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カテゴリ:近刊情報( 223 )


2017年 10月 18日

11月下旬刊行予定:ジャン・ウリ『コレクティフーーサン・タンヌ病院におけるセミネール』

2017年11月21日取次搬入予定 *人文/医療

コレクティフーーサン・タンヌ病院におけるセミネール
ジャン・ウリ著 多賀茂/上尾真道/川村文重/武田宙也 訳
月曜社 2017年11月 本体3,800円 46判(縦190mm×横130mm×束26mm)ハードカバー装上製424頁 ISBN:978-4-86503-053-2

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

内容:人びとが集団を形作りながら個々の特異性を尊重するための、「ほんのちょっとしたこと」とは何か。それは、私たちに何をもたらすのか。「コレクティフ=人々が集まること、動くこと」をめぐる思索と対話。ラカンらの理論から紡ぎ出される思考を土台とする精神病治療の日常的実践について考察したこのセミネール(1984年9月~1985年6月)の記録は、社会の様々な場面に存在する「疎外」に抵抗するための、何らかのヒントを私たちに与えてくれるだろう。「病院の病気」を治す「制度を使う精神療法」の理論と実践の書。ピエール・ドゥリオン「序文」、ミシェル・バラ「新版のための前置き」。

目次:
はじめに(多賀茂)
序文
一九八四年九月十九日
一九八四年十月十七日
一九八四年十一月二十一日
一九八四年十二月十九日
一九八五年一月十六日
一九八五年二月二十日
一九八五年三月二十日
一九八五年四月十七日
一九八五年五月十五日
一九八五年六月十九日
補遺
 序文(ピエール・ドゥリオン)
 新版のための前置き(ミシェル・バラ)
後書き(多賀茂)
索引

原書:『LE COLLECTIF : Le Séminaire de Sainte-Anne, Préambule à la nouvelle édition de Michel BALAT, Préface de Pierre DELION』(Champ Social Éditions, 2005)

ジャン・ウリ(Jean Oury, 1924–2014):フランスの精神科医・思想家。20世紀後半のフランス精神医療に大きな貢献を残した。1953年以来自身が院長を務めるラ・ボルド病院において、患者やスタッフとともに「制度を使う精神療法」の実践に取り組んできた。その後、フェリックス・ガタリというたぐいまれな想像力と活動力を備えた人物も病院のスタッフに加わり、ウリとともに様々な試みに取り組んだ。また、ラカンの最も重要な理解者のひとりでもあった。著書の訳書に『精神医学と制度精神療法』(三脇康生監訳、廣瀬浩司/原和之訳、春秋社、2016年)がある。

訳者:多賀茂(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)/上尾真道(滋賀県立大学など非常勤講師)/川村文重(慶應義塾大学商学部専任講師)/武田宙也(京都大学大学院人間・環境学研究科准教授)

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by urag | 2017-10-18 17:58 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 10月 06日

11月初旬発売予定新刊:南嶌宏美術評論集『最後の場所』

2017年11月1日取次搬入予定 *芸術/美術

最後の場所 現代美術、真に歓喜に値するもの
南嶌宏美術評論集
月曜社 2017年11月 本体3,500円 46判(縦188mm×横128mm×束33mm)上製592頁 ISBN:978-4-86503-052-5

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

いわき市立美術館、広島市現代美術館、熊本市現代美術館など、国内の主要な現代美術館の設立に参画し、同時代のアーティストたちと火花を散らすように共闘し、「私たちが回復すべきもの――複数の視覚、複数の言語、複数の貨幣、複数の記憶が響き合う世界」へ向けての実践=〈美術の現場〉からつむぎあげた類のない美術評論集(遺稿)。本書編集委員:倉森京子(NHK)・日沼禎子(女子美術大学)・保坂健二朗(東京国立近代美術館)。

【本書で取り上げた主な作家たち】草間彌生、横尾忠則、舟越桂、森村泰昌、宮島達男、日比野克彦、やなぎみわ、岡本太郎、塩田千春、八谷和彦、遠藤彰子、殿敷侃、崔在銀、マリーナ・アブラモヴィッチ、アン・ハミルトン……。

南嶌宏(みなみしま・ひろし:1957~2016)。長野県生まれ。元・女子美術大学芸術学部芸術学科教授。キュレーターとして「生人形」(2004年)、「ATTITUDE2007 人間の家」(2007年)など話題となる展覧会を多数企画。2009年第3回西洋美術振興財団学術賞受賞。プラハ国際芸術トリエンナーレ2008国際キュレーター、第53回ベネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー(2009年)を歴任。著書に『ベアト・アンジェロ 天使のはこぶもの』(トレヴィル、1992年)、『サンタ・マリア』(トレヴィル、1993年)、『豚と福音』(七賢出版、1997年)がある。美術を通したハンセン病への社会的偏見に対する活動や、生人形や見世物文化の価値を再発見する取り組みを行ってきた。

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by urag | 2017-10-06 09:56 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 15日

10月新刊その2:甲斐義明編訳『写真の理論』

2017年10月17日取次搬入予定 *芸術/写真

写真の理論
甲斐義明 編訳
月曜社 2017年10月 本体2,500円 46判(縦190mm×横130mm×束16mm)ソフトカバー装312頁 ISBN:978-4-86503-051-8

写真史と写真の論理を読み解くための英米語圏の重要論考五篇を翻訳。編訳者による詳細な解説(100頁)とブックガイドを付す。

収録論考[バッチェンをのぞき、四篇は本邦初訳]
ジョン・シャーカフスキー(John Szarkowski, 1925-1997)「『写真家の眼』序文」1966年
アラン・セクーラ(Allan Sekula, 1951-2013)「モダニズムを解体し、ドキュメンタリーを再創案する(表象の政治学についての覚書)」1978年
ロザリンド・クラウス(Rosalind Krauss, 1941-)「写真とシミュラークルについての覚書」1984年
ジェフ・ウォール(Jeff Wall, 1946-)「「取るに足らないものの印」――コンセプチュアル・アートにおける/としての写真の諸相」1995年
ジェフリー・バッチェン(Geoffrey Batchen, 1956-)「スナップ写真――美術史と民族誌的転回」2008年

甲斐義明(かい・よしあき)1981年生。専門は写真史および近現代美術史。ニューヨーク市立大学大学院センター博士程修了(Ph.D. in Art History)。2013年より新潟大学人文学部准教授。著書に『時の宙づり――生・写真・死』(IZU PHOTO MUSEUM、2010年。ジェフリー・バッチェン/小原真史共著)など。

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by urag | 2017-09-15 12:16 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 14日

10月新刊:森山大道最新写真集『K』

2017年10月6日取次搬入予定*写真集

K(ケイ)
森山大道写真集
月曜社 2017年10月 本体2,500円 A5判(縦225mm×横152mm×束14mm)ソフトカバー装176頁(モノクロ2C:138点)
ISBN978-4-86503-050-1

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

犬は盛り場へ行けというし、猫は路地裏へ入れというし、虫は風俗街はどうよという。俗世俗界を俗のままにコピーしつづけること、東京中をうろつく日々こそ、ぼくが生き写真を撮る意味の全てなのだと感じる他ない――(森山大道)。都市の片隅、人影、さまざまな「K=景」の断片を追い求めた、最新撮り下し写真集。

* 書下し「原点と現点――ニエプスへの旅/今日の三匹」収録。
* 東京以外の写真も数点ふくまれています。
* デジタルカメラによる作品集です。

森山大道(もりやま・だいどう)1938年生。近年の出版物に、『Pretty Woman』(Akio Nagasawa Publishing, 2017)、『鉄砲百合の射程距離』(内田美紗文、森山大道写真、大竹昭子編、月曜社、2017年)、『絶対平面都市』(鈴木一誌共著、月曜社、2016年)、『Osaka』(月曜社、2016年)などがある。

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by urag | 2017-09-14 19:41 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 26日

8月新刊案内:ギルロイ『ユニオンジャックに黒はない』月曜社

2017年8月4日取次搬入予定|ジャンル:現代思想・文化研究

ユニオンジャックに黒はない――人種と国民をめぐる文化政治
ポール・ギルロイ著 田中東子+山本敦久+井上弘貴訳
月曜社 2017年8月 本体予価3,800円 四六判(縦188mm×横128mm×束30mm) 上製576頁 ISBN978-4-86503-049-5

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

内容:〈人種差別〉と〈ポピュリズム〉の結託に抗する闘いと思考――ギルロイのデビュー作、ついに邦訳なる。警察による過剰な取り締まりと暴動、レゲエやパンクなどの抵抗的音楽をつうじて戦後英国における人種差別の系譜を批判的に辿りながら、法と秩序、そして愛国心のもとで神話化された〈国民〉というヴェールを引き剝がす。

目次:

日本語版への序文
謝辞
序章 人種は月並みなものである
第1章 「人種」、階級、行為体
 対自的な人種と即自的な階級

 階級の編制

 人種の編制
第2章 「囁きが起き、戦慄が走る」――「人種」、国民、エスニック絶対主義
 「人種」、国民、秩序のレトリック

 平時と戦時における国民共同体

 国家と家族のなかの文化とアイデンティティ

 結論
第3章 無法な異邦人たち
 第二次世界大戦後の英国における黒人と犯罪

 量から質へ――パウエリズム、黒人の子どもたち、病理学

 1981年から1985年にかけての路上犯罪と象徴的な場所

 結論
第4章 反人種差別のふたつの側面
 1970年代の反人種差別

 反ナチズム、あるいは反人種差別?

 地方自治体の反人種差別

 新しい反人種差別に向けて
第5章 ディアスポラ、ユートピア、資本主義批判
 ダンスフロアの黒と白

 「立ちあがり、闘い、そしてかかわりあえ」―─ソウル、公民権、ブラック・パワー

 足止めされたラスタファーライの前進

 ファンクの裏切り者とコックニー解釈

 ドレッド文化、ワイルド・スタイル、資本主義批判

 言語の限界

 「人種」、エスニシティ、習合主義、近代性
第6章 結論――都市の社会運動、「人種」、コミュニティ
 破壊的な抵抗とコミュニティの象徴化

 終わりに
第6章への補遺
 1、報道発表

 2、コミュニティの声明

訳者あとがき
参考文献
索引


著者:ポール・ギルロイ(Paul Girloy)1956年生まれ。ロンドン大学キングス・カレッジ教授。英米文学、文化研究。大西洋岸に四散した黒人たちの歴史および音楽の研究者であり、英国の人種・民族政策についての発言などでも知られる。訳書に、ポール・ギルロイ『ブラック・アトランティックーー近代性と二重意識』(上野俊哉・毛利嘉孝・鈴木慎一郎訳、月曜社、初版2006年/新版近刊予定)。


訳者:田中東子(たなか・とうこ)1972年生まれ、大妻女子大学准教授。著書:『メディア文化とジェンダーの政治学――第三波フェミニズムの視点から』(世界思想社、2012年)。
訳者:山本敦久(やまもと・あつひさ)1973年生まれ、成城大学准教授。編著書:『身体と教養――身体と向き合うアクティブ・ラーニングの探求』(ナカニシヤ出版、2016 年)、『反東京オリンピック宣言』(共編、航思社、2016年)。
訳者:井上弘貴(いのうえ・ひろたか)1973年生まれ、神戸大学准教授。著書:『ジョン・デューイとアメリカの責任』(木鐸社、2008 年)。

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by urag | 2017-06-26 14:27 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 14日

7月上旬新刊:ロゴザンスキー『我と肉』

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2017年7月6日取次搬入予定 *人文・現代思想

我と肉――自我分析への序論
ジャコブ・ロゴザンスキー著 松葉祥一/村瀬鋼/本間義啓訳
月曜社 本体4,800円 A5判上製480頁 ISBN978-4-86503-047-1

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私とは何か――。その問いは今もなお古びてなどいない。ハイデガーの存在論とラカンの精神分析を批判的に乗りこえ、より根源的な自我の思想へとまっすぐに錨を下ろす、ラディカルな哲学。シリーズ・古典転生、第16回配本、本巻15。

目次:序論/第一部 自我殺しに抗して/第二部 デカルトへの回帰/第三部 自我分析への序論/文献一覧/事項・人名索引

ジャコブ・ロゴザンスキー(Jacob Rogozinski):1953年生。フランスの哲学者。ストラスブール大学哲学科教授。邦訳論文が複数あるが、著書は本書が本邦初訳。このほかカント、デリダ、ドゥボール、アルトーらに関する著書(いずれも未訳)がある。

松葉祥一(まつば・しょういち):1955年生。同志社大学嘱託講師。専門は哲学、倫理学。著書に『哲学的なものと政治的なもの』(青土社、2010年)ほか。
村瀬鋼(むらせ・こう):1965年生。成城大学文芸学部教授。専門は哲学、倫理学。
本間義啓(ほんま・よしひろ):1978年生。成城大学非常勤講師。専門は哲学。

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by urag | 2017-06-14 22:28 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 09日

5月末新刊:ソシュール『伝説・神話研究』

2017年5月31日取次搬入予定 *人文・現代思想・言語学

伝説・神話研究
フェルディナン・ド・ソシュール著 金澤忠信訳
月曜社 2017年5月 本体3,400円 A5判上製248頁 ISBN978-4-86503-043-3

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北欧伝説の変遷やルクレーティウスの詩を分析する神話学者としてのソシュール。草稿群に加えて、大学生時代のドイツ留学期の書簡や、さらに遡る17歳の折にイラストを添えて描いた空想冒険譚を初訳する。言語学者と並走する「もう一人のソシュール」が明らかになる。シリーズ・古典転生、第15回配本、本巻13。

目次:
北欧の伝説と説話――ジークフリートからトリスタンまで
身体の始原空〔カオス〕、語の場〔コーラ〕――愛の幻惑をめぐるルクレーティウスの11詩行
ライプツィヒからの手紙(1876‒1880年)
ポリティキュスの冒険

フェルディナン・ド・ソシュール(Ferdinand de Saussure, 1857-1913):スイスの言語学者。近代言語学の父と呼ばれる。生前は印欧歴史比較言語学の大家として知られる。死後出版の『一般言語学講義』(1916年)が20世紀後半の記号論および構造主義の理論的基盤となり、言語学だけでなく隣接諸科学にも多大な影響を与えた。

金澤忠信(かなざわ・ただのぶ):1970年生まれ。香川大学准教授。著書に『ソシュールの政治的言説』(月曜社、2017年)、訳書にジャン・スタロバンスキー『ソシュールのアナグラム』(水声社、2006年)などがある。

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by urag | 2017-05-09 22:57 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 09日

6月上旬新刊:荒木経惟『私情写真論』

2017年6月2日取次搬入予定 *芸術/写真評論

私情写真論
荒木経惟著
月曜社 2017年6月 本体1,500円 46判[天地190mm×左右125mm]並製256頁 ISBN:978-4-86503-048-8

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アラーキー写真観のエッセンス、写真論の大部分! 1964年太陽賞受賞(「さっちん」)の感想、1971年の写真家宣言「センチメンタルな旅 まえがき」からはじまる、45篇。装幀:町口覚

東京都写真美術館と東京オペラシティアートギャラリーで大規模展覧会開催
*東京都写真美術館「センチメンタルな旅 1971-2017」[2017.7.25—9.24]弊社刊行『東京は、秋』出品
*東京オペラシティアートギャラリー「写狂老人A」[2017.7.8-9.3]

荒木経惟(あらき・のぶよし):1940 年東京・三ノ輪生まれ。最近の主な刊行物に、『さっちん:オリジナル版』(2017年、河出書房新社)、『センチメンタルな旅』(2016年、河出書房新社)、『東京は、秋』(2016年、月曜社)、『写真ノ説明』(2016年、光文社新書)などがある。

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by urag | 2017-05-09 00:31 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 18日

5月中旬発売予定新刊:金澤忠信『ソシュールの政治的言説』

2017年5月15日取次搬入予定【ジャンル:人文・現代思想・言語学】

ソシュールの政治的言説
金澤忠信著
月曜社 2017年5月 本体3,000円 A5判上製160頁 ISBN978-4-86503-044-0

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

20世紀末に発見された新たな文書群を駆使し、ボーア戦争、アルメニア人虐殺、ドレフュス事件に際してのソシュールの知られざる政治的立場を読み解く。19世紀末の歴史的事件に向き合う一人のスイス人、一人の知識人としての姿を浮き彫りにする、かつてない労作。ソシュール研究の新局面。シリーズ・古典転生第14回配本第14巻。

目次:
まえがき
序章 差し挟まれたテクスト
第I章 イギリス批判
第II章 アルメニア人虐殺事件
第III章 ドレフュス事件
終章 ヴュフラン城にて
参考文献
あとがき

金澤忠信(かなざわ・ただのぶ):1970年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。現在、香川大学准教授。訳書に、ジャン・スタロバンスキー『ソシュールのアナグラム』(水声社、2006年)、フェルディナン・ド・ソシュール『伝説・神話研究』(月曜社、近刊)などがある。

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by urag | 2017-04-18 14:19 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 03月 15日

4月下旬発売予定新刊:『表象11:ポスト精神分析的主体の表象』

2017年4月18日取次搬入予定 *人文・思想

表象11:ポスト精神分析的主体の表象
表象文化論学会=編【表象文化論学会=発行、月曜社=発売】
本体予価2,000円 A5判並製312頁 ISBN978-4-86503-045-7

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

人工知能の爆発的発展、ビッグデータによる管理の遍在化、アルゴリズムを介した行動予測──人間が「内面」や「無意識」といった深みなしに捉え返されつつあるいま、「自己」や「心」はどこにあるのか? それはいかなる「主体」なのだろうか? 本特集では、ラカンの精神分析(ミレール派)と認知科学の自然主義との交錯、自閉症の前景化といった現象に着目しながら「ポスト精神分析的主体」の光景をめぐって討議する。特別掲載として、シェイクスピアのソネットを翻訳したツェランについてのペーター・ソンディの未邦訳批評を紹介。

目次:
◆巻頭言「表象からのこの不気味な撤退は何を意味しているのだろう?」佐藤良明
◆特集「ポスト精神分析的主体の表象」
 共同討議「精神分析的人間の後で──脚立的超越性とイディオたちの革命」千葉雅也+松本卓也+小泉義之+柵瀨宏平
 「因果的決定論から悲劇的行為へ──精神分析的主体をめぐって」柵瀨宏平
 「個の認知から相互行為的認知へ──行為のマイクロ分析から」細馬宏通
 「自己・再帰性・異種混交性──手帳術本の再分析を中心に」牧野智和
 「無意識と語る身体」ジャック゠アラン・ミレール|山﨑雅広+松山航平訳
 「ただひとつの生──生物学的抵抗、政治的抵抗」カトリーヌ・マラブー|星野太訳
◆特別掲載「シェイクスピア没後400年」
 「Poetry of Constancy/変わらなさの詩法──シェイクスピアのソネット105番のツェランによる翻訳について」ペーター・ソンディ|清水一浩訳
◆論文
 「合生的形象──ピカソ他《ラ・ガループの海水浴場》における物体的思考プロセス」平倉圭
 「理性の使用価値──ジョルジュ・バタイユのサド論について」井岡詩子
 「保存修復とX線の「暴力性」──キャサリン・ジルジュ《スザンナと長老達:修復後》(1998)をてがかりに」田口かおり
 「モデルに倣う──ファッションにおけるパターンの出現」平芳裕子
 「二重記述へのステップ──デヴィッド・ダンの《樹の中の光の音》における科学的視座の役割」岡崎峻
 「映像化される『雁』の世界──戦後日本映画における女性表象の生成過程をめぐって」北村匡平
◆書評
 「貧しさについて――池野絢子『アルテ・ポーヴェラ』書評」松浦寿夫
 「〈絶滅の文化〉としての演劇、その未来のために――内野儀『「J演劇」の場所』書評」小澤英実
 「身体で読む身体の喜悦――沖本幸子『乱舞の中世』書評」武藤大祐
 「古典的ハリウッド映画の継承/異化――小野智恵『ロバート・アルトマン 即興性のパラドクス』書評」山本祐輝
 「苛烈な闘争の記録――木下千花『溝口健二論』書評」蓮實重彦
 「〈原子力〉に対して哲学は何をなしうるか――佐藤嘉幸・田口卓臣『脱原発の哲学』書評」渡名喜庸哲
 「「不実なる忠実さ」の系譜――竹峰義和『〈救済〉のメーディウム』書評」海老根剛
 「「ポスト真実」時代のアートヒストリー――田中純『過去に触れる』書評」高山宏
 「「過剰」の効用――長木誠司『オペラの二〇世紀』書評」広瀬大介
 「ポピュラー音楽とメディエーション:グローバル化したアメリカ音楽と日本(そして韓国)――東谷護『マス・メディア時代のポピュラー音楽を読み解く』書評」佐藤守弘
 「ロシア現代思想というブルーオーシャン――乗松亨平『ロシアあるいは対立の亡霊』書評」東浩紀
 「〈無国籍者〉の映画論――御園生涼子『映画の声』書評」中村秀之

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by urag | 2017-03-15 22:16 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)