2012年 05月 24日
★毛利嘉孝さん(著書:『文化=政治』、共訳書:クリフォード『ルーツ』、ギルロイ『ブラック・アトランティック』 6月9日(土)の日中に行われる日本学術会議の公開シンポジウムで発表者の一人として参加されます。毛利さんの発表は「ソーシャル・メディアと公共性・社会運動・多文化主義」と題されています。フライヤーのPDFはこちら。入場無料、予約不要。当日先着順で、定員300名とのことです。 ◎3.11福島第一原子力発電所事故をめぐる社会情報環境の検証――テレビ・ジャーナリズム、ソーシャル・メディアの特性と課題 日時:2012年6月9日14時~17時30分 場所:日本学術会議講堂(乃木坂駅下車1分) 料金:入場無料、予約不要(当日先着順、定員300名) 発表:伊藤守、遠藤薫、毛利嘉孝、西田亮介 討論:正村俊之、藤垣裕子、林香里 司会:上野千鶴子 ★森山大道さん(写真集:『新宿』『NOVEMBRE』『新宿+』『大阪+』『ハワイ』『にっぽん劇場』『何かへの旅』『カラー』) 東京都写真美術館内でナディッフが運営するカフェ・ビスにて、森山大道『COLOR』刊行記念トーク&サインが開催されます。ゲストに東京都写真美術館の学芸員・笠原美智子氏をお迎えしての対談。入場料500円、定員60名で要事前予約です。予約は cafe_bis@nadiff.com へのメールにて承ります。件名を「森山大道イベント予約」とし、お名前、ご連絡先、ご予約人数をお送り下さい。折り返しカフェ・ビスより確認メールが届きます。定員に達し次第、受付終了します。 ◎森山大道『COLOR』刊行記念トーク&サイン会 出演: 森山大道×笠原美智子(東京都写真美術館・学芸員) 日時:2012年6月7日(木)18:30-20:00 (受付は18:00より) 会場:東京都写真美術館 1F カフェ・ビス 入場料:500円(ドリンク別)、定員60名。 問い合わせ:NADiff x10(バイテン)電話03-3280-3279 主催:ナディッフ/月曜社 さて、皆様御承知の通り、森山さんは今月2日、ニューヨークの国際写真センター(ICP)からインフィニティ・アワードを受賞されました。受賞記念としてICP内のショップで『カラー』のサイン入特装版限定200冊が5月3日に販売され(1冊200ドル)、またたく間に完売。この特装版はICP専用なので、日本国内で販売予定はありません。eBayなどを覗きますと、すでに恐ろしい値段でオークションに掛けられているようです。関連情報を以下にまとめます。 ICP INFINITY AWARDS Book Signing: Daido Moriyama's COLOR 週刊NY生活ニュース「ICPからアワード森山大道 いやおうなく今が勝負」5月12日付記事 "Daido Moriyama Book Signing" by icp_nyc "Daido Moriyama at ICP" by David Bivins "Daido Moriyama Signs COLOR at ICP" by lowerwestside PHOT(O)LIA "COLOR. DAIDO MORIYAMA" 2012年 05月 01日
昨日(4月いっぱい)で終了予定だった東京堂書店神田神保町本店1Fエスカレーター前での月曜社全点フェア(月曜社書店)は、5月11日まで会期が延長されることになりました。先週末より小冊子「Special Interview with 月曜社」も店頭で配布されています。フェア担当者の清都正明さん(3rdフロアマネージャー)のご質問に私が答えるかたちのものです。また、フェア最終日には以下のイベントも行います。 ◎編集者ライブトーク「公開編集会議2012~月曜社編~」 日時:2012年5月11日(金)18:00~ 場所:東京堂書店神田神保町本店 カフェ1F席 出演:小林浩(月曜社)×清都正明(東京堂書店)×三浦亮太(東京堂書店) 参加無料、予約不要 内容:TOKYODO PRIME COLLECTION第6弾「月曜社書店」の開催を記念し、フェア最終日に「公開編集会議」を行います。出版社に出してもらいたい本や、編集者に聞きたいことなどを、様々な提案や質問を、東京堂と会場の皆さんから月曜社にぶつけます。参加無料、予約不要。 公開編集会議というのはもうずいぶん昔(2005年9月30日)からやろうとしていたことではありましたが、今回ようやくその機会が巡ってきたという感じです。編集会議とは言っても、版元から一方的にプレゼンするのではなくて、会場の皆さんから日ごろの様々なご要望を伺って、その場での企画採用もありうる場になります。カフェスペースでのイベントなので、同店内のカフェで購入されたドリンクやフードに限り、持ち込み可能です。飲食しながらお気軽に参加いただけます(ただし禁煙)。皆様のお越しをお待ちしております。 なお、一昨日開催したトークイベント、森山大道×瀬戸正人「モノクロからカラーへ」には多数のご来場を賜り、まことにありがとうございました。以下は小冊子「Special Interview with 月曜社」の写真です。もし店頭にない場合は、店員さんに声をかけてみてください。 ![]() ![]() 全点フェアですが、版元品切本もまだまだ扱っています。森山大道写真集「大阪+」、瀬戸正人写真集「picnic」、クリフォード「ルーツ」、上野俊哉「アーバン・トライバル・スタディーズ」などなど。 ![]() 2012年 04月 27日
檜垣立哉『ヴィータ・テクニカ』(青土社、3月刊)と、岡本源太『ジョルダーノ・ブルーノの哲学』(月曜社、3月刊)の刊行を記念して、ジュンク堂書店難波店(大阪市浪速区湊町1丁目2-3 マルイト難波ビル)にて以下の通りトークセッションが行われます。入場無料です。皆様のお越しをお待ちしております。 ◎「ヴィータ・ノーヴァ――新しい生命哲学と人間の新生」檜垣立哉×岡本源太 日時:2012年5月27日(日)17:00~ 会場:ジュンク堂書店難波店 3階カウンター前特設会場 料金:入場無料 受付:同店カウンター、お電話にて予約承ります。 TEL:06-4396-4771 パネラー紹介: 檜垣立哉(ひがき・たつや):1964年埼玉県生まれ。1992年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は現代フランス哲学・日本哲学・生命論。主な著書に『ヴィータ・テクニカ』(青土社、2012年)、『瞬間と永遠』(岩波書店、2010年)、『フーコー講義』(河出書房新社、2010年)、『ドゥルーズ入門』(ちくま新書、2009年)、『賭博/偶然の哲学』(河出書房新社、2008年)、編著書に『生命と倫理の原理論』(大阪大学出版会、2012年)など多数。 岡本源太(おかもと・げんた):1981年生まれ。専門は哲学、美術史、思想文化論。現在は関西大学、京都造形芸術大学非常勤講師。京都大学博士(人間・環境学)。著書に『ジョルダーノ・ブルーノの哲学』(月曜社、2012年)、共著書に『『明るい部屋』の秘密――ロラン・バルトと写真の彼方へ』(青弓社、2008年)、共訳書にジョルジョ・アガンベン『事物のしるし――方法について』(筑摩書房、2011年)など。 +++ 引き続き、弊社出版物の著者や訳者の方々の最近の御活躍をご紹介します。 ◎中平卓馬さん(写真集『都市 風景 図鑑』) 以下の新刊2点が刊行されました。銀座のBLDギャラリーでは7月4日より写真展「Circulation: Date, Place, Events」が開催されるとのことです。 サーキュレーション――日付、場所、行為 中平卓馬写真 オシリス 2012年4月 本体5,000円 14×21cm/317p ISBN978-4-905254-01-0 沖縄・奄美・吐【カ】喇 1974-1978 中平卓馬写真 仲里効+倉石信乃監修 未來社 2012年3月 本体5,800円 24×26cm/158p ISBN978-4-624-90028-1 ◎ロベール・ドアノーさん(『不完全なレンズで』著者) 東京都写真美術館にて5月13日(日)まで、「生誕100年記念 ロベール・ドアノー写真展」が開催されています。それにあわせ以下の写真集が刊行されました。 Rétrospective ロベール・ドアノー撮影 クレヴィス 2012年4月 本体2,000円 25.6x18.2cm/191p ISBN978-4-904845-20-2 2012年 02月 20日
◆近藤和敬さん(『構造と生成(I)カヴァイエス研究』著者) ジュンク堂書店難波店の人文書エンド台で展開中の福島聡店長によるフェア「店長の一押し!」で、『カヴァイエス研究』を中心に近藤さんが選書した本が並んでいます。フェア名は「真理の生成? 近藤和敬『カヴァイエス研究』」。2月中旬から3月上旬まで開催されます。写真にある店長の張り紙はこちらでPDFをご覧になれます。 ![]() ◆郷原佳以さん(『ブランショ政治論集』共訳者) ◆渡名喜庸哲さん(サラ-モランス『ソドム』共訳者) 「現代思想」2012年3月臨時増刊号「レヴィナス」に寄稿されています。郷原さんは論考「「顔」と芸術作品の非-起源」(285-299頁)を執筆され、渡名喜さんはジェラール・ベンスーサン「レヴィナスと政治の問い」の翻訳(238-251頁)と、巻末の研究・文献ガイド「新しくレヴィナスを読むために」のうち、「政治」と「多様な読解に向けて」の二項を執筆されています。 なお渡名喜さんは昨年11月に共訳書を上梓されています。ジャン=ピエール・ルゴフ『ポスト全体主義時代の民主主義』(渡名喜庸哲+中村督訳、青灯社、2011年)です。渡名喜さんのご紹介によれば、「全体主義から68年を経て、マネジメント、グローバリゼーションに至るフランスの戦後の知的状況の変遷について批判的な考察を行うもの」とのことです。 ![]() ◆森山大道さん(『新宿』『NOVEMBRE』『新宿+』『大阪+』『ハワイ』『にっぽん劇場』『何かへの旅』『オン・ザ・ロード』写真家) ICP(International Center of Photography)主宰の2012年「インフィニティ賞」の「Lifetime Achievement」部門で森山さんが受賞されます。また、少し先になりますが、ロンドンのテートモダンで今年の10月10日から2013年1月27日まで森山さんの展覧会が開かれます。なお、ここしばらくネット上で噂が飛び交っている森山さんの最新作写真集『カラー』ですが、弊社より4月に発売予定です。詳細は後日発表いたします。 2012年 02月 16日
紀伊國屋書店新宿本店5F人文書売場で好評開催中のブックフェア「紀伊國屋じんぶん大賞2011」で、記念の特製小冊子の配布が始まりました。先週から配られていますが、今週、誤植を修正した改訂版が出来上がり、店頭とウェブで入手可能です。 ![]() 左開きで「読者が選ぶ人文書ベスト30の発表!」が読めます。じんぶん大賞を受賞した國分功一郎さんの『暇と退屈の哲学』(朝日出版社)への読者投票による選評と、國分さんの受賞コメント、そしてベスト30位+時点3冊の紹介と選評が載っています。PDFはこちら。なお、受賞記念のイベントとして、國分さんによる公開授業「欲望と快楽の倫理学 序章」が、来たる3月9日に紀伊國屋サザンシアターで予定されています。「『暇と退屈の倫理学』では答えられなかった問い、それが〈楽しむこと〉についての問いです。〔…〕この授業から、続編『欲望と快楽の倫理学』の探求が始まります」とのこと。 右開きでは元「現代思想」編集長の池上善彦さんの特別寄稿「世界史に参入する」が読めます。一年前に千葉雅也さんと私がやったのは「2010年に刊行された人文書を振り返る対談」でしたが、今回池上さんが書かれたのは「2011年という一年を理解するために有益な本の紹介」です。2011年に刊行されたもの以外の重要書も含め、3・11、アラブ民主革命、アメリカ、アジア、世界史へ、という5つの主題をめぐって、和洋書約100点に言及されています。PDFはこちら。これらの本はすべて当ブックフェアの3本柱の1つ「思想史的大転換期としての2011年 ――池上善彦選・これからの時代を生き抜くための2011年必読人文書+α」で販売されています。 さて、ここからは写真で今回のフェアの様子を見ていただきましょう。まず全体像がこちら。 ![]() 一番手前の棚1本がブックフェアの一つ目の柱「読者がえらんだ2011年人文書ベスト30」。 ![]() この「ベスト30」コーナーの平台で特製小冊子が配られています。無料です。 ![]() 真ん中の棚2本が二つ目の柱「「思想史的大転換期としての2011年 ――池上善彦選・これからの時代を生き抜くための2011年必読人文書+α」。和洋書あわせて約100点を展開。 ![]() そして右手の棚2本が三つめの柱「ジセダイのための教養! produced by 星海社」です。これは星海社さんの編集者6名と、「星海社新書」の著者6名の合計12名の方々が選書したフェアで、それぞれに選書コメントが付されています。和書約90点を展開。 ![]() 「紀伊國屋じんぶん大賞2011」フェアは今月いっぱいまでの開催予定でしたが、好評につき3月11日(!)まで会期延長とのことです。新宿へお出かけの際はぜひお立ち寄りになってみてください。 2012年 02月 07日
![]() ◆淵田仁さん(ルソー『化学教程』共訳者) 御論文「「政治」概念はラディカルに変化するか――オープンガバメントが切り開く新しい社会」が、西田亮介+塚越健司編著『「統治」を創造する――新しい公共性/オープンガバメント/リーク社会』(春秋社、2011年12月、119-145頁)に掲載されました。透明性、市民参加、協働、の三つの柱をもつOG(オープンガバメント)が、「目に見える大文字の政治性を有さなくても、生きることが政治となる社会」(144頁)を生み出す可能性について論じておられます。 ◆渡名喜庸哲さん(サラ-モランス『ソドム』共訳者) 御論文「「仏語圏ユダヤ人知識人会議」をめぐって――現代フランスにおける「ユダヤ性」の活力と隘路」が、東京大学大学院総合文化研究科フランス語系学生論文集『Résonances レゾナンス』第7号(レゾナンス編集委員会、2011年12月刊、85-91頁)に掲載されました。1957年に創設され、2004年まで「大会」を開催していた仏語圏ユダヤ人知識人会議の変遷を概観し、フランス現代思想におけるその活動の意義を紹介されています。 ◆佐藤嘉幸さん(バトラー『自分自身を説明すること』共訳者) 今月27日、東大駒場キャンパスにて講演されます。入場無料、予約不要です。 ◎講演会「主体化=服従化する禁止の法——バトラー『権力の心的な生』とアルチュセール、フーコー」 日時:2012年2月27日(月)18:00-20:00 場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム3 講演者:佐藤嘉幸(筑波大学人文社会科学研究科講師) ディスカッサント:千葉雅也(日本学術振興会特別研究員[東京大学]・UTCP共同研究員) 司会:佐藤朋子(UTCP) 主催:東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP) 使用言語:日本語 入場無料 事前登録不要 内容:翻訳の刊行が近日に予定されているジュディス・バトラー『権力の心的な生』(Judith Butler, The Psychic Life of Power: Theories in Subjection, Stanford University Press, 1997;『権力の心的な生』清水知子との共訳,月曜社,近刊)を出発点として、同書の翻訳者の一人である佐藤嘉幸氏に講演をしていただきます。講演後のディスカッションには千葉雅也氏も参加します。 2012年 01月 24日
近藤和敬『構造と生成Ⅰカヴァイエス研究』の刊行を記念して、ジュンク堂書店新宿店で以下の通りブックフェアが開催されています。 ◎近藤和敬選書「概念の哲学」フェア 日時:2012年1月23日(日)~ 場所:ジュンク堂書店新宿店 7F 人文思想・哲学コーナー フェア棚の全体像。一番手前の棚一本が「概念の哲学」フェアです。約30点を選書人である近藤さんのコメント付きで展開。お隣は山本達也さん選書「ポスト世俗と向き合うために――『宗教概念の彼方へ』(法蔵館、2011年)」フェアです。 ![]() フェアの看板。直下の棚最上段には、プラトン『国家』、デカルト『省察』、上野修さんのスピノザ入門、スピノザ『エティカ』、カント『純粋理性批判』、マルクス『ドイツ・イデオロギー』。 ![]() 二段目には近藤さんによる、フェアにあたっての挨拶文とデビュー作『カヴァイエス研究』、そして「真理の生成」を連載中の『現代思想』誌。三段目は、バシュラール『適応合理主義』、金森修さんの編著書3点、近藤さんが責任編集に携わっている『VOL』のエピステモロジー特集号、ラカン『エクリ』、フーコー『狂気の歴史』。 ![]() 近藤さんの挨拶文とデビュー作『カヴァイエス研究』のアップ。 ![]() 四段目は、アルチュセール『哲学・政治著作集』、今村仁司さんのアルチュセール論、ドゥルーズ『差異と反復』、ドゥルーズ/ガタリ『哲学とは何か』、グランジェ『哲学的認識のために』。五段目は、ニーチェ『権力への意志』、ラトゥール『虚構の近代』、ハーマッハー『他自律』、フッサール『論理学研究』、ヒルベルト『幾何学基礎論』。六段目は『田辺元哲学選』2点、ハイデガー『存在と時間』、バタイユ『非-知』、郡司ペギオ-幸夫『生きていることの科学』、マックレーン『数学――その形式と機能』。 ![]() ブックリストは現時点では配布されていないようですので、フェア終了後に当ブログでご紹介しようかなと考えております。なお、ジュンク堂書店新宿店さんは入居している三越の閉店に伴い、3月いっぱいで撤退。残念でなりません。 2012年 01月 18日
![]() ◆中山元さん(ブランショ『書物の不在』訳者) カント『純粋理性批判』の新訳を全7巻で完結されました。すごいですね! 現在中山さんはマルクス『資本論』第一巻第四版の新訳(日経BPクラシックス、全4分冊)を刊行中ですので、当面はカントの次なる新訳は読めないのかもしれませんが、やっぱり『実践理性批判』『判断力批判』の新訳は読みたいですよね。 純粋理性批判 7 カント著 中山元訳 光文社古典新訳文庫 2012年1月 361頁 ISBN978-4-334-75243-9 帯文より:カント哲学の最高峰を踏破。全7巻ついに完結!『純粋理性批判』の課題であった存在の領域、「あるもの」の認識からはなれて、当為の領域、「あるべし」の認識へ。最高善と「恩寵の王国」の思想をもとに、カントは理性の道徳的な使用へと考察を向ける。 カバー紹介文より:「わたしたちは神が命じたから、道徳的に行動する義務があると考えるべきではない。わたしたちは、道徳的に行為すべきことを、みずから〈内的な〉義務として考えるからこそ、こうした法則が神の命令とみなされるようになったのである。」最難関の書物をついに完全読解する! ◆廣瀬純さん(『闘争のアサンブレア』共著者、ヴィルノ『マルチチュードの文法』訳者、ネグリ『芸術とマルチチュード』共訳者) 「週刊金曜日」での連載が単行本になって河出書房新社さんより発売されます。本日取次搬入と聞きますので、明日以降順次店頭発売開始かと。また、千駄ヶ谷の「ビブリオテック」にて、刊行記念のトークイベントが行われます。 蜂起とともに愛がはじまる――思想/政治のための32章 廣瀬純著 河出書房新社 2012年1月 本体1,800円 46判並製216頁 ISBN 978-4-309-24574-4 帯文より:世界を破壊する思想入門。大地と民衆がふるえあがる現在に最もラディカルな思想と実践と表現の交点から「叛乱の叛乱」を招き寄せる俊英の疾走する思考。ドゥルーズ、フーコー、バディウ、アガンベン、ネグリ、ゴダール、イーストウッド、ベンヤミン、ベルイマン、ヴィルノ、ペソア……。 ◎廣瀬純連続講座「Ainsi s'insurgent les amoureux(こうして恋人たちは蜂起する)」 日時:第1回=2012年2月11日(土、祝)/第2回=2012年3月3日(土)15:00~17:00(14:30開場)※各トークショー単独予約も可能 会場:Bibliothèque(ビブリオテック、東京都渋谷区千駄ヶ谷3-54-2) 参加費:1,500円(当日精算・各1回につき) 予約制:電話(03-3408-9482、火~土曜12:00~20:00/日、祝日12:00~19:00)または、メール(biblio@superedition.co.jp)にて、メール受付の場合は、件名「2/11、3/3(どちらかまたは両日)廣瀬氏講義希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。50名様になり次第締切り。 「ある国が長い衰退期を経て昏睡あるいは崩壊状態に陥った場合、その救済をやむなく何らかの革命運動に見出すということはあり得ぬことではない。しかしそうした運動はそれ自体で直接、救済となるわけではない。特定の理念や傾向を担うものという資格で救済となるわけではないのだ。革命運動に救済的な何かがあるとすれば、それはまさに最もそう思えないもの、すなわち、それがもたらすアナーキー、それが生み出す暴力的混乱なのだ」(フェルナンド・ペソア「革命的偏見」1919年)。 第1回「Insurrection et cinema(蜂起と映画)」――映画作家ジャン=リュック・ゴダール曰く「今日もなお、作る権利のある映画を作ることのほうが、生きる権利のある生を生きることよりも、幾分かは容易であるように思われる。」 健康で文化的な最低限度の生活を営む権利が問題なのではもちろんない。革命への権利、革命を生きる権利が問題なのでもない。蜂起への権利、蜂起を生きる権利が問題なのであり、文学者モーリス・ブランショが「文学と死ぬ権利」を語った際の、その「死ぬ権利」、すなわち、死を生きる権利が問題なのだ。「私は死を恐れていません。死を直視するときに引き起こされる感覚はアナキストのそれであり、既存の社会のあり方を脅かすものなのです」(ヴェルナー・シュレーター)。 第2回「Zeichen unter uns...(徴〔しるし〕は至る所に......)」――ミシェル・フーコー『監獄の誕生』からフリッツ・ラング『M』、オーソン・ウェルズ『オセロ』を経て、マノエル・デ・オリヴェイラ『メフィストの誘い』へ。すなわち、「顔をもたない敵」を日常生活のただなかに書き込む企てから、イアーゴの囁き、聖書配布人の知らせ(シャルル=フェルディナン・ラミュ)を経て、「説明不在の光のなかいっぱいに広がる記号の横溢」へ。要するに、「三面記事」がいかにして蜂起を準備するまでに至るのか。「世界が作られたのは、我々がそれについて考えを巡らすためではなく、共感をもってそれを見るためだ。愛することは永遠の無垢であるが、唯一の無垢とは思考しないということなのだ」(ペソア)。 ◆渡邊未帆さん(大里俊晴『マイナー音楽のために』『ガセネタの荒野』企画者) TOKYO MXテレビの平日夕方の番組「5時に夢中」のコーナー「装丁ジャンケン」(2012年1月12日放送)に出演され、『ガセネタの荒野』についてアピールしてくださいました。ジャンケンのお相手は、神保町の古書店「ブック・ダイバー」さんでした。なお念のため申し上げますと、渡邊さんは「弊社の編集者」ではありません。弊社のむさくるしい編集者に代わって御出演いただけたのでした。渡邊さん、ありがとうございました! 2011年 12月 31日
◎《情況を読む@新宿VOL.41》「いろんな人がいろんな事を言っていて、でも、結局、自分で考えるしかないんだろうなと思った。」 場所:紀伊國屋書店新宿本店3F震災関連書特設コーナー(棚番号A-71、72) 会期:開催中~2012年1/15(日)(予定) お問合せ:紀伊國屋書店新宿本店 03-3354-0131 内容:日々うつりゆく「情況=いま」を、ある視点(テーマ)で切り取って、「今だからこそ読みたい」本をあつめる紀伊國屋書店新宿本店の常設ブックフェア「情況を読む」。今回は「公」「近代」「実存と他者」「資本制」「水俣病」「オウム」「主権者と社会」といった問題領域ごとに、セレクト。 ★選書人は本店仕入課の大籔宏一さん。人文社会書業界で知らぬ者はいないカリスマ書店員さんです。問題領域「実存と他者」で、弊社の書籍3点(ジュディス・バトラー『自分自身を説明すること――倫理的暴力の批判』、ヘント・デ・ヴリース『暴力と証し――キルケゴール的省察』、エンツォ・パーチ『関係主義的現象学への道』)が選ばれています。特にご注目いただいているパーチの本については「人間主義から関係主義へ――この着想はあらゆる視座において有効であるだろう」との選書コメントをいただきました。 ★また、新宿本店5Fの哲学思想フェア台では「美学から政治へ――アガンベンとイタリア現代思想」が本日まで開催。アガンベン、カッチャーリ、エスポジト、ネグリ、フランコ・ベラルディ、マラッツィ、ヴィルノ、ラッツァラート、マリアローザ・ダラ・コスタ、ラブリオラ、クローチェ、グラムシ、ボッビオ、パーチ、エーコ、ヴァッティモ、ペルニオーラ、ガリンベルティ、ギンズブルグ、トラヴェルソ、プラーツ、などの本が、弊社刊行書籍も含め一堂に会しています。選書人は人文書担当の藤本浩介さん。もともとは雑誌売場で活躍されていた方ですが、人文書売場に異動されてからも続々と啓発的なブックフェアを企画されています。5~6月「現代思想ビギナーズvol.1 文庫・新書・選書で学ぶ『現代思想』」 、6~7月「現代思想ビギナーズvol.2 文庫・新書・選書で学ぶ『古代・中世・近代哲学』~ソクラテスからヘーゲルまで~」、8~9月「現代思想ビギナーズvol.3 文庫・新書・選書で学ぶ『言語・論理・科学哲学』~ソシュールからドーキンスまで~」 、9~10月「思想のニュー・ジェネレーション――73~85年生まれ/現代思想の牽引者たち」など。最近、哲学思想書担当から教育書担当に異動されましたが、きっと今後も素晴らしいフェアを企画し続けてくださることでしょう。 ★今年も一年間、多くの書店さんにお世話になりました。本当にありがとうございました。写真左は、ブックファースト新宿店の人文書担当Tさんよりいただいた「2012年卓上カレンダー」。使い終わった月は左端を切り取って栞として使えるというもの。今月初旬に、店頭で2000円以上お買い上げのお客様にプレゼントされていました。写真右は、東京堂書店神田本店の3F人文書担当・三浦亮太さんが不定期発行しておられるフリーペーパー「三階 sanguaï」第四号です。手の平サイズの紙袋に、毎号両面にびっしりと細かい字で硬派な評論が印刷された紙片が入っており、今回は「ノート1(丹生谷貴志「鏡の魔、或いは砂浜の上の痕跡 en mode sans fin...」のための)」と「ノート2(大友真志写真集『GRACE ISLANDS』をめぐって)」が掲載されています。三浦さんは都内の人文書担当でトップレベルの筆力を持った目利きです。 ![]() ★最後の写真は、紀伊國屋書店梅田本店の3課担当Tさんが新刊のご発注の際にFAXにそえて下さった「ウラゲツ」マーク。あまりに嬉しかったので、Tさんにお願いして転載を許していただきました。Tさん、ありがとうございます。 ![]() 2011年 12月 23日
現在「紀伊國屋じんぶん大賞2011」の第一弾「人文書でふりかえる2011年~2011年に5階人文書売場で売れた本をあつめました」フェアが好評開催中の紀伊國屋書店新宿本店の5F人文書売場で、以下の通り二つのブックフェアが併催されています。なお、「紀伊國屋じんぶん大賞2011」のアンケート募集期間は1月3日まで。「続々FAX頂いています。皆様のご応募、お待ちしております」とのことです。 ◎【じんぶんや第76講】 佐々木敦選「未知との遭遇 ―本物の思考を開始するために―」 紀伊國屋書店新宿本店5階の月がわりブックフェア「じんぶんや」、今月の選者は佐々木敦さんです。『ニッポンの思想』(講談社新書)の「続編」と位置付けられる今月新刊『未知との遭遇――無限のセカイと有限のワタシ』(筑摩書房)をテーマに、エッセイと選書コメントをお寄せ頂きました。 場所:紀伊國屋書店新宿本店 5Fカウンター前 会期:2011年12月16日(金)~1月中旬 お問合せ:紀伊國屋書店新宿本店5階 03-3354-5700 未知との遭遇――無限のセカイと有限のワタシ 佐々木敦著 筑摩書房 2011年12月 本体1,800円 46判336頁 ISBN978-4-480-84298-5 内容:オタク的感性が普遍化したゼロ年代、そして今、ネット的セカイが完成した。ポジティヴな「生き方」はいかにして可能か。情報科学からポップカルチャーまでを総動員、この世界と、一度きりの生を肯定するための哲学的「自己刷新」本。 目次: はじめに 一日目 無限のセカイと有限のワタシ A面 世界の果て? B面 おたくからオタクへ 二日目 タイムマシンにお願い A面 偶然について B面 運命について 三日目 UNKNOWNMIX! A面 不可能世界論 B面 未知との遭遇 あとがき ![]() ◎【今こそ!人文書宣言 第25弾】 國分功一郎選「 『暇と退屈の倫理学』から歩き出す」 紀伊國屋書店新宿本店5階の常設ブックフェアコーナー「今こそ!人文書宣言」。記念すべき第25弾は『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社)が大きな反響を呼んでいる國分功一郎さんセレクトによるブックフェアです。題して「『暇と退屈の倫理学』から歩き出す」。同書の思考を深め、さらにその先へと向かうための本をお選びいただきました。選書コメントはこちら。 場所:紀伊國屋書店新宿本店 5Fエレベーター横壁棚 会期:2011年12月10日(土)~2012年1月20日(金) お問合せ: 紀伊國屋書店新宿本店 03-3354-5700(5階直通) 暇と退屈の倫理学 國分功一郎著 朝日出版社 2011年10月 本体1,800円 四六判並製402頁 ISBN978-4-25500613-0 版元内容紹介文:朝日新聞やニューヨークタイムズのインタビューで注目を浴びる気鋭のスピノザ研究者が、「3.11以降の生き方」を問う。潑剌と、明るく、根拠をもって「よりよい社会」を目指す論客のデビュー。何をしてもいいのに、何もすることがない。だから、没頭したい、打ち込みたい……。でも、ほんとうに大切なのは、自分らしく、自分だけの生き方のルールを見つけること。 目次: まえがき 序章 「好きなこと」とは何か? 第一章 暇と退屈の原理論──ウサギ狩りに行く人は本当は何が欲しいのか? 第二章 暇と退屈の系譜学──人間はいつから退屈しているのか? 第三章 暇と退屈の経済史──なぜ“ひまじん”が尊敬されてきたのか? 第四章 暇と退屈の疎外論──贅沢とは何か? 第五章 暇と退屈の哲学──そもそも退屈とは何か? 第六章 暇と退屈の人間学──トカゲの世界をのぞくことは可能か? 第七章 暇と退屈の倫理学──決断することは人間の証しか? 結論 あとがき 注 < 前のページ次のページ >
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