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2008年 08月 17日 ( 1 )


2008年 08月 17日

【公開版】今週の注目新刊(第10回[第159回]:08年8月10日)

フロー体験とグッドビジネス――仕事と生きがい
ミハイ・チクセントミハイ(1934-):著 大森弘:監訳
世界思想社 08年8月 2,415円 46判312頁 ISBN978-4-7907-1351-7
■版元紹介文より:学生からビジネスリーダーまで必読の書!フロー(楽しみ)を体験することで、仕事は自己実現と社会貢献の場となりうる。幸福と成功へ導くビジネスとは何か、豊富なデータと世界のトップ企業リーダー三九人へのインタビューから読み解く。

★チクセントミハイは、イタリア領フィウメ(現在はクロアチア領リエカ)生まれのアメリカの心理学者。シカゴ大学心理学科・教育学科教授、カリフォルニア州クレアモント大学大学院教授などを歴任。全米教育アカデミー、全米レジャー科学アカデミー会員。

★ミハイ・チクセントミハイ(Mihaly Csikszentmihalyi, 1934-) 既訳書
79年05月『楽しみの社会学――不安と倦怠を越えて』今村浩明訳 思索社(91年06月『楽しむということ』改題再販/00年12月『楽しみの社会学〔副題ナシ〕』再改題再版、新思索社)
96年08月『フロー体験 喜びの現象学』今村浩明訳 世界思想社  
05年09月『スポーツを楽しむ――フロー理論からのアプローチ』スーザン・A・ジャクソンとの共著 今村浩明ほか訳 世界思想社

サタンが稲妻のように落ちるのが見える
ルネ・ジラール:著 岩切正一郎:訳
新教出版社 08年8月 3,255円 46判301頁 ISBN978-4-400-31996-2
■版元紹介文より:十字架による暴力の非神話化を試みたジラール思想の集大成。サタンとは何者なのか?
■本書より:「この世の王の秘密を明るみに出し、模倣的熱狂と供犠のメカニズムの真実を明らかにすることによって、受難の物語は人間的秩序の源を転覆させる。サタンの闇はもはや犠牲者の無罪を隠しとおせるほど充分に濃くはない」。「ルカによる福音書では、キリストはサタンが「稲妻のように空から落ちる」のを見る。サタンが落ちるのは、明らかに、地上へである。彼はそこで無為に留まってはいないだろう。イエスが告げているのはにわかなサタンの終焉ではない。少なくともまだそうではない。告げているのは、サタンの偽りの超越性の終焉、秩序の回復力の終焉なのだ」。

★ジラールはアヴィニョン生まれの文化人類学者。パリの国立古文書学校で中世史を学び、1950年にインディアナ大学で歴史学博士号取得。同大学やジョンズ・ホプキンス大学、ニューヨーク州バッファロー大学を経て、スタンフォード大学で教鞭を執った。2005年にアカデミー・フランセーズ会員となった。

★ルネ・ジラール(Rene Girard, 1923-)既訳書
71年10月『欲望の現象学――文学の虚偽と真実』古田幸男訳 法政大学出版局(85年06月再刊、副題変更「ロマンティークの虚偽とロマネスクの真実」)
82年11月『暴力と聖なるもの』古田幸男訳 法政大学出版局
83年06月『ドストエフスキー――二重性から単一性へ』鈴木晶訳 法政大学出版局
84年03月『世の初めから隠されていること』小池健男訳 法政大学出版局
84年06月『地下室の批評家』織田年和訳 白水社(07年12月、再刊)
85年11月『ミメーシスの文学と人類学――ふたつの立場に縛られて』浅野敏夫訳 法政大学出版局
85年12月『身代りの山羊』織田年和+富永茂樹訳 法政大学出版局
89年05月『邪な人々の昔の道』小池健男訳 法政大学出版局
97年11月『このようなことが起こり始めたら…――ミシェル・トゥルゲとの対話』小池健男+住谷在昶訳 法政大学出版局
99年03月『羨望の炎――シェイクスピアと欲望の劇場 小林昌夫+田口孝夫訳 法政大学出版局
08年02月『文化の起源――人類と十字架』田母神顯二郎訳 新教出版社
08年08月『カインのポリティック――ルネ・ジラールとの対話』ドメーニカ・マッツ共著 内藤雅文訳 法政大学出版局

NATURAL ARCHITECTURE
Alessandro Rocca:編著 大塚典子:訳
ビー・エヌ・エヌ新社 08年9月 2,940円 240x168mm 並製オールカラー216頁 ISBN978-4-86100-580-0
■版元紹介文より:18組のアーティストや建築家が、オーガニックな素材や自然環境を用いて創り出した美しく神秘的な環境アートの実録を、写真、スケッチ、模型で紹介したビジュアル・ブックです。作品自体が自然に飲み込まれ、年月と共に変化していく様は、昨今の建築ラッシュや環境破壊に疑問を呈し、サステイナブルな未来への、一歩先行く視点を与えてくれます。
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by urag | 2008-08-17 21:19 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)