503-038-9

内容:世界の終末の手前で作動する、抑止する力としてのカテコーン。キリスト教教父からカール・シュミットにいたるその解釈の系譜に分け入り、歴史的、政治的、神学的な重要性を分析しつつ、果てしない危機をもたらすエピメーテウスの時代の到来を現代人に告げる、戦慄の書。カテコーンの謎が全幅の緊急性のもとで再提起される。

原書:Il potere che frena: Saggio di teologia politica, Adelphi, 2013.

目次:
第一章:政治神学の問題
第二章:帝国とカテコーン
第三章:エポックとアエウム
第四章:だれがカテコーンなのか
第五章:エクスクルスス――「皇帝のものは皇帝に・・・」
第六章:教会とカテコーン
第七章:敵対する者〔アンティケイメノス〕のノモス
第八章:二つの都市
第九章:大審問官
第十章:エピメーテウスの時代
原典資料(ヴィト・リモーネ編):パウロ/リヨンのエイレーナイオス/テルトゥリアヌス/ヒッポリュトス/オリゲネス/サルディスのメリトン/ペタウ〔プトゥイ〕のウィクトリヌス/アンブロシアステル/ヨハネス・クリュソストモス/ヒッポのアウグスティヌス/キュロスのテオドレトス/モプスエスティアのテオドロス/ヒエロニュムス/カッシオドルス/グロッサ・オルディナリア/モンティエ‐ラン‐デルのアドソ/カルトゥジア会の創設者ブルーノ/フライジングのオットー/ジャン・カルヴァン
訳者解題――カテコーン再考
訳者あとがき

マッシモ・カッチャーリ(Massimo Cacciari):イタリアの哲学者。専門は美学。1944年6月5日、ヴェネツィアに生まれる。ヴェネツィア建築大学で教鞭を執るかたわら、1976年から1983年まで共産党議員、1993年から2000年までヴェネツィア市長を勤め、その後はヴェネト州議会議員を最後に2003年、政界を引退。同年、聖ラファエル生命健康大学の哲学部学長に就任した。2002年春には初来日を果たしている。単独著の訳書に以下のものがある。『必要なる天使』(柱本元彦訳、人文書院、2002年;原著1986年)、『死後に生きる者たち――〈オーストリアの終焉〉前後のウィーン展望』(上村忠男訳、みすず書房、2013年;原著1980年)。『多島海』(原著1997年)は月曜社より続刊予定。

上村忠男(うえむら・ただお):思想史家。1941年生まれ。近年の著書に『ヘテロトピア通信』(みすず書房、2012年)や『回想の1960年代』(ぷねうま舎、2015年)などがある。近く刊行される訳書に、ジョルジョ・アガンベン『哲学とはなにか』(みすず書房、2017年1月25日発売予定)がある。

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取次搬入日は、トーハンが21日(水)、日販と大阪屋栗田は23日(金)です。書店さんでの店頭発売にはばらつきが出ることが予想されますが、早いお店では22日以降、その他はおおよそ27日以降かと思われます。どの書店さんに配本される予定であるかについては、地域をご指定いただければ回答可能です。当エントリーのコメント欄のほか、Eメールや電話(詳細は公式サイトに掲出しております)等で弊社営業部までお問合せ下さい。

オンライン書店での扱いですが、アマゾン(予約可能)がこちらで、honto(12月20日現在買物カゴなし)がこちら〔同リンク先で丸善およびジュンク堂書店の店頭在庫の有無もご確認いただけます〕です。帳合を考えると、セブンネットショッピングでの扱い開始が一番早くなる可能性もあるかもしれません。

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by urag | 2016-12-20 12:02 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2016年 11月 15日

12月上旬発売予定:荒木経惟×荒木陽子『東京は、秋』

2016年12月6日取次搬入予定新刊:芸術/写真集

東京は、秋
荒木経惟×荒木陽子【著】
月曜社 2016年12月 本体価格3,500円
A5判[天地225mm×左右152mm]並製208頁 ISBN:978-4-86503-036-5

アマゾン・ジャパンでご予約受付中
hontoでの商品頁はこちら

東京との〈情交〉を私写した名作がワイド+ダブルトーンになって20余年ぶりに復刊!妻・荒木陽子との対話がアラーキーの原点と本質を引き出す。「1972年の季節はいつだったか忘れたが、電通をやめた。コマーシャルはやらないことにしたので、とーぜん仕事なんざあるはずがない。/初めから写真をやりなおそー、とゆーことで、50ミリレンズ付きのペンタックス6×7を三脚につけて、それをかついで街を歩き出した。/それは1972年の秋のことだった」。

*本書は、1984年に三省堂、1992年に筑摩書房から刊行された同書名の作品に、判型とレイアウトを変更し、エッセイ「「東京は、秋」の頃」(初出「アサヒカメラ」1983年7月増刊号)と英語訳(抄訳)を加えたものです。装幀:菊地信義

◆荒木経惟(あらき・のぶよし)1940年東京・三ノ輪生まれ。電通在職中に妻・陽子との旅行を写した『センチメンタルな旅』(1970年)を自費出版(2016年に河出書房新社より復刊)。2016年、ギメ東洋美術館(パリ)で作品数400点を越える規模で展覧会を開き、大きな反響を呼んだ。

◆荒木陽子(あらき・ようこ)1947年東京・千住生まれ。電通入社2年目、当時電通のカメラマンだった荒木経惟と出会い、1971年7月7日に結婚。1990年1月27日、子宮肉腫のために死去。夫・荒木経惟との共著に『愛情旅行』『10年目のセンチメンタルな旅』『東京日和』などがある。

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by urag | 2016-11-15 00:52 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)