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2017年 05月 17日

重版出来:『表象11:ポスト精神分析的主体の表象』2刷

表象11:ポスト精神分析的主体の表象』の重版(2刷)が本日5月17日、できあがりました。補充予約を入れていただいた書店様のご発注分は明日より順次取次搬入となります。

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by urag | 2017-05-17 21:41 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 28日

メモ(16)

故桑原武夫先生のご遺族が京都市に寄贈した蔵書1万421冊を一昨年、市右京中央図書館副館長だった女性職員(57歳、生涯学習部部長から課長補佐へ降任)が廃棄していた件の無残さは言うまでもありません(毎日新聞京都新聞その1その2読売新聞日本経済新聞朝日新聞)。おそらく蔵書家の多くはそもそも以前から図書館への寄贈に懐疑的だったはずですが、それを念押しする一例となってしまいました。

目下、出版業界をざわつかせているのは、「7月1日問題」です。版元営業の「記述師文庫堂」さんのツイートや、ひつじ書房のM社長のfacebookでの投稿をご参照ください。アマゾンから日販に日々飛んでいるバックオーダー(既刊書補充発注)の終了予定が6月30日なのです。この件については留意すべきことがドミノ式に増えていくため、まとめるのがしんどいのですが、しいてまとめると以下のようになります。

1)日販※がロングテールの在庫を抱えるのは現実的に無理では。
 ※納期短縮を懸命に推進してきたウェブブックセンターへのさらなる負担増大はリスキー。
 ※取次最大手と言えども王子RCのほかに巨大物流倉庫を一社単独で新設することは想像できない。
2)大阪屋栗田※がバックオーダーを支えきるのも無理では。
 ※現在でも日販で調達できない分の発注は大阪屋栗田に飛んでいる。
 ※アマゾン通達のQ&Aでは大阪屋栗田経由ではなく版元直取引の検討をと促している。
3)版元すべて※がアマゾンと一挙的に直取引になる可能性は低いのでは。
 ※継続的な出版活動をしているいわゆる「アクティブ」状態にあると思われる約2000社が想定される。
 ※そのほとんどは小零細企業。ヤマトや佐川が運賃値上げするのに、アマゾンの各拠点への分散小口納品などできません。
4)トーハン※がバックオーダーを引き受ける可能性も低いのではないか。
 ※大阪屋や日販がさんざんアマゾンに振り回されるのを見てきたわけで。
 ※現在でもコミックと雑誌の、アマゾンへの調達を担当。

アマゾンもずいぶんとスレスレなカードを切ったものだ、というのが営業マンたちが囁き合っている本音です。また、本件はロングテールを維持するためのキックバック要求や、運賃上昇に伴う取引条件の改定、などが今後アジェンダ化する可能性と必然的に隣り合わせになっています。栗田や太洋社に続いてここでも問題なのは物流という足腰がすっかり弱くなっている現状です。ようするに今回のアマゾン通達は出版業界をなぎ払うかもしれない嵐がすぐそこまで近づいていることを意味しているわけです。

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ようやく「文化通信」の記事が出ました。「アマゾンジャパン、日販非在庫品の取り寄せ発注を終了へ」(2017年4月28日付)に曰く「アマゾンジャパンは4月28日、日本出版販売(日販)が非在庫書籍を出版社から取り寄せる「日販バックオーダー発注」を6月30日で終了することを、出版社に通知した。これにより、一時的に売上機会減少のリスクがあるとしながら、出版社に対して同社との直接取引による商品供給を検討するよう求めている」。

「記述師文庫堂」さんが指摘している通り、在庫ステータス11番(在庫あり)以外の引当率が低いのは当たり前なのです。それを日販のせいにするのは無理があります。たとえば22番(重版中)や32番(版元品切)、33番(品切重版未定)はそもそも版元に商品がないのですから、版元と直取引したって引当率が上がるはずはありません。大取次にガチで無茶振りをするような会社を相手に、どの出版社が喜んで直取引をするというのでしょうか。最大手の講談社に対してすら電子書籍の取り扱いで酷い仕打ちをしているのが周知の事実なのに。一時的な売上機会減少のリスクどころではなく、ロングテール喪失の危険すらあるのに。

アマゾンがここまで直取引を推してくるのは、ここ数年来の相次ぐ取次危機にたいするリスクヘッジの側面もあるとはいえ、実際にアマゾンが目論んでいるほどには直取引が増えていないという現実の裏返しなのかもしれません。いきなり流通の蛇口を締めるようなことをするのではなく、「北風と太陽」の寓話を思い出してほしいところです。

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「新文化」でも記事が出ました。2017年5月1日付「アマゾンジャパン、日販非在庫書籍取寄せ発注を6月30日で終了」。ちなみにアマゾン・ジャパン合同会社の「物流輸送企画事業部」の仕事の一端は求人情報から垣間見ることができます。

思い出すべき記事その1として、「日本経済新聞」2017年3月22日付「アマゾン、本を直接集配 発売日に消費者へ」があります。曰く「アマゾンジャパン(東京・目黒)は、出版取次を介さない出版社との直接取引を広げる。自ら出版社の倉庫から本や雑誌を集め、沖縄を除く全国で発売日当日に消費者の自宅に届けるサービスを今秋までに始める。アマゾンによる直接取引が浸透すれば、取次や書店の店頭を経ない販売が拡大。書籍流通の流れが変わる節目になりそうだ。/埼玉県所沢市に1月、設立した「アマゾン納品センター」を直接取引専用の物流拠点として使う」。これは「アマゾンが用意したトラックが出版各社の倉庫に集荷に回る」というシステム。出版社から商品を委託されている倉庫会社に目を付けたのは非常に良い着眼点ではあります。これに相当の自信を持っているようですが果たして、取次を出し抜くレヴェルの「アマゾン最優遇」を版元や倉庫会社から勝ち取れるでしょうか。

思い出すべき記事その2は「東洋経済オンライン」2014年12月19日付、山田俊浩編集長記名記事「アマゾンは、なぜ出版社を「格付け」するのか――チャン社長「ぜひともビジョンを共有したい」」です。リード文に曰く「世界最大のネット通販サイトであるアマゾンは、日本でも矢継ぎ早に新しい取り組みを進めている。2014年は、出品者への融資、受け取り拠点やカスタマーサービスセンターの強化、アマゾン限定商品の拡充などを推進した。/一方、「出版業界」という狭い分野に限ると、軋轢が高まった年でもある。2014年春、同社は電子書籍のキンドルについて、一方的に「優遇マーケティングプログラム」を設定。契約を結ばない出版社を「ベーシック」、契約を結んだ出版社を品揃え、マージンなどにより「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」に格付け。格付けが高い出版社に対して集中的にマーケティング支援を行う形に切り替えた。/通常の書籍についても、アマゾンでの売り上げをチェックできるように無料で提供していた「ベンダーセントラル」を有料に切り替えた。こうしたアマゾンのやり方に多くの出版社の経営者が、危機感を覚えている」。

この「アマゾン納品センター(所沢)」と「優遇マーケティングプログラム」がアマゾンの武器なわけです。後者をめぐっては以下のような「事件」が過去にあったのを思い出される方もいらっしゃるかと思います。「サイゾーpremium」2015年7月31日付、佐伯雄大氏記名記事「出版社6社が書店に謀反!? アマゾンと安売り契約で紀伊國屋書店が大激怒!」に曰く「取次関係者は言う。「この一件は、完全に出版社の勇み足ですね。この6社はすべてアマゾンと優遇マーケティングの契約をしている会社です。〔・・・〕紀伊國屋さんが各社を呼びつけたのも、出版社がアマゾン一社を優遇するような流れにくさびを打ちたかったのでしょうね」」。

多くの版元が「アマゾン納品センター(所沢)」と「優遇マーケティングプログラム」に侵食されてしまったら、日販や紀伊國屋書店やCCCは対抗できるでしょうか。アマゾンは、直取引や優遇マーケティングプログラムに応じない版元の商品がカート落ちすることも厭わない道を、積極的に選んだわけです。

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ジャスパー・チャン氏は先に掲げた「東洋経済オンライン」のインタヴュー記事でこう述べています。「もっとも重要な点は、私たちの考えは読者と著者を重視しているということです。アマゾンを含めて、それ以外の者はすべてミドルマン(中間業者)にすぎません。もちろん出版社もミドルマンです。/著者と読者をより効率的につなぎ、読者が求めているものをきちんと届けていくためにはどうしたらいいか、ということを考える点で、アマゾンと出版社はビジョンを共有できるはずです」。

チャン氏がどれほど出版社の仕事を理解しておられるのかはこの記事からは判然としませんが、出版社を平凡な仲介者だとみなす限り、出版社とヴィジョンを共有することは無理である気がします。出版社がどれほど著者や訳者の仕事に協力し介入しているか、作品が出版されるまでのたくさんの隠れた工程を担い、さらに関連会社と連携しているか、そこを知らないままでは、出版社がただのミドルマンなどでは「ない」ことは理解できないでしょう(そしてまたアマゾン自身もただのミドルマンでは終われない責任を有しているはずです)。その点をちゃんと掘り下げて見ているのか見ていないのかわからない会社がはたして本当に著者をも大切にできるでしょうか?

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出版取次の「名状しがたいシステム担当のようなもの」でいらっしゃるというTKK8637Fさんが拙エントリーをご参照された上で次のように興味深いツイートを残してくださいました。「取次の立場から言わせていただきたいのはVANステータスちゃんと管理してない版元さんですよ。ステータス分かんない状況で取り寄せ発注したけど回答NGっていうケースが引当率下げてる。」と。TKK8637Fさんの率直なコメントに感謝します。

業界向けにまず整理しておくと出版社には、出版VANを導入している会社とそうでない会社がありますね。VANを導入していない会社のうち、取次にメールでステータス情報を提供している会社とそうでない会社がある。TKK8637Fさんが言及されているのは、「ステータスが分からない状況」とのことですから、VANを導入しておらず、取次にステータス情報も流していない版元のケースかと想像します。この手の版元が取次さんの取引出版社のうち何割を占めるのかが分からないので、「引当率を下げている」という断定の数字的根拠がどこにあるのかは窺えないものの、「ステータス情報の提供とメンテナンス」が現実問題として存在することには同意できます。

出版社目線でこの件を見つめ直すとまず、零細出版社のように出版規模が小さい場合、費用の点からVANのシステムを導入するには至りません。ただし、アマゾンなどのオンライン書店を意識している版元は取次にメールで在庫ステータス情報を送らねばならなくなる必然性があるわけで、弊社の場合はメールで提供しています。いっぽう、オンライン書店をさほど意識していない版元というのもあるでしょう。それが意図的なものなのかどうか、どんな事情があるのか、理由は様々なはずです。なかにはおそらく取次への在庫ステータス情報の提供先窓口や、情報提供そのものについてすら知らない版元が存在するであろうことが想像できます。これは意識が低いという単純な括り方で批判して済むものではありません。零細出版社の仕事環境は実に様々ですし、正直に言えば取次さんサイドの啓発活動が充分とも私には思えない。「ステータスが分からないけれども取り寄せ発注をしたところ在庫なしや出荷不可と分かる」場合、それぞれにどういった背景や事情があるのか、もう少し細部を観察するべきではないかと思います。

ちなみにメールで提供している版元が新刊を出した場合、新刊(を含めた刊行書目一覧)の最新ステータスを提供するまでは、ステータスが空欄になるか、それとも自動的に在庫ありにされるか、取次さんによって説明がまちまちなのには閉口したことがあります。どこの取次とは言いませんが、版元とのやりとりが面倒で仕方ないといった態度の方もいますね。TKK8637Fさんにとってご面倒でないならばこの件をもう少し掘り下げて意見交換したいところです、できれば実名で。

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「共同通信」2017年5月1日付記事「アマゾン、出版社と直接取引強化――日販への発注一部中止へ」に曰く「アマゾンで一時的に品切れの本が増えるなど、読者への影響が出る可能性もある。/日販広報室は「現時点ではコメントできない」としている」。

「日本経済新聞」2017年5月2日付記事「アマゾン、出版と直接取引 一部書籍、取次の日販介さず」に曰く「出版社との直接取引を拡大するアマゾンの動きが加速しそうだ」。「専用のトラックが出版社の倉庫から書籍を集めて全国の専用倉庫に運び、沖縄を除く地域で発売日当日に消費者に届けるサービスを今秋までに始める計画だ」。さりげなく「発売日当日に消費者に届けるサービス」と書かれていますが、この場合ターゲットは新刊となるわけで。

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「Net IB News」5月2日付、深水央氏記名記事「「日販飛ばし」で加速する旧世代出版ビジネスの解体」はやや粗い内容で扱いに注意を要します。

1)「ネット通販最大手のアマゾンジャパンは、今年6月から一部の既刊書籍の取り扱いについて、出版取次最大手の日本出版販売(日販)を通さず、直接出版社と取引する。」
→7月から、ではないでしょうか。

2)「出版流通では卸にあたる出版取次は、書籍の印刷部数(生産量)を決める」
→取次配本部数をあてにして初版部数を決める版元もいるかもしれませんが、いずれにせよ印刷部数を決めるのは取次ではなく出版社です。

3)「この「金融機能」を当てにして、経営の苦しい中小出版社は自転車操業でなんとかやりくりを続けているのが実態だ。出版社は印刷した書籍を取次に納品すると、商品の代金をいったん全額受け取ることができる」。
→新刊委託納品分が翌月に丸々入金されるのは中小版元ではなく、一部の特権的な大手版元のみ。中小版元はまず委託納品後に委託手数料を徴収(控除)され、6か月後に納品額から返品額を差し引いた金額が確定されてようやく7か月後もしくは8か月後に入金されます。刷って撒いた分が丸々入金される特払いによって自転車操業を続けているのは中小版元ではなく、むしろ大版元だと言うべきでしょう。

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「文化通信」5月2日付記事「日販、アマゾンの「バックオーダー発注終了」で見解」によれば、日販は5月2日、次のような見解を発表したとのこと。「これまで日販では、Amazon様と目標を共有し、出版社様のご協力もいただきながら、取り寄せ調達のスピードアップに関する改善努力を続けて参りました。/そうした中、今回Amazon様の一方的な通告を受けたことは、大変遺憾に思います。弊社を経由した出版社様からの取り寄せ調達は、Amazon様にも効果があると信じております。/今回のお申し入れのままでは、出版社様の取引の選択が狭められ、対応ができない社が出ることも懸念されます。引き続き出版社様とも改善に関するお話しをさせていただき、継続できることを希望しております。/弊社にとっても急な申し出のため、今後の対応についてはAmazon様と協議させていただければと考えております」。

今回の記事は、一気に噴出した版元の不安と、日販への懸念の昂進に配慮して発信したものと思われます。実際のところアマゾンが前言を撤回することはないでしょうけれども、今回の圧力を快く思わない版元が増えることが必至であるのもまた事実で、日販経由という選択肢を残しておいた方が現実的だとすら言えます。たとえアマゾンが版元の商品を預かる倉庫会社に集品に行くとしても、アマゾンが要求しているような取次を出し抜く最優先シフトは倉庫会社の作業単価を押し上げるだけで、アマゾンのために高い単価を支払ってまで直取引に応じうるのは、倉庫を利用している版元の一部に留まらざるをえないでしょう。倉庫に集品にいけば版元を一網打尽にできるなどともしアマゾンが考えているなら、それはきわどい賭けとなります。また直取引に応じたとしてもアマゾンによる版元カースト制度に組み込まれるだけで、とても対等な関係が築けるとは思えません。

日販としても版元が離れていくことは売上減少につながるため、そう簡単にアマゾンの言いなりになることはできませんし、事実、アマゾンへの版元の不信感が高まっている現在、状況が日販に有利に働く可能性もまだ残されています。今回のアマゾンのアクションによって、取次再編の回転が早まる可能性すらあります。つまり、アマゾン包囲網が形成される契機ともなりうるわけです。

今回の一件は広くマスコミの関心をも惹いているようで、驚いたことに日販の応答をめぐっては「サンスポ」にすら記事が出ています。5月2日付記事「アマゾンの一部発注中止に日販「一方的で遺憾」」。この記事によれば、日販は文化通信だけでなく共同通信宛にもコメントを送っているようです。

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by urag | 2017-04-28 20:11 | Trackback | Comments(3)
2017年 04月 10日

重版2刷出来:森山大道『通過者の視線』

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森山大道さんの写真論、エッセイ、対話をまとめた『通過者の視線』(2014年刊)の2刷が4月7日にできあがりました。今週末には同じく森山さんの写真集『Osaka』(2016年9月刊)の2刷もできあがる予定です。初版本は書店さんの店頭でほどなく消えていくと思われますので、ご購入ご希望のお客様はお早目にお探しいただけると幸いです。オンライン書店hontoの商品個別頁での丸善やジュンク堂の店頭在庫情報などが有益かと想像します。

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by urag | 2017-04-10 09:37 | Trackback | Comments(0)
2017年 03月 05日

メモ(14)

「山陽新聞」2017年3月5日付記事「高梁市教委への寄贈本10年放置 1.6万冊、遺族要請を受け返還」に曰く「高梁市教委に2006年に贈られた「万葉集」や備中松山藩の儒学者山田方谷に関する郷土資料などの書籍約1万6千冊が10年間にわたり放置され、寄贈者の要請を受けて市教委が昨年3月に返還していたことが、山陽新聞社による市への情報公開請求で分かった。寄贈したのは高野山大(和歌山県)名誉教授だった故藤森賢一さん=同市出身=の遺族で「利用されず残念」としている」。

「藤森さんの書籍は当時、〔・・・〕高梁中央図書館の蔵書として登録したが、スペース不足で西に約8キロ離れた旧成羽高体育館に保管。貸出時に取りに行く人員が割けないことなどから蔵書検索の対象から除外していたという。/新図書館開館(2月)に伴う蔵書整理で、夏目漱石や内田百けんの全集、所蔵していない備中松山藩、山田方谷の関連資料などを除き大半の廃棄を決定。〔・・・〕高梁市教委社会教育課は「職員数や書庫の制約で活用できず、遺族、利用者に申し訳ない。今後は寄贈本の取り扱い基準を明確化するなどして、きちんと対応したい」としている」。

新図書館(高梁市図書館)については以下を参照。

「T-SITE Lifestyle」2016年11月9日付記事「「高梁市図書館」が2017年2月オープン。コーヒーを飲みながら読書できる空間に」曰く「岡山県高梁市が、JR備中高梁駅隣接の複合施設内に建設中の「高梁市図書館」を、2017年2月4日(土)に開館する。カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下「CCC」)が指定管理者として運営する。/同図書館には、「地域コミュニティ・憩いの空間・地域物産が知れる・高梁の良さを知れる」という市民価値を実現するため、図書館内への観光案内所を移設、CCCがスターバックス コーヒー ジャパン 株式会社とのライセンス契約に基づき展開するBook & Caféスタイルの店舗を出店する。/市民も観光客もコーヒーを飲みながら図書館の本にふれ合える“Library & Café” のスタイルのもと、くつろぎの時間を利用者に提案する」。

「産経新聞」2017年2月4日付記事「「TSUTAYA図書館」全国4館目 岡山・高梁市に開館 カフェや書店併設、地元は期待」に曰く「カフェや書店も併設。社交場的な雰囲気で、初日から大勢の来館者でにぎわった。/新図書館は4階建ての複合施設(延べ床面積約3900平方メートル)内の2~4階(同2250平方メートル)に開設し、旧図書館より2万冊増の12万冊をそろえた。テラス部分を含めて356席あり、カフェで購入した飲み物とともに読書が楽しめる。/館内は吹き抜け空間で開放感にあふれ、子供専用の紙芝居コーナーや遊具、郷土史コーナーも設置。年間の来館者数は20万人を見込んでいる」。

「山陽新聞」2017年2月4日付記事「高梁市新図書館、待望のオープン 民間指定管理、カフェや書店併設」に曰く「指定管理者は、レンタル大手TSUTAYAの運営会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、本店大阪)。2階のカフェ・スターバックス、蔦屋書店、観光案内所も運営する。市は2022年3月末まで、年間約1億6千万円の指定管理料を支払う。/CCCは13年4月以降、佐賀県武雄市、神奈川県海老名市、宮城県多賀城市の計3公共図書館を運営。当初、資料価値の低い中古本購入や、ジャンルの違う本を一緒に並べるといったことが問題となった。高梁市は市教委の選書点検や、月1回程度のCCCとの意見交換の場を通し運営をチェックする方針」。

「山陽新聞」2017年2月16日付記事「高梁市図書館 もう旧館1年分来館 3万人超え、年間目標上回る勢い」に曰く「岡山県内の公共図書館として初めて民間企業が運営を担う高梁市図書館(同市旭町)の来館者数が、開館8日目で2万3399人となり、旧高梁中央図書館の年間来館者数(2015年度2万3182人)を超えた。開館11日目となる14日には3万人も突破し、目標の年間20万人を大きく上回る勢いを見せている。/藤井勇館長(66)は「従来午後5時だった閉館時間が午後9時まで延び、気軽に利用できる児童書フロアや学習室も人気。駅に直結しているため、市外からの来館も多いようだ」と話している」。

寄贈本の処分決定について高梁市教育委員会からのコメントは新聞に出ているものの、CCCのコメントはまだ出ていないようです。寄贈本の処分決定に至る過程で、図書館や市教委がどのような協議が行ったのか、だれがどのように、どういった理由で決定したのかを、山陽新聞さんにはさらに詳しく報じていただきたいところです。この一件の教訓として今後「蔵書家が図書館に寄贈するのはまったくの無駄骨だ」とならないことを祈るばかりです(すでにそれがずいぶん昔から「現実」だったとしても)。

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世の移り変わりに合わせて図書館の機能を拡張しようという議論には一種、根深い難問が含まれているように感じます。

図書館を地域の文化拠点とすることに大義はあっても、その場合「文化」をどう定義するか、図書館の「役割」をどう定義し直すかが問題となります。その議論が単なる「箱物行政」に収斂するものではないことは明らかですし、「文化の諸地層」を保存することと「何となく文化的な空気感」を醸成することは混同すべきではありません。上っ面の装いに終始することは堕落であり、反知性主義の特徴のひとつです。その装いを裏打ちするのは「心地よさ」を求める情念であって、知でも真実でもありません。情念を揺さぶるならばフェイクでも構わないわけです。それが「ポスト・トゥルース」の時代の内実です。文明崩落の光景。そうした危機感を本に携わるあらゆる職種の人々が持てないならば、出版界にもはや未来はないでしょう。

情念は素早いですが、知は遅いのです。この「知の遅効性」にこそ、図書館の存在意義を支えるひとつの鍵があるはずです。近年の図書館は即効性を求められているのでしょうか。確かに出版社にも書店にも「短期回収」が必要ですが、それはビジネスだからです。図書館や教育にビジネスを持ち込むと、必然的に長期的な視野や普遍的な価値観なるものは等閑視されます。すべてが相対化されてしまう。それは悲劇です。絶対性へと至りつくことが不可能だとしても、目指さなければならない。不可能性から目をそらした時に私たちは「落ちぶれた現実主義者」になるのでしょう。それは成熟ではなく、果てしない転落への道です。

果たして「知の遅効性」を出版界はいかにして収益事業化しうるでしょうか。世界のすべてが猛スピードで過去へと追いやられてしまうこんにち、文化的遺産はいかにして保管され、維持されうるでしょうか。激流の中で領土を削られていく中州は水没するしかないのでしょうか。それとも彼岸と地続きになりうるのでしょうか。

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by urag | 2017-03-05 12:56 | Trackback | Comments(0)
2017年 01月 27日

佐野方美写真展「SLASH」

佐野方美写真展「SLASH」

期日:2017年1月27日(金) ~ 2月5日(日)12:00~19:00 会期中無休
料金:入場無料
場所:AL(アル;東京都渋谷区恵比寿南3-7-17;電話03-5722-9799;代官山駅から徒歩5分;JR恵比寿駅から徒歩8分)

内容:佐野方美(さの・まさみ)の撮り下ろし写真集第一作『SLASH』 (スラッシュ) が月曜社より発売されることを記念して、同タイトルの写真展を開催いたします。写真集176点の中から50点程をセレクトし、デジタルプリントにて展示。作品の販売に加え、G.V.G.V.FLATと河村康輔氏との三者コラボレーションにより実現したTシャツを販売しています。

※同時開催として、2017年1月26日(木)~2月5日(日)に、NADiff Window Gallery(東京都渋谷区恵比寿1-18-4 1F)にてコラージュ作品展示しております。
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by urag | 2017-01-27 14:00 | Trackback | Comments(0)
2016年 10月 21日

ぴろぴとさん新作映像「ぼくのうち」

敬愛する映像作家のぴろぴとさんによる新作「ぼくのうち(My house walk-through)」が今週公開開始となっています。繰り返しのようで少しずつ変化が現れる進み方というのは、ぴろぴとさんを一躍有名にした「username:666」(2008年)をはじめ、「Another YouTube」(2010年)や「pokopokoshopping」(2014年)などで表現されてきた〈出口のない悪夢への滑落〉と近いもので、ぴろぴとさんに特徴的な作風。過去の映像作品の数々から推測して、今回もロケや造形の手間がかなりかかっているのではと想像しますが、どの部分がCGでどの部分が実写なのか、素人目には判然としません。ヒントとなる素材写真やロケ作業報告(作業開始は5月! 8月の暑い最中に連日12時間に及ぶもの! 蚊取り線香の煙で濛々!)はぴろぴとさんのツイッターで投稿されています。「これはホラービデオではありません」という注記が秀逸。世界各国の視聴者の中にはホラーゲーム「P.T. (Silent Hills: Playable Teaser)」や「サイレン」シリーズ(付け加えるなら「零」シリーズもでしょうか)を思い起こした方もいるようですが、あの閉鎖的な異次元空間に魅入られていた方はきっとこの「ぼくのうち」にその卓抜な発展型や瞠目すべき変奏を見るのではないかと思います。これはぜひ、いま流行のプレイステーションVRなどで再現されてほしい世界です。来月11月には本作に関連する動画を公開されるそうで、メイキングだとしたら非常に興味深いものになると思います。楽しみです。


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by urag | 2016-10-21 14:28 | Trackback | Comments(0)
2016年 09月 08日

live cameras in tokyo


tokyo tower, minato (if you can't watch it, go to tokyo tower live camera)


shibuya pedestrian scramble


shibuya


shibuya


odaiba (if you can't watch it, go to fnn)


kabukicho, shinjuku (if you can't watch it, go to TOCACOCAN)


futakotamagawa, setagaya (if you can't watch it, go to iTSCOM STUDIO & HALL live camera)


machida

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by urag | 2016-09-08 00:40 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 28日

備忘録(15)

◆2015年12月28日13時現在。

太洋社の年末年始業務について。

2015年12月28日(月)午前11:30まで【仕入窓口業務最終日】
2015年12月29日(火)平常営業【仕入窓口業務なし】
2015年12月30日(水)~2016年1月4日(月)【社休日】
2016年01月05日(火)平常営業【仕入窓口業務なし】
2016年01月06日(水)平常営業【仕入窓口業務開始日】

以上。
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by urag | 2015-12-28 13:41 | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 12日

集英社文庫ヘリテージシリーズ・ポケットマスターピース創刊

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★竹峰義和さん(共訳:シュティーグラー『写真の映像』)
集英社文庫ヘリテージシリーズの新しい「シリーズ内シリーズ」として先月末に創刊された「ポケットマスターピース」の第1回配本として、第1巻「カフカ」(多和田葉子編)と、第2巻「ゲーテ」(大宮勘一郎編)が同時発売になりました。竹峰さんは「カフカ」の巻で、「流刑地にて」「雑種」「こま」の新訳を担当されています。「カフカ」の巻に収録されているテクストはネット書店「honto」さんの商品個別頁で確認することができます(ただし収録順序がバラバラ)。「変身(かわりみ)」多和田葉子訳、「火夫」「訴訟」いずれも川島隆訳、といった代表作のほか、カフカの本職である労災保険局で作成した公文書や、婚約者などと交わした書簡も収めているのが面白いです。「ポケットマスターピース」は全13巻で、このあとバルザック、トルストイ、ディケンズ、マーク・トウェイン、フローベール、スティーブンソン、ポー、ドストエフスキー、ルイス・キャロル、ブロンテ姉妹、セルバンテスという風に2016年10月まで毎月1冊ずつ刊行されていくようです。


★水野浩二さん(訳書:ヴァール『具体的なものへ』)
澤田直さんとの共訳書『主体性とは何か?』が白水社さんより先月末に発売となりました。この本はサルトルが1961年12月12日にローマのグラムシ研究所で行なった講演「マルクス主義と主体性」および12日~14日に行われたイタリア知識人との討論(マリオ・アリカータ、ビアンキ・バンディネッリ、ガルヴァノ・デラ・ヴォルペ、レナート・グットゥーゾ、チェーザレ・ルポリーニ、グィド・ピオヴェーネ、ロンバルド・ラーディチェ、ジュゼッペ・セメラーリ、フランチェスコ・ヴァレンティーニ)の記録を中心に、編者のミシェル・カイルとラウル・キルヒハイマーによるまえがき「意識と主体性」と、フレドリック・ジェイムソンによるあとがき「サルトルの現代性」が収められています。原書は、Qu'est-ce que la subjectivité ? (Les Prairies ordinaires, 2013)です。

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先月(2015年10月25日)行われたamu Kyoto主催の連続イベント「京都に出版社をつくる(には)」の第1回目(ホホホ座・山下賢二さん+松本伸哉さん/月曜社小林浩)のイベントレポートが公開開始となりました。楽しかったひと時の記憶が蘇る心地がします。
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by urag | 2015-11-12 17:12 | Trackback | Comments(0)
2015年 02月 25日

新規開店情報:月曜社の本を置いてくださる予定の本屋さん

2015年3月20日(金)開店予定
ブックスモア大館店:書籍雑誌594坪、文具100坪
秋田県大館市清水5-1-17
大阪屋帳合。弊社へのご発注はここ半年の新刊を中心に芸術書少々。奥羽本線「大館駅」より自転車で約5分(徒歩だと約20分)の郊外店です。取次からの出品依頼書や書店の挨拶状では住所が「清水5-17-1」と記載されているのですが、出品依頼書の地図と照合し、さらに、実在する番地の中から推察すれば、「清水5-1-17」の間違いかと思われます。

ブックスモアの経営主体である秋田トヨタ自動車さんの会長と、フランチャイザーのジュンク堂書店さんの社長の連名での挨拶状によれば、「業務提携先であるジュンク堂書店の全面協力を得て〔・・・〕什器レイアウト・選書・ジャンル構成・棚詰・研修に至るまでジュンク堂書店がこれまで培ってきた経験を踏まえ、さらに進化した「立地に相応しい洗練された店」を目指す」とのことです。

500坪超の書店さんですが、弊社商品はほとんど食い込めていません。書籍雑誌の部門構成比では美術芸術3%、人文教育3%、文芸3%で、メインはコミック19%、文庫13%、趣味実用13%、雑誌11%、学参8%(辞書や語学を足すと10%)、児童書8%ということで、弊社以外の専門書版元にとっても厳しい状況かもしれません。ロングセラーではなく、直近の話題書から選書されていることを見ても、ジュンク堂さんの最近の新店舗は「脱専門書」の傾向を強めているような印象があります(あくまでも印象です)。専門書版元にとっては「頼みの綱はジュンク堂」であるだけに、この傾向が強まれば、専門書の販売はいっそうネット書店に依存せざるをえなくなると思います。ロングテールを維持できるリアル書店が少ないのは事実です(書店だけに責任があるのではなく、出版社も取次も関わりあることです)。小部数専門出版の未来が「脱リアル書店」へと傾くのかどうかはいずれ鮮明になってくると思われます。


2015年4月10日(金)開店予定
ジュンク堂書店大泉学園店:255坪
東京都練馬区東大泉1-600 Grand Emio 3F
大阪屋帳合。弊社へのご発注は、上記FC店とほぼ同じ傾向で、ここ一年の新刊が中心の芸術書、人文書、文芸書をそれぞれ数点ずつです。長らく再開発され続けてきた西武池袋線「大泉学園駅」の周辺ですが、Grand Emio(グラン・エミオ)というのは西武鉄道株式会社と株式会社西武プロパティーズの連名による昨年12月24日付のプレスリリースによれば、施設の概要は以下の通りです。

「大泉学園駅北口地区市街地再開発組合が開発を進めている「リズモ大泉学園」の低層部分に新商業施設「Grand Emio(グランエミオ)大泉学園」を2015年4月にオープンいたします。今後、西武鉄道沿線の高いマーケットポテンシャルを有する駅における、より幅広い業種を集積する商業施設については「Grand Emio(グランエミオ)」として展開することで、地域の賑わいを創出するとともに、駅ナカ商業施設「Emio(エミオ)」とともに沿線の商業施設の認知度およびイメージを高め、沿線価値の向上を目指してまいります。〔・・・〕「グランエミオ大泉学園」は、大泉学園駅北口改札からペデストリアンデッキで直結し、地下1階から3階の4フロアで構成されています。「食」×「集い」×「文化」をテーマに、地下1階にはスーパーマーケット、1階にはカフェや生花、ペデストリアンデッキと接続する2階にはベーカリーやファッション、服飾・生活雑貨、3階にはレストランのほか大型書店や音楽教室など、バラエティ豊かな28店舗を導入します」。

現在、大泉学園駅周辺にはトーハン帳合の「くまざわ書店大泉学園店」があり、いまはなき駅前の英林堂(2013年8月閉店)や、2010年2月に閉店したNOS VOS by PARCO内にあったリブロを思い出すにつけ、あけすけに言えば書店さんが増えても苦戦するだけのような気がしないでもないです。とはいえ、弊社本を扱って下さる書店さんが、知り合いが多い地域にできるというのは嬉しいことです。私だったら、地元にもしジュンク堂ができるとなれば嬉しくてたまらないです。願わくば「新刊を店頭で見たよ」という声を掛けてもらえるようになるといいなと妄想しています。


2015年4月10日(金)開店予定
BOWLららぽーと富士見店:126坪(うち書籍35坪、ほか雑貨CDなど)
埼玉県富士見市山室1-1313 ららぽーと富士見 1F
大阪屋帳合。弊社へのご発注は人文書、芸術書、文芸書など棚用と平積用あわせて十数点。上記のブックスモアやジュンク堂より俄然多い点数坪数から考えて、この採用率の高さはただただありがたいの一言です。選書は大阪屋の子会社「リーディングスタイル」のKさんですが、書店の経営自体は、紙の大手専門商社である日本紙パルプ商事株式会社が昨秋、複合書店経営事業への参入のために設立された新会社「リーディングポートJP」が行います。Kさんが移籍されたというよりは、「リーディングポートJP」さんが経営する複合書店さんの選書や商品調達を「リーディングスタイル」さんが手伝っているということなのかなと想像しています。

「マルノウチリーディングスタイル」「ソリッドアンドリキッド」「niko and...」「スタンダードブックストア茶屋町」など、セレクトショップ(書籍雑誌+文具雑貨)+カフェのコンパクトな複合型書店での選書を続々と手掛けてきた「リーディングスタイル」さんの活躍の場はますます広がりつつあるようです。「BOWL」の概要については、日本紙パルプ商事株式会社の昨年12月3日付のプレスリリースにこうあります。

「「BOWL」は、同一テーマの本と雑貨を同じ棚に陳列したり、購入前の本をカフェスペースで軽食と共に試読いただくなど、既存の書店のスタイルにとらわれない取り組みで、訪れた方が本をじっくり選べる新しい形態の書店です。また、カフェスペースにつきましては、サイン会、トークショウ等のイベント会場としての貸し出しも予定しております」。

プレスリリースに記載されている「BOWL」のロゴ画像には「READING STYLE PROJECT FUJIMI」という文字が見えます。ちなみに「新文化」2014年9月4日付のニュースフラッシュによれば、「紙の商社が書店経営に参入するのは初めて」とのことでした。また、ららぽーと富士見の概要は、三井不動産の昨年12月3日付のプレスリリースによれば、以下の通りです。

「三井不動産株式会社は、2015年4月10日(金)に埼玉県富士見市の中心地に、敷地面積約152,000m2と東武東上線エリア最大級となるリージョナル型ショッピングセンター「三井ショッピングパーク ららぽーと富士見」を開業いたします。〔・・・〕来春開業する「ららぽーと富士見」は、満足度の高いワンストップショッピングを実現する293店舗の出店に加え、建物や敷地の中に留まらない、より地域と一体化した『ららぽーと』となります。さらに、当施設はエンターテインメント機能の充実や、コト消費とショッピングを融合させた「体感型店舗」を誘致するなど、今後の『ららぽーと』の目指す姿である、“人が集まる”から“人が交流する”新しい『ららぽーと』へと進化し、多様化するニーズや新たなライフスタイルに幅広く応えていきます。「ららぽーと富士見」コンセプト――当施設の周辺は住宅地化が進みつつも、緑豊かな自然も広がる、人々のさまざまな生活の営みが交差する場所です。そこで当施設は、「人・モノ・文化が交差する新拠点~CROSS PARK~」をコンセプトに、従来の“人が集まる”から、空間、コミュニティ、体験、ショッピングを通して“人が交流する”新たな『ららぽーと』を目指します」。

「コト消費とショッピングを融合させた「体感型店舗」を誘致」という点をもう少し詳しく見てみると、「Shopping is Entertainment」を実現する体感型店舗として数え挙げられているのは、家電店のノジマ、ペットショップのペットプラス、スポーツ用品店のスーパースポーツゼビオです。BOWLは、ベイクルーズ社による“ファッション×カフェ”「j.s. pancake café」とともに、「カフェスペースを充実させて、お一人でも居心地の良い空間を提供します」と紹介されています。

ららぽーと富士見の最寄駅は東武東上線の「鶴瀬駅」ですが、基本的に徒歩圏ではなく(歩くと30分以上かかります)、バスや車での利用がメインになります。県道334号を挟んで向かい側にあります。この立地が集客にどう影響するのか、オープンが楽しみです。


2015年4月16日(木)開店予定
紀伊國屋書店アミュプラザおおいた店:446坪(売場412坪、事務所32坪)
大分県大分市要町1-14 アミュプラザおおいた 4F
トーハン帳合。弊社へのご発注は直近の新刊1点。追加発注を期待したいです。紀伊國屋書店の専務さんのお名前がある挨拶状によれば、同店は「大分市に2店舗目となる新規店舗はJR大分駅の商業施設「アミュプラザおおいた」内への出店となります。現在大分は、100年に一度の規模で大分駅周辺の再開発を進めており、一昨年には市の複合文化交流施設であるホルトホールを駅南口にオープンし、また本年4月24日には駅の北側徒歩15分の場所に大分県立美術館をオープン予定です。そしてJR大分シティにより現在大分駅が回想され、ホテル、温浴施設、商業施設が一体となった新たな駅空間として4月16日に全面開業いたします。〔・・・〕今回の商品選定にあたりましては、〔・・・〕トーハン様による市場調査をもとに、弊社チェーンの鹿児島店のデータを活用し、売れ行き良好、かつ地元のニーズに応えられる商品を厳選いたしました」とのことです。
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by urag | 2015-02-25 17:38 | Trackback | Comments(0)